第53回高松宮記念〈振り返り〉

レースラップ

レース前後半3F、35.6-35.9
勝ち馬ラップ、36.0-35.5
レースタイム、1.11.5

馬場状態

今週からBコースに変更
クッション値7.2
含水量、4角15.9%、G前15.8%
雨が降り続き、不良馬場
含水量が多く、時計は掛かりそう
Bコース変更で、内から3~4頭分くらい外のコースが良さそうだが、
不良馬場になったことで、さらに外のコースの方が、
ダメージ少なく伸びてくる
内よりは外、先行馬は消耗度が激しくなるため、差しが決まりやすい

レース振り返り

不良馬場でタイムは遅いものの、
各ラップ、0.5秒ずつ速く見積もってみると、
12.0-10.8-11.3-11.1-11.4-11.9  1.08.5 (34.1-34.4)
ややスロー気味で流れ、ほぼイーブンペースでまとめ上げる感じ
逃げ馬、先行馬には、スピードの持続力、持久力が必要で、
差し馬向きのレースだったと言える
実際、1~6着馬は、中団以降に位置していた馬だった
その中で勝ち馬が一番前目の位置にいた
今日の馬場を考えると、勝ち馬より後ろの位置では厳しかった
不良馬場への適性はもちろん勝ち要因の1つだが、
もうドンピシャの位置取りだった
GⅠレベルとは思うが、スプリント界の絶対王者出現、
とまではいかなかったね

⑬ファストフォース
前述したが、今日はベストなポジションで競馬をした
しかも外枠発走で、比較的馬場の良いコースを走れたのも大きい
ピッチ走法で、緩い馬場への適性は高そうだったが、
抜け出す時の力強さは、良かったね
ただ消耗度も高かった分、最後に外へ寄れて、
後ろの馬に迷惑掛けてしまったけど…
それでも、馬も、団野騎手も、初GⅠ制覇、おめでとう🎊

⑮ナムラクレア
おそらく勝ち馬と枠順が逆だったら、勝てていたかな
外だった分、3角で一歩下がってしまい、
その分、最後のコースも外へ出す形となり、
最後まで追い付くことが出来なかった
この馬もピッチ走法なので、こういう馬場への適性は高そうだが、
やっぱり馬場が悪くなったのは、運がなかったね
ただ今日の2着も、実力ある証明には十分なった

①トゥラヴェスーラ
終始インコースを走っていた
上手に消耗しそうなコースは外していた感じも、
それでも外目のコースよりは確実にタフであった
調教では、ピッチ走法で、ずっと同じリズムで走っていた
まさに今日のレースにドンピシャな走りをしていた馬
不良馬場への適性は間違いないだろうが、
まったりとしたペースでの持久力勝負への適性も、相当高いね

⑥ナランフレグ
この馬も、今日みたいな馬場への適性の高さ、が大きい
ただ、昨年と同様の力、勢いがあるなら、勝ち負けだったであろう
0.3秒差の4着、この分だけ、ピーク落ちしたかな

⑯グレナディアガーズ
この馬は今日の馬場は決して得意な感じの走りではない
それでも、最後方の位置から、唯一の34秒台の脚を見せた
GⅠ馬としての意地だね
でも、初めから、勝ちにこだわらない、
割り切った乗り方だった気もするが…

⑧ロータスランド
この馬向きの馬場、展開だったと思う
それでも、6着だったのは、これが現状の力なんだろう
丸一年以上、勝ち鞍無い訳だしね

⑫アグリ
先行勢では最先着
タフな展開だったが、あれを勝ち切ってこそ一流馬
最後に勝ち馬に寄られ、追い切れなかったけど…
GⅠの称号獲得には、1レベル足りないことが分かった
まだ4歳、1,400m巧者も、1,200m戦慣れは必要
そうすれば、スプリンターズSの本命候補になれそうだね

⑦ヴェントヴォーチェ
この馬は、Power感強い走りをする
不良馬場までいくと、このタイプは消耗度が激しくなり失速しがち
今日はそんな感じだったかな
でも前走のオーシャンS後にも、中山1,200mへの適性の高さに触れたが、
今から、スプリンターズSが楽しみだね

⑱ウインマーベル
今日の敗因は、馬場適性
ベストな勝ちポジションにいた訳だしね
もちろん、もう少しスタミナ、持久力を鍛える必要はあるけど…

⑤メイケイエール
今日は、随分とご機嫌斜めで、わがままなお嬢様、だったね
でも、昨年の香港スプリントで、完全に底を見せた馬
GⅡまでなら可能性あるかもしれないが、
これ以上の期待は正直酷だよね

⑪ピクシーナイト
今日は、復活した、無事レースを終えた、これだけで十分
スプリンターズSに向けて、ブランクを埋めていかなきゃね

⑭トウシンマカオ
調教でも、幼さを見せていたが、
今日みたいな馬場では、幼さは余計な消耗を生み、致命傷になる
まさにそんな結果だったかな
この馬の課題は、大人になること、完成度上げること、だね

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