【CoCシナリオ(PP神話シナリオ)】狂える神々によるリアル脱出ゲームSHOW
「狂える神々によるリアル脱出ゲームSHOW」 シナリオ作成:ガラウス=ルノヴィア
システム:クトゥルフ神話TRPG(多分?)
プレイ時間目安:不明(最短ルートを進めれば比較的早くクリアできる筈。ただ、全てやり込もうとするとどれだけ時間が掛かるか未知数)
形式:クローズド
時代:現代? (異次元に作られた? 異世界を舞台にしているため特に無し。また、販売アイテムはクトゥルフ神話TRPGに登場するものが一部を除いて選択可能。他のアイテムも何らかの方法で入手可能。なんならKPの判断で適宜追加しても良い)
推奨人数:1〜4人(あんまり多過ぎるとやること多過ぎて地獄を見る)
推奨職業:無し。
推奨技能:無し。(持っていない技能は高額なものを購入することで一応穴埋めは可能なので)
ルール:制限ダンジョンにつきアイテムの持ち込みは禁止。また、異次元に存在する特殊な異世界が舞台なため、ここで強化されたステータスと知識は全て脱出と共に戻る。キャラクターロストと、初期時点の正気度を下回った場合の数値は保持されるのでご安心を。魔術等で何かを呼び出すことができるが、基本不可逆。ミ=ゴですら脱出できないのだから、自力でここからの脱出は不可能であると思ってもらった方が良い。
今回の目的:異世界空間から脱出する。
※今回は通常のクトゥルフ神話TRPGでは使われない中途半端な数値や巨大な数のダイスロールが要求される場面が多々あるため、必要な場面ではWEBサイコロ等、乱数生成機能のあるホームページ等を必ず併用してください。
※このシナリオの著作権(財産権)は全て著作者に帰属します。二次配布や改変版の許可のない再配布、自作発言、商用他、金銭的なものが関わる使用などは禁止とさせて頂きます。
※ご質問、ご指摘等は「コメント」等でお願いします。個人的に遊ぶ場合はご自由に。改変等は、配信・リプレイなどで使用後、動画や小説などで公開する場合においてのみ。根幹に関わる過度な内容の改変はお控え頂けると幸いです。よろしくお願いします。
※リプレイ小説や動画など公開される場合は、「本シナリオの作者名」と「作品リンク」をはっきり記載して頂けるようお願い致します。できましたら、何らかの形で報告頂けると嬉しいです。
※シナリオ初制作かつ、かなりオリジナル要素が強い内容になりますので予めご承知おきください。なお、本シナリオが【プロトタイプ】なのはテストプレイを終えていないからです。ちゃんと最後まで遊べることを確認でき次第【正規版】を投稿する予定ですが、いつのことやら。
※この作品はフィクションであり、実在する人物・団体・地名等とは一切関係ありません。どこかで聞いたことがある神話関係の言葉などが見られても、それらは実在するものとは全く一切関係ありません。
※最後になりますが、このシナリオは予定している新作作品での小道具を想定したものです。そちらの執筆が進んでいない中、かなりフライング気味に出すものになります。そちらも、もし投稿された暁には読んで頂けると嬉しいです。
※第一版(プロトタイプ初期版) 2024/02/03投稿
※第二版(第一回改訂版) 2024/02/21
※「なろう(逢魔時 夕名義)」、「カクヨム(逢魔時 夕名義)」、「pixiv (逢魔時 夕名義)」にも同シナリオを公開しております。
はじめに
【シナリオ概要】
一言で表せば「長編ギミック型クローズドシナリオ」。複数のエリアでのイベントやギミックが複雑に絡み合う厄介極まりないシナリオに仕上げたつもりです。
探索者は『中央の小部屋』から出発して、四方に存在する『沙漠の古代遺跡』、『龍穴の大空洞』 、『叡智の図書館』、『欲望の賭博場』を探索しつつ脱出を目指します。
四つのエリアでエリアボスを倒すと、カードキーの入手が可能となり、『中央の小部屋』に存在するカードキー読み取り装置に差し込むことで『中央の小部屋』がエレベーターと化し、本シナリオの舞台となる『最上階〈神の間〉』へと探索者を導きます。そこで待つラスボスを倒して現実世界に帰還するというのが正規ルートになります。
ただし、今回の目的は「異世界空間から脱出する」ことであって、「ラスボスを倒すこと」ではありません。様々な武器などが購入可能で真正面から倒すこともできなくはありませんが、ラスボスを含めて特定のギミックで討伐が可能な設定になっております。ラスボスを倒す場合と倒さない場合ではエンディングが変わりますのでご注意ください。
ギミックで倒すのも良し、金に物を言わせた脳筋戦法で倒すも良し、複雑怪奇な異世界をご堪能ください。
なお、本シナリオはクトゥルフ要素が全体的に薄めです。予めご了承ください。
【KP情報】
狂った神々(クトゥルフ神話で語られるような神々とはまた別種の模様)によって苦しめられ、荒廃した世界で立ち上がった者達が毒を持って毒を制する的なノリで神の力を取り込み、その果てで狂った三人が何故か異世界を作り上げて脱出ゲームを行った。これが、この巫山戯た物語の真相となります。文句はシナリオを作成したガラウスに言ってくれ。
このシナリオの目的は【シナリオ概要】で説明した通り「異世界空間から脱出する」ことです。正規ルートでは「ラスボスを倒すこと」でクリアできますが、ラスボス三連戦はやり込みをある程度しておくか、この世界の謎を事前に暴いておかないとかなり辛い構築になっているので、必要に応じてサブクエストのルートに誘導することをお勧めします。また、ギミック情報は必ず作中人物にヒントを出させていますので、必ず人の話を聞くように促してください。逆にギミックが分かっているとかなり時間短縮ができると思います。
情報量的にかなり地獄になるとは思いますが、健闘を祈ります。
【全回復について】
シナリオ中には全回復効果を持つ技を使うエネミーが登場します。ここでの全回復とはPCのシナリオ開始時のHPやMPではなく上限値(99)、限界突破時の上限値(999)を指します。なお、この回復での正気度回復の最大値は99で、99を超える正気度を持つ場合には正気度の回復は発生しません。
探索者達の揺籠
◆【『探索者達の揺籠』の構造に関する情報】
『探索者達の揺籠』からプレイヤーはスタートする。部屋の構造はプレイヤーの人数分の休眠カプセルが置かれている『スリープルーム』、無数の調理器具が並んでいる調理台と冷蔵庫、様々な食材を選択可能な自動販売機が置かれている『キッチンルーム』、シャワーや風呂、トイレなどの水回りが集結している『シャワールーム』とこれらを繋ぐ小部屋の四つ。『スリープルーム』を北に配置して小部屋を配置し、南東に『キッチンルーム』、南西に『シャワールーム』があるイメージ。
中央にある小部屋には三つの入り口とは別に巨大な門のようなものがある。先は極彩色に彩られており、目星や聞き耳等を振っても反応はない。
基本的にはスタート地点である『スリープルーム』に関する基本情報が最初に開示され、他の部屋に移動することで情報が開示されていく。
【開始する前に】
一人ずつ1D100を振る。その出目が初期の所持金となる。単位はエルコイン(’ēl coin)。
【導入】
「探索者達は目を覚ますと見知らぬ場所にいた。どうやら、半透明な何かが包み込んでいるようだ。その半透明な何かの先には真っ白で無機質な天井が見える。立ちあがろうとすると、グィィンという音と共に半透明の何かが開いた。横には自分と同じくボロボロで簡素な白い衣服を纏った見知らぬ(あるいは見知った)者がゆっくりと起き上がり、不思議そうに辺りを見つめている。ふと、手に視線を向けると金属のリストバンドのようなものが巻かれているようだ。表面には(199,999,901から連番)という巨大な数が刻まれているようだ。見知らぬ天井、見知らぬ場所……そこから推測すると一つの可能性に行き着く。そう、自分達は知らぬ間に誘拐されてしまったのだと」
<SAN値チェック:1/1D3>……この程度では流石に動じないという心の強い方は振らなくて、どうぞ。
【KP情報】
探索者達は寝ていると、知らぬ間に超常的な力を持つ者達の手によってアブダクションされてしまった。愉快犯的にチームを組まされることとなった探索者達はここからの脱出を目指すことになる。
探索者達が(気づかない間に)体感している時間的には攫われてから数日経過しているが、地球とは時間の流れが全く違うため現実世界では一日も経過していないようである。捜索願等もおそらく出されていないだろう。
衣類は攫われた時点で処分されており、ボロボロで簡素な白い衣服のみを纏っている。「半透明の何か」と表現されている休眠カプセルの中には初期装備の欅の棒とマジックバッグ、初期の所持金(支給品)と共に入っているので忘れないように回収させるべし。
ちなみに、腕に巻かれている金属のリストバンドは何の変哲もないナンバー識別用の金属タグだが、この数字を読み取ることにより『探索者達の揺籠』と各探索者チーム用に割り当てられた部屋を繋ぐゲートを開いているため、安易にリストバンドを外してゲートを通過しようとすると何もない次元の狭間に繋がって強制的にキャラロストになる。KPには金属タグを探索者達が外さないように立ち回ることを強くお願いしたい。
【情報(『探索者達の揺籠』=『スリープルーム』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、真っ白で殺風景な部屋。部屋は清潔で塵一つない。
二、部屋は薄暗く、照明は淡く輝いている。
三、真っ白な部屋にそぐわない薄汚れた張り紙がされている。
四、探索者達が入っていた謎の機械がある。
五、SFで出てきそうな緑色の光の筋が走る両開きの銀色の扉がある。
六、カプセルの中に初期装備の欅の棒とマジックポーチ、初期の所持金(支給品)が一緒に入っている。
『詳細情報』
三、壁の張り紙について
文字はどうやら探索者達の母国語で書かれているらしい。読む際に必要な技能は無し。
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◆多機能付き高性能休眠カプセル〈コクーン〉について
圧倒的な安眠を実現する究極のカプセル。睡眠中に自動で身体の洗浄までしてくれる優れもの。
使用すると催眠ガスを噴霧して強制的に睡眠に陥らせる。健康的な睡眠時間を確保するために、一定の時間が経つまで自己起床はできないので注意されたし。
また、安眠を守るために外部からの刺激を無効化する機能が搭載されている。核実験により、至近距離で爆発しても放射能を内部まで通さず内部の使用者にダメージを与えないことを確認済み。
良き睡眠ライフを。
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四、謎の機械について
<医学>は-3%、<機械修理>、<電気修理>、<電子工学>、<コンピューター>は-5%。上記の複数の技能を掛け合わせ、平均で振る場合はそのままの値で計算し、成功すれば詳細情報が開示される。
機械を使用することで、素晴らしい眠りによって最大HPの1/2、最大MPの1/2、最大正気度の1/4が回復することが開示される。
上記の技能を使用して成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
五、両開きの扉
見た目はSFチックだが、鍵などは掛かっておらず普通に開く。
この扉を出ると『探索者達の揺籠』の『HUB小部屋』に移動できる。
<鑑定>、<機械修理>、<電気修理>、<電子工学>、<コンピューター>など(他に提案がある場合はKPの判断に委ねる)を振って調査をする場合は特段情報は得られないが、自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
扉の先に対して<聞き耳>を振った場合、「何も音が聞こえない」という情報を得られる。正気度チェックは無し。
これは、他の扉についても同様である。
六、カプセルの中のアイテム。
欅の棒とマジックポーチ、初期の所持金(支給品)が一緒に入っている。
通貨エルコインに対して<鑑定>や<目星>など(他に提案がある場合はKPの判断に委ねる)を使用した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
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武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 値段
欅の棒 <近接戦闘(格闘)> 1D3+DB タッチ 1回 非売品(売価2エルコイン/2カジノコイン)
アイテム名 効果 値段
マジックポーチ 大きさや質量を問わず10個までアイテムを収納可能なポーチ。 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン)
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【情報(『探索者達の揺籠』=『HUB小部屋』編)】
初回は北にある『スリープルーム』から確定出てくることことになる。探索者達の方向感覚では南にある部屋。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、自分達が通った扉は北方向にある。
二、自分達が通った扉と同じ形の扉が南東と南西方向にある。
三、南方向には大理石のようなもので作られた豪奢な門があるが、その先は極彩色に塗り潰されて何も見えない。
『詳細情報』
一及び二、扉について
<聞き耳>を使った場合、いずれの扉の先からも物音はないことが分かる。
三、大理石風の門
極彩色に塗り潰されており、その先は<目星>、<聞き耳>などの技能を使っても観測はできない。魔術などを用いても同様。
<目星>、<聞き耳>などの技能を使って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
この扉を出ると、いよいよ冒険の始まりの地『中央の小部屋』に入る。さあ、冒険の始まりだ!!
【情報(『探索者達の揺籠』=『シャワールーム』編)】
南西の扉を通ると行ける部屋。多機能シャワーとゆったりと入れる風呂があり、シャンプーやボディソープなどといった石鹸類も充実している浴室が探索者の人数分。更にトイレも人数分あり、洗面台も人数分あり、かなり広い部屋である。
技能を使わないで分かるものは以上の通り。ここで<目星>を振っても、石鹸類の種類とか、シャワーが多機能だとか、風呂が広いとかその程度のことしか分からない。どうやら、異界の技術などは使われていないらしくSAN値チェックなども生じない。
ちなみに、風呂に入るとリラックスして正気度が最大正気度の5/100回復する。この情報を開示するかどうかはKPの判断に委ねる。
【情報(『探索者達の揺籠』=『キッチンルーム』編)】
南東の扉を通ると行ける部屋。キッチンとダイニングに大きく分かれる。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
●ダイニング編
一、大きなテーブルがあり、その上に一枚の紙が置いてある。
二、壁には棚があり、資料などが乱雑に詰め込まれている。
●キッチン編
一、巨大な食器棚が置かれている。
二、業務用と思われる冷蔵庫が置かれている。
三、怪しげな機械が置かれている。
四、使い勝手の良さそうなコンロとIH、調理台、流し台がセットになったシステムキッチンが備わっている。
『詳細情報』
●ダイニング編
一、テーブルの上の紙
文字はどうやら探索者達の母国語で書かれているらしい。
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最近、要望の多い探索者が多くて困る。
多機能付き高性能休眠カプセル〈コクーン〉には洗浄機能がついているのに風呂に入りたいだの、シャワーをしたいだの。
美味しい料理が食べたいだの、新鮮な食材を寄越せだの。
全く、日本人という奴らの欲望はどうなっているのだ。だがその分、期待した以上の活躍はしているので困ったものだ。
致し方ないので、『キッチンルーム』と『シャワールーム』を用意してやった、感謝してもらいたいものだ。
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紙に対して<目星>か<聞き耳>を使うとその紙に得たいのしれない膨大なエネルギーが宿っていることを知る。
<SAN値チェック:1D3/1D6>
二、棚の中の資料
<目星>か<図書館>を振って成功すると二つのことが分かる。
資料はそのほとんどが読むことのできない得体の知れない文字で書かれている。解読も不可能。
その中に唯一、日本語で書かれている紙の資料を発見することができる。
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◆食材取り寄せ装置について
10エルコインを入れるごとにエルコインを入れた者の希望する食材をエルコインを入れた者の母国より一種類一点取り寄せられる。
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また、棚の中から古ぼけた写真立てを発見できる。ヒビの入った写真立ての中には三人の青年達が映っており、右上の方に小さく解読不能な『八文字』と思われる何かが書かれている。
<ポルナ=パルヴァド神話>の技能を1%以上有している場合や<万象言語理解>の技能を獲得している場合は読解することが可能である。
●キッチン編
一、巨大な食器棚が置かれている。
近づくと様々な料理に対応できる無数の食器が用意されていることが分かる。また、引き出しを調べればナイフやフォーク、箸などが入っていることを確認できる。<目星>、<聞き耳>などの技能を使う必要はなく、どこを調べるかを指定すれば分かる。
武器として持ち出すことも一応可能。具体的な数値や売却金額はここでは設定せず、KPの判断に委ねる。
二、業務用と思われる冷蔵庫が置かれている。
中にはお茶の入ったペットボトルとマヨネーズなどの調味料だけが入っている。食材は無し。
下には冷凍庫があるが、製氷皿に氷が入っているのみ。
三、怪しげな機械が置かれている。
前述の食材取り寄せ装置について。現実世界の自動販売機風でコインの投入口とタッチパネルがある。
<機械修理>、<電気修理>、<電子工学>、<コンピューター>、<目星>などの技能を振って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
四、使い勝手の良さそうなコンロとIH、調理台、流し台がセットになったシステムキッチンが備わっている。
これだけでどんな料理でもできるという完璧なシステムキッチン。引き出しを調べることでフライパンや鍋、包丁やフライ返し等の調理器具を獲得することができる。具体的な数値や売却金額はここでは設定しない。
中央の小部屋
【描写】(『探索者達の揺籠』を初めて出たときのもの)
「極彩色に塗り潰された門を通り抜けると、そこには四角い部屋があった。先程までいた部屋よりも遥かに広いその部屋には北、東、西、南――四方に先ほど通ってきた門よりも巨大な門がある。門の近くには小さな機械がそれぞれ置かれているようだ。何かを差し込めるような形状をしている。床の中心には六つの翼を持つ天使か神か何かをモチーフとしたと思われる巨大な絵が描かれているようだ。そして、部屋の中心部には背中には一対の蝙蝠のような翼を持ち、渦巻き状の楕円形の頭に無数のアンテナのような突起物が生えている、鉤爪のついた手足を多数持った薄桃色の甲殻類のような化物が巨大な虫が放つような耳障りな羽音を立てていた」
<SAN値チェック:0/1D6>
【KP情報(『中央の小部屋』編)】
物語の拠点となる重要なエリア。北に『沙漠の古代遺跡』、東に『龍穴の大空洞』、西に『叡智の図書館』、南に『欲望の賭博場』に繋がる門がある。
各エリアのエリアボスを倒すことでカードキーを手に入れることができ、このカードキーをそれぞれの門付近の機械に全て差し込むことで、エレベーター機能が起動して最上層にある『最上階〈神の間〉』まで移動することが可能。最上層まで到達すると四つのエリアには移動できなくなり、北の門と『探索者達の揺籠』へと戻る門のみが極彩色の光を残し、残る門は機能停止して完全な壁となる。
『探索者達の揺籠』へと戻る門の位置は他の門と被らない位置にお好みで配置して頂きたい。正直、どこでも支障はない。
ここにいるミ=ゴは探索者達にとって救世主となるだろう。扱うものが多いためKPは大変だと思うが、探索者達のために是非頑張って頂きたい。なお、ミ=ゴとの間で戦闘は発生しない。探索者側から攻撃を仕掛けないように誘導することを推奨する。
なお、ここでミ=ゴと遭遇することが一応各地でのミ=ゴ出現のフラグとなる。まあ、ここを経由しない方法はないため関係ないが。二回目以降のSAN値チェックは無し。
【情報(『中央の小部屋』編)】
『探索者達の揺籠』から出ると辿り着く冒険のスタート地点。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、床には六つの翼を持つ天使か神か何かをモチーフとしたと思われる巨大な絵が描かれている。
二、四方には先ほど通ってきた門よりも巨大な門が一つずつ存在する。どれも形状は同じ。
三、門の近くにはそれぞれカードのようなものを差し込めそうな穴が空いた謎の機械が備え付けられている。
四、中心部に何故かミ=ゴが一体いる。
『詳細情報』
一、床の巨大な絵。
<オカルト>、<芸術>、<考古学>、<博物学>、<歴史>、<クトゥルフ神話>のいずれの技能で振っても、その絵画に描かれた存在に該当するものがないことが判明する。
二、四方には先ほど通ってきた門よりも巨大な門が一つずつ存在する。どれも形状は同じ。
門周辺や床に<目星>を振ることで、地面に紋様が書かれていることが分かる。紋様の形は北はピラミッドのような紋様、東は龍の頭、西は本、南は金貨。
三、謎の機械。
近づくことで、カードを中に押し込むことができる構造であることが分かる。
<機械修理>、<電気修理>、<電子工学>、<コンピューター>、<目星>などの技能を振って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
四、中心部に何故かいるミ=ゴ。
近づくと「ヴヴヴという羽音を立てている。ミ=ゴはどうやら貴方達の持つコインに興味津々のようだ」というアナウンスが行われ、その後ミ=ゴがタブレットらしきものを取り出す。以後、ミ=ゴとのやり取りはタブレットを使って行われることになる。
できることはタブレットを通じた意思疎通と買い物。本シナリオではカジノのショップと並んで重要な場所となるので忌避せず早い段階で開放しておきたい。
なお、チップを渡して情報を提供してもらうこともできなくはない。その場合はKPが判断して各エリアの情報の一部を開示する。
【行商人ミ=ゴのショップについて】
最上階『神の間』以外の五つのワールドでランダムポップ(一部例外あり)するお店。中央の小部屋のみは最初のみ固定湧き。
ミ=ゴの技術を上回る謎の技術によって世界から切り離された異世界に囚われており、探索者を利用して狡猾に脱出を狙っている。
とはいえ、探索者達には善意で協力してくれるため、脱出のために互いに利用し合う関係になるのが良いだろう。
以上の情報は【KP情報】ではあるが必要に応じて探索者達に開示しても良い。
【行商人ミ=ゴのショップの品揃え】
以下の商品からランダムにKPが選択可能である。どういった区分の商品をどれだけ売るかはKPの判断に委ねるが、全ての商品を一つの行商人ミ=ゴのショップで販売しない方向でお願いしたい。衣料品や魔術書などの販売も行っていないようである。
★がついているものについては全てのショップで販売。完売と同時にそのショップは使用不可能になる。
どのような商品があるかについては全て【KP情報】に該当する。
・用心棒ミ=ゴ★
ミ=ゴが用心棒となって共に戦ってくれる。複数の店を回れば複数のミ=ゴを味方にすることもできる。利害関係で協力してくれるが、支払いの分はしっかり頑張って命を賭してくれる模様。高い支払いの分だけこき使うのが吉。販売価格は1,000,000エルコインorオレイミスリル一つ。
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(味方エネミー/NPC)
ミ=ゴ、勇敢なる科学用心棒
HP:60(固定) MP:100
STR:62 CON:61 SIZ:51 DEX:72 INT:67 POW:67 移動:7/飛行:9
一ラウンド数の攻撃は三回(二回は通常通りのDEX順、三回目はターン終了後に行う)。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ミ=ゴ』の頁を参照。その性質上、敵になることはないが、行動パターンはエネミー版とほとんど変わらない。若干強いかも。
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・ドーピングアイテム
謎の技術で作られた薬品。凄く不味い。ゲロ不味い。
基本的に+10の効果がある。一個につき、販売価格は50,000エルコイン。薬品名は以下の通り。
<薬学>などの技能を振って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
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・チカラツヨナール STR+10
・タイリョクソダーツ CON+10
・ハヤクウゴケール DEX+10
・ウツクシナール APP+10
・カシコナーレ INT+10
・ココロツヨナール POW+10
・ケガハエール 死滅した毛根が復活する。
・ケガソダーツ 髪がフサフサになる。
・ハゲール 毛根を死滅させる。
・ゲンカイトッパー 種族限界を超えた強化が可能になる。一本、100,000,000,000エルコイン。
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※種族限界を超えた強化
HPとMP、各ステータス、技能値の最大値は全て99から999まで強化上限が引き上げられる。
・万能薬
魔術と化学技術を融合させることによって生み出された万能薬。凄く不味い。ゲロ不味い。
精神的な不調からの脱却や異常状態の回復が見込める。一個につき、販売価格は50,000エルコイン。
<薬学>などの技能を振って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
・各種技能+10%
異界の洗脳科学技術を用いた能力上昇術。販売されている技能と同じ名称の技術値に+10%をプラスする。最高値である99になるまで使用することが可能。一個につき、販売価格は50,000エルコイン。見た目は光ディスク。
具体的な技能に関する情報は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。ここに載っている技能以外は原則購入不可とするが、提案があった場合はKPの判断に委ねる。
何らかの技能を使って詳細を調べようとした場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
※ <書誌学>、<ポルナ=パルヴァド神話>、<クトゥルフ神話>は購入不可。
・各種武器
『クトゥルフ神話』でお馴染みの武器の数々。詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。
時代問わず基本的に全ての武器が販売可能なため、販売価格は最低値10エルコイン、最高値は6,000エルコインの中でKPが自由に設定して構わない。(力尽きました、助けてください)。
売却価格は基本的に販売価格の半額。ただし、この辺りもKPの裁量に任せる。
本稿では行商人ミ=ゴのショップで扱う本シナリオ固有の特別な品のみを記述する。
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武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) 値段
光線銃 <射撃(拳銃)> 3D10+DB 15m 3回 ∞ 30,000エルコイン
光条剣 <近接戦闘(刀剣)> 2D10+DB タッチ 6回 50,000エルコイン
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【SUB QUEST:ミ=ゴショップのお得意様】
クエスト進行そのものが行われていることは非公開。実質【KP情報】。
ミ=ゴとの邂逅が果たされた時点で自動で開始するクエストで、用心棒ミ=ゴを通算十回雇い入れることで達成可能。
ミ=ゴから希少なアイテムをもらうことができる。
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武器名 効果 フレーバーテキスト 値段
災禍の宝玉 使用すると1/2の確率で選択した対象のHPとMPと正気度を半分にすることができる。ただし、失敗した場合は味方側の誰かのHPとMPと正気度が半分まで低下する。 「厄災が凝縮した特別な宝玉。使用すると、大いなる厄災が解き放たれる」 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン)
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※以降は四つのエリアを好きな順番で攻略することができる。ここでは、北の『沙漠の古代遺跡』、東の『龍穴の大空洞』、西の『叡智の図書館』、南の『欲望の賭博場』順に解説していく。
(→ 『沙漠の古代遺跡』へ)
沙漠の古代遺跡
【描写】(『沙漠の古代遺跡』エリアに初めて足を踏み入れた際)
「門を潜ると、そこはどこまでも広がる広大な沙漠であった。暑い日差しがジリジリと照りつける中、視界の片隅にふと緑の何かが映った。どうやらオアシスのようだ」
【KP情報(『沙漠の古代遺跡』編)】
後回しにすべきエリアランキングダントツの一位。どこかのクトゥルフTRPGのように現地での武器の調達や食料の調達もできない。
また、ラクダなどの移動手段の獲得も現地でガイドを雇い入れることもできないため、基本徒歩での移動となる。ただし、他のエリアで特定の条件を満たしていたり、車などの移動手段を購入していると一気に楽になる。
目的の遺跡への移動及び門への帰還は徒歩の場合は1D6で4以上が出た時を一回とカウントして、それが通算十回出た場合に到達できる。車やラクダなどの移動手段を得られている場合は通算四回。『龍穴の大空洞』でのイベントを終えてツアーガイドがいる場合はダイスロールはせず確定四ターンで行き来することができる。
砂漠は昼間(7:00〜17:00)と夜間(17:01〜6:59)のいずれかを選択することになる。ただし、夜間には1D6を振って4以上の場合、甦りし者の群れと戦闘になる。夜間休んでいる場合も2D6を振って合計が15以上の場合、確定で甦りし者との戦闘になるため注意されたし。
数日間、空腹の状態が続くと餓死。キャラロストとなる。→その後、甦りし者のお仲間入り、やったね!
なお、『龍穴の大空洞』にて『大滝の首飾り』を手に入れている場合、甦りし者は勝手に消滅するので戦闘は発生しない。
【情報(『沙漠の古代遺跡』=『果てなき沙漠』編)】
北の門から出ると辿り着ける砂漠エリア。広い、とても広い。果てしなく広い。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、オアシスが近くに見える。
二、それ以外は果てしなく砂漠が広がっている。
『詳細情報』
一、オアシスが近くに見える。
砂漠唯一のオアシス。何故かこの場所には甦りし者が現れない。
『龍穴の大空洞』でのイベントを終えていると、ここにツアーガイドが現れる。車に乗って砂漠を移動することが可能になる。ツアーガイドについては『龍穴の大空洞』の頁を参照。
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅡ「ワクワク沙漠の大冒険」】
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】のクリア後に解禁。砂漠をツアーガイドが案内してくれる他、戦闘にも参加してくれる。ツアーガイドの詳細は『龍穴の大空洞』を参照。
車の手配と食料、テントなどの準備までしてくれる。これぞ至れり尽くせり。
オアシスでの再会時。
「また、お会いしましたね。先日は弊社のツアーにご参加してくださりありがとうございます。あれから業績不振だった弊社のツアーにも沢山のお客様が来てくださるようになりました。本当に何とお礼を言って良いのか。本日はこの沙漠にある遺跡を目的地としたツアーを組むための下調べに来ておりまして、よろしければご一緒しませんか? 勿論、微力ながら私も皆様の探索に協力させて頂きますので」
以降はその場のノリで適当にそれっぽい台詞をでっち上げてくださるようお願いします。
『沙漠の古代遺跡』の地下五階の門まで到達すると彼女は戦闘終了後まだそこに留まる。戦闘終了後はオアシスまで自動で移動することになる。
彼女とはオアシスで分かれることになる。
その際に、「しばらくは沙漠のオアシスにいる」ことと、「近々カジノに行く旅行プランを出したいので、もしツテがあれば紹介状をもらってきて欲しい」という依頼をされる。
『欲望の賭博場』で条件を達成して紹介状を手に入れて再びオアシスに戻ってくると受け取ってもらえる。その後、ツアーガイドが『欲望の賭博場』に姿を見せるようになる。クエストの詳細については『欲望の賭博場』の頁を参照。
【砂漠の歩き方】
移動方法は1D6を振って出目で判定する。1〜3の場合は「おかしい、先ほどと景色に変化がない!」の描写、4〜6が出た場合は以下のイベントが発生する。
出目が4の場合
「探索者が歩いていると、突如として砂が舞い上がった。地面を覆う砂が消え、白い何かが姿を現す。それは、白骨化した人間の頭蓋骨だった」
<SAN値チェック:0/1D3>
【死体に関する情報】
昼の場合は死体の情報を確認することができる。纏っているのは探索者達が着ているものと同じボロボロの衣服。手首には探索者達の腕に巻かれた金属のリストバンドのものよりも小さな数字が刻印されたリストバンドが巻かれている(数字はKPが適当に決めて良い)。どうやら、彼らは先輩探索者達の成れの果てようだ。
夜の場合は白骨化した死体が甦りし者と化して襲い掛かってくる。甦りし者のステータスは後述。
出目が5の場合
「探索者が歩いていると、何かが倒れている姿が視界の端に映った。近づくと、それはまだ白骨化し切っていないカラカラに干からびた木乃伊だった」
<SAN値チェック:0/1D3>
【死体に関する情報】
昼の場合は死体の情報を確認することができる。纏っているのは探索者達が着ているものと同じボロボロの衣服。手首には探索者達の腕に巻かれた金属のリストバンドのものよりも小さな数字が刻印されたリストバンドが巻かれている(数字はKPが適当に決めて良い)。どうやら、彼らは先輩探索者達の成れの果てようだ。
夜の場合は木乃伊化した死体が甦りし者と化して襲い掛かってくる。甦りし者のステータスは後述。……何で白骨化している個体とステータスが一緒なのだろうか?
出目が6の場合
「特に何もなく、探索者達は砂漠を歩き続けた」
イベントは発生せずに移動完了。このターンはここで終わりとなる。
【描写】(『沙漠の古代遺跡』の『古き邪神の遺跡』エリアに初めて到達した時)
「昼夜を問わず歩き続けた探索者達の目の前に巨大な石の建物が現れる。瞳に禍々しく映るその石造りの建物からは生きるものの気配が全く感じられない。かつて、この建物を作り上げた者達は一体どこへ消えてしまったのだろうか?」
【KP情報(『沙漠の古代遺跡』=『古き邪神の遺跡』編)】
いよいよ遺跡探索である。所要時間は短いが、内部では沙漠以上に戦闘が発生する危険がある。出現するエネミーはエリアボスを除いて甦りし者のみ。
遺跡は一階から地下五階。かなりの広さで入り組んだ構造。また、一部の道の先には宝箱があるようだ。
宝箱の中身に関しては【宝箱からドロップする可能性のあるもの】に書かれているものの中から特に決められていない場合にKPが自由に選択可能。
また宝箱の中には宝箱モドキが紛れている。
【情報(『沙漠の古代遺跡』=『古き邪神の遺跡』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一階から地下二階、地下四階
複雑に入り組んだ通路がどこまでも続いている。一部の道は行き止まりになっており、どうやら宝箱があるようだ。
移動方法は1D10を振って出目で判定する。1と4と10の場合は「無事に進めた」と判断される。2と5の場合は宝箱を発見。3、6、7、8の場合は敵と遭遇。9の場合は一つ前のエリアに戻される。四回成功で次の階に進むことができる。
地下三階
禍々しい形状の燭台がいくつも置かれた神殿のような部屋。
土の壁で区切られており、奥には地下へと続く階段が見える。区切られた部屋の南側(探索者達が入ってきた方向)の中心部には巨大な祭壇があった。
地下五階
階段を降りると、そこには禍々しいオーラを感じる巨大な門があった。
開くことでエリアボスの間に入ることができる。次の瞬間には扉が閉まり、エリアボスとの強制戦闘へ。
『詳細情報』
宝箱に<目星>を振って成功することで、宝箱モドキと本物を見分けることができる。なお、宝箱に鍵は掛かっていない。
鍵穴がないのが宝箱モドキ。開けた瞬間にイベントが発生、お金を払うかバトルをするかの二択を関西弁で迫ってくる。
宝箱モドキとの初回遭遇時に宝箱が突然牙を剥き出しにして話しかけてきた、しかも関西弁だったという異常事態により正気度チェック。
<SAN値チェック:3/1D8>
地下三階
祭壇を調査することで、以下の資料を得ることができる。
一、バラバラの資料
二、『簒奪目録』
三、謎の短剣
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バラバラの資料
見たことのない言葉で書かれていた無数の資料が雑多に突っ込まれている。順番も何もかもが不明だ。
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ここで、『叡智の図書館』で入手可能な<書誌学>の技能を振って成功すると資料を修復することが可能。『欲望の賭博場』初回入場時に確定入手できる<万象言語理解>か<ポルナ=パルヴァド神話>の技能を持っていると、「この神殿の神が『アヴラアヴァオス』と呼ばれる存在であったこと。交戦的な神で信徒達と共に他の神や神を信仰する信徒達と戦闘を繰り広げていたこと、神々の戦争から逃げ出した弱い者達を庇護していた『龍皇ナゴンヴアグラ』の首を『アヴラアヴァオス』はその手で全て切り落としたこと、暇潰しに異界から様々なものを取り寄せたこと」が分かる。
また、『アヴラアヴァオス』を讃える言葉が書かれている。
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『簒奪目録』
ひたすらに『アヴラアヴァオス』とその信徒達が侵略行為を行って得た戦利品と手に入れた日付、あるいは異界から手に入れた数々の戦利品と手に入れた日付が書かれている書物。書かれている言語はクトゥルフ関連の言語でも地球の言語とも違う。
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<万象言語理解>か<ポルナ=パルヴァド神話>の技能がない場合にはただミミズが這いずったような文字が延々と書かれていることしか分からない。どちらか一方でも該当する技能を持っている場合は以上の情報が判明する。
三、謎の短剣。
長さは二十センチほど。どっかで見覚えがある短剣。
真鍮製らしく、塚にはトキのような鳥の彫刻が彫られ、目に真紅の宝石が嵌め込まれている。
クトゥルフ神話TRPG『サハラの果ての陽』に登場したものと同様の性質を持った短剣らしい。『外なる神』ニャルラトホテプの人間体の化身の心の臓に突き刺すことができた場合は対象一体を即死させることができる。それ以外の相手に対しては通常の短剣と同じものとして扱う。
『簒奪目録』に書かれていたもののほとんどは展示物から察するに『叡智の図書館』に運び込まれたようだが(美術品等も含む)、何故これだけ残されたのか不明。攻撃力等は他の短剣などと同値。売却額は300エルコイン。
壁に向かって『アヴラアヴァオス』を讃える言葉「アルオビオス・メケス・ケテス・ウユツァル・アヴラアヴァオス!」と唱えると、石壁がゴゴゴと音を立てる。
それと同時に石壁を構成する石が複数の探索者達目掛けて飛んでくる。
<回避>を振って失敗すると1D6のダメージを負う。正解失敗問わず石壁が崩れて先に進めるようになる。
地下五階
禍々しいオーラを感じる巨大な門を開けることで強制戦闘。門には『アヴラアヴァオス』の勇ましい姿の彫刻が彫られている。
その他、技能で調べられることはない。
扉を開ける場合、以下のアナウンスを行う。
「ここより先はエリアボスの領域となります。甦りし者の王との戦闘に挑みますか?」
全員の同意後に突入。戦場は長方形の広い部屋で、遺跡の残骸のように無数の柱が立っている。部屋は奥行き10m、部屋の幅は7m、高さが4mほど。
「忌々しい! ああ、実に忌々しい。奴らの思惑に乗ることになるのはッ! だが、奴らに操られるままなのは、もっと忌々しい。これまで多くの探索者とやらが我と戦い生き絶えた。貴様らは少しでも永く生きながらえて、我を滅ぼせ!!」
このセリフと共にバトル開始。
討伐後、『砂漠エリア』と書かれたカードキーを入手。
帰還時は来た道を戻る。甦りし者は甦りし者の王を討伐後に出現しなくなる。
【エネミーデータ(『沙漠の古代遺跡』編)】
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(エネミー)
宝箱モドキ、狡猾なる宝箱
HP:10(固定) MP:100
STR:60 CON:40 SIZ:10 DEX:60 INT:256 POW:67 DB:+1D4 移動:0
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方向:噛みついてくる。
保有技能:<近接戦闘(30)> <回避(10)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>を含めて各種技に振られた技能値で判定する。
<噛みつきデッセー!(30)> 1D10
<三連噛みつきデッセー!!(30)> 3D10
<食らいつきまッセー!!(30)> 対象に噛み付く。最大で五ターンの間、相手に1D20+DBの継続ダメージを与えるが、対象以外に攻撃することができなくなる。
<ハッキングバイトッ!!(30)> 相手が障壁等で身を守っている場合に選択候補に上がる。相手の障壁にハッキングを仕掛け、防御率を1%まで低下させてから噛み付く。攻撃と同時に障壁が消滅する。
<回避しまッセー!!> 成功確率1/10で確定で回避成功。
※遭遇時の台詞
「なんと宝箱は宝箱モドキデッセー! もちろんタダでは開きまヘンデー! エルコイン支払うかバトルか、二つに一つデッセー!」
※金額は100エルコイン以上10,000エルコイン以下で自由に選択可。
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(エネミー)
甦りし者、要するにゾンビ
HP:14(固定) MP:1
STR:82 CON:80 SIZ:65 DEX:65 INT:0 POW:5 移動:10
弱点:聖、炎。ダメージ×10倍。『大滝の首飾り』、持ち主がいるだけで消滅。
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ゾンビ、歩く死体』を参照。その性質上、敵になることはないが、行動パターンはエネミー版とほとんど変わらない。若干強いかも。
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(エリアボスエネミー)
甦りし者の王
HP:100(固定) MP:100
STR:30 CON:256 SIZ:80 DEX:256 INT:256 POW:256 DB:+3D6
弱点:聖、炎。ダメージ×10倍。『大滝の首飾り』の持ち主には攻撃できず、『大滝の首飾り』を翳されると残りHPを無視して消滅する。
備考:アヴラアヴァオス教団の教主だった男。自らの崇める神を殺された後、神殺しを行った者達の支配を受け、渋々戦わされている。探索者達に自分を討伐して魂を解放することを求めるが、体は言うことを聞かない。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:多種多様な魔法を扱う。
保有技能:<魔法(99)> <回避(40)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<凍結する大地(99)> ダメージ無し。回避に失敗したものの足を凍らせて一定ターンの動きを封じる+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<闇より来る者達よ!(99)> 甦りし者を1D6の出目の数だけ呼び寄せる。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
バナナの皮を投げられた場合の反応
一ターン目
1D6振って3以下の場合、滑って尻餅をつく。行動消滅。
二ターン目
「バナナの皮だと!? 愚弄するのも大概にしろ!!」 行動無しの台詞のみ。
※喪失する正気度は甦りし者と同じ。既に甦りし者を見ている場合は減少しない。
※討伐後、『砂漠エリア』と書かれたカードキーを入手。
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【宝箱からドロップする可能性のあるもの】
『沙漠の古代遺跡』と『龍穴の大空洞』の宝箱で出るものはほとんど共通。この項には、両エリアの宝箱に共通する中身候補と、『沙漠の古代遺跡』の宝箱の中に確定で入っているものを列挙する。
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【両エリア共通ランダムドロップ】
武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) 値段
カネサダ <近接戦闘(刀剣)> 1D16+6+DB タッチ 1回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
キクイチ <近接戦闘(刀剣)> 1D25+1+DB タッチ 1回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
コテツ <近接戦闘(刀剣)> 1D6+3+DB タッチ 4回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
ムラマサ <近接戦闘(刀剣)> 1D6+10+DB タッチ 3回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
マサムネ <近接戦闘(刀剣)> 1D10+10+DB タッチ 3回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
ムラサメ <近接戦闘(刀剣)> 1D12+1+DB タッチ 5回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
フリークダイアモンド <近接戦闘(刀剣)> 1D10,000+DB+自身にその半分のダメージ タッチ 1回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
タイラント・マンゴーシュ <近接戦闘(格闘)>or<投擲> 1D8+DB or 1D10+2/2DB タッチ or STR/5m 1 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
サーベルタイガー・ナックル <近接戦闘(格闘)> 1D6+2+DB タッチ 4回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
アルテミス・ボウ&アルテミス・アローズ <射撃(弓)> 1D14+2/2DB 30m 1回 16 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
与一の弓矢 <射撃(弓)> 1D18+2/4DB 60m 1回 8 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
フレイムビュート <近接戦闘(鞭)> 1D10+2/2DB+炎上 3m 3回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
サンダービュート <近接戦闘(鞭)> 1D10+2/2DB+スタン 3m 3回 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
死神の鎌 <近接戦闘(斧)> 1D12+2+DB 1m 1回 非売品(売価2,000エルコイン)
ロンゴミアント <近接戦闘(槍)> 1D18+1 タッチ 1回 非売品(売価2000エルコイン/2,000カジノコイン)
超重力断層発生拳銃 <射撃(拳銃)> (1D10+DB+超重力断層による移動阻害)×7ターン 3m 1回 ∞ 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
PGM ウルティマ・ラティオ へカートII <射撃(R/SG)> 2D10+2D8+8 2,000m 1回 7 非売品(売価2,000エルコイン/2,000カジノコイン)
1〜10000エルコイン(中身は1D10000で決定)。
【両エリア共通ランダムドロップ(宝箱モドキ入り)】
武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) 値段
エクスカリバー <近接戦闘(刀剣)> 1D20+2+DB タッチ 4回 非売品(売価20,000エルコイン/20,000カジノコイン)
倶利伽羅剣 <近接戦闘(刀剣)> 1D18+2+DB+聖浄+炎上 タッチ 1回 非売品(売価20000エルコイン/20,000カジノコイン)
グングニル <近接戦闘(槍)> 1D21+3 タッチ 1回 非売品(売価20,000エルコイン/20,000カジノコイン)
禁鞭 <近接戦闘(鞭)> 1D4+4/2DB 1,000m 24回 非売品(売価20,000エルコイン/20,000カジノコイン)
【沙漠の古代遺跡確定ドロップ】
武器名 効果 フレーバーテキスト 値段 個数
護法の神鏡 致死量のダメージを受けた時に一度だけ攻撃を跳ね返す。 「とある神を祀る教団で神事に使われていたとされる鏡。致死に至る悪意ある攻撃を一度だけ反射してくれるようだ」 非売品(売価20,000エルコイン/20,000カジノコイン) 一点のみ。
守護の護符 使用すると味方全体に三回だけあらゆる攻撃のダメージを99%カットするバリアを貼る。 「とある神を祀る教団で神事に使われていたとされる護符。敵から身を守る際に使われていたようだ」 非売品(売価20,000エルコイン/20,000カジノコイン) 一点のみ。
合金オレイミスリルの欠片 「オリハルコンとミスリルの合金。ある種族の者達が欲しがっている」 多数。一度に複数入手も可能で判定は1D10個。
武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) 効果 フレーバーテキスト 値段 個数
エルダーワンド あらゆる戦闘技能(初期は<近接戦闘(刀剣)>) 1D100+BD 色々 色々 MPを1消費することで好きな武器へと変化させることが可能。 「異世界の神樹を作って作られた木の棒。魔力を与えると脈動して臨む姿となる。神話級の武器」 非売品(売価200,000エルコイン/200,000カジノコイン) 一点のみ。
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(→ 『龍穴の大空洞』へ)
龍穴の大空洞
【描写】(『龍穴の大空洞』エリアに初めて足を踏み入れた際)
「門を潜ると、そこは薄暗くてジメジメとした洞窟だった。結晶が僅かにキラキラと輝いており、洞窟を淡い光で照らしている」
【KP情報(『龍穴の大空洞』編)】
『沙漠の古代遺跡』エリアほどではないが、かなりの広さを誇っており複数のエリアに分かれる。
その割に遭遇するエネミーは最大二体と少なく、入り口にいるツアーガイドに話し掛ければ【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】が解禁され、洞窟内を案内してもらえるので迷わずに情報を収集することができる。
『沙漠の古代遺跡』エリアを楽に攻略するためには【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅡ「ワクワク沙漠の大冒険」】を解禁する必要があるので、ここはツアーガイドに声を掛けるのが吉である。
なお、エリアは複数の分かれ道が複雑に絡み合う『龍穴の大空洞・双頭の龍の迷い道』、龍脈が結晶化したものが十二本地面から突き出している広場の『龍穴の大空洞・十二尾の広場』、『龍穴の大空洞・十二尾の広場』から進んだ先の分かれ道で右に行った際に到達できる結晶に包まれた黄金の塊が無数に地面から突き出している行き止まりの洞穴『龍穴の大空洞・黄金の守り竜の巣穴』、『龍穴の大空洞・十二尾の広場』から進んだ先の分かれ道で左に行った際に到達できる天から差し込む光の下にある林檎園『龍穴の大空洞・黄金の林檎の果樹園』、『龍穴の大空洞・黄金の林檎の果樹園』より先にある巨大な滝が池へと流れ落ちる『龍穴の大空洞・不可逆の滝と無限の湖』、そして、最下層の『龍穴の大空洞・龍脈の源泉』の全六エリアから構成されている。
ただし、【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】だけでは全ての情報を収集できないので、『叡智の図書館』エリアで情報収集することが必須。特に、『大滝の首飾り』をノーヒントで手に入れるのは不可能に近い。『龍穴の大空洞・黄金の林檎の果樹園』で得られる『黄金の林檎』についても『叡智の図書館』エリアでの情報収集や『欲望の賭博場』で料理長に話し掛けて【SUB QUEST:カジノ専属料理長の依頼』を解放して情報を集めておいた方がいいため、探索は後回しにした方が良い。
【情報(『龍穴の大空洞』=『双頭の龍の迷い道』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
無数の分かれ道と変わり映えのしない景色がどこまでも続いているごく普通の洞窟。水晶のような小さな結晶が壁や天井や地面から僅かに生えている。
分かれ道は常に二本。正しい道を選択していれば次のエリアに進める筈だ。
入り口には紺色のスカートスーツにスカーフ、紺色の帽子というツアーガイドらしき服装をした腰まで届くほどの黒髪の美しい妙齢の女性がいる。
『詳細情報』
<目星>を振って成功しても何も情報を得られない。<聞き耳>を振って成功すると入り口にいるツアーガイド以外誰の気配もしないことが分かる。
探索者達は分かれ道につくと多数決で左か右のルートを選択する。予め決められた正解ルートの場合は何もなし。もし、間違ったルートを引き当てた場合は1D6振って2以下なら何もない行き止まり、3か4であれば宝箱か宝箱モドキ、5か6であればスタート地点に戻される。1から4であれば引き返すことが可能で、その場合は選択する前の分かれ道に戻ることができる。
ちなみに、正解ルートは左、右、左、左、右、右、左、右、左、左、左、右。ツアーガイドがいる場合は正しいルートで進むことができ、様々な解説をしてもらえる。
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】
洞窟の入り口にいるツアーガイドらしき女性に話し掛けることでイベントが発生する。
ステータスは以下の通り。
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(NPC)
ユミリア=アルトゥヌス、ドリームツアー社社長
HP:900(一ターン終了後に900自動回復) MP:900(一ターン終了後に900自動回復)
STR:9999 CON:9999 SIZ:65 DEX:9999 APP:9999 INT:9999 POW:9999 DB:+9999 移動:99
備考:新進気鋭の旅行会社ドリームツアー社社長。三十四歳女性独身彼氏募集中。零細企業の自覚があり、顧客を増やすべく模索している最中。【大戦】時代にはどうやら勇者として活躍していたらしく、人類の守護者として狂った神々と戦っていたやべえ奴。本当にお前人間かよ?
一ラウンド数の攻撃は四回(ステータスと言い、この人本当に人間なのか?)
攻撃方法:聖剣による攻撃及び多種多様な魔法攻撃及び回復魔法。
保有技能:<近接戦闘(刀剣)(99)> <魔法(99)> <回避(256)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<聖なる斬撃(99)> 1D100+20+DB+聖浄
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<治癒の光(99)> 1D1000振って出た目の数値分味方単体のHPを回復する。コストはMP1のみ。
<治癒の奇跡(99)> 1D1000振って出た目の数値分味方全体のHPを回復する。コストはMP10のみ。
<脈動する輝き(99)> 1D100振って出た目の数値分、七ターンの間ターン終了後に味方全体を回復する半永続脈動回復を付与する。コストはMP1のみ。
持ち物
聖剣アルヴァストゥスカリバー <近接戦闘(刀剣)> 1D100+20+DB+聖浄。 タッチ 5回
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洞窟入り口での邂逅時。
「あら? もしかして、探索者の方々? 初めまして、貴方達のような方々とお会いするのは初めてなの。私はユミリア、ドリームツアー社という会社を経営しているわ。でも、なかなかうまくいかないのよね。昔冒険して色々な場所を知っているからきっと楽しい旅行プランを用意できるのに。そうだわ! この洞窟って迷いやすいのよ。良かったら案内するわよ。ああ、お代なんて大丈夫よ。その代わり、ツアーが終わったら弊社のことを宣伝してくれないかしら?」
同行を許可した場合。
「ありがとう! それじゃあ、ドリームツアー社のツアー開幕ね!」
『龍穴の大空洞・双頭の龍の迷い道』探索中
「この『龍穴の大空洞』には龍の伝説がいくつも伝えられています。その『双頭の龍の迷い道』という場所も、身体の両端に頭の付いている双頭の龍から付けられたそうですよ」
or
「この『龍穴の大空洞』には龍脈というエネルギーが溢れています。あの結晶もその龍脈のエネルギーが結晶化したものです。ここにあるものは小さいものばかりだけど、中に進めばもっと大きなものもありますよ」
or
「昔、ここにはいっぱい龍が住んでいたのよ。でも、今は誰もいなくなっちゃった。……やっぱり、【大戦】の影響がここにも残っているのね。あっ、いえ、なんでもないわ」
【描写】(『龍穴の大空洞』の『十二尾の広場』エリアに初めて到達した時)
「狭い分かれ道を進んでいると、広い場所に出た。その広場の中心には大きな結晶が十二本、地面から生えて天井に向かって突き出している」
【情報(『龍穴の大空洞』=『十二尾の広場』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
分かれ道を突き進んだ先のエリア。十二本の結晶が点を目指して突き出している幻想的な光景が広がっている。
反対方向には洞窟の入り口があり、先に進めるようになっているようだ。
十二本の柱の真ん中には明らかに他の宝箱よりも豪奢な箱が置かれている。
『詳細情報』
<目星>を振って成功しても何も情報を得られない。<聞き耳>を振って成功すると入り口にいるツアーガイド以外誰の気配もしないことが分かる。中心部から入ってきた入り口に戻るまで戦闘の場合は三ターン消費する(参考程度)。
宝箱に対して<聞き耳>を振って成功すると、その宝箱が禍々しいオーラを纏っていることが分かる。
宝箱を開けると魔物が出現。戦闘開始となる。勝利することで『龍殺しの短剣』を入手できる。
このエリアを抜けると分かれ道となる。右と左、どちらかを選択するかで到着するエリアが変わる。
右は『龍穴の大空洞・黄金の守り竜の巣穴』で、左は『龍穴の大空洞・黄金の林檎の果樹園』。
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】
『龍穴の大空洞』の『十二尾の広場』エリアに初めて到達した時。
「ここは、『十二尾の広場』と呼ばれる広場です。かつては、沢山の龍が人と共に団欒を取っていた場所でしたが、今は誰もいないようですね」
『龍穴の大空洞・十二尾の広場』探索中
「この『十二尾の広場』と呼ばれる広場の由来はゴルィニシチェと呼ばれる龍です。三つの首、十二の尾の大蛇で口から炎を吐き、二枚の翼で轟音とともに空を飛び、人語も操りました。とても温厚な龍だったのですよ」
宝箱の中にいた神竜を討伐時
「びっくりしましたね。あの龍、一体何者だったのでしょうか?」
【描写】(『龍穴の大空洞』の『黄金の守り竜の巣穴』エリアに初めて到達した時)
「分かれ道を右に進むと、そこは行き止まりだった。無数の地面から突き出した結晶の中からは何者かが隠していた黄金が金色に煌めいているようだ」
【情報(『龍穴の大空洞』=『黄金の守り竜の巣穴』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
分かれ道を右に突き進んだ先のエリア。結晶の中には黄金が混ざり込んでいるようだ。
『詳細情報』
何らかの方法で結晶を破壊、黄金と分離することで『埋蔵金』を入手可能。売価は1,000,000エルコイン。
<目星>を振って成功すると、昔ここに龍の巣穴があったことが分かる。<聞き耳>を振って成功すると入り口にいるツアーガイド以外誰の気配もしないことが分かる。
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】
『龍穴の大空洞』の『黄金の守り竜の巣穴』エリアに初めて到達した時。
「ここにはかつて、黄金好きの龍が暮らしていたようです。黄金をこの巣穴に溜め込んで、毒息を吐いて黄金を狙うものを蹴散らしていたようですよ」
【描写】(『龍穴の大空洞』の『黄金の林檎の果樹園』エリアに初めて到達した時)
「分かれ道を左に進むと、そこには洞窟の中にも関わらず光の差し込む不思議な場所が広がっていた。まるで果樹園のように無数の林檎の木が植っている」
【情報(『龍穴の大空洞』=『黄金の林檎の果樹園』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
ドーム上になっており、上の方から光が差し込んでいる。周囲は険しい崖に囲まれており、登るのは厳しそうだ。
無数の林檎の木が植っており、様々な実を成らせている。
反対方向には更に先に進める洞窟の入り口がある。
『詳細情報』
<生物学>を振って成功すると、一種類を除いて林檎の品種を特定可能。樹木は百本以上植っており、一つ一つに振る必要がある。
種類は以下の通り。
-----------------------------------------------
林檎品種名 (効果) 値段
津軽 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
紅玉 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
ジョナゴールド 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
陸奥 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
王林 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
夏緑 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
フジ 食材取り寄せ装置で10エルコイン(売価100エルコイン/100カジノコイン)
世界一 HPとMPと正気度を1D10回復。 非売品(売価100エルコイン/100カジノコイン)
黄金の林檎 HPとMPと正気度の最大値を二倍にした上で全ての数値を全回復。調理には芸術/製作(料理)の値が9999必要。それ以下の場合は問答無用で失敗する。調理されない場合は一人にのみ使用可能。 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン) 一点のみ。
-----------------------------------------------
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】
『龍穴の大空洞』の『黄金の林檎の果樹園』エリアに初めて到達した時。
「洞窟の中なのにとても明るくてびっくりしましたよね。ここは、林檎園。林檎を愛する龍が各地から種を集めて丹精に育ててきたようです。世界一というリンゴがとても美味しい評判なのですよ」
【描写】(『龍穴の大空洞』の『龍穴の大空洞・不可逆の滝』及び『龍穴の大空洞・無限の湖』エリアに初めて到達した時)
「更に奥へと進むと、再び視界が開ける。空から指す光は目の前の崖の下に広がる湖面をキラキラと輝かせていた。すぐ左の方には大きな滝があり、ゴウゴウと落ちて激しい水音を立てている」
【情報(『龍穴の大空洞』=『龍穴の大空洞・不可逆の滝』及び『龍穴の大空洞・無限の湖』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、右方向に巨大な滝がある。水深は深く、かなりの勢いがある。
二、崖の上側、滝付近に小さな石積みがある。
三、左方向から少しずつ崖を降れば下に降りられる。
三、下には巨大な湖がある。滝の周囲以外は静かで光に照らされて湖面がキラキラと輝いている。
『詳細情報』
二、石積み
近づくことで、それが中心に丸い岩が置かれ、一方に大きな岩が二つ崖のように置かれていることが分かる。あれ、この形どこかで。
丸い石の上に滝の水を掬って掛けると、「ゴゴゴ」という音と共に水量が大幅に低下。やがて、滝が枯れて湖の水位が足首の高さくらいになり、滝壺の中に宝箱を発見することができる。中身は『大滝の首飾り』。
なお、滝や湖で採取した水以外だと反応しない。判別方法でもあるのだろうか?
【描写】(『龍穴の大空洞』の『龍穴の大空洞・龍脈の源泉』エリアに初めて到達した時)
「湖を北に進み、崖に開いた洞窟から更に奥へと進む。どんどん地下へ、地下へと降りていくと、そこには巨大な門があった」
【情報(『龍穴の大空洞』の『龍穴の大空洞・龍脈の源泉』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
禍々しいオーラを感じる巨大な門がある。
開くことでエリアボスの間に入ることができる。次の瞬間には扉が閉まり、エリアボスとの強制戦闘へ。
『詳細情報』
禍々しいオーラを感じる巨大な門を開けることで強制戦闘。門には様々な龍の姿の彫刻が彫られている。
その他、技能で調べられることはない。
扉を開ける場合、以下のアナウンスを行う。
「ここより先はエリアボスの領域となります。ノーヘッド・ドラゴンとの戦闘に挑みますか?」
全員の同意後に突入。戦場は円形の場所で無数の結晶が生えている。部屋の半径は6m、高さが6mほど。
ボスを中心に半径3mの円が描かれている。
討伐後、『大空洞エリア』と書かれたカードキーを入手。
帰還時は来た道を戻る。
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】
『龍穴の大空洞』の『龍穴の大空洞・龍脈の源泉』エリアに初めて到達した時。
「ここから先に龍脈の源泉があります。ただ、強力な魔物が生息しているという噂があります。ツアーはここで終了となりますが、この先に進むことはおすすめしません。それでも先に進みたいのであれば、ご武運をお祈り致しますわ。また、どこかで会いましたらその時はどうぞよろしくお願いします」
【エネミーデータ(『龍穴の大空洞』編)】
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(隠しボスエネミー)
神竜
HP:999(固定) MP:9999
STR:300 CON:300 SIZ:300 DEX:300 INT:490 POW:100 DB:+6D6 移動:20
弱点: 『龍殺しの短剣』。当たるとダメージ計算を行わずに即死扱いとなる。
備考:正体不明の龍。無茶苦茶強い。やばい、危険。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:多種多様な物理攻撃と魔法を扱う。
保有技能:<近接戦闘(格闘)(99)> <魔法(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<力を溜めている(99)> 何もしない。
<大津波(99)> 1D18×人数分+全員をノックバックして壁まで吹き飛ばす。回避不可。コストはMP1のみだが、使用前に「力を溜めている」を三回積む必要がある。
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1000のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1000のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1000のみ。
<テールウィップ(99)> 1D12。尻尾による<近接戦闘(格闘)>攻撃。
※討伐後、『龍殺しの短剣』を入手。
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(エリアボスエネミー)
ノーヘッド・ドラゴン
HP:250(固定) MP:0
STR:400 CON:400 SIZ:300 DEX:400 INT:0 POW:0 DB:+3D6 移動:0
弱点: 『龍殺しの短剣』。当たるとダメージ計算を行わずに即死扱いとなる。
備考:『龍皇ナゴンヴアグラ』だった存在。かつては慈悲深く聡明な龍だったが、首を落とされて殺された今はあらゆるものに対する怒りのみで動いている。視力が奪われ、気配も察知できないため基本的にその場で暴れ回っている。遠距離からなら簡単に命を奪い、救済することができるだろう。
一ラウンド数の攻撃は三回。
攻撃方法:3m以内の範囲に物理攻撃を行う。
保有技能:<近接戦闘(格闘)(99)> <回避(1)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<テールウィップ(99)> 1D12。尻尾による<近接戦闘(格闘)>攻撃。
<暴れ狂う(99)> 半径3mにいる者全員に1D20+DBダメージ。
<逆鱗(99)> 半径3mにいる者に対して9999の固定ダメージ。
<ノーヘッド・ドラゴンは疲れ果てて動けない(99)> 「暴れ狂う」か「逆鱗」を使用後。二ターンの間行動不能となる。
バナナの皮を投げられた場合の反応
一ターン目
1D6振って3以下の場合、滑って尻餅をつく。行動消滅。
※喪失する正気度は1D3。既にバラバラの資料を解読していた場合は1D6の消失となる。
※討伐後、『大空洞エリア』と書かれたカードキーを入手。
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【宝箱からドロップする可能性のあるもの】
『沙漠の古代遺跡』と『龍穴の大空洞』の宝箱で出るものはほとんど共通。この項には、『龍穴の大空洞』の宝箱の中に確定で入っているものを列挙する。
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【沙漠の古代遺跡確定ドロップ】
武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) 効果 値段 個数 (入手方法)
スーパーカタパルト 無し 無し 600m 1回 あらゆるものを狙った場所に飛ばすことができる。補正機能により必ず目標に命中する。 非売品(売価3,000エルコイン/3,000カジノコイン) 一点のみ。
龍の髭 <近接戦闘(鞭)> 1D30+6/2DB+スタン 6m 3回 龍に対しては威力二倍で計算する。非売品(売価20,000エルコイン/20,000カジノコイン)
龍殺しの短剣 <近接戦闘(刀剣)> 1D3+DB タッチ 1回 普通の短剣だが、龍に使用するとダメージ計算をせずに即死させることができる龍殺しの短剣。 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン) 一点のみ。『十二尾の広場』エリアの真ん中の宝箱。
大滝の首飾り 無し 無し 1500m 滝の持つ不可逆な時の流れによって不死者を否定し消滅させる。 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン) 一点のみ。『不可逆の滝』エリアの滝の中の宝箱。
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(→ 『叡智の図書館』へ)
叡智の図書館
【描写】(『叡智の図書館』エリアに初めて足を踏み入れた際)
「門を潜ると、そこは巨大な図書館だった。中心部は吹き抜けになっており、上を見上げると最上階の五階までびっしり本棚が置かれているようだ。天井からは光が差し込んでいるが、その光が本に当たらないように細心の注意が傾けられていることが分かる。探索者達が図書館に入ってきたのを察したのか、一人の男が探索者達の方へと歩み寄ってきた」
【KP情報(『叡智の図書館』編)】
比較的序盤に訪れておきたいエリアの一つ。『欲望の賭博場』と迷うところだが、こちらの方が若干優先度は落ちるかもしれない。
『欲望の賭博場』を事前に訪れて<万象言語理解>を得ておいた方が良いかも。
各エリアを探索する際に必須となる情報が集まる巨大な図書館。ありとあらゆる世界から本を収集しているらしく、中にはクトゥルフ神話でお馴染みのあの貴重な書物もあるようだ。情報も収集できるようにNPCが多数配置されているが、一方で正気度チェックが発生するような罠も多数仕掛けられている。「人の話は沢山聞き、探索には深入りしすぎない」が正しい判断。まあ、このエリアは謎解きメインなので、必然的に本を探す必要があるのだが。
エリアは地上五階から地上一階(階段で移動可能)と地下一階から地下三階。そして、隠された地下百二十階からなる。それぞれ、5F、4F、3F、2F、1F、B1F、B2F、B3F、B120Fの表記。目指すべき場所はB2Fにある『図書館長室』だが、こちらはエレベーターでしか行くことができず、通常の入力方法でも到達できない。
エレベーターの使い方や各エリアの詳細はエリアごとに分けて説明するため、この項には書かない。
【情報(『叡智の図書館』1F編)】
初めて図書館を訪れた際、謎の人物に声を掛けられる。
「おや、探索者の皆様かな? 私はオルヴストゥラ、この図書館で館長をしているよ。君達をこの世界に監禁した倒すべき敵ということになるね。さて、私を倒したければB2Fにある館長室に来るといい。エレベーターの使い方は総合案内で聞くといいよ。それと、図書館の中では暴れないようにね。唯一戦闘行為が解禁されている館長室以外で暴れると【衛兵】が駆けつけてくるからね。後は、そうだね。図書館ではあまり騒がないようにお願いするよ。常識的に行動してくれ給え。それでは、私はこれにて失礼するよ」
以上のやり取り後、エリアボスである『大教授』オルヴストゥラはエレベーターの中へと消えていき、探索が開始可能となる。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、すぐ近くに『総合案内所』という看板が掲げられたカウンターがある。
二、入り口から向かって前方に進むとエレベーターがある。壁には張り紙がある。
三、入り口から向かって左方向に進むと壁に何かが掲げられている。
四、入り口から向かって右方向に進むと上に登れる階段がある。
五、多くの本棚が規則正しく並べられている。
『詳細情報』
一、『総合案内所』
近づくと担当者の受付嬢が話し掛けてくる。<万象言語理解>の技能を持っているため、探索者とも言葉を交わせるらしい。
詳細は別の項で詳しく説明。
二、エレベーターと張り紙
エレベーターは八桁の何かを打ち込む方式になっている。
<万象言語理解>の技能を持っていれば、振る必要もなくこれが異世界の数字であることが分かるだろう。
張り紙には異世界の言語でエレベーターの使い方が書かれている。
ここで示されている階の指定方法は以下の通り。
-----------------------------------------------
5F 55555555
4F 44444444
3F 33333333
2F 22222222
1F 11111111
B1F BBBB1111
B2F 何らかの八桁の数字
B3F BBBB3333
-----------------------------------------------
なお、ここにはB120Fの存在は書かれていない。エレベーターの謎については別の項にて解説。
三、左方向の壁に掲げられているもの。
図書館の総合案内看板。<万象言語理解>の技能を持っていれば、振る必要もなくこれが異世界の文字で書かれていることが分かるだろう。
ここで示されている情報は以下の通り。
-----------------------------------------------
B3F 書誌保存修復研究所(原則関係者以外立ち入り禁止)
B2F 図書館長室
B1F 図書館長選定特別図書展示室
1F 総合案内、00総記、01哲学・心理学
2F 02宗教・神学、03社会科学
3F 05自然科学、数学
4F 06応用科学・医学・工学、07 芸術
5F 08 言語・文学、09 地理・伝記・歴史、10魔術学
-----------------------------------------------
五、多くの本棚が規則正しく並べられている。
一階の本棚は前述の通り「00総記」と「01哲学・心理学」に関する書籍が集められているようだ。関連する技能があった場合、関連書籍を読むことで技能が上昇する。
※総記とは百科事典や新聞、雑誌等を示す。
新聞の棚に<図書館>を振って成功すると、興味深い記事を見つけることができるだろう。ただし、読むには<万象言語理解>を振って成功する必要がある。
-----------------------------------------------
万神歴20001年3月7日
「神々の抗争は次第に過激さを増す」
神々とそれを崇める信徒達間の抗争は次第に激化している。争いを続ける神々に和平を提案した『龍皇ナゴンヴアグラ』も討たれ、調停の目処も立たないようだ。
この状況を憂い、秘密裏に水面下で活動を続けていた秘密組織『蛮神討伐研究会』は昨日3月6日正午に異例の声明を発表。「神々を滅ぼす算段がついた」と、会のリーダーを務めるアゼルクオン氏は記者団を前に誇らしげに語った。
-----------------------------------------------
【総合案内所について】
初回受付嬢に話し掛けると図書貸し出しカードの作成を提案される。
「初めまして、当図書館のご利用は初めてでしょうか? もし、よろしければ『図書貸し出しカード』を作成させて頂きます。一度に六冊までこちらの図書館の本を貸し出すことが可能です。ただし、七冊目以降を借りる場合は一冊返却して頂くことになります。返却期限はありませんので安心して冒険を楽しんでくださいませ」
この『図書貸し出しカード』について<機械修理>、<電気修理>、<電子工学>などの技能を振って成功した場合は特段情報は得られないが、自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
受付嬢とは以下のやり取りができる。受付嬢から『図書貸し出しカード』を受け取った後に聞くことができる項目をKPから探索者に伝えてもらいたい。聞くかどうかは勿論自由である。
◆貸し出し
図書館内の本を借りることができる。最大六冊。
◆返却
借りている本を返却することができる。
◆各階の蔵書の種類について。
以下の情報を開示。また、図書館長選定特別図書展示室の内容も教えてもらえる。
「この図書館の館長をされている『大教授』様は昔優秀な数学者だったのですよ。特に好きな分野は『数字の性質を研究する分野』だったのうです。このB1Fの図書館長選定特別図書展示にはそんな図書館長が厳選した『数字の性質を研究する分野』の本を中心に数学関連の書籍を集めています。同じ本は3Fの『05数学』の棚にもありますので、もし図書館長選定特別図書展示の本が借りられている場合はこちらからお借りください」
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B1F 図書館長選定特別図書展示室
1F 総合案内、00総記、01哲学・心理学
2F 02宗教・神学、03社会科学
3F 05自然科学、数学
4F 06応用科学・医学・工学、07 芸術
5F 08 言語・文学、09 地理・伝記・歴史、10魔術学
-----------------------------------------------
◆エレベーターに関する説明
エレベーターにされている張り紙と内容は同じ。エレベーターの使い方、数字キーの入力の仕方を教えてもらえる。<万象言語理解>を持っていない場合はキー配置も教えてもらえる。
キー配置
↓
----
6789
3456
B0123
----
「エレベーターのキー入力の仕方は1Fから5Fの場合は望む階数を八回、例えば1Fなら『11111111』、2Fなら『22222222』と押してください。望む階が地下地ある場合は最初にBを四回、その後希望する階の数字を四回入力してください。例えばB1Fなら『BBBB1111』と入力します。ただし、B2Fの『図書館館長室』には特別な数字を入力する必要があります。この数字の詳細はお教えできませんが、どうやら、移動できるパスワードは二種類あるみたいですよ」
◆【衛兵】について
図書館内部の『図書館館長室』以外の場所で戦闘行為を行った場合、【衛兵】と呼ばれる存在が出現して対処に当たる旨が伝えられる。【衛兵】のステータスは後述。
「図書館内部で暴れた場合には強力な【衛兵】を召喚して対処します。図書館の中では暴れないようにお願いします。唯一、『図書館館長室』だけは例外となりますのでご安心ください。また、【衛兵】の召喚は致しませんが、図書館内部での飲食や大きな声での雑談等はお控えください。他のご利用者様の迷惑にならない図書館利用をお願いしております」
◆書誌保存修復体験について
書誌保存修復体験を希望する場合は総合案内所でエントリーが可能となる。
エントリーを行うことで、書誌保存修復研究所で講座を受けることができる。(中での探索はできず、講座を受講したという実績が反映される仕様)。
具体的な内容は『叡智の図書館』B3Fの項で解説。
【その他、『叡智の図書館』1Fで会話できる人物に関する情報】
・探索者/ボロボロの白い衣服を纏った男(リストバンド番号180,219,603)
「お前達、探索者だ、だよな!? さ、砂漠には行くんじゃない! 絶対に行くんじゃないぞ! あそこで、俺の仲間は……仲間は……うわぁぁぁ!!!」
・探索者/ボロボロの白い衣服を纏った女(リストバンド番号190,000,020)
「あら? 新入りさん達かしら? 図書館では他のエリアの情報も集めることができるわ。ここで情報を集めてから他のエリアに行くのが定石みたいね。えっ、私? 別に他のエリアが怖いから図書館にいる訳じゃないないのよ。ただ、色々な世界から集めた蔵書が沢山あってついつい読んでいると時間が溶けてしまうのよね」
・図書館利用客(1F、男性)
「この図書館は地上五階建て、地下は三階まである。だが、噂によるとどうやら隠されたエリアがあるらしい。……その謎を解きたくて図書館に通い詰めているが、未だに手がかりの一つもない。一体どこにあるのだろうか?」
【情報(『叡智の図書館』2F編)】
1Fあるいは3Fから階段を使用するか、エレベーターに「22222222」と入力することで訪問することが可能。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、エレベーターから見て左手方向に階段がある。(エレベーターから降りた状態から見ているため、一階とは反対側)。
二、階段と反対側、右手方向に複合印刷機がある。
三、多くの本棚が規則正しく並べられている。
『詳細情報』
二、階段と反対側、右手方向に複合印刷機がある。
資料の印刷が可能。複写のルールに基づき、最大で本全体の三分の一のみ。印刷費は一頁につき10エルコイン。
三、多くの本棚が規則正しく並べられている。
二階の本棚は前述の通り「02宗教・神学」と「03社会科学」に関する書籍が集められているようだ。関連する技能があった場合、関連書籍を読むことで技能が上昇する。
特に「02宗教・神学」のエリアには様々な世界から神話の類が集められており、探索者達は様々な情報を集めることができるだろう。
以下には、「02宗教・神学」にある資料の一例を詳細と共に載せる。KPの判断で自由に情報を追加しても良い。今回は関係ないので載せないが、多分ダンテ・アリギエーリが著した『神曲』に関する解説書とか、実際の書籍とかも置かれていそう。
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『日本神話概説』
天之御中主神から始まり『古事記』や『日本書紀』などで描かれた日本神話の世界が図解付きで分かりやすく書かれている。各書籍ごとの内容の違いもしっかりと解説がされており、片方のみにしか記述のない神(高龗神)や異伝等で伝えられる神(天之御中主神も含まれる)などについてもしっかりと解説が書かれているようだ。
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『希臘神話概説』
希臘神話の伝承や神々に関する解説などが纏められている。
本シナリオに関わるところでは、ヘスペリデスとともに黄金の林檎を守っていた百の頭を持つドラゴン『ラードーン』についても解説されており、事前に読んだ上で【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】に参加すれば、『黄金の林檎の果樹園』との奇妙な一致に違和感を覚えるかもしれない。まあ、だから何かが起こる訳でもないのだが。
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『北欧神話概説』
北欧神話の伝承や神々についての解説。また、同じ起源を持つ中高地ドイツ語で書かれた叙事詩『ニーベルンゲンの歌』やこれを元にしたリヒャルト・ワーグナーの書いた楽劇『ニーベルングの指環』に関する解説も書かれている。
本シナリオに関わるところでは、ファーヴニルについても解説されており、事前に読んだ上で【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】に参加すれば、『黄金の守り竜の巣穴』との奇妙な一致に違和感を覚えるかもしれない。まあ、だから何かが起こる訳でもないのだが。
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『世界の龍概説』
各国の伝承等から龍に関するものを抽出した上で解説している。
本シナリオに関わるところでは、『鯉の滝登り伝承』や、ローマなどの『博物誌』関連の書物などに登場する伝説の生物『アンフィスバエナ』、エジプト神話に始まり様々な地で形や名前を変えて伝承されている無限の象徴『ウロボロス』、ロシアの英雄叙事詩ブィリーナ等の伝承、民話に出てくる魔物『ゴルィニシチェ』などについても解説されており、事前に読んだ上で【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅠ「大空洞巡りの旅」】に参加すれば、各エリアの名称との奇妙な一致に違和感を覚えるかもしれない。まあ、だから何かが起こる訳でもないのだが。
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『クトゥルフ神話概説』
クトゥルフ神話の様々な神格、神話生物などがグロテスクな絵と共に解説されている。
読むことによってクトゥルフ神話に関する理解を深めることができるが、当然アレが発生する。
<クトゥルフ神話>に+10%。正気度を10減らす。
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『ポルナ=パルヴァド神話』
『アヴラアヴァオス』を始めとする異界の神々の血塗られた争いの歴史が淡々と書かれた神話にして歴史書。挿絵付き。
執筆者の中立で書こうとする意思が随所に見られるが、ところどころで神々に対する怒りや憎しみが現れてしまっている。
人同士の醜い争い、神々の凄惨極まる所業。生々しく書かれた悲劇の数々。そんなものを一読すれば、
当然アレが発生する。
<SAN値チェック:1D6> <ポルナ=パルヴァド神話>に+30%。
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ちなみに、「03社会科学」のエリアにはマックス・ヴェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の現物の論文などの貴重な論文や社会科学分野の初版本などの貴重書が置かれている。……一体どんな蔵書収集能力を持っているんだろうか?
【その他、『叡智の図書館』2Fで会話できる人物に関する情報】
・白髭を伸ばした仙人のような老人
「観光客かな? 『龍穴の大空洞』には行ったかい? 【大戦】で多くの龍が死に、人が死に、一時は見るも無惨な状態になっていたんだが、最近はまた綺麗な景色を取り戻したそうだ。これも、あの勇者様のおかげなのかもしれないね」
・神経質そうな七三分けの眼鏡の男
「君達、『黄金の林檎』というものを知っているか? いや、知らないのであればそれで結構。とてつもない力を秘めた林檎だそうだ。異世界の希臘という場所にも同様の伝承があるようだな。一度お目に掛かってみたいものだ。……しかし、伝承では百年に一度実を成らせる『黄金の林檎』は並の料理人ではポテンシャルを存分に引き出せないとか。そのような愚かな者の手に渡らないことを祈るばかりだな」
【情報(『叡智の図書館』3F編)】
2Fあるいは4Fから階段を使用するか、エレベーターに「33333333」と入力することで訪問することが可能。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、エレベーターから見て左手方向に階段がある。(エレベーターから降りた状態から見ているため、一階とは反対側)。
二、多くの本棚が規則正しく並べられている。
『詳細情報』
二、多くの本棚が規則正しく並べられている。
三階の本棚は前述の通り「05自然科学、数学」に関する書籍が集められているようだ。関連する技能があった場合、関連書籍を読むことで技能が上昇する。
それぞれの代表例は以下の通り。KPが分野に詳しければ実在する本の情報を加えても良い。
『図書館長選定特別図書展示室』で展示されている数学分野の本についても「数学」のエリアにあり、借りることができる。
「自然科学」……イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが1610年3月13日に出版した『星界の報告』の初版、アルベルト・アインシュタインの原論文集など。
「数学」……アンドリュー・ジョン・ワイルズが著した『Modular elliptic curves and Fermat's Last Theorem(モジュラー楕円曲線とフェルマーの最終定理)』、ジェームズ・モリアーティが著した二項定理に関する数学論文など。
【その他、『叡智の図書館』3Fで会話できる人物に関する情報】
・探索者/ボロボロの白い衣服を纏った金髪の女(リストバンド番号171,019,927)
「あら? 貴方達もここに無理矢理連れて来られてしまったのね。もしかして、冒険に行き詰まってしまったのかしら? 私もなのよ。『龍穴の大空洞』の滝に秘宝が眠っているという噂を耳にしたの。だけど、それらしいものも見つからないし、困ったわ。そういえば、滝の近くに何か石で作られた小さな遺物みたいなものがあったわね。形があの場所の地形そのものに似ていたけど、何か関係があるのかしら? でも、本来あるべきものがあそこには無かった気がするのよね」
・禿頭の老人
「ふぉふぉふぉ。お主達、オルヴストゥラとは会ったかの? 儂はあやつが数学者になる前からの友人なんじゃ。そういえば、あやつは数学の分野の中でも特に数字に興味があったな。全く関わりそうのない二数の中に意味を見出す、そんな子供じゃったな。『友愛数』という数字を気に入っておった。確か、最も小さい数は……なんじゃったかの? 忘れたわい」
【情報(『叡智の図書館』4F編)】
3Fあるいは5Fから階段を使用するか、エレベーターに「44444444」と入力することで訪問することが可能。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、エレベーターから見て左手方向に階段がある。(エレベーターから降りた状態から見ているため、一階とは反対側)。
二、多くの本棚が規則正しく並べられている。
『詳細情報』
二、多くの本棚が規則正しく並べられている。
四階の本棚は前述の通り「06 応用科学・医学・工学」と「07芸術」に関する書籍が集められているようだ。関連する技能があった場合、関連書籍を読むことで技能が上昇する。
それぞれの代表例は以下の通り。KPが分野に詳しければ実在する本の情報を加えても良い。
『応用科学』……ハンフリー・デービーが『Elements of agricultural chemistry(農業化学の諸原理)』など。
『医学』……ヨハン・アダム・クルムス著『ターヘル・アナトミア』、杉田玄白、前野良沢、中川淳庵共著『解体新書』などの古いものから最新の医学書まで。
『工学』……ロケット工学、ロボット工学から建設工学に至るまでありとあらゆる工学分野の本が網羅されている。
【その他、『叡智の図書館』4Fで会話できる人物に関する情報】
・図書館常連客の女性
「何度来ても凄い図書館だと思うわ。……来るたびに蔵書が増えている気がするけど、気のせいかしら? 一体どうやって集めているのかしらね?」
・科学者風の白衣の女(年齢不詳)
「技能ディスクってご存知かしら? あの技術って私のラボが作ったものなのよ。ミ=ゴと呼ばれる異界の生物を捕らえ、彼らの洗脳技術を応用した能力上昇術。洗脳って聞くと怖いかもしれないけど、なかなか便利なものよ。特に<万象言語理解>と<書誌学>は汎用性が高くて頼りになるわ。もし、持っていないなら手に入れることをオススメするわね」
【情報(『叡智の図書館』5F編)】
4Fから階段を使用するか、エレベーターに「55555555」と入力することで訪問することが可能。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、エレベーターから見て左手方向に階段がある。(エレベーターから降りた状態から見ているため、一階とは反対側)。
二、多くの本棚が規則正しく並べられている。
『詳細情報』
二、多くの本棚が規則正しく並べられている。
五階の本棚は前述の通り「08 言語・文学」と「09 地理・伝記・歴史」、「10魔術学」に関する書籍が集められているようだ。関連する技能があった場合、関連書籍を読むことで技能が上昇する。
それぞれの代表例は以下の通り。KPが分野に詳しければ実在する本の情報を加えても良い。
「08 言語・文学」……三島由紀夫の『豊穣の海』全四巻、紫式部著『青表紙本版源氏物語』及び『河内本版源氏物語』、アレクサンドル・デュマ・ペール著『ダルタニャン物語』シリーズなど。時代問わず国籍問わず世界問わず様々な本が所蔵されている模様。異世界の本もある。
「09 地理・伝記・歴史」……各時代・国別・世界別に歴史書が所蔵されている。
「10魔術学」……『クトゥルフ神話』関連の魔術書は異本も含めて全て所蔵。詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『第11章魔導書』を参照。
その他、異世界の魔法が掲載されている魔導書も一冊のみ存在している。以下にその詳細を書く。
『ポルナ=パルヴァド界魔法概説』
これまで口伝で伝えられたポルナ=パルヴァド界の魔法について初めて纏められた魔導書。執筆者はオルヴストゥラ。
ポルナ=パルヴァド界の魔法は【大戦】と共に発達し、より攻撃に特化した内容へと進化していったようである。
正気度喪失:1D10
<ポルナ=パルヴァド神話>に+10%。
研究期間:二時間〜六時間(誰でも比較的簡単に習得できるように細心の注意を払って書かれているため)。
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◆書かれている魔法について◆
燃え盛る炎舞
コスト(探索者側が使う場合):MP3。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
燃え盛る炎が敵集団を襲う。
1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。
何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。
真紅の爆発
コスト(探索者側が使う場合):MP2+1D3正気度。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
真紅の爆裂に敵対象一体を巻き込む。
1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。
何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。
解き放つ氷の槍
コスト(探索者側が使う場合):MP3。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
無数の氷の槍を敵集団に向けて放つ。
1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。
何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。
凍結する大地
コスト(探索者側が使う場合):MP6。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
敵集団の足元を凍らせる。
ダメージ無し。回避に失敗したものの足を凍らせて一定ターンの動きを封じる+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。
何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避不可能。
閃く雷鳴
コスト(探索者側が使う場合):MP4。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
電撃による連続攻撃。
敵単体に3D3のダメージ。
あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可能。
光なき世界
コスト(探索者側が使う場合):MP4+1D3正気度。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
闇属性の魔力が敵を襲う。
1D6×人数分のダメージ。回避可能。
治癒の光
コスト(探索者側が使う場合):MP20。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
治癒の光で味方一人を包み込む。
1D50振って出た目の数値分味方単体のHPを回復する。
脈動する輝き
コスト(探索者側が使う場合):MP50。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
脈動する治癒の光で味方一人を包み込む。
1D30振って出た目の数値分、七ターンの間ターン終了後に味方全体を回復する半永続脈動回復を付与する。
ダンシング・ブレイズ
コスト(探索者側が使う場合):MP7。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。
1D6+3。回避可能。
アストラル・ショット
コスト(探索者側が使う場合):MP10。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。
1D6+6。回避可能。
アストラル・アローズ
コスト(探索者側が使う場合):MP12。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。
4D3。回避可能。
アストラル・ジャベリン
コスト(探索者側が使う場合):MP15。必要時間:瞬時。<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功した場合に発動することができる。
魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。
1D6+1×人数分。回避可能。
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【その他、『叡智の図書館』5Fで会話できる人物に関する情報】
・男性清掃員
「三階を掃除しておったら、本が落ちてきてな。こんな奇妙な紙があったんじゃ。子供がここで謎解きでもしていたのかのぉ。本の内容とは関係なかったから儂が預かっているんじゃが、総合案内に届けるべきかのぅ。じゃが、折角なら謎を解いてみたい。しかし、難しいのぉ」
その紙に興味を示すロールがあった場合。
「ほう、興味があるのか? ならば、この紙を進呈しよう。謎が解けたら答えを教えてくれ。それと、『総合案内所』に遺失物として届けてくれると助かるのぉ」
紙の内容
↓
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??? | 220
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・【衛兵】の鎧を纏った女性
「ふぅ、魔法で軽量化されているとはいえやっぱり兜は窮屈ね。あら、探索者の皆様ね。図書館では暴れず静かに行動してくれると嬉しいわ。有事にならなければ私達もゆっくりできるからね」
・【衛兵】の鎧を纏った男性
「よっ、探索者達。あんたらも大変だなぁ。図書館長と戦うんだろ? やめとけやめとけ、無理無理、無理に決まっている。前に暴漢が暴れてよ、俺達の対処が間に合わなかったことがあったんだ。心の臓をブスリと刺されて生きているなんて化け物かよ。って思ったぜ。ああ、でもなんかカラクリがあるんだって言っていたか? 自分の存在を定義する根源がなんとかかんとかって……あっ、これ、喋るなって言われていたんだっけ? 誰も聞いていないよな? ……ああ、なんだ。多分、あの人の根源はあの本だろうな? 特別図書の展示に置いてあったあの本は普段持ち歩いていた方じゃなかったみたいだし。まあ、どこにあるか分からないんだけどな」
【情報(『叡智の図書館』B1F編)】
エレベーターに「BBBB1111」と入力することで訪問することが可能。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、周囲の棚には貴重そうな本が多数所蔵されている。
二、中央に図書館長のおすすめというブースが作られている。
『詳細情報』
二、中央に図書館長のおすすめというブースが作られている。
最も強調されている本は『数の神秘』という書籍。三階の本棚の「05自然科学、数学」の棚にも同様の本があるが、それよりも遥かに草臥れている。かなり使い込まれている模様。
POPには、「『大教授』が数学を志すに至ったアビューパルト博士の著書」と書かれている。<図書館>を振って成功すれば『大教授』が興味を示していたであろう頁を発見できる(皺や線の跡などから)。ここには重要な部分を抜粋する。
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数字は神秘に満ちている。例えば、自分自身が自分自身を除く正の約数の和に等しくなる自然数を指す完全数。各項が直前の項の自分自身を除く約数の和となっている再帰数列を指すアリコット数列と呼ばれるものも実に神秘的だ。
友愛数も神秘的な数の組み合わせだと言えるだろう。異なる二つの自然数の組で、自分自身を除いた約数の和が互いに他方と等しくなるような数を指し、例えば220と284もその一つである。
220 の自分自身を除いた約数は、1, 2, 4, 5, 10, 11, 20, 22, 44, 55, 110 。これを全て足すと和は284になる。
284 の自分自身を除いた約数は、1, 2, 4, 71, 142 。これを全て足すと和は 220 である。
このような友愛数に、人と人との友情のようなものを見出す者もいる。
もし、我々人類にそれぞれ数字が割り振られていたとしよう。
ほとんどの場合が、1以外の共通の約数を持たないので互いに素となる。しかし、ほんの僅かな確率だが、本当に親しい、それこそ親友と呼ぶべき友情を築ける人物と出会えるかもしれない。それこそ、220と284のような。
このような荒廃した世界では、そのような幻想に縋りつきたい気持ちになることも理解できなくはない。
人と人は本質的には分かり合えないというのに。
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【情報(『叡智の図書館』B3F編)】
エレベーターに「BBBB3333」と入力することで訪問することが可能。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、エレベーターの目の前に分厚いガラスが嵌め込まれた巨大な壁がある。銀色の出入り口となる扉が一つあるが、扉は女性職員によって塞がれている
『詳細情報』
探索不能エリア。探索者が行けるのは女性職員の前までだけで、探索できるものは何もない。
書誌保存修復体験を希望する場合は総合案内所でエントリーすることができる。エントリーすると、書誌保存修復体験が解禁され、三十分受講コースと二時間受講コースが選べるようになる。
内容は以下の通り。
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・書誌保存修復体験三十分受講コース
<書誌学>に+10%。
・書誌保存修復体験二時間受講コース
<書誌学>に+99%。
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【情報(『叡智の図書館』B120F編)】
エレベーターに「00550284/02840055」と入力することで訪問することが可能。
ヒントは『探索者達の揺籠』=『キッチンルーム』で入手可能な『謎の写真立ての写真』に<万象言語理解>を使うか、五階の男性清掃員の持つ紙と『数の神秘』の友愛数を組み合わせることで求めることができる。ちなみに、『謎の写真立ての写真』に書かれていた数字は「02840055」である。
「55」と「284」は互いに素の関係。何故その二数が選ばれたのだろうか?
エレベーターは猛烈な勢いで地下へと落下する。そこには、これまでの図書館とは明らかに異なる薄汚れた研究所のような空間が広がっていた。……長らく掃除がされていないのか、埃が溜まっているようだ。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、右奥の方へと廊下が伸びている、その先には円筒形の物体が置かれた小部屋があるようだ。稼働を示す小さなランプの光が光っているが、近づかなければ中身は分からない。
二、左方向に本棚がある。本棚の下には無数の資料が散らばっている。
三、本棚の近くには研究用の机があり、無数の書類が散乱している。また、机の上には一冊の使い込まれた黒革の手帳が置かれている。
四、前方向に進むと床から突き出した四角い柱のようなものがある。腰辺りの高さのその柱の真ん中には丸い巨大なスイッチがあり、シャッターの絵が描かれている。
五、部屋の前方奥は分厚いシャッターのようなもので締められており、外の様子は確認できない。
『詳細情報』
この世界の闇そのもの。というか、本シナリオの闇そのものと言える場所へようこそ。
一、円筒形の物体
「膨大な円筒形の筒は全て緑色の液体で満たされている。中からはぶくぶくと泡が吹き出て、上へ上へと流れていく。筒の中には肉の塊があった。ぶよぶよとしたそれは、悍ましい異形と顔であったり、手や足の一部であったり、或いはなんの意味もない肉の塊であったり、脳の形をしていた。異形と目が合った。悍ましい怨嗟と共にこちらを覗き込む」
<SAN値チェック:1D8+1/1D100>
<ポルナ=パルヴァド神話>を振って成功すれば、彼らがかつて世界を支配していた神々であったことが分かる。思うがままに虐げ、苦しめてきた者達の成れの果て。そんな彼らに探索者達は果たして何を思うのか。
それと同時に、こうも思うかもしれない。何故倒された彼らはこうして保存されているのかと。
二、左の本棚と落ちている資料。
数学関連の書籍、歴史関係の書籍などが雑多に置かれている。
中には『ポルナ=パルヴァド神話』の見本本が含まれているようだ。作者は書かれていなかったが、ここから執筆者がこの研究所の持ち主であったことが分かるだろう。
『ポルナ=パルヴァド神話』を初めて読んだ場合は<SAN値チェック:1D6>。
初版本を読むと<ポルナ=パルヴァド神話>の技能が+69%される。
資料に<幸運>、<目星>、<図書館>を振り、どれか一つでも成功すれば資料の内容が開示される。
-----------------------------------------------
資料「神喰らいについて」
異界より偶然手に入れた書物に、「黄泉戸喫」と呼ばれるものが書かれていた。死者の世界の食べ物を食らうと元の世界に帰ることはできなくなるというものらしい。
人間の身体は数年で、完全に入れ替わると言われている。食べ物が消化され、栄養となり、身体を作る。
その身体を構成されるものが死者の世界のものに置き換われば死者となる。そういうことだと、私は解釈した。
神による理不尽は世界を襲っている。我々弱い人間に抗う術はない。彼らに勝つための方法を探すうちに私はある方法を思いついた。「黄泉戸喫」から着想を得たものだ。
抗争で負けた『イシュヴァルガ』という神の肉片を持ち帰って密かに培養を始めた。そして、その神の肉片の一部を食らった。すると、不思議と力が湧いてきた。今なら神も殺せる、そんな気がした。
世界は理不尽に満ちている。力あるものが支配する理不尽に満ちた世界だ。
そんな世界が許されてはならない。誰もが恐怖に晒されて怯える世界であってはならない。
――全ては、生きとし生けるもの全てにとって幸せな世界のために。
『蛮神討伐研究会』オルヴストゥラ
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三、机の上の資料
資料に<幸運>、<目星>、<図書館>を振り、どれか一つでも成功すれば資料の内容が開示される。
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資料「不死に関する研究」
人間の肉体は脆弱である。到底、神などという強大な存在と戦うことはできない。心の臓を貫かれれば終わりだ。
そこで、私は擬似的な不死を成立させる研究に着手した。その結果、特定の物体に魂の一部と臓器の一部を融合させることで私の根源となるとなるものを創り出した。
私の根源となる物体を破壊しない限り、私は何度も蘇ることができる。その根源は……私の……。
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三、机の上の黒革の手帖
探索者が興味を持って調査をすれば、情報が即座に解禁される。
どうやら、オルヴストゥラという人物の手帳らしい。様々な数式や走り書きが書かれているが、最終頁まで読み進めると奇妙な記述を見つけることになるだろう。
-----------------------------------------------
どうやら、私達は、失敗したらシイ。もう既にヒトとして、の自我を、保てなクなっているヨうだ。
世界ヲ救おう、救オウとした。そんな我ラもまた、神ト同じニナッタ。身勝手な神ト同じ存在ニ。
我々は愚カだっタ。神ヲ喰らイ、神となルということノ意味を理解シテいナカったノだ。
ドウカ……どうカ、世界を救っテ、欲しイ。我ラを止めテ欲しイ。
取り返シの付かなくナル……。
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※この資料を読むことをトリガーとして、探索者達に異変が生じる。『大教授』オルヴストゥラ、『狂える道化師』カバルスター、『狂神』アゼルクオン、『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオン、『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントの五戦に限り補正が入る。補正の内容は以下の通り。
一、戦闘開始に「絶対負けられない戦いを前にして探索者達の士気が高まった」というアナウンスが入り、受けるダメージが1/2、与えるダメージが2倍となる。
二、戦闘開始時に不定の狂気、永久的狂気に陥る状況に陥っても「このような状況で狂気に陥っている訳にはいかない。探索者は気合いで狂気を振り払った」というアナウンスが入り、正気度チェックの結果が消滅する。
三、戦闘中に気絶するほどのダメージを喰らっても「こんなところで気絶している暇はない。探索者は気合いで意識を保った」というアナウンスが入り気絶を免れることができる。
四、戦闘中に即死するほどのダメージを喰らっても「こんなところで死んでいる暇はない。探索者は気合いで命を繋いだ」というアナウンスが入り即死を免れることができる。その際HPが3まで回復する。この効果は何度でも使用可能。つまり、実質敵からの攻撃が無意味化する。
五、<ブラックホール>等の物理的に存在を抹消するタイプの強制キャラロスト攻撃を無効化することはできない。
四及び五、スイッチとシャッター
スイッチを押すことでシャッターが開閉する。外には出ることはできない。
ガラス越しに地球よりも遥かに発達した文明を探索者は見るだろう。中央には天をつくほどの巨大なタワーを見つけることができる。タワーは緑から青へとグラデーションしており、第一展望台には三つの黒い球体が、第二展望台には五つの黒い球体が浮かんでいる。街を歩く人影はなく、寒々しい気配が伝わってくる。
まさに、荒廃した未来都市である。
実は、この荒廃した未来都市の景色を見ておくことで発生するイベントがある。
【情報(『叡智の図書館』B2F編)】
エレベーターに「02200284/02840220」と入力することで訪問することが可能。
エレベーターを降りた先には様々な実験器具が置かれた研究室のような部屋となっている。その先に『図書館長室』と書かれた扉がある。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、部屋は清潔に保たれている。手入れが行き届いているようだ。
二、様々な実験器具が置かれている。
三、研究デスクに資料が山積みになっている。
四、禍々しいオーラを感じる扉ががある。
開くことでエリアボスの間に入ることができる。次の瞬間には扉が閉まり、エリアボスとの強制戦闘へ。
『詳細情報』
二、様々な実験器具が置かれている。
探索者が捜索を希望すれば、メスを回収することが可能。他に提案があれば、KPの判断に委ねる。
本数は最大六本まで。
武器として扱う場合のダメージは1D4、技能は<ナイフ>もしくは<投擲>。
何もないなら『数の神秘』の破壊に役立つけど、ぶっちゃけ役に立たないと思うけどなぁ。
三、研究デスクに資料が山積みになっている。
<図書館>に成功すれば以下の資料を発見することができる。
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資料「被検体 0001」
実験:失敗
効果:鼠を対象に動物実験。適合せずに死亡。
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資料「被検体 0135」
実験:生存
詳細:猿を対象に動物実験。生存はしたものの突出した力は得られず。発狂の傾向にあり。
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資料「被検体 0625」
実験:成功
詳細:鹿を対象に動物実験。適合して神の力の一端を得る。引き続き経過観察を行う。
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資料「被検体 7719」
実験:経過観察中
詳細:被験名カバルスター。時間もあまりないため、経過観察は並行して行う。神の力の発露は今のところない。……失敗してしまったのか?
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資料「被検体 7720」
実験:経過観察中
詳細:被験名オルヴストゥラ。続いて自身を対象に処置を施す。神の発露の兆候はなし。……くっ、このままでは。
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資料「被検体 7721」
実験:成功
詳細:被験名アゼルクオン。我が友に処置を施す。これで失敗すれば我々の悲願は叶わないということだろう。祈る神はないが、天に祈りを捧げる。
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四、禍々しいオーラを感じる扉がある。
禍々しいオーラを感じる扉を開けることで強制戦闘。門には宙を舞う本と魔術師の姿の彫刻が彫られている。
その他、技能で調べられることはない。
扉を開ける場合、以下のアナウンスを行う。
「ここより先はエリアボスの領域となります。『大教授』との戦闘に挑みますか?」
全員の同意後に突入。戦場は真っ赤な絨毯が敷かれ、前方と左右に無数の本棚が壁沿いに整然と一列に置かれた部屋。部屋は奥行き8m、部屋の幅は6m、高さが6mほど。
部屋に入ると同時に手に持っていた本を魔力で操って棚に戻すと、探索者達の前に立ちはだかる。
「お待ちしておりました! それでは始めましょうか? 神と人との戦いを!」
このセリフと共にバトル開始。
討伐後、『図書館エリア』と書かれたカードキーを入手。
帰還時は来た道を戻る。
【エネミーデータ(『叡智の図書館』編)】
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(エネミー)
【衛兵】
HP:99999(一ターン終了後に99999自動回復) MP:∞(一ターン終了後に∞自動回復)
STR:99999 CON:99999 SIZ:70 DEX:99999 INT:99999 POW:99999 DB:+99999 移動:99999
備考:図書館の治安維持に務める【衛兵】。特別な装備と地脈より吸収した膨大な魔力により再現なく強化されており、討伐は不可能である。
一ラウンド数の攻撃は二回。
攻撃方法:魔力を纏った剣による攻撃のみ。
保有技能:<近接戦闘(刀剣)(99999)> <回避(99999)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>を含め各種技に振られた技能値で判定する。
<回避(99999)> 望めば必ず回避できる。
<増援を呼ぶ(99999)> 増援の【衛兵】を呼ぶ。
<魔法剣斬り(99999)> 敵単体に99999の固定ダメージを与える。
※技能値が99999となっている技はダイスロールせずに確定で成功する。
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(エリアボスエネミー)
『大教授』
HP:150(固定) MP:9999(自動回復999)
STR:86 CON:60 SIZ:85 DEX:400 INT:600 POW:600 DB:+3D6 SAN:-666 移動:15
弱点:『数の神秘』(普段から持ち歩いていたもので、線や注釈などが書かれている一点もの。根源化している。破壊することでHPの残量に関わらず即死させることができる)。
装甲:全ての攻撃に対して100ポイントの魔術的装甲がある。これは、本人が復活した時に再生。更に初手で「あらゆる攻撃を三回だけ完全にカットするバリア」を貼る。この行動は初手のみ。戦闘で死亡後もターン数は継続されていると判断される。
備考:秘密組織『蛮神討伐研究会』の最高幹部『三賢人』の一人。アビューパルト博士の著書『数の神秘』と出会って数学者を志す。その過程で図書館に通い詰め、いつか世界中の本を集めて図書館を作ることを夢見るようになった。しかし、【大戦】が激化したことで両親や最愛の妹が神々の闘争に巻き込まれて死去。一人の生き残ってしまったオルヴストゥラは神への怒りと世界の平穏を取り戻すために同志と共に立ち上がった。神々を倒すために神と同化する道を選ぶが神の力は得られず副作用で発狂。自らが守りたかった世界を一度滅ぼしている。科学と魔術に精通し、おまけに不死性まで持つ強敵。それでも一定時間は手加減してくれるが、一定時間倒せないと本気で潰しに掛かってくる。本が燃えるため火属性の魔法は使わない(使えないとは言っていない)。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:多種多様な魔法を扱う。
保有技能:<近接格闘(格闘)(40)> <投擲(40)> <魔法(99)> <天文学(99)> <物理学(99)> <回避(66)> <ポルナ=パルヴァド神話(99)> <クトゥルフ神話(99)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
行動は以下のサイクルで行われる。
一ターン目
「お手並み拝見といきましょうか?」
<ダメージカットバリア×3(99)> 自身にあらゆる攻撃を三回だけ完全にカットするバリアを貼る。コストはMP1のみ。
二ターン目から九十九ターン目まで
<魔術付与ナイフ(40)> 1D6+3 <近接格闘(格闘)(40)>or<投擲(40)>の選択式。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP2のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP3のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP3のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP5のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP10のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP10のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP10のみ。
<萎縮(99)> 詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『第12章クトゥルフの呪文』を参照。対象を恐ろしい爆風に巻き込む。コストはMP10以上、40以下までの数値で投入。
<破壊(99)> 詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『第12章クトゥルフの呪文』を参照。対象一体を一時的に無力化する。本来のコストはMP3だが、『大教授』はMP10消費する。
百ターン目
「膠着状態が続いていますね。そろそろ本気でお相手しましょうか?」 行動無しの台詞のみ。
百一ターン目から百九十九ターン目
<グレート・アトラクター(99)> 1D1000+100+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。小規模な銀河を創造し、狙った目標の付近で銀河面の衝突を引き起こす。回避可能。コストはMP100のみ。
<メテオ・ストライク(99)> 1D320+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。隕石を落下させる。回避可能。コストはMP50のみ。
<ミーティア・レイン(99)> 1D320+DB×人数分 <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。無数の流星を降り注がせる。コストはMP70のみ。
<アトミック・ドライブ(99)> 1D10×1D100 <魔法(99)>と<物理学(99)>の融合技。核エネルギーを収束して撃ち出す。コストはMP70のみ。オルヴストゥラの編み出した魔法。
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP50のみ。
<神格召喚・アヴラアヴァオス=クローン(99)> 時空の門を生み出して『アヴラアヴァオス』のクローンを呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『アヴラアヴァオス』のクローンは第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<神格召喚・イシュヴァルガ=クローン(99)> 時空の門を生み出して『イシュヴァルガ』のクローンを呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『イシュヴァルガ』のクローンは第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<神格召喚・エデュバルグフ=クローン(99)> 時空の門を生み出して『エデュバルグフ』のクローンを呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『エデュバルグフ』のクローンは第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<神格召喚・ポラフォヒョルノ=クローン(99)> 時空の門を生み出して『ポラフォヒョルノ』のクローンを呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『ポラフォヒョルノ』のクローンは第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<異界神格召喚・クトゥルフ(99)> 時空の門を生み出して『クトゥルフ』を呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『クトゥルフ』は第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<異界神格召喚・クトゥグア(99)> 時空の門を生み出して『クトゥグア』を呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『クトゥグア』は第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<異界神格召喚・ハスター(99)> 時空の門を生み出して『ハスター』を呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『ハスター』は第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
<異界神格召喚・ニャルラトテップ(99)> 時空の門を生み出して『ニャルラトテップ』を呼び出す。従属させる力はないため、召喚された『ニャルラトテップ』は第三陣営として行動する。コストはMP50のみ。
二百ターン目
「まさか、ここまで生き残るとは……驚きです。ならば、お望み通り我が全力で死に至らしめさせてあげましょう」 行動無しの台詞のみ。
二百一ターン目以降
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
バナナの皮を投げられた場合の反応
一ターン目
1D6振って3以下の場合、滑って尻餅をつく。行動消滅。
二ターン目
「何故、こんな状況でバナナの皮を投げるのですか!? 気が知れません!!」 行動無しの台詞のみ。
即死するほどのオーバーキルダメージを喰らって生存した場合
「何故生きているのです!? あり得ないあり得ないあり得ないあり得ない!!!!!!」
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(エリアボスエネミー)
『数の神秘』
HP:1(固定) MP:0
STR:0 CON:0 SIZ:1 DEX:0 INT:0 POW:0 DB:0 SAN:0 移動:0
弱点:あらゆる物理攻撃・魔法攻撃など。
装甲:無し
備考:オルヴストゥラが大切に持ち歩いているアビューパルト博士の著書『数の神秘』。様々なメモ書きやライン引きがされている一点もの。根源化しており、破壊することで血液と臓器の一部、魂の一部が吐き出される。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:無し。技能も無し。
※ただし、特定の技能値ではなく各種技に振られた技能値で判定する。
<蘇生(999)> 『大教授』が死亡、自身が生存している場合に『大教授』を蘇生させる。なお、この情報は自身のターン経過で行われるが、『数の神秘』にターンが来ていることは公表されない。
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・アヴラアヴァオス
無限大の文字を彷彿とさせる二つの光の輪を背負い、白き馬の如き下半身と筋骨隆々な人間の如き上半身を持つ戦神。顔は青く、上半身には赤い体に緑の線が走り、瞳は金色と緑色のオッドアイだった。
刺し貫いた相手を戦奴隷として使役することが可能な『銀閃の長槍』という神武具を持っていた。神々の中でも一際交戦的な神であり、従えた者達や信徒達と共に数多くの侵略行為をしたと言われている。
オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
アヴラアヴァオス=クローン
HP:999(固定) MP:666
STR:700 CON:1000 SIZ:256 DEX:700 INT:999 POW:999 DB:+6D6 SAN:821 移動:15
弱点:無し
装甲:全ての攻撃に対して100ポイントの魔術的装甲がある。
備考:オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った『アヴラアヴァオス』。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:槍による攻撃を得意とする。
保有技能:<近接格闘(槍)(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<エインヘリアル・スピア(99)> 6D20+1/3で戦奴と化す。回避可能。
<エインヘリアル・ランス(99)> 6D80+1/3で戦奴と化す。回避可能。
<神々の宮殿(99)> 戦奴が生きている限りアヴラアヴァオスは不死となる。
<戦奴の贄(99)> 自身が受ける筈だったダメージや精神ダメージを全て戦奴に押し付ける。
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・イシュヴァルガ
六枚の燃え上がる翼を持ち、無数の銀色の筋が走った黒き触手の生えた下半身と、純白の美しい女性の上半身が合体したような姿の神。通常の腕の他に腰辺りから左右合わせて六本の腕が生えている。
髪は一本一本が蛇の形をしており、命を宿している。額に金色に輝く第三の目を持ち、それ以外の瞳は灰色。
怠惰と情欲の神。信徒達は皆退廃的だったという。
オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
イシュヴァルガ=クローン
HP:999(固定) MP:666
STR:495 CON:1000 SIZ:256 DEX:800 INT:999 POW:999 DB:+6D6 SAN:765 移動:15
弱点:無し
装甲:全ての攻撃に対して100ポイントの魔術的装甲がある。
備考:オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った『イシュヴァルガ』。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:多種多様な魔法を扱う。
保有技能:<近接戦闘(格闘)(99)> <魔法(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<慈悲なる煉獄の翼(99)> 敵一体を抱擁して灼熱の翼により一気に焼き尽くす。回避に失敗した場合、対象を問答無用で焼死させる。回避可能。
<傾世女神の蛇眼(99)> 回避に失敗した場合、「徐々に石化状態となる」。この石化を解く方法はなく、十ターンの経過で完全に石像と化す。回避可能。コストはMP1のみ。
<連続触手攻撃(99)> 10D6+DB 無数の触手による連続攻撃。
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・エデュバルグフ
無数の巨大な歯車によって構成された二つの巨大な翼を空中に浮遊させる形で持つ巨大な神。
ゴムのようなぶよぶよとした鱗に覆われた、眼光鋭い銀の瞳を持つ人型であり、最も人間に近い形をしている。特定の武器を持たず、その巨躯と生み出した機械兵器を駆使して暴れ回っていたという。
オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
エデュバルグフガ=クローン
HP:999(固定) MP:666
STR:666 CON:1000 SIZ:256 DEX:950 INT:216 POW:999 DB:+6D6 SAN:765 移動:15
弱点:無し
装甲:全ての攻撃に対して100ポイントの魔術的装甲がある。
備考:オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った『エデュバルグフガ』。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:多種多様な機械を扱う。
保有技能:<近接戦闘(格闘)(99)> <機械(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<歯車の翼(99)> 200D6+DB 翼を形成する無数の歯車を飛ばして攻撃する。
<万象を握り潰す(99)> 回避に失敗した場合、対象一体を握り潰して即死させる。
<収束波動砲(99)> 1D999 作り上げた波動砲から波動エネルギーの奔流を放つ。
<拡散波動砲(99)> 1D999×人数分 作り上げた波動砲から波動エネルギーの奔流を拡散させて放つ。
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・ポラフォヒョルノ
悪魔の如き蝙蝠を彷彿とさせる巨大な翼を持ち、樹木を変化させたような三本の足を持つ下半身と、大蛇の如き二本の腕、氷のように冷たく透明な筋骨隆々な男の上半身を組み合わせたような神。顔は雪の結晶を巨大化させたような仮面を付けたような形状になっている。
オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
ポラフォヒョルノ=クローン
HP:999(固定) MP:666
STR:220 CON:3200 SIZ:256 DEX:100 INT:100 POW:999 DB:+6D6 SAN:765 移動:15
弱点:無し
装甲:全ての攻撃に対して100ポイントの魔術的装甲がある。
備考:オルヴストゥラの手によって残骸からクローンとして蘇った『ポラフォヒョルノ』。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:多種多様な攻撃方法を持つ。
保有技能:<近接戦闘(格闘)(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<極寒のスノウクラッシュ(99)> 1D100+DB +1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。敵一体に氷で創り出した棍棒で殴った後、猛吹雪を浴びせる。
<蛇神喰らい(99)> 1D60+DB 敵一体に腕の大蛇で喰らいつく。
<大樹の吸刺(99)> 回避に失敗した場合、ポラフォヒョルノの鋭い根によって刺し貫かれる。毎ターンステータスのどれかの数値が-100される。
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・クトゥルフ
設定やステータスその他情報については『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『クトゥルフ(大いなるクトゥルフ)』を参照。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
クトゥルフ
HP:160 MP:42
STR:700 CON:550 SIZ:1052 DEX:105 INT:210 POW:210
一ラウンド数の攻撃は二回
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『クトゥルフ』を参照。
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・クトゥグア
設定やステータスその他情報については『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『クトゥグア』を参照。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
クトゥグア
HP:130 MP:42
STR:400 CON:600 SIZ:700 DEX:105 INT:105 POW:210
一ラウンド数の攻撃は三回
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『クトゥグア』を参照。
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・ハスター
設定やステータスその他情報については『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ハスター、名状し難きもの』を参照。どちらの味方をするかは決まっていない第三陣営。毎ターンランダムに自分以外に攻撃する。
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(エネミー)
ハスター
HP:150 MP:35
STR:600 CON:1000 SIZ:500 DEX:150 INT:75 POW:175
一ラウンド数の攻撃は三回
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ハスター』を参照。
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・ニャルラトテップ
設定やステータスその他情報については『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ニャルラトテップ』を参照。怪物の姿(『這い寄る混沌』の姿)で出現する。
勝手に召喚した『大教授』に苛立ちを覚えているのか、今回は全面的に探索者の味方をする。他の神々は全て討伐する必要があるのに対し、ニャルラトテップだけは戦闘終了後に人型の化身の姿となっていずこかへと姿を消す。
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(エネミー)
ニャルラトテップ、『這い寄る混沌』
HP:45 MP:13
STR:500 CON:300 SIZ:450 DEX:100 INT:430 POW:500
一ラウンド数の攻撃は二回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ニャルラトテップ』を参照。
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(→ 『欲望の賭博場』へ)
欲望の賭博場
【描写】( 『欲望の賭博場』エリアに初めて足を踏み入れた際)
「門を潜ると、そこは豪華絢爛なカジノだった。巨大なシャンデリアの下では紳士淑女達が楽しく談笑したり、ゲームに興じているようだ」
【情報( 『欲望の賭博場』編)】
エリアは『総合案内』、『ギャンブルエリア』、『食堂』、『医務室』、『地下闘技場』から成る。
『総合案内』、『ギャンブルエリア』、『食堂』は地続きで互いの居場所を別エリアからでも確認できるため、本項目では他のエリアとは異なり纏めて情報を開示する。これは、『詳細情報』についても同様。【SUB QUEST】を含む各種イベントごとやエリア内で楽しめるミニゲームについてはあまりにも多すぎるため、別項に書く。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
一、入ってすぐの場所から見て左手に『総合案内』と書かれたカウンターがある。真っ直ぐ進むと三段ほど下に向かう階段があり、その下のエリアは全て『ギャンブルエリア』となっている。
二、右手に進むと食堂とバーカウンターが併設された『食堂』エリア。こちらは『ギャンブルエリア』とは繋がっていない。『食堂』と『総合案内』の横幅を合わせた長さと『ギャンブルエリア』の横幅の長さは一致する。
三、急病人が出た場合等の対策のために『総合案内』横、つまり左手方向に進むと扉があり、その奥が『医務室』となっている。体調が優れない場合はここで介抱を受けることになる。医師と看護師計二名が常駐しているため、ここから無断で何かを持ち出すことは不可能。
『詳細情報』
◆『総合案内』編
『総合案内』では、燕尾服を纏った男性二名、バニーガールの衣装を纏った女性が二名。誰を選んでも対応は基本的に同じ。
ここではカジノの各エリアに関する説明や、遊べるゲームに関する説明、『欲望の賭博場』の総支配人への挑戦方法と挑戦のための手続きなどをしてくれる。
『総合案内』から見て右方向のカウンターはコイン販売所となっており、ここでエルコインとカジノコインの交換が可能となっている。手数料はない。
また、『総合案内』から見て左方向のカウンターには、壁に『萬屋カジノ店』という看板が掛かっており、様々な商品をカジノコインで購入することができる。『萬屋カジノ店』については、【カジノ内ショップ『萬屋カジノ店』について】の項目を参照。
各NPCについては【SUB QUEST】とNPCに関する情報は【『欲望の賭博場』で会話できる人物に関する情報】の項目を参照。
◆『ギャンブルエリア』編
様々なギャンブルを遊ぶことができる。具体的なゲームの内容は『ハイアンドロー』、『ポーカー』、『ルーレット』、『ビンゴ』、『地下闘技場』の五つ。入り口を南と置いて、北東に『ハイアンドロー』と『ポーカー』の受付、北西に『ルーレット』の受付、『ハイアンドロー』と『ポーカー』の受付よりも南の位置に『ビンゴ』エリア、『ルーレット』の受付よりも南の位置に『地下闘技場』の受付がある。どこかに『地下闘技場』へ行ける階段がある筈だが場所は明かされず、探索者達が調査することもできない。
『ハイアンドロー』と『ポーカー』は金髪のバニーガールが、『ルーレット』はスーツ姿の白髪の紳士が、『ビンゴ』は黄色のスーツを纏ったティアドロップサングラスの男が、『地下闘技場』の受付は紺色のスカートスーツの黒髪の女性が対応する。詳細は【カジノ内で遊べるゲームについて】を参照。実はこのエリア以外でも遊ぶことができる。
◆『食堂』編
一段高い南方向にバーカウンター、一段下がったところにフードコートのように無数の丸机と椅子が置かれたエリアがあり、北方向に調理エリアがあるようである(入れない)。
足を踏み入れるとウェイターがやってきて席まで案内する。食事は一律7,000カジノコインで、食事を取ることでHPやMP、正気度の回復が見込めるだろう。
メニューはKPと探索者の判断で決めても良い。食事以外にもできることがあるが、そちらについては別項に記す。
座席に座っているタキシード姿の青年(腕に100,283,652と書かれた金属タグが巻かれている)に話すことで、アイテムを購入することができる。
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名前 効果 値段
・ファンブルチケット 「ファンブルが込められたチケット」 100カジノコイン(売却不可)
※戦闘中にサイコロを振る代わりに使用することができるアイテム。特殊な状況で使用してクリティカルに変換された場合は『クリティカルチケット』に変換される。その場合は即時使用かキープの選択が可能で、キープを選択した場合は行動ターンがスキップされる。
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【『総合案内』について】
以下の選択肢の中から選択可能。
◆カジノの各エリアに関する説明
【情報( 『欲望の賭博場』編)】に書いてあることを参照。この情報をKPが説明する。担当者の口調にして説明することを推奨。
◆遊べるゲームに関する説明
『詳細情報』の『ギャンブルエリア』編に書いてあることと【『ギャンブルエリア』について】を参照。この情報をKPが説明する。担当者の口調にして説明することを推奨。
◆チップに関する説明
「当カジノにはチップ文化があります。もし、サービスを気に入ってくださったのであればお支払いいただけると嬉しいです。ちなみに、スタッフの中には良い情報をお話くださる方もいるようですよ」
◆ 『欲望の賭博場』の総支配人への挑戦方法と挑戦のための手続き
「探索者の皆様が本カジノの総支配人、カバルスターに挑戦する権利を得るためには1,000カジノコインの支払いが必要となります。お支払いになられますか?」
支払いが成功した場合は、「皆様は総支配人への挑戦権を獲得しました。準備ができましたら、お声掛けください。戦闘の中断はできませんのでしっかりと準備をすることをお勧め致します」と念を押す。別にエリアで言うところの禍々しい扉のイメージ。探索者達が挑む準備ができた場合は『地下闘技場』へと案内する。
戦場は無数の大理石の柱で支えられた円形の闘技場。客席には多くのオーディエンスが詰めかけている。部屋は広さ86×54、高さが50mほど。
部屋に入ると同時に戦闘開始。
「カジノ、楽しんでおられますか!? ワタシは総支配人を務めているカバルスターと申します! アヒャヒャヒャ! ここに来た貴方達の運は尽きたのです! サァ、始めようではありませんか! 究極の惨劇を!! アヒャヒャヒャ! アヒャヒャヒャ! くたばれい!!」
このセリフと共にバトル開始。
討伐後、『賭博場エリア』と書かれたカードキーを入手。
戦闘終了後は『総合案内』に戻される。
【発生する通常イベント集(『総合案内』編)】
『欲望の賭博場』エリアに入るとイベント発生。
初期装備の場合やカジノに相応しくない装いをしていた場合、一人の燕尾服姿のスタッフが探索者達の元へとやってくる。
「初めてのお客様ですね。本カジノにはドレスコードがございます。別室にてお着替えをお願い致します。それと、こちらのカジノには様々な国の方がお越しになります。不自由がないように<万象言語理解>の技能をお渡ししておりますのでご使用ください。
<万象言語理解(99)>を一人一つ受け取った後、別室に移動後。同カジノスタッフからタキシードorカクテルドレスを受け取ることができる。どちらを受け取るかは任意で選択可能、女性だからタキシード選択不可、男性だからカクテルドレスが選択不可という訳ではない。どこに配慮してんのガラウスさん。ってか、そんな配慮できるんだへー。
選択して着替えた後、入り口まで戻される。別室の探索は不可能。
【カジノ内ショップ『萬屋カジノ店』について】
『欲望の賭博場』の『総合案内』とコイン販売所(1エルコイン=1カジノコイン)の隣で様々な商品を購入できるショップ。魔術書と行商人ミ=ゴのショップ限定の武器、各種技能以外の全ての商品をランダムで販売する。こちらは行商人ミ=ゴのショップとは異なり探索者の要望に応じて商品を取り寄せることも可能。
商品の売買は全てカジノコインで行われる。『欲望の賭博場』のエリアボスである『狂える道化師』カバルスターを討伐した瞬間に価値が消失するなんてことはないため、安心して引き換えよう。良きギャンブルライフを。
・ドーピングアイテム
謎の技術で作られた薬品。凄く不味い。ゲロ不味い。
基本的に+10の効果がある。一個につき、販売価格は50,000カジノコイン。薬品名は以下の通り。
<薬学>等などの技能を振って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
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・チカラツヨナール STR+10
・タイリョクソダーツ CON+10
・ハヤクウゴケール DEX+10
・ウツクシナール APP+10
・カシコナーレ INT+10
・ココロツヨナール POW+10
・ケガハエール 死滅した毛根が復活する。
・ケガソダーツ 髪がフサフサになる。
・ハゲール 毛根を死滅させる。
・ゲンカイトッパー 種族限界を超えた強化が可能になる。一本、100,000,000,000カジノコイン。
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・万能薬
魔術と化学技術を融合させることによって生み出された万能薬。凄く不味い。ゲロ不味い。
精神的な不調からの脱却や異常状態の回復が見込める。一個につき、販売価格は50,000カジノコイン。
<薬学>などの技能を使って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
・医療用品
各種医療品を取り扱い。詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。
ついでに担当者がしっかりと衣料品の使い方を説明してくれる。
・アウトドア用品及び旅行用品、テント等
詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。
『沙漠の古代遺跡』と『龍穴の大空洞』の探索にあった方が良いかも(かなり広いエリアのため)。
・工具類、その他の道具類
詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。
……本シナリオで必要かと言われると、多分いらないかな?
・自動車等
詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。金額は現実相当でお値段高目が良いか。
エリアが最も広い『沙漠の古代遺跡』の沙漠以外では使用禁止。そりゃ、カジノや図書館や洞窟内で車に乗るのはマナー違反だよなそうだよな。
・各種武器
『クトゥルフ神話』でお馴染みの武器の数々。詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。
時代問わず基本的に全ての武器が販売可能なため、販売価格は最低値10カジノコイン、最高値は6,000カジノコインの中でKPが自由に設定して構わない。(力尽きました、助けてください)。
売却価格は基本的に販売価格の半額。ただし、この辺りもKPの裁量に任せる。
本稿ではカジノ内ショップ「萬屋カジノ店」で扱う本シナリオ固有の特別な品のみを記述する。
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武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) 値段
ユグドラシルの杖 <近接戦闘(格闘)> (武器として使う場合)or無し(魔術具として使用する場合) 4D10+DB(武器として使う場合)or現在のMPと同値の炎、水、風、土、闇のいずれかの属性魔法(魔術具として使用する場合)or味方単位のHPと正気度を1D3回復(魔術具として使用する場合) タッチ(武器として使う場合)or最大20m(魔術具として使用する場合) 100,000,000カジノコイン(目玉商品につき一点のみの販売)
キスカヌの棍棒 <近接戦闘(格闘)> 1D100+DB タッチ 3回 100,000,000カジノコイン(目玉商品につき一点のみの販売)
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・装備品等
紳士用衣料品、婦人用衣料品。詳細は『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』を参照。
カジノらしいフォーマルな品揃えを全面に押しておいた方が良いかもしれない。他のカジノとはかけ離れた商品はお取り寄せの形で持ってくるのが良いかも。
ちなみに、タキシード(30,000エルコイン/30,000カジノコイン相当)とカクテルドレス(199,999エルコイン/199,999カジノコイン相当)は『欲望の賭博場』初入場時にカジノに相応しくない服装をしていた場合に強制的に着せられる。ドレスコードがあるため、カジノに相応しい格好をしていない場合は『欲望の賭博場』に入ることができないので売却は非推奨。
本稿ではカジノ内ショップ「萬屋カジノ店」で扱う本シナリオ固有の特別な品のみを記述する。
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防具名 効果 値段
星屑の羽織 装備している時のみPOWとINTの値にそれぞれ+5する 100,000,000カジノコイン(目玉商品につき一点のみの販売)
幻の手鏡 一度のみ敵による攻撃のダメージを跳ね返す。物理・魔法どちらも可能。ただし、一度使用すると砕け散ってゴミと化す 100,000,000カジノコイン(目玉商品につき一点のみの販売)
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【『ギャンブルエリア』について】
・『ハイアンドロー』
金髪のバニーガールが受付を担当。無数のカードゲーム台が置かれたエリアの真ん中にいる。
ディーラー役のタキシードの男との一対一の勝負。最初に1D100を振って出た目の数字よりも次に1D100を振って出た数字が高いか低いか予想する。一回につき最低100エルコインを賭け、上限は無し。一回成功する度に金額が二倍されるが、失敗すると賭け金は戻ってこない。
・『ポーカー』
金髪のバニーガールが受付を担当。ディーラーは存在しない。一人から三人のNPCとの勝負になる。NPCに関する情報は【『欲望の賭博場』で会話できる人物に関する情報】の項目を参照。参加料として10カジノコインを支払う。
探索者側は最初に1D13を五回振り、その数字がカードとなる。基本カジノコインは100枚。ベッド、レイズ、コールを行った後、気に入らなかった出目のサイコロを振り直し、再びベッド、レイズ、コールを行った後、気に入らなかった出目のサイコロを振り直してショーダウンという流れ。
・『ルーレット』
スーツ姿の白髪の紳士が受付とゲームを担当。赤か黒、一から三十六までの数字の中から賭けたい分だけ賭けることができる。一箇所につき100カジノコイン以上。
一つの数字に賭ける「ストレート・アップ」という方法で賭けて成功した場合は36倍、隣接した二つの数字に対して賭ける「スプリット・ベット」の場合は18倍、隣接する三つの数字に対して賭ける「ストリート・ベット」の場合は12倍、四つの数字に対して賭ける「コーナー・ベット」の場合は9倍、六つの数字に対して賭ける「ダブル・ストリート・ベット」の場合は6倍、赤から黒かのみに賭ける「レッド・ブラック」の場合は2倍となる。
ルーレットの方法は最初に1D6をして奇数なら赤、偶数なら黒と判定する。その後、1D36を振ってその数字がルーレットの数字となる。
・『ビンゴ』
参加する探索者はあらかじめ1〜100までの数字から九個の数字を縦3横3の形に並べておく。この手製ビンゴカードは『ビンゴ』エリアの机の上で拾ったという設定になる。
黄色のスーツを纏ったティアドロップサングラスの男にゲーム参加料1,000カジノコインを支払ったらゲーム開始。1D100を二十五回振って1ラインビンゴで2,000カジノコイン、2ラインビンゴで4,000カジノコイン、3ラインビンゴで7,000カジノコイン、4ラインビンゴで12000カジノコイン、5ラインビンゴで16,000カジノコイン、6ラインビンゴで22,000カジノコイン、8ラインビンゴで66,000カジノコインを入手することができる。
・『地下闘技場』
『地下闘技場』という看板が掲げられたカウンターにいる紺色のスカートスーツの黒髪の女性に話し掛けることで遊ぶことができる。
遊ぶ方法は『自分が参加』と『参加者に賭ける』がある。
◆ 『自分が参加』
探索者は複数人数のチーム参加することが可能。勿論、個人でも参加可能である。参加料として100エルコインを支払う。敵エネミーを選択したい場合は、更に200エルコイン支払う。
ここでのHPとMPは本編進行中とは別のものとなり、死亡するほどのダメージを受けて敗北しても問題はない。ただし、正気度だけは共通のため、ここで正気度チェックを食らった場合のダメージは終了後も引き継ぐ。
敵エネミーの内容と報酬はあらかじめ決められており、勝利した場合はファイトマネーとしてその額を手に入れることができる。後述の『参加者に賭ける』と組み合わせることで更なる利益を狙うことも。
◆ 『参加者に賭ける』
あらかじめ探索者や敵エネミーには固定オッズが設定されており、賭けた側が勝負に勝った場合は賭けた額×オッズのカジノコインを獲得することができる。最大の参加人数は六人。
賭けの最低値は1,000カジノコイン。敵エネミーのステータスについては【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】を参照。
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・探索者側一人。オッズは20倍。
・探索者側二人。オッズは18倍。
・探索者側三人。オッズは16倍。
・探索者側四人。オッズは14倍。
・探索者側五人。オッズは12倍。
・探索者側六人。オッズは10倍。
・『バニーガールズ』
アイリーン、クリラス、アリアの三人。オッズは7倍。
・『伝説の傭兵』
ナディルの一人のみ。オッズは6倍。
・『偉大なるイス軍団』
イスの偉大なる種族、イスの偉大なる種族の二体。オッズは5倍。
・『ツイン・夜鬼』
夜鬼、夜鬼の二体。オッズは5倍。
・『ティンダロスの猟犬達』
ティンダロスの猟犬、ティンダロスの猟犬、ティンダロスの猟犬の三体。オッズは4倍。
・『深きもの達』
深きもの、深きもの、深きもの、深きものの四体。オッズは4倍。
・『ミ=ゴーズ』
ミ=ゴ、ミ=ゴ、ミ=ゴ、ミ=ゴの四体。オッズは4倍。
・『ショゴスの群れ』
ショゴス、ショゴス、ショゴス、ショゴスの四体。オッズは4倍。
・『ニャルニャルニャル』
赤の女王、暗黒のファラオ、膨らんだ女の三体。オッズは3倍。
・『伝説の勇者』
ユミリアの一人のみ。オッズは2倍。※ユミリアが味方にいる場合は戦えない。
・『神に至りし鹿』
『神に至りし鹿』アルヴァートスの一体のみ。オッズは1.5倍。
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【『食堂』について】
足を踏み入れるとウェイターがやってきて席まで案内する。ベルを鳴らすことでウェイターを呼ぶことができる。頼めることは以下の三つ。
◆料理や飲み物を注文
お好みの料理や飲み物を注文できる。どの品を選んでも一律7,000カジノコイン。『バー』からお酒や食事を運んでもらうこともできる。
◆シェフのおまかせ
料理を選ばすランダムな料理を注文する。どの品を選んでも一律7,000カジノコイン。複数の食事が来る可能性もあるため、望んでいる金額よりも高く付く場合が多い。料理長のご厚意でセット割りがされて合計金額から一割引される。
◆『スコヴィル・ファイト』に挑戦。
メニューに書かれていた『スコヴィル・ファイト』という言葉に興味を持ってウェイターに伝えると、ウェイターが少しだけギョッとした後、料理人のハンナという人物を紹介してくれる。彼女に話し掛けることで『スコヴィル・ファイト』にチャレンジすることができる。詳細は後述。
【『スコヴィル・ファイト』について】
一度目はウェイターに紹介された際に、一度目で断った場合や二度目以降は食堂の厨房前にいる料理人のハンナに話し掛けることができる。参加料は麻婆豆腐一皿分の7,000カジノコイン。個人でも団体でも出場可能。ミ=ゴは参加不可能。
『地下闘技場』とは異なり参加することのみ可能。NPCに関する情報は【『欲望の賭博場』で会話できる人物に関する情報】の項目を参照。
具体的な内容は一言で言い表すと『激辛料理早食い競争』。まず、参加者には1D1000を振ってもらい、その数値がSHU値と呼ばれる値としてステータスに刻まれる。扱いは正気度/SUN値と似たような扱い。
辛いものを食べ続けるとスコヴィル値/SHU値が減っていき、SHU値がゼロになると「全身の穴という穴から汗を吹き出し、意識が朦朧とする。口の中がヒリヒリとして、最早味など分からない。口からボワッと火を吐いたかと思うと、そこで意識はプツンと切れた」とアナウンスされて『医務室』送りとなる。……まさか、このために作った、の??
SHU値は一定時間の休息、辛くない料理を味わうことで回復する。また、牛乳やドリンクヨーグルトを飲むと回復するが、辛いものを食べている状態で水を飲むと更に減少する(1D3のダメージ)。
採点方法は『生存』、『最速』、『継続』の三要素。『生存』は無事に完食することを指し、『最速』は文字通り早く食べ切れたかどうかで判定される。SHU値は回復しない場合は引き継がれるため、連続で参加する場合は『継続』の項目で評価がされる。
ターンは味方チームが複数のメンバーで参加する場合、通常のバトルと同様にDEX順で行われる。選択できるのは指定通りの量を食べる『食べる』、一ターンに二回行動可能だが、SHU値に追加で二回の判定の平均値の0.5倍のダメージを受ける『早食い』、出目の二倍の量を食べられるが追加で出目の0.5倍のダメージを受ける『大食い』、『牛乳』(1D50の回復)か『ヨーグルト』(1D80の回復)か『水』(1D3のダメージ)のいずれかを飲むの中から一つ。
『⭐︎★★★★ 獅子唐辛子級麻婆豆腐』
毎ターン1D6のダメージで4ターン。『生存』9,000カジノコイン、『最速』+800カジノコイン、『継続』+600カジノコイン。
『⭐︎⭐︎ ★★★ ハラペーニョ級麻婆豆腐』
毎ターン1D10のダメージで6ターン。『生存』12,000カジノコイン、『最速』+1,600カジノコイン、『継続』+1,400カジノコイン。
『⭐︎⭐︎ ⭐︎★★ ハバネロ級麻婆豆腐』
毎ターン1D30のダメージで7ターン。『生存』19,000カジノコイン、『最速』+4,000カジノコイン、『継続』+3,000カジノコイン。
『⭐︎⭐︎ ⭐︎⭐︎★ キャロライナ・リーパー級麻婆豆腐』
毎ターン1D60のダメージで8ターン。『生存』27,000カジノコイン、『最速』+10,000カジノコイン、『継続』+9,000カジノコイン。
『⭐︎⭐︎ ⭐︎⭐︎⭐︎ ジヒドロカプサイシン級麻婆豆腐』
毎ターン1D100のダメージで9ターン。『生存』69,000カジノコイン、『最速』+40,000カジノコイン、『継続』+40,000カジノコイン。
初回クリア報酬『波動砲セット』。
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武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 (装弾数) フレーバーテキスト 値段
波動砲 <射撃(R/SG)> 1D300+60+DB(収束型の場合)or 1D120+DB×人数分(拡散型の場合)or1D80(連射型の場合) 10m(共通) 1(収束型)、1(拡散型)、6(連射型) 「魔術と科学を融合して生み出された兵器。波動エネルギーを打ち出す。収束・拡散・連射のアタッチメントを変更して使用することができる」 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン)
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※ターン数は一人で食した場合。複数人で食べる場合は全員分のターンを合計する。
【『バーカウンター』について】
『食堂』から移動することで席に座ることができる。お酒やおつまみなどが充実。お隣の『食堂』から料理を運んでもらうこともできる。正直、どちらに座ってもあまり変わりがないのでお好みでどうぞ。
【SUB QUEST:天才画家黒羽藍華のスランプ脱却作戦】
『ギャンブルエリア』の『ハイアンドロー』周辺にいる黒羽藍華に話し掛けるか、『狂える道化師』を討伐後に強制的に戻される『総合案内』でのイベントで解禁される。
・『ギャンブルエリア』の『ハイアンドロー』エリアで話し掛けた時の台詞
「初めましてだね。探索者の方々かな? 私は黒羽藍華、こんななりをしているけど、一応美大生だよ。ただ最近はスランプでね。今年も二連覇をかけて絵を描かないといけないんだけど……で、刺激が欲しいんだ! もし、君達が刺激的な経験をしたから是非話を聞かせてくれないか? 勿論、お礼はさせてもらうよ。じゃあ、早速今回の分のお礼をお支払いさせてもらおうかな?」
報酬:+10,000カジノコイン
・『総合案内』でのイベント時の台詞
「――ッ!? 君達だよね!? 『狂える道化師』を倒したの! 凄い凄いよ! 創作意欲が掻き立てられる!! 素晴らしい戦いだった! あんなに興奮したのは久しぶりだよ! ねぇねぇねぇ、さっきみたいな刺激的な経験をしたら是非私に話してくれないかな!! 勿論、お礼はさせてもらうよ」
・『甦りし者の王』討伐時の台詞
「なんかとんでもない偉業を達成したんだね。うんうん分かるよ。前に会った時よりも顔が精悍になっているからね! さて、お話を聞かせてもらえないかな? ……うんうんうんうん! 不死の敵との死闘! 砂漠での大冒険! 遺跡探訪!! 凄い凄いよ! 凄いよ!!! あはははははは!! ありがとう! 少ないけどお礼を払わせてもらうよ。また、経験をしたら是非お話を聞かせてもらいたい。頼んだよ!!」
報酬:+10,000カジノコイン
・『ノーヘッド・ドラゴン』討伐時の台詞
「なんかとんでもない偉業を達成したんだね。うんうん分かるよ。前に会った時よりも顔が精悍になっているからね! さて、お話を聞かせてもらえないかな? ……うんうんうんうん! 頭のない龍との壮絶な戦い!? 長い洞窟を大冒険! 凄い凄いよ! 凄いよ!!! あはははははは!! ありがとう! 少ないけどお礼を払わせてもらうよ。また、経験をしたら是非お話を聞かせてもらいたい。頼んだよ!!」
報酬:+10,000カジノコイン
・『神竜』討伐時の台詞
「なんかとんでもない偉業を達成したんだね。うんうん分かるよ。前に会った時よりも顔が精悍になっているからね! さて、お話を聞かせてもらえないかな? ……うんうんうんうん! 宝箱の中にいた強い龍との戦い!? そんなところに隠れているなんてびっくりだよね! 凄い凄いよ! 凄いよ!!! あはははははは!! ありがとう! 少ないけどお礼を払わせてもらうよ。また、経験をしたら是非お話を聞かせてもらいたい。頼んだよ!!」
報酬:+10,000カジノコイン
・『大教授』討伐時の台詞
「なんかとんでもない偉業を達成したんだね。うんうん分かるよ。前に会った時よりも顔が精悍になっているからね! さて、お話を聞かせてもらえないかな? ……うんうんうんうん! 図書館の秘密の部屋に辿り着くパスワードを発見!? 図書館長との壮絶な戦い!? 凄い凄いよ! 凄いよ!!! あはははははは!! ありがとう! 少ないけどお礼を払わせてもらうよ。また、経験をしたら是非お話を聞かせてもらいたい。頼んだよ!!」
報酬:+10,000カジノコイン
・『狂える道化師』討伐時の台詞
「――ッ!? 君達、本当に凄いよ! 『狂える道化師』を倒したの! 凄い凄いよ! 創作意欲が掻き立てられる!! 素晴らしい戦いだった! あんなに興奮したのは久しぶりだよ! 本当に君達に声を掛けて本当に良かった! ありがとう! 少ないけどお礼を払わせてもらうよ。また、経験をしたら是非お話を聞かせてもらいたい。頼んだよ!!」
報酬:+10,000カジノコイン
・五体のボスの撃破を報告した後の台詞
「あははは! 良い話をいっぱい聞けて良かったよ! 本当にありがとう! これで日展にも良い作品を提出できそうだ。さて、私もそろそろ帰ろうかな? 十分遊び尽くしたからね。……えっ、君達も帰りたい? 多分私達と同じ世界の出身だよね。私の持っている『会員カード』があれば帰ることはできると思うよ。私はここにいるから、ここでやり残したことがないのなら、もう一度私に話し掛けてね」
(→エンディングBへ)。
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅢ「ユミリア女史の頼み事」】
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅡ「ワクワク沙漠の大冒険」】のクリア後に解禁。
『沙漠の古代遺跡』の地下五階の門まで到達するとお別れを言って引き返す。その際に、「しばらくは沙漠のオアシスにいる」ことと、「近々カジノに行く旅行プランを出したいので、もしツテがあれば紹介状をもらってきて欲しい」という依頼をされる。この依頼を受けた後、『欲望の賭博場』の『総合案内』に向かい、「『欲望の賭博場』での旅行ツアーを企画したいユミリアという女性がいる」ということを伝えると、『紹介状』というアイテムを入手できる。これを『沙漠の古代遺跡』のオアシスにいるユミリアに渡すとイベントが発生、お礼を言ってからユミリアがオアシスから姿を消す。
その後、『欲望の賭博場』の『総合案内』エリアにユミリアが出現。無事に旅行ツアーの交渉ができたということを嬉しそうに教えてくれ、お礼を受け取ることができる。
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武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 フレーバーテキスト 値段
聖剣アルヴァストゥスカリバー <近接戦闘(刀剣)> 1D100+20+DB+聖浄 タッチ 5回 「伝説の勇者が使っていた聖剣」 非売品(売価1エルコイン/1カジノコイン)
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【SPECIAL CONVERSATION:ユミリア×藍華】
【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅢ「ユミリア女史の頼み事」】と【SUB QUEST:天才画家黒羽藍華のスランプ脱却作戦】をどちらもクリアする『ギャンブルエリア』の『ハイアンドロー』エリアにいる藍華が『総合案内』エリア移動して特殊会話が発生する。その後、藍華は『ギャンブルエリア』の『ハイアンドロー』エリアではなく『総合案内』エリアに出現するようになる。
藍華「もっ、もしかしてユミリア様ですか!?」
ユミリア「誰かしら? この世界の人ではないわよね。私のことを知っているの!?」
藍華「勿論です! じっ、実は私、前世はポルナ=パルヴァド界の『アルザジス王国』で宮廷画家をしていたんです! 勇者ユミリア様の活躍は聞き及んでいました! わっ、私大ファンなんです! 世界の守護者として戦うユミリア様のお噂を聞くと私も頑張らないとって、勇気が湧いてきたんです!!」
ユミリア「……『アルザジス王国』、ということは貴方は。……ごめんなさい、私は貴方達を守れなかった。自分の身を守るので精一杯で奴らに蹂躙されるのをただ見ていることしかできなかった。手の隙間から全てが零れ落ちていったの……『龍皇ナゴンヴアグラ』のことも、守れなかった。私はね、勇者なんてそんな大層な存在じゃないのよ。肝心なものは何も守れず、彼の成れの果ても滅ぼす勇気が無かった臆病者。なすべきことから目を逸らし、耳を逸らし、ここまで生き残ってしまった愚か者」
藍華「そんなことは……」
ユミリア「でも、ね。(探索者達の名前にさん付け)に彼の成れの果てを倒してもらって……私、ようやく向き合うことができたの。ようやく、私のやるべきことが分かったわ。ねぇ、(探索者達の名前にさん付け)、私を最後の戦いに連れて行ってくれないかしら? 勿論、足手纏いになるつもりはないわ!!」
ここで同行の許可を出すとユミリアが仲間に加わる。その代わりに藍華と共に元の世界に帰る「エンディングB」の分岐が消滅する。
ユミリアを連れていかないという選択(ここで断るという選択肢)を取れば「エンディングA」と「エンディングB」を一度のセッションで両方確認できる。ただし、ラスボス戦でのユミリアの特殊台詞は確認できなくなる。
【SUB QUEST:料理長からの依頼】
『欲望の賭博場』の『総合案内』付近(『医務室』側)にいる長いコック帽の男に話し掛けることでイベントが発生する。
「おう、探索者か? 『食堂』には行ったか? 俺はここの料理長なんだ。美味しい料理いっぱいあるからお腹いっぱい食べてくれよな。……で、相談なんだが、もし冒険の過程で『黄金の林檎』っていうものを手に入れたら譲って欲しいんだ! 実は新メニューに『誰も見たことのないパフェ』ってのを出せって副支配人のあんにゃろに言われたんだが、最後のピースがなくてな。あいつ性格悪いし、きっとネチネチ言ってくると思うんだぜ思い出しただけでああ――ッ!? ってことで、頼んだぞ!」
『黄金の林檎』を獲得し、消費せず持っている場合
「おっ、探索者達! もっ、もも、もしかして!? あっ、それだ、その黄金の輝きッ! 仄かに香る甘い匂いッ! 俺にその『黄金の林檎』譲ってくれないか!?」
譲る選択をした場合
「よし、そうと決まったら早速試作だ! ちょっとそこで待っててくれ!!!! 〜(一時間経過)〜 待たせたな! 試作品ができたんだ! 良かったら食べてくれ!! あっ、『黄金の林檎』のことなら安心しろ、俺の持っている<複製>って技能で量産したからしっかりとメニューとして出せるようになったからな!」
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アイテム名 効果 フレーバーテキスト 値段 売価
究極のパフェ 種族限界突破前の場合は最大HPとMPと正気度の最大値を99にした上で99まで最大HPとMPと正気度を回復する。種族限界突破後は最大HPとMPと正気度の最大値を9999にした上で9999まで最大HPとMPと正気度を回復する。 「誰も食べたことのない究極のパフェ。珍しいフルーツがこれでもかと詰め込まれている。一口食べればあゝ至福、心は天へと昇る気分」 100,000カジノコイン(料理長イベント後に購入解禁) 1エルコイン/1カジノコイン
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【SUB QUEST:副料理長からの頼み事】
『欲望の賭博場』の『総合案内』付近(『食堂』側)にいる短いコック帽の男に話し掛けることでイベントが発生する。
「探索者だな! 突然だが『冷凍バナナ』は好きか? 私は大好きだ! 君達はどうだ!? 好きか!? それとも嫌いか!?」
嫌いと伝えた場合
「そうか……」で会話が終わる。再度話し掛けた場合は先ほどのやり取りが無かったことにされる。
好きと答えた場合
「――ッ!? そうだよな! 『冷凍バナナ』は素晴らしい! 釘も打てるし、いざとなれば武器となる。投擲だって、鈍器にだって使える! それに美味しい! バナナの皮だって相手を転ばせるのに有効だ! 強い、それに美味しい! 『冷凍バナナ』こそまさに究極の料理なのだ! それなのに誰もこの価値を理解してくれないッ! 腹立たしい! だから、君達! 『冷凍バナナ』をこのカジノで布教してくれないか? くれるよな!? ありがとう!! それじゃあ、人数分のバナナを進呈しよう」
人数分のバナナがポーチに入り切らなかった場合
「残念ながらこれ以上は入らないみたいだな」
人数分のバナナを配り終えた場合
「おっ、探索者! ありがとうな! 『冷凍バナナ』の布教が順調に進んでくれて、正式に認めてもらうことができた! お礼をしたいんだが……ちょっとお前達のポーチを貸してもらえないか? すぐに戻ってくるからな! 〜(十分経過)〜 シュウノウ=サギヲに頼んでポーチに入る最大量を∞にまで増やしたぜ。たく、アイツは口八丁が上手いからな。鴨られる奴が多いんだよ。お前達まさか、詐欺られて……なんてある訳ないよな! これからも『冷凍バナナ』は販売するから是非是非布教してくれよな!」
上記のイベント終了後、副料理長から『冷凍バナナ』の購入が可能になる。
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武器名 技能 ダメージ 射程 攻撃回数 フレーバーテキスト 値段 売価
冷凍バナナ <近接戦闘(格闘)>or<投擲> 1D40+DB(鈍器として使用時)or1D20+10/2BD タッチ(鈍器として使用時)or STR/5m 1回 「副料理長ニャニャバ氏が選りすぐった急遽のバナナを凍らせたもの。凄く美味しい。途轍もなく甘い。食べるとHPと正気度が5回復して『冷凍バナナ』が消滅、代わりにバナナの皮が生成される」 1カジノコイン(イベント解禁後から【SUB QUEST:副料理長からの頼み事】クリアまで)、0カジノコイン(【SUB QUEST:副料理長からの頼み事】クリア後) 1,000エルコイン/1,000カジノコイン
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バナナの皮は「1D6振って3以下の場合、相手が滑って尻餅をつく」という効果。使用されると一部特殊セリフがある敵もいる。
【SUB QUEST:ポーチ拡張計画】
『欲望の賭博場』の『総合案内』付近にいる背中まで伸びる白髪混じりの黒髪を束ねたタキシードの男に話し掛けるイベントが発生する。
「探索者だな! ポーチは持っているよな!? そのポーチ、本当に使いこなせているのか? 探索中に後一つアイテムを持ちたい……それなのにポーチがいっぱいになって困ってしまう。そういうことが往々にしてあるんだ! どうだ? 俺がとっておきの『収納術』を教えてあげようか?」
断った場合
「おいおい、後一つ入らなくて困るのはお前さん達だぞ? まあ、俺は良いんだけどなぁ?」
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ポーチ拡張回数 増減値 値段
一回目 +1 100カジノコイン
二回目 +1 200カジノコイン
三回目 +1 300カジノコイン
四回目 +1 400カジノコイン
五回目 +1 500カジノコイン
六回目 +1 1,000カジノコイン
七回目 +1 1,500カジノコイン
八回目 +1 2,000カジノコイン
九回目 +1 2,500カジノコイン
十回目 +1 3,000カジノコイン
十一回目 +1 4,000カジノコイン
十二回目 +1 5,000カジノコイン
十三回目 +1 6,000カジノコイン
十四回目 +1 7,000カジノコイン
十五回目 +1 8,000カジノコイン
十六回目 +1 9,000カジノコイン
十七回目 +1 10,000カジノコイン
十八回目 +1 12,000カジノコイン
十九回目 +1 14,000カジノコイン
二十回目 +1 16,000カジノコイン
二十一回目 +1 18,000カジノコイン
二十二回目 +1 22,000カジノコイン
二十三回目 +1 27,000カジノコイン
二十四回目 +1 30,000カジノコイン
二十五回目 +1 40,000カジノコイン
二十六回目 +1 50,000カジノコイン
二十七回目 +1 70,000カジノコイン
二十八回目 +1 100,000カジノコイン
二十九回目 +1 150,000カジノコイン
三十回目 +1 200,000カジノコイン
三十一回目 +1 250,000カジノコイン
三十二回目 +1 300,000カジノコイン
三十三回目 +1 400,000カジノコイン
三十四回目 +1 500,000カジノコイン
三十五回目 +1 700,000カジノコイン
三十六回目 +1 900,000カジノコイン
三十七回目 +1 1,000,000カジノコイン
三十八回目 +1 1,400,000カジノコイン
三十九回目 +1 2,000,000カジノコイン
四十回目 +1 3,000,000カジノコイン
四十一回目 +1 5,000,000カジノコイン
四十二回目 +1 7,000,000カジノコイン
四十三回目 +1 8,000,000カジノコイン
四十四回目 +1 9,000,000カジノコイン
四十五回目 +1 10,000,000カジノコイン
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四十五回購入後
「まっ、こんなところかな? ポーチも少しは使い勝手が良くなっただろう? じゃあ、冒険頑張ってくれ!」
※ただの詐欺イベント。【SUB QUEST:副料理長からの頼み事】のクリアで∞のポーチが解禁されるため、やる必要性は皆無。
【『欲望の賭博場』で会話できる人物に関する情報】
・ノルゴード=バウムサルト
『総合案内』受付の燕尾服を纏った男性。髪は金髪で蒼瞳。通常の受付業務を担当する従業員。三十歳。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値240。
チップを払った場合の反応:「ありがとうございます」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「……失礼致しました、副料理長がご迷惑をおかけしております。ここで受け取らないというのは無作法。謹んで頂戴致します。――ッ!? これは、絶妙な甘み! シャリシャリとした口当たり! なるほど、副料理長の気持ちも理解できますね! ご紹介くださりありがとうございました」
・アルフレーズ=エゴンノーヘム
『総合案内』受付の燕尾服を纏った男性。髪は黒髪で赤瞳。通常の受付業務を担当する従業員。二十一歳。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D4(1の出目が3、2の出目が4、3の出目が5、4の出目が6という判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「ありがとうございます。カジノのルールをよくご理解しておりますね。そんな貴方方にアドバイスです。カジノの総支配人カバルスターは『狂える道化師』の異名で知られておりますよ」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「あー、副料理長に? 皆様も大変ですね。正直、カジノには不釣り合いだと思いますが、食べないのも『冷凍バナナ』に申し訳ないですからね。溶けないうちに頂戴しましょう。――ッ!! 美味い! 甘い! ――ッ!? ゴホン、無作法を晒してしまいました。ご紹介くださりありがとうございました。副料理長に美味しかったとお伝えください」
・アイリーン=フォールディム
『総合案内』受付のバニーガールの衣装を纏った女性。髪は赤髪でドリルヘア、瞳は灰色。通常の受付業務を担当する従業員。二十三歳。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D4(1の出目が7、2の出目が8、3の出目が9、4の出目が10という判定になる)。
『地下闘技場』出場:あり。詳細は【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】へ。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値590。
チップを払った場合の反応:「ありがとでーす」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「それをアタシに? はぁぁ……もしかして、副料理長の回し者? それともアタシのファン? 後者でそのプレゼントはないわぁ。まあ、でも受け取らないとアタシが悪者みたいだしもらってあげてもいいわよ。――ッ!? 美味っ……いえ、悪くない味だわ。べ、別に嫌いじゃない味ってだけよ!!」
・クリラス=スターマイン
『総合案内』受付のバニーガールの衣装を纏った女性。髪は金髪で緑がかった蒼瞳。通常の受付業務を担当する従業員。十九歳。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:あり。詳細は【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】へ。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「クリラスちゃんに投げ銭〜? 良い心がけだゾ!!」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「はーい、みんなのアイドル⭐︎クリラスちゃんだよ!? あっ、もしかして差し入れ? 『冷凍バナナ』は流石にセンスないと思うゾー。……えっ、そうじゃないって? あっ、副料理長の? 君達も大変だねー。よーし、クリラスちゃんが手伝ってあげよう! とりあえず食べて感想を伝えれば良いのかな? うーん、冷たくて美味しい! 副料理長が言うだけあって美味しいね。後は提供の仕方かな? 流石にそのまま出すのは違うと思うんだゾ!」
・アーヴァジス=ガスタマン
『総合案内』にいる料理長。五十二歳。
【SUB QUEST:料理長からの依頼】のメインキャラクター。『黄金の林檎』を求めており、手渡すと『究極のパフェ』を販売してくれるようになる。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D6(1の出目が4、2の出目が5、3の出目が6、4の出目が7、5の目が8、6の目が10という判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。「料理への冒涜だと思っている」
チップを払った場合の反応:「おっ、こんな裏方のためにありがとうな!」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「あー……副料理長の『冷凍バナナ』ね。たくあいつはよ! ああ、お前らが悪い訳じゃないから気にするな。……うーん、まあ、流石はあいつが選んだだけはある。ドルチェに『冷凍バナナ』を使って何か作れねぇか考えてやることにするよ」
・ニャニャバ=トスロフ
『総合案内』にいる副料理長。三十八歳。
二つ名は『冷凍バナナ卿(狂)』。【SUB QUEST:副料理長からの頼み事】のメインキャラクター。
イベント開始直後から『冷凍バナナ』を販売してくれる。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。「料理への冒涜だと思っている」
チップを払った場合の反応:「チップなんていいんだよ! それより『冷凍バナナ』だ! 『冷凍バナナ』を布教してきてくれ!」と言われてチップを返却される。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「あっ、私にはいいんだよ。十分愛しているからな! 他の奴に渡してきてくれ」
・ナグヴ=プラターン
『医務室』に常駐している医師。禿頭で眼鏡をかけている糸目の男性。二十四歳。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D6(1の出目が2、2の出目が3、3の出目が8、4の出目がJ、5の目がQ、6の目がKという判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「医者である私にチップは必要ないよ」と言われてチップを返却される。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「私にプレゼントかい? ほう……『冷凍バナナ』か。アイスクリーム症候群が嫌いでね、極力食べないことにしているのだが……うむ、確かに美味しいな。副料理長がお薦めするだけのことは…………うっ、頭が」
・セサミ=ミスルトゥ
『医務室』に常駐している看護師。青髪を腰まで伸ばした蒼瞳の美女。服の上からでも抜群のプロポーションをしていることが分かる。年齢不詳(五十二歳)の美魔女、自称永遠の十八歳。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D13(AからKまで満遍なく出る)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値880。
チップを払った場合の反応:「あら? お礼なんていいのよ。当然のことをしているだけだから」と言われてチップを返却される。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「私にプレゼント? 嬉しいわ。それじゃあ、遠慮なく頂いちゃおうかしら? とても美味しいわ。どこかの副料理長さんによろしくお伝え頂けるかしら?」
・北山信春
羽林家北山子爵家の当主で、北山グループの会長を務める白髪の老人。日本人。七十九歳。
『総合案内』付近にいる。特別な権利を得て 『欲望の賭博場』に入ることを許された人間であり、アブダクションされた探索者達とは一線を画する立場にある。
探索者達が足掻く様を「面白い見せ物」と捉えている悪趣味な人間。
通常会話での台詞:「探索者達よ! ここから脱出したいか? ハハハハ、儂は君達のような者達が足掻く様を見るのが好きでね。ここに招待されている連中も凡そ似たり寄ったりさ。儂には君達をここから出せる権利があるが、それを与える気はない。諦めることだねェ」
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D3(1の出目が2、2の出目が4、3の出目が6という判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「アハハハ! この私に庶民から差し入れか? それも、『冷凍バナナ』とは馬鹿にするのも……ッ!? 美味い! 美味いではないか!! なかなか良い心掛けではないか! だが、だからといって君達を元の世界に戻すつもりはないからな!」
・シュウノウ=サギヲ
『総合案内』付近にいる背中まで伸びる白髪混じりの黒髪を束ねたタキシードの男。
本シナリオ屈指の詐欺イベント(ハズレイベント)である【SUB QUEST:ポーチ拡張計画】のメインキャラクター。
特別な収納技術を有しており、提示した金額を支払うと方法を教えてくれる。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値20。
チップを払った場合の反応:「おっ、ありがとよ!」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「あっ、副料理長の『冷凍バナナ』か……あの人面倒なだよなぁ。まあ致し方ない、食べるしかないな。うーん、まあ、副料理長が豪語するくらいには美味しいと思うぜ」
・アリア=クィーン
『ギャンブルエリア』にて『ハイアンドロー』と『ポーカー』の受付を担当する金髪のバニーガール。年齢は二十三歳。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D6(1がA、2が9、3が10、4がJ、5がQ、6がKという判定になる)。
『地下闘技場』出場:あり。詳細は【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】へ。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値100。
チップを払った場合の反応:「チップ、ありがとうございます。是非楽しんでくださいね」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「副料理長の頼まれたのですか? 分かりました、頂戴しますね。あー、しゃりしゃりしていて美味しいです! 感想、副料理長に伝えておきますね。わざわざありがとうございます!」
・カシム=ザハートラ
『ギャンブルエリア』にて『ハイアンドロー』を担当するディーラー。タキシード姿で銀髪碧眼の好青年。年齢は二十二歳。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値250。
チップを払った場合の反応:「チップ、ありがとうございます。そうですね……では、少しヒントを。カジノの総支配人カバルスターには世界法則を超越する力が備わっています。幸運は不幸になり、不幸は幸運になり……速さという概念が逆転する不可思議な空間。二回使われれば元に戻り、三回使われれば再び逆転が発生する。彼と戦うのであれば、今、置かれている状況を正しく理解することが大切なのです」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「ほう、差し入れですか? 『冷凍バナナ』……副料理長に頼まれたのでしょう? 受け取っておきます。感想は後で副料理長にお伝えしておきますので」
・黒羽藍華
濃紺のセーラー服を纏ったお淑やかな大和撫子といった容姿の少女。髪色は濡羽色で瞳の色は若干紫色が混ざったような黒。二十歳。【SUB QUEST:天才画家黒羽藍華のスランプ脱却作戦】のメインキャラクター。特別な権利を得て 『欲望の賭博場』に入ることを許された人間であり、アブダクションされた探索者達とは一線を画する立場にある。
大手家電メーカーの黒羽電気ホールディングスの社長令嬢。跡取りの長男がいるため、自分は悠々自適に絵の道に進んだ。
高校卒業後は有名美大に進学。既に日展で賞を取った経験があり、二連覇を目指しているもののスランプに陥って苦心している。
絵以外に興味はなく、服を選ぶのが面倒くさいという理由で高校時代の制服を着用している。天才画家と称されてメディアにも顔出ししたことのある有名人だが、大学内ではかなりの変わり者として知られている模様。
容姿も美しく家も良家の生まれだが、本人は絵以外に興味はなく、幾人もの少年達を無自覚に玉砕へと追い込んできた。
『ギャンブルエリア』の『ハイアンドロー』と『ポーカー』の受付付近にいる。
前世はポルナ=パルヴァド界の『アルザジス王国』で宮廷画家をしていた。当時の性別は男性。この時代も絵以外に興味のない変人として知られていたが、流石に激動の世界情勢に対して無関心でいることはなく、様々な情報を収集していた模様。特に尊敬していたのは勇者ユミリアだった。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「まさか、異世界に来てまで『冷凍バナナ』を食べることになるとはね。嫌いじゃないし遠慮なく頂くよ。(モグモグ)……食べ物に基本頓着しない私でも分かるよ! これは美味しいバナナだ!」
・カタリナ・エメーリタ
イスパニア出身の白髪のおっとりとしたマダム。特別な権利を得て 『欲望の賭博場』に入ることを許された人間であり、アブダクションされた探索者達とは一線を画する立場にある。
『ギャンブルエリア』の『ルーレット』の近くにいる。
『ポーカー』への参加:サイコロは1D13(AからKまで満遍なく出る)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値700。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「これを私に? ありがとう、折角だから頂くわ」
・ダグラス=ディルファード
『ギャンブルエリア』にて『ルーレット』を担当するスーツ姿の白髪の紳士。年齢は八十二歳。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値40。
チップを払った場合の反応:「儂のサービスを気に入ってくれたかな? また『ルーレット』を楽しみたくなったらいつでも来てくれ。儂も楽しみにしているからのぉ」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「老骨に冷たいものは染みるのじゃが、折角の行為じゃ、後ほど頂くとしよう」
・ナディル=パペラピヌ
『ギャンブルエリア』にて『ビンゴ』を担当する黄色のスーツを纏ったティアドロップサングラスの男。オールバックの髪型で濃いサングラスをしているため瞳の色は不明。左目が垂直に眼を切り裂く古傷によって塞がれている。ビンゴではハイテンションに数字を叫ぶ。口癖は「ひぃやぁうぃーごー!!」。年齢は四十歳。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:あり。詳細は【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】へ。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値300。
チップを払った場合の反応:「おう! 楽しんでいるかい! ブラザー!! チップとは気前が良いな! じゃ、俺様からのアドバイスだ。うちの大将はかなりの派手好きなんだぜ! 爆弾人間をバゴーン! って爆発させるのが大好きみたいだ。しかも、この爆弾人間のダメージは固定だからタチが悪い。確実にダメージを与えられる手段があるってのは厄介だぜ」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「おう! 気が利くな! 声張って熱った身体に冷たいものはよく利くんだぜ! あっ、副料理長から頼まれたのか? じゃ、後で感想を伝えておくぜ! ブラザー! サンキューな!!」
・ニーナ=ストルベリ
『ギャンブルエリア』にて『地下闘技場』の受付を担当する女性。容姿は紺色のスカートスーツを纏ったショートボブカットの黒髪を持つ切れ長の眼を持つ綺麗系美女。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値690。
チップを払った場合の反応:「チップありがとうございます。お礼に良いことをお教えしましょう。支配人の取り巻きの爆弾人間は攻撃を受けた相手とは別陣営の敵に狙いを定めて飛び掛かります。しかも、連鎖するので厄介なんですよね。お気をつけください」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「『冷凍バナナ』……また、副料理長ですね。本当にご迷惑をお掛けしています。ああ、分かっていますよ。ちゃんと受け取るのでご安心ください。感想は副料理長に伝えておきますね」
・オリバー・ハザード
「エリー湖の英雄」と同じ名前を持つアメリカ人。所属は海軍、階級はO-2(中尉)。
勲章を下げた軍服姿でサングラスをかけた引き締まった筋肉を持つ銀髪の男性。特別な権利を得て 『欲望の賭博場』に入ることを許された人間であり、アブダクションされた探索者達とは一線を画する立場にある。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D6(1の出目が4、2の出目が5、3の出目が6、4の出目が7、5の目が8、6の目が10という判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「これもカジノのサービスかい? いや、君達はカジノの関係者じゃないのか? シェフに頼まれたのかい? まあ、ここの料理は気に入っているし、後でシェフに感想を伝えておくよ」
・ポール=ウォーカス
『食堂』で働くウェイター。銀髪碧眼の青年。年齢は二十三歳。ヴィオーラの弟。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「チップありがとうございます。何かありましたら遠慮なくお呼びくださいませ」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「『冷凍バナナ』、副料理長からの頼み事ですね。休憩の時間に頂きますね」
・ヴィオーラ=ウォーカス
『食堂』で働くウェイトレス。銀髪碧眼の女性。年齢は二十五歳。ポールの姉。
『ポーカー』への参加:あり。サイコロは1D13(AからKまで満遍なく出る)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「チップありがとうございます。何かありましたら遠慮なくお呼びくださいませ」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「『冷凍バナナ』……副料理長から頼まれたのですね。休憩の時間に頂いて、感想を副料理長にお伝えします。ありがとうございます」
・ハンナ=ミルコスタ
『食堂』で働く料理人。恰幅の良いおばちゃん。四十八歳。『スコヴィル・ファイト』の発案者で麻婆豆腐の調理も担当している。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「激辛麻婆気に入ってくれたかしら? あら、チップ? ありがとうね」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「副料理長に頼まれたのね。食べて感想を伝えておくわ」。
・クラフド=ノグロフ
『バー』で働くバーテンダー。眼鏡を掛けたタキシード姿の初老の紳士。
『ポーカー』への参加:無し。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
チップを払った場合の反応:「ご堪能頂けているようですね。おや、チップですか? ありがたく頂戴致しますね」
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「副料理長のご依頼でしたか? 頂戴致しましょう」
・ルーフシャ=オグワルド
カジノの客の一人。銀髪混じりの白髪の老人。他のカジノの客のような地球出身者でなく、歴とした異世界人。『叡智の図書館』で清掃員をしている。
通常会話での台詞:「儂の勤務している図書館にはある言葉が伝わっているんじゃ。『神は天より見下し、賢者は地の底に潜む』……一体何を示しているのか、解き明かしてくれる者は現れてくれないかのぉ。っと、そんなことをお主たちに言っても仕方がないか」
『ポーカー』への参加:サイコロは1D6(1の出目が4、2の出目が5、3の出目が6、4の出目が7、5の目が8、6の目が10という判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「ほう、副料理長がとな? あやつも昔から変わらぬのぉ。よし、食べて感想を伝えてやるとしよう。遠慮なく受け取らせてもらうぞ?」
・新島悠斗
探索者の青年。黒髪黒目の日本人。腕に100,283,652と書かれた金属タグが巻かれている。タキシード姿。
かなりの不幸体質らしく、カジノでは失敗続きらしい。『ファンブルチケット』というアイテムを販売している。
『ポーカー』への参加:サイコロは1D3(1の出目が2、2の出目が3、3の出目が4という判定になる)。
『地下闘技場』出場:無し。
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
『冷凍バナナ』を受け取った時の反応:「『冷凍バナナ』? 俺なんかのためにありがとうございます、はははっ」
・ユミリア=アルトゥヌス
ドリームツアー社社長で元勇者。出現方法の詳細は【SUB QUEST:ドリームツアー社のツアーⅢ「ユミリア女史の頼み事」】を参照。【SUB QUEST:副料理長からの頼み事】への挑戦を阻む隠しキャラ的な立ち位置。
『ポーカー』への参加:サイコロは1D2(1の出目がK、2の出目がAという判定になる)。
『地下闘技場』出場:あり。詳細は【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】へ。
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値999。
【エネミーデータ( 『欲望の賭博場』編)】
・イスの偉大なる種族
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値400。
初回遭遇時のみ<SAN値チェック:0/1D6>。
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(エネミー)
イスの偉大なる種族
HP:45 MP:13
STR:210 CON:130 SIZ:320 DEX:50 INT:100 POW:65 移動:7
一ラウンド数の攻撃は二回(電気銃は一ラウンド中に一回のみ使用可能)。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『イスの偉大なる種族』を参照。
-----------------------------------------------
・夜鬼
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値500。
初回遭遇時のみ<SAN値チェック:0/1D6>。
-----------------------------------------------
(エネミー)
夜鬼
HP:12 MP:10
STR:50 CON:50 SIZ:70 DEX:65 INT:20 POW:50 移動:6/飛行:12
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『夜鬼、顔のないもの』を参照。
-----------------------------------------------
・ティンダロスの猟犬
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値400。
初回遭遇時のみ<SAN値チェック:1D3/1D20>。
-----------------------------------------------
(エネミー)
ティンダロスの猟犬
HP:23 MP:24
STR:80 CON:150 SIZ:85 DEX:50 INT:85 POW:120 移動:6/飛行:20
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ティンダロスの猟犬』を参照。
-----------------------------------------------
・深きもの
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値100。
初回遭遇時のみ<SAN値チェック:0/1D6>。
-----------------------------------------------
(エネミー)
深きもの
HP:1 MP:24
STR:70 CON:50 SIZ:80 DEX:50 INT:65 POW:50 移動:8/泳ぐ:10
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『深きもの』を参照。
-----------------------------------------------
・ミ=ゴ
『スコヴィル・ファイト』への出場:無し。
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(エネミー)
ミ=ゴ、ユゴスよりの謎の科学者
HP:10 MP:13
STR:50 CON:50 SIZ:50 DEX:70 INT:65 POW:65 移動:7/飛行:9
一ラウンド数の攻撃は二回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ミ=ゴ、ユゴスよりの謎の科学者』を参照。
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・ショゴス
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値490。
初回遭遇時のみ<SAN値チェック:1D6/1D20>。
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(エネミー)
ショゴス、玉虫色の悪臭
HP:63 MP:10
STR:315 CON:210 SIZ:420 DEX:15 INT:35 POW:50 移動:10
一ラウンド数の攻撃は二回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ショゴス、玉虫色の悪臭』を参照。
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・アイリーン=フォールディム
『総合案内』受付のバニーガールの衣装を纏った女性。髪は赤髪でドリルヘア、瞳は灰色。通常の受付業務を担当する従業員。
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(エネミー)
アイリーン=フォールディム、バニーガール
HP:100 MP:60
STR:100 CON:80 SIZ:65 DEX:210 APP:99 INT:60 POW:60 DB:+1D6 移動:10
一ラウンド数の攻撃は三回。
攻撃方法:鞭による攻撃。
保有技能:<近接戦闘(鞭)(99)> <回避(99)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<ショックウィップ・女王様の鞭に傅きなさい!!(99)> 6D20+DB 回避可能。
<炎の鞭(99)> 1D10×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。
<雷の鞭(99)> 1D10×人数分+1D100で10以下の場合に麻痺の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能になる。回避可能。
<猛毒の鞭(99)> 1D10×人数分+1D100で10以下の場合に猛毒の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、毎ターン1D6 のダメージを受ける。回避可能。
<気付けの鞭(99)> 通常は1D10×人数分のダメージだが、攻撃対象が精神的な不調を抱えていた場合や睡眠状態にあった場合、その不調を取り去る代わりに1D50のダメージを受ける。回避可能。
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・クリラス=スターマイン
『総合案内』受付のバニーガールの衣装を纏った女性。髪は金髪で緑がかった蒼瞳。通常の受付業務を担当する従業員。
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(エネミー)
クリラス=スターマイン、バニーガール
HP:250 MP:10
STR:210 CON:200 SIZ:65 DEX:5 APP:99 INT:60 POW:60 DB:+1D6 移動:10
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:味方を守りつつ敵を攻撃する騎士のスタイル。
保有技能:<近接戦闘(刀剣)(99)> <近接戦闘(盾)(99)> <味方庇い(99)>
※ただし、特定の技能値ではなく<味方庇い>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<挑発(99)> 敵を引きつける行動をする。3ターンの間効果を発揮し、敵グループに対して攻撃する場合1/3の確率でしかクリラス以外の対象を狙えなくなる。回避不可能。
<守護の盾(99)> 盾をしっかりと構えることで次の行動ターンまで受けるダメージを1/5にする。
<シールドスウィング(99)> 1D10+DB 盾を思いっきりぶつけて攻撃する。回避可能。
<カウンターブレイド(99)> このターン自身に攻撃してきた者から一人に狙いをつけ、受けた合計の二倍のダメージを与える。回避可能。
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・アリア=クィーン
『ギャンブルエリア』にて『ハイアンドロー』と『ポーカー』の受付を担当する金髪のバニーガール。
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(エネミー)
アリア=クィーン、バニーガール
HP:100 MP:10
STR:210 CON:200 SIZ:66 DEX:120 APP:99 INT:60 POW:60 DB:+1D6 移動:10
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:味方を守りつつ敵を攻撃する騎士のスタイル。
保有技能:<近接戦闘(舞踏)(99)> <魅了(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<魅了の舞(99)> 艶かしい舞を舞って敵全体を魅了する。1D6振って4以上が出ると魅了される。魅了の効果は『新クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストヨルムvol.2 神格編』の『赤の女王』の頁にある『惑わすオーラ』と同様。回避不可能。
<混乱の舞(99)> 見ているだけで目の回るほどの激しい舞を舞う。1D6振って4以上が出ると混乱状態になる。混乱状態になった場合、攻撃をする際1/2の確率で自分がダメージを受けてしまう。回避不可能。
<催眠の舞(99)> 見ているだけで眠たくなるような舞を舞う。1D6振って4以上が出ると睡眠状態になる。回避不可能。
<武闘拳舞(99)> 30D2+DB 至近距離で舞いながら無数の掌底撃ちを放つ。回避可能。
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・ナディル=パペラピヌ
『ギャンブルエリア』にて『ビンゴ』を担当する黄色のスーツを纏ったティアドロップサングラスの男。オールバックの髪型で濃いサングラスをしているため瞳の色は不明。左目が垂直に眼を切り裂く古傷によって塞がれている。
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(エネミー)
ナディル=パペラピヌ、隻眼の『剣聖』
HP:200 MP:10
STR:300 CON:300 SIZ:80 DEX:300 APP:49 INT:400 POW:300 DB:+1D20 移動:30
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:剣をメインに扱う。
保有技能:<近接戦闘(刀剣)(99)> <近接戦闘(格闘)(99)> <回避(30)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<大剣振り下ろし(99)> 1D50+DB 高速で上段から剣を振り下ろして敵を粉砕する一撃。回避可能。
<斜め下ろしからの斬り上げ(99)> 2D20+DB 高速で袈裟斬りと斬り上げを行う。斬り上げは一度目の傷口を通過するため、一度の攻撃で傷は一つのみ残る。回避可能。
<大剣刺突(99)> 1D40/1D100 急所を狙って放つ高速の刺突。回避可能。
<赤熱する大剣(99)> 大剣に炎属性を付加する。次回の攻撃で確定で炎上を発生させ、何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを与える。
<凍結する大剣(99)> 大剣に氷属性を付加する。次回の攻撃で確定で凍傷の発生させ、何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを与える。
<雷纏う大剣(99)> 大剣に雷属性を付加する。次回の攻撃で確定で麻痺を発生させ、何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能にする。
<光纏いの神速蹴り(99)> 1D20+DB 光を纏わせた足で大気を蹴って敵に肉薄して蹴りを放つ。回避不可能。
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・赤の女王
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値200。
赤の女王(怪物)に初回遭遇時のみ<SAN値チェック:1/1D6>。
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(エネミー)
赤の女王(人間体)
HP:17 MP:100
STR:80 CON:95 SIZ:80 DEX:90 INT:430 POW:500 DB:+1D4 移動:12
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストヨルムvol.2 神格編』の『赤の女王』を参照。
※『クトゥルフ神話』に登場する全ての魔法を扱える他、異世界に到達して新たな魔法も獲得している。追加魔法は以下に記す。
※人間体でHPが7以下になった時に『赤の女王(怪物)』に変化。
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP20のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP20のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP20のみ。
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(エネミー)
赤の女王(怪物)
HP:70 MP:100
STR:400 CON:250 SIZ:450 DEX:100 INT:430 POW:500 DB:+10D6 移動:16
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストヨルムvol.2 神格編』の『赤の女王』を参照。
※『クトゥルフ神話』に登場する全ての魔法を扱える他、異世界に到達して新たな魔法も獲得している。追加魔法は以下に記す。
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP20のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP20のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP20のみ。
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・暗黒のファラオ
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値400。
暗黒のファラオ(触手の顔をした姿)に初回遭遇時のみ<SAN値チェック:1D4/1D8>。
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(エネミー)
暗黒のファラオ
HP:17 MP:100
STR:80 CON:95 SIZ:80 DEX:90 INT:430 POW:500 DB:+1D4 移動:12
一ラウンド数の攻撃は一回。
※基本は『新クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストヨルムvol.2 神格編』の『暗黒のファラオ』と同じだが、『狩り立てる恐怖』は引き連れていない。自ら戦闘を行うよりも『赤の女王』と『膨らんだ女』に攻撃させることを好んでいる。二人が倒された場合、『新クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストヨルムvol.2 神格編』の『暗黒のファラオ』と同様にエネルギーの奔流で攻撃してくるが、攻撃回数は一ラウンドに一回と強化されている。『赤の女王』と『膨らんだ女』が討伐された後、最後に自身が討伐された場合に限り、怪物の化身へと姿を変える。
※『クトゥルフ神話』に登場する全ての魔法を扱える他、異世界に到達して新たな魔法も獲得している。追加魔法は以下に記す。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP20のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP20のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP20のみ。
※更に以下の技能を使用する。
<歪曲する認識(99)> 影を薄くする行動をする。10ターンの間効果を発揮し、敵グループに対して攻撃する場合1/3の確率でしか暗黒のファラオを狙えなくなる。回避不可能。
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・膨らんだ女
『スコヴィル・ファイト』への出場:あり。SHU最大値800。
膨らんだ女に初回遭遇時のみ<SAN値チェック:1D8/1D20>。
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(エネミー)
膨らんだ女
HP:39 MP:100
STR:155 CON:220 SIZ:170 DEX:95 INT:430 POW:500 DB:+10D6 移動:16
一ラウンド数の攻撃は一回。
※その他の能力に関しては『新クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストヨルムvol.2 神格編』の『赤の女王』を参照。
※『クトゥルフ神話』に登場する全ての魔法を扱える他、異世界に到達して新たな魔法も獲得している。追加魔法は以下に記す。
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP60のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP20のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP20のみ。
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・ニャルラトテップ
設定やステータスその他情報については『新クトゥルフ神話TRPGルールブック』の『ニャルラトテップ』を参照。『叡智の図書館』エリアの頁に載っているエネミーとステータスは同じ。
・ユミリア=アルトゥヌス
ドリームツアー社社長で元勇者。
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(エネミー)
ユミリア=アルトゥヌス、ドリームツアー社社長
HP:250(一ターン終了後に30自動回復) MP:900(一ターン終了後に100自動回復)
STR:9999 CON:9999 SIZ:65 DEX:9999 APP:9999 INT:9999 POW:9999 DB:+9999 移動:99
備考:新進気鋭の旅行会社ドリームツアー社社長。三十四歳女性独身彼氏募集中。零細企業の自覚があり、顧客を増やすべく模索している最中。【大戦】時代にはどうやら勇者として活躍していたらしく、人類の守護者として狂った神々と戦っていたやべえ奴。本当にお前人間かよ?
一ラウンド数の攻撃は二回(ステータス含めて弱体化喰らいました)
攻撃方法:聖剣による攻撃及び多種多様な魔法攻撃及び回復魔法。
保有技能:<近接戦闘(刀剣)(99)> <魔法(99)> <回避(256)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<聖なる斬撃(99)> 1D100+20+DB+聖浄
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<治癒の光(99)> 1D1000振って出た目の数値分味方単体のHPを回復する。コストはMP1のみ。
<治癒の奇跡(99)> 1D1000振って出た目の数値分味方全体のHPを回復する。コストはMP10のみ。
<脈動する輝き(99)> 1D100振って出た目の数値分、七ターンの間ターン終了後に味方全体を回復する半永続脈動回復を付与する。コストはMP1のみ。
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・『神に至りし鹿』アルヴァートス
【資料「被検体 0625」】にて示された適合して神の力の一端を得た神々しくもグロテスクな姿をした鹿の化け物。無数の顔や腕や足などが適当に寄せ集められたような肉の翼を持ち、瞳は銀色と金色のオッドアイに変化している。尻尾は蛇へと変わっているようだ。背中には光輪を背負っている。
初回遭遇時のみ<SAN値チェック:1D10/1D100>。
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(エネミー)
『神に至りし鹿』アルヴァートス
HP:390 MP:900
STR:212 CON:300 SIZ:160 DEX:999 INT:999 POW:999 DB:+3D10 移動:99
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:神の力を宿した肉弾戦。
保有技能:<近接戦闘(格闘)(99)> <回避(256)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<『神に至りし鹿』アルヴァートスは角に雷撃を溜め込んでいる(99)> 行動無し。次のターンに確定で<ボルテージ・ヘッドホーン(99)>を使用する。
<ボルテージ・ヘッドホーン(99)> 2D50+DB+10以下の場合に麻痺の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能になる。回避可能。
<『神に至りし鹿』アルヴァートスは大気中から水分を凝縮している(99)> 行動無し。次のターンに確定で<ボルテックス・ハイドロバースト(99)>を使用する。
<ボルテックス・ハイドロバースト(99)> 60D3+攻撃対象の敵単体をノックバックして壁まで吹き飛ばす。回避可能。
<蹄で蹴る(99)> 1D30+5+DB 蹄による高速蹴り攻撃。回避可能。
<二度蹴り(99)> 2D20+10+DB 蹄による高速二度蹴り攻撃。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
<凶悪な牙(99)> 1D10+1/3の確率でランダムに状態異常が発生。1D6で1が出たら猛毒、2が出たら麻痺、3が出たら混乱、4が出たら睡眠、5が出たら凍傷、6が出たらスタン状態となって一ターン行動不能となる。
<蠢く獣性(99)> 1D20+2+DB×人数分 無数の分身体を生じさせ、次々と攻撃を仕掛ける。
<轟く獣声(99)> 次のターンに自身が与えるダメージが二倍+全員が1D100を振って50以下であればスタン状態となりこのターンは動けない。
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(エリアボスエネミー)
『狂える道化師』
HP:256(固定) MP:9999(自動回復9999)
STR:90 CON:70 SIZ:80 DEX:420 INT:400 POW:400 DB:+2D8 SAN:-666 移動:13
備考:秘密組織『蛮神討伐研究会』の最高幹部『三賢人』の一人。【大戦】中期、幼い頃に神々の争いで両親を失いスラムで生活していたが、大道芸人の一座に拾われてサーカス団と行動を共にしていた。二年後にはサーカス団の一員となり、ピエロとしてサーカスの舞台にも出ていた。しかし、【大戦】が後期になり、再び戦争が激化するとその争いに巻き込まれてサーカス団は壊滅。唯一の生き残りであるカバルスターは神への怒りを心の中で燃やし、同じ怒りを胸中に抱く仲間を探して求めた。神々を倒すために神と同化する道を選ぶが神の力は得られず副作用で発狂。破壊の限りを尽くした。神性は得られなかったものの、限定ながら因果に干渉する力を得ている。トリッキーな戦法は厄介を極める。
一ラウンド数の攻撃は二回。
攻撃方法:トリッキーな戦法を得意とする。
保有技能:<奇術(99)> <近接格闘(格闘)(50)> <投擲(60)> <魔法(99)> <ポルナ=パルヴァド神話(99)> <化学(99)> <回避(65)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
行動は以下のサイクルで行われる。
一ターン目
<マジックルーム(99)> サイコロ目に干渉する特殊な空間を作り上げる。このルームが形成されている間は探索者側の判定のサイコロ目がサイコロの最大値から引いた数が出目となる。ファンブルやクリティカル判定の場合は計算を行わずにファンブルがクリティカルに、クリティカルがファンブルになる。二回使用で元に戻る。コストは無し。
<スピードルーム(99)> 速度に干渉する特殊な空間を作り上げる。このルームが形成されている間はDEXが遅い順に行動することになる。二回使用で元に戻る。コストは無し。
二ターン目
<二足歩行爆弾投下(99)> 『爆弾人間』を召喚する。この時に召喚されるのは確定で八体。
<シングル・カードシュート(60)> 1D10+DB
三ターン目から九ターン目
<シングル・カードシュート(60)> 1D10+DB
<ダブル・カードシュート(60)> 1D10+DB ×2人
<魔術付与ナイフ(50/60)> 1D6+3 <近接格闘(格闘)(50)>or<投擲(60)>の選択式。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP3のみ。
<ケミカル・ハリケーン(99)> 36D2+DB 液体の化学物質を含んだ竜巻を発生させて敵単体に向けて放つ。
<ケミカル・ジャグリング(99)> 1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+DB 1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、DBで一回、それぞれ個別に対象を指定することができ、それぞれに<回避>を振ることができる。化学物質を変化させた火の玉をお手玉して、次々と放つ。
<アシッド・ハザード(99)> 3D10+10×人数分 酸の雨を降らせて攻撃する。
<不気味な笑みを浮かべている(99)> 何もしない。
<マジックルーム(99)> サイコロ目に干渉する特殊な空間を作り上げる。このルームが形成されている間はサイコロ目をサイコロの最大値から引いた数が出目となる。ファンブルやクリティカル判定の場合は計算を行わずにファンブルがクリティカルに、クリティカルがファンブルになる。二回使用で元に戻る。コストは無し。
<スピードルーム(99)> 速度に干渉する特殊な空間を作り上げる。このルームが形成されている間はDEXが遅い順に行動することになる。二回使用で元に戻る。コストは無し。
十ターン目
<不気味な笑みを浮かべている(99)> 何もしない。
<『爆弾人間』に一斉攻撃命令を出した(99)> 『爆弾人間』に攻撃を命令する。
十一ターン目
<不気味な笑みを浮かべている(99)> 何もしない。
<二足歩行爆弾投下(99)> 『爆弾人間』を召喚する。召喚される数は1D10で決定。
十二ターン目から十九ターン目
<シングル・カードシュート(60)> 1D10+DB
<ダブル・カードシュート(60)> 1D10+DB ×2人
<魔術付与ナイフ(50/60)> 1D6+3 <近接格闘(格闘)(50)>or<投擲(60)>の選択式。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP3のみ。
<ケミカル・ハリケーン(99)> 36D2+DB 液体の化学物質を含んだ竜巻を発生させて敵単体に向けて放つ。
<ケミカル・ジャグリング(99)> 1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+DB 1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、DBで一回、それぞれ個別に対象を指定することができ、それぞれに<回避>を振ることができる。化学物質を変化させた火の玉をお手玉して、次々と放つ。
<アシッド・ハザード(99)> 3D10+10×人数分 酸の雨を降らせて攻撃する。
<不気味な笑みを浮かべている(99)> 何もしない。
<マジックルーム(99)> サイコロ目に干渉する特殊な空間を作り上げる。このルームが形成されている間はサイコロ目をサイコロの最大値から引いた数が出目となる。ファンブルやクリティカル判定の場合は計算を行わずにファンブルがクリティカルに、クリティカルがファンブルになる。二回使用で元に戻る。コストは無し。
<スピードルーム(99)> 速度に干渉する特殊な空間を作り上げる。このルームが形成されている間はDEXが遅い順に行動することになる。二回使用で元に戻る。コストは無し。
二十ターン目
<不気味な笑みを浮かべている(99)> 何もしない。
<『爆弾人間』に一斉攻撃命令を出した(99)> 『爆弾人間』に攻撃を命令する。
※以降は一の位が一となるターンに十一ターン目と同様の行動を、一の位が零となるターンに二十ターン目と同様の行動を、それ以外のターンに十二ターン目から十九ターン目と同様の行動をする。
バナナの皮を投げられた場合の反応
一ターン目
1D6振って3以下の場合、滑って尻餅をつく。行動消滅。
二ターン目
「アハハハ! この状況でバナナとは! さては貴方達もエンターテイナーですね!!」 行動無しの台詞のみ。
※『爆弾人間』を召喚するターンに反応が出た場合は召喚が失敗して『爆弾人間』は呼び出されず、従って<『爆弾人間』に一斉攻撃命令を出した>が不発に終わる。<『爆弾人間』に一斉攻撃命令を出した>を使うターンが潰れる場合は、『爆弾人間』が爆発せず次のターンに移行する。
即死するほどのオーバーキルダメージを喰らって生存した場合
「流石にそれはジョークが過ぎるんじゃありませんか?」
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(エネミー)
爆弾人間
HP:1 MP:0
STR:150 CON:50 SIZ:75 DEX:50 INT:0 POW:0 DB:+1D10 移動:60
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:自爆。
保有技能:<自爆(99)> <回避(1)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<爆弾人間はボーっとしている> 何もしない。
<爆弾人間はボケーっとしている> 何もしない。
<爆弾人間は足元をちょこんと蹴った> 何もしない。
<爆弾人間は命令を受けて組み付いた> 対象一体に組み付く。
<自爆> 敵単体に2の固定ダメージ。他に組み付いている『爆弾人間』がいる場合はその数分2を階乗したダメージを与える。e.g.(i.e.):二体の『爆弾人間』の場合は2の2乗のダメージで4、三体の『爆弾人間』の場合は2の3乗のダメージで8の固定ダメージを与える。爆発後、残りHPに関係なく自身は死亡する。
※一ダメージでも与えられると自爆モードに移行する。
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(エネミー)
爆弾人間(自爆モード)
HP:∞ MP:0
STR:150 CON:50 SIZ:75 DEX:50 INT:0 POW:0 DB:+1D10 移動:60
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:自爆。
保有技能:<自爆(99)> <回避(1)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
<爆弾人間は狂える道化師に組み付いた> 狂える道化師に組み付く。
<自爆> 敵単体に2の固定ダメージ。他に組み付いている『爆弾人間』がいる場合はその数分2を階乗したダメージを与える。e.g.(i.e.):二体の『爆弾人間』の場合は2の2乗のダメージで4、三体の『爆弾人間』の場合は2の3乗のダメージで8の固定ダメージを与える。爆発後、残りHPに関係なく自身は死亡する。
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(→ 『中央の小部屋』その二へ)
最上階『神の間』
【四種カードキーについて】
『砂漠エリア』、『大空洞エリア』、『図書館エリア』、『賭博場エリア』と書かれた四種類のカードキーの入手が可能。
いずれも<鑑定>、<機械修理>、<電気修理>、<電子工学>など(他に提案がある場合はKPの判断に委ねる)の技能を使って成功した場合は自分の理解し得ない何か特殊な技術をもってして作り出されたものであることに気づく。
<SAN値チェック:0/1>
これらカードキーを各エリアへ通じる門へと収めた時、エレベーターが起動する。
各エリアの『カードキー』を収めた時の描写は以下の通り。
一つ目
「『〇〇エリア』のカードキーを収められる機器がある。カードキーを入れますが?」
入れた場合:「カードキーはガシャと音を立てて吸い込まれた」
二つ目
「『〇〇エリア』のカードキーを収められる機器がある。カードキーを入れますが?」
入れた場合:「カードキーはガシャと音を立てて吸い込まれた」
三つ目
「『〇〇エリア』のカードキーを収められる機器がある。カードキーを入れますが?」
入れた場合:「カードキーはガシャと音を立てて吸い込まれた」
四つ目
「『〇〇エリア』のカードキーを収められる機器がある。カードキーを入れますが?」
ここで全員同意して入れようとした場合:「エレベーターを起動すると四つのエリアへの移動はできなくなります。それでもよろしいですか?」
ここで再び全員同意した場合、カードキーを差し込む描写に進む。
「カードキーはガシャと音を立てて吸い込まれた」→次の描写へ。
【描写】( 『中央の小部屋』その二)
「ガシャという音を立て、カードキーが吸い込まれる。すると、ガタンという音が全員の耳朶を打った。そして、僅かな浮遊感が探索者達を襲う。一瞬覚えたその違和感は次の瞬間、強烈な上へと突き上げる感触に掻き消された。猛烈な重力の感触が探索者達を襲う。四つの門が激しく明滅する中、エレベーターは凄まじい速度で上へ上へと……そして」
【描写】( 『中央の小部屋』その三)
「ガタンという音を立ててエレベーターは静かに動きを停止する。明滅していた門のうち三つは完全に光が消え去り、その先はただの壁へと変わった。最初に入ってきた時の入り口と、先ほどまで砂漠へと通じていた北の門だけはまだ正常に機能しているようだ。しかし、探索者はその者が先ほどまでのものとは明らかに様子が違うことを察していた。その先から漂う圧倒的なプレッシャーに、探索者達は今にも押し潰されてしまいそうだ」
【情報 『中央の小部屋』編その二)】
『沙漠の古代遺跡』、『龍穴の大空洞』 、『叡智の図書館』、『欲望の賭博場』の四エリアへの移動はできなくなっており、行けるのは『探索者達の揺籠』か最後の門の先にある最上階『神の間』のみである。
先に進んでもこの時点では 『中央の小部屋』や『探索者達の揺籠』に戻れるので安心して進んで問題ない。なお、序盤の固定の行商人ミ=ゴのショップを使用し、ランダム配置で 『中央の小部屋』に行商人ミ=ゴのショップが配置されていない場合、ここから先で買い物はできなくなるため注意が必要。
【描写】(最上階『神の間・嘆きの宮殿』を初めて訪れた時)
「極彩色に塗り潰された門を通り抜けると、そこは豪奢な宮殿の如き場所の廊下だった。金色をベースに赤い絨毯や美しい絨毯で豪華絢爛に彩られている。だが、その赤い絨毯の上には、無数の死体が転がっていた。完全に白骨しているものから、腐って腐臭を発しているものまで実に様々である。頭蓋が二つにかち割られた死体、バラバラに切り裂かれた死体、死体死体死体死体……どこまでも続く死体の山。死体が作り上げたであろう血液は黒々とした染みへと変わっている。老若男女、服装も実に様々、共通点などありはしないその死体には、ただ一つだけ共通点があった。人としての尊厳など知ったことではないと言わんばかりに放置された死体の腕には見覚えのある金属タグが光り輝いていたのである。それは、自分達の手首に嵌められていたものと同種のものであり、その金属タグを見た瞬間、探索者達は幻視するであろう。彼らの如く無惨に、ゴミの如く捨てられた自らの死体を――」
<SAN値チェック:1D6/1D10+2>
【描写】(最上階『神の間・嘆きの宮殿』を初めて訪れた時その二)
「探索者達は凄惨な光景に目を奪われ、打ちのめされていると、コツンコツンという音が耳朶を打った。ふと、視線を開けると黒々とした空虚と目が合ってしまう。それは、白骨化した死体であった。決して動く筈のない死者の残骸であった。黒々とした空洞の眼窩に、青白い炎が点る」
<SAN値チェック:1D3/1D8>
「『初めまして、ここまで到着した勇敢なる探索者達よ。私の名はアルス。『1』の数字を与えられた原初の探索者……神によりこの地に縛られ、数多くの探索者を最後の戦場へと見送ってきた亡霊。私は希います、皆様方が最後の希望になることを』……その亡霊は、探索者達の前に恭しく傅いた」
【情報(『神の間・嘆きの宮殿』編)】
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
扉は左右に分かれており、計十つ。つまり左側に五つ、右側に五つある。
扉は全て美しい木目の黒い樹木を用いているようで黄金等で豪奢に彩られている。扉を開くことで中を探索することが可能。
『詳細情報』
無数の白骨死体や腐敗死体を調べることで、腕に巻かれた金属タグの数字はいずれも自分達より若いことが分かる。また、死体は入り口近くがもっとも若く、奥に行くほど数字が大きくなっていく。そして、最も入り口付近に転がっている白骨死体に書かれている数字は「1」である。
ここで探索者達は疑問に思うかもしれない。何故、同じ数字を与えられた者が二人いるのかを。正気度チェックは無し。
ここからは、各部屋や扉に番号を振り、それぞれ個別に解説をする。左側を奇数、右側を偶数として、入り口から近い順に設定していく。例えば最も入り口に近い左側の部屋は①、その隣が②、①の隣が③という流れで。
①の部屋。
お城の晩餐室のような部屋だが、机の上に置かれた皿はひび割れ、吊るされたシャンデリアは落下して無数のガラス片を散らばらせている。巨大な窓があり、外を覗けば渦巻くように真っ赤に染まった不気味な空と荒廃した街を見ることができるだろう。また、部屋の天井も部分的に崩落し、渦巻くように真っ赤に染まった不気味な空が覗いている。窓は開けることができず、仮に破ろうとしても協力な何かによって守られているため破壊できない。
晩餐室にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
②の部屋
①の部屋を鏡写しにしたような部屋。お城の晩餐室を彷彿とさせる。美しいシャンデリアがキラキラと輝いており、窓から外を見れば青々とした空と街を行き交う人々を見ることができるだろう。窓は開けることができず、仮に破ろうとしても協力な何かによって守られているため破壊できない。置かれた皿は熱を失い、中身は冷たくなっているようだ。
晩餐室にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
③の部屋
どこかの遺跡の中のような空間。四方を岩に囲まれており、脱出は不可能である。
部屋の中は真っ暗だが、何らかの方法で灯りを付けるか、落ちている蜘蛛の巣が掛かった燭台に火をつけることで詳細を知ることができる。
遺跡の壁面にはこの世界の神々の絵姿が飾られていたようだが、猛烈な力によって引き裂かれ、砕かれ、見るも無惨な姿になっている。
一つだけ無事な絵があり、床には真っ赤な空を背負う白衣の男が描かれている。
遺跡の一室内にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
④の部屋
③の部屋を鏡写しにしたような部屋。部屋の燭台には炎がゆらめき、異界の神々の姿を写した絵がいくつも飾られている。『ポルナ=パルヴァド神話』を読んだことがあれば、彼らがこの世界の神であることを察することができるだろう。
遺跡の一室内にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
⑤の部屋
巨大な塔の展望台のような部屋で、本来エレベーターがある場所に扉がある。人の気配はなく、椅子や机は散乱し、景色を楽しむための双眼鏡はほとんどが破壊されてしまっている。また、一部の天井が爆撃でもされたかのように酷く破壊されている。渦巻くように真っ赤に染まった不気味な空がどこまでも広がっている。下へ降りる階段はあるが、途中で崩れていて先に進むことはできない。
パンフレット置き場には『未来タワー・ノゾミノ』と書かれた表紙のパンフレットがあり、タワーの作りや中に入っていた店の数々を確認することができる。
外の景色に視線を向けると、街は破壊されており、無数の死体が転がっている姿が目に映るかもしれない。
『叡智の図書館』B120Fのシャッターを開けたことがあれば、この場所があの未来都市であることと今いるのがタワーの第一展望台であることが分かるだろう。
展望台にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
⑥の部屋
⑤の部屋を鏡写しにしたような部屋。展望台に人影はないが、下を見れば無数の人々が行き交う姿を目撃することができるだろう。空は群青に染まっていて恒星が眩く輝いている。下へ進む階段には『作業中』と書かれた看板が置かれており、封鎖されている。強引に突破しようとしても、途中で見えない壁に阻まれる。
パンフレット置き場には『未来タワー・ノゾミノ』と書かれた表紙のパンフレットがあり、タワーの作りや中に入っていた店の数々を確認することができる。
『叡智の図書館』B120Fのシャッターを開けたことがあれば、この場所があの未来都市であることと今いるのがタワーの第一展望台であることが分かるだろう。
展望台にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
⑦の部屋
どこかの民家の一室。窓の外は渦巻くように真っ赤に染まっているが、他のエリアのように損傷や荒らされた形跡はない。整理された本棚が二つと学習机が置かれている。窓の外を見ると、破壊された民家が目に映るだろう。
机の上に写真立てがあり、ボールを抱えた活発そうな少年と少年よりも小さな二人の少女、母親と見られる女性が映っているが、何故か三人の顔はヒビ割れて損傷しており、その顔を見ることはできない。
本棚の本や学習机の棚や引き出しの中にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
⑧の部屋
⑧の部屋を鏡写しにしたような部屋。外を見れば元気に遊ぶ子供達の姿や、談笑する大人の姿が目に入るだろう。
置いてあるものは⑦の部屋とほとんど同じだが、写真立ての写真には傷一つなく、⑦の部屋で確認できなかった三人の顔を確認することができる。優しそうな笑みを浮かべた少年と目元がよく似た女性と、母親とよく似た二人の楽しそうな少女の顔を確認することができる。
本棚の本や学習机の棚や引き出しの中にありそうなものであれば、一応持ち帰ることができる。
⑨の部屋
研究室のような場所。無数の研究器具が散乱している。
金属製の研究デスクがあるが、机の上に書類等はなく、机の鍵穴のある引き出しも鍵穴のない引き出しも全て尋常ならざる力によって閉じられており、開くことはできない。
机の上には古ぼけた写真が一枚置かれている。三人の白衣姿の青年達が仲良く肩を組んでいる写真だが、真ん中の男以外の二人は顔の部分が無惨に破壊されており、その表情を見ることができない。
反対側にも扉があり、そこから先のエリアへ行くことができる。
⑩の部屋
薄暗い部屋に無数のモニターの光だけが照らす部屋となっています。ほとんどのモニターにはノイズが走っていますが、探索者の数だけモニターが点灯しています。
そのモニターは探索者達の自室を映しています。アブダクションされたままの状態であり、荷物等はそのまま部屋に置かれてあることが分かるでしょう。
廊下を進むとその先には門がある。門を通ると、何故か『中央の小部屋』に戻ってしまう。
【アルスから聞き取れる情報】
アルスから聞き取れる情報は以下の通り。
「アルスとは何者か?」……「元々この世界の住民。『エデュバルグフ』という神を信仰していた。【大戦】末期に強大な何かに襲われた……そこで恐らく死んだ筈だが、気づいた時には休眠カプセルの中で眠っていた。『2』、『3』、『4』、『5』と書かれていたリストバンドを持つ仲間達と共に君達と同様にカードキーを守る者達を倒し、四つのエリアを攻略してこの世界にやってきたが、この先で相対した、かつて私達を殺して世界を滅ぼした化け物によって容易く殺されてしまった」
「何故、死んだ筈なのに動けているのか」……「私には永遠の命が与えられている。いや、永遠に死ねない呪いというべきか。死者ではあるが、死者ではない。完全に死に切れてはいないのだ。私は見送る者、世界を救ってくれると信じ、死地へ送っては、誰も生きて帰って来ず、夥しい死体の山は連なり、世界も変容せず、永遠に絶望を抱き続ける……そういう残酷な役割を私に与えたのだろう」
「何故、貴方と同じタグを持つ死体が転がっているのか?」……「直接実物を見た方が理解できるだろう。その質問については、しばし待っていてくれ」
「私達の身に何が起こったのか?」……「どこの世界かは分からないが、元の世界から気付かぬ間にアブダクションされたのだろう。あの神がよくやる手法だ」
「何故、同じような世界が扉の先に広がっているのか?」……「左側の世界が崩壊を迎えた世界、右側の世界はかつての世界の姿を再現している。世界は幾度となく滅びを迎えている。とある勇者を除き、この世界の住人は死と創造を繰り返しているのだ。本人達は気づいていないがな」
「何故、ここに到達できている人が大勢いるのか?」……「不思議に思うのも当然だ。ここに至るまでカードキーを守る者達と戦っただろう? 彼らには前任者がいたのか? 答えは否だ。この世界は何とも破壊と創造を繰り返している。死した守護者達は彼ら自身も知らぬ間に神の手によって蘇生されているのだ。それを認識できているのはこの神域にいる私と、世界が滅ぶ瞬間を見届け続けた勇者くらいだろうな」
「神とは何者か?」……「ある場所で見た資料によれば、『被検体 7721』と呼ばれる存在だ。アゼルクオン、『蛮神討伐研究会』のリーダーを務めていた男だ。奴の力は強大だ。『神』という共通属性による量子共振、そして、その同調状態による因果律への限定干渉を可能とする。つまり、この世界の『神』に対して絶対的な優位性、強制的に死を確定させる力を有する。その力で我らが神も殺された。それに、奴には『異界の神』の干渉を無効化する力がある。強大な力を持つ神であろうと、アゼルクオンに干渉することはできない、ましてや殺害など夢のまた夢だろう。あの狂える神を殺せるのは、君達――まだ『神』となっていない君達だけなのだよ」
「あそこに転がっていた死体は何だったのか?」……「あれは君達の先輩達だ。神に挑み、死したものの成れの果て。私も弔いたいのだが、神はそれを許さない。あの神にとってあそこに死体の山を築くことは、挑戦者達を退けできたという確かな証なのだろう。なんとも悪趣味な考え方だ。神域を穢すものを許さない神は神域の死体を丸ごとあの場へと転送する。遺留品も含めて全て、ね。まあ、その遺留品は探索者達から戦う権利が失われると自動的に本来あるべき場所に返還される仕様のようだけどね」
【描写】(最上階『神の間・慈悲なる研究室』を初めて訪れた時)
「古く薄汚れた研究室を通って反対側の扉を開けると、その先は真っ暗な廊下となっていた。探索者達がそこに足を踏み入れると、人感センサーのようなものが反応したのか壁を緑色の光が踊るように走った。扉側から奥の方へと光は走り、奥の方で僅かな明滅を起こすとバシンという音を立てて部屋の明かりが点灯する。そこにあったのは純白で清潔、塵一つない広大な研究室だ。まず、視界にとらえるのは部屋の奥に見える巨大な門だろう。研究室にあまりにも不釣り合いな古代の遺跡の門の奥は極彩色に塗り潰されている……ここまではこれまでの門と同じだが、探索者達はそこから猛烈なプレッシャーを感じることになるだろう。これまで戦ってきたエリアボス達とは比較にならないほどの気配、濃厚なる死の香り……ここで探索者達は自らの凄惨な死に様を幻視することになる」
『叡智の図書館』で『黒革の手帳』の中身を読み、『対三賢人』の特殊補正が入っている場合はここで正気度チェックは無し。それ以外の場合は<SAN値チェック:1D6/1D30>。
【描写】(最上階『神の間・慈悲なる研究室』を初めて訪れた時その二)
「次に目に入るのは巨大なシリンダーのようなガラスケースだ。広大な研究室に無数に置かれた巨大なシリンダーのほとんどの中身は空になっている。だが、注意深く見ていけば、その中にいくつか緑色の薬液が満ちているものを発見できる筈だ。シリンダーの上にはそれぞれ数字が割り振られており、奥に進めば進むほど、右に進めば進むほど数字が大きくなっていくようである。『1』と書かれたものは空、『2』と書かれたものは空――空になっているシリンダーを辿っていくと、探索者達は気づくことになる。薬液に満ちたシリンダーは全てかなり大きな数字、それも探索者達の手首に嵌められた数字にかなり近い値、つまりかなり巨大な数ばかりであることに。背中に冷たいものが走る感覚に苛まれながら更に歩き続けると、探索者達の背筋をゾクっと駆け抜ける感覚があった。自分の手首に嵌められたリストバンドと同じ数字の場所に、人間の身体が入っていたのだ。その身体を見て、貴方は間違いなく確信するだろう。――そこにあるのは、自分達の身体であることを」
<SAN値チェック:1/1D6>
【情報(『神の間・嘆きの宮殿』編)】
無数のシリンダーが規則正しく置かれて巨大な部屋で、奥にはラスボスのいる最後のエリアに通じる巨大な門がある。
技能を使わないで分かるものは以下の通り。事前に探索者達に伝えておいて頂きたい。
それぞれについて、近づいた際に得られる情報は後述。
シリンダーに入っている探索者達は、連れ去られた時と同様の服装をしている。
シリンダーの横には脳波を示すと思われるモニターがあり、 その波長はとても緩やかである。まるで魂が入っていないように。
シリンダーには「認証装置」と探索者の母国語で書かれた何かがある。
『詳細情報』
装置の使い方はアルスから聞くことができるので後述。
完全に一部のクトゥルフTRPGにありがちな正気度を削ってくる科学ホラーな装置だが、今回のシナリオでミ=ゴが味方であったように、この装置も心強い味方となってくれるだろう。
この装置は神が用意してくれた慈悲の結晶と言えるもの。簡単に言えばリトライ装置である。戦闘で死亡した場合、+10ターンが経過したという状況から再戦することができる。ただし、復活できるのは各自一回のみ。
『叡智の図書館』で『黒革の手帳』の中身を読んでいればほとんど無用の長物になるのはナイショ。(一応、キャラロスト攻撃を一度だけ無効化する手段にはなり得る)。
【アルスから聞き取れる情報】
アルスから聞き取れる情報は以下の通り。
「この機械は一体何なのか?」……「ここにあるのは君達の身体だ。しかし、同時に君達の身体も本物なのだ。理解不能だろう? それで良いのだ。神の御業など人間に理解できる筈がないだろう? 『認証装置』と書かれたところにリストバンドを近づければ、認証される。貴方達自身の魂と、これまでの辛い旅で得られた力は全てその身体に継承……いや、コピーされるという方が自然だろうか? 君達が死した時、この扉は開かれる。安心したまえ、神を殺せばこの装置は破壊される。同じ人間が二人存在することはない。……だが、命が二つあるからと安心するべきではないぞ。私はそう慢心して、二度殺されたのだからな」
(【描写】(最上階『神の間・慈悲なる研究室』を初めて出て、最上階『神の間・終焉の神域』に初めて向かう時)
「神域へと繋がる門に入ろうとした時、ヒタヒタと足音がしてアルスが近づいてくる。『本当に不甲斐ない気持ちでいっぱいだ。平穏な世界を生きてきた、この世界とは無関係な君達を頼らざるを得ないこと、本当に申し訳なく思う。――だが、私にできることはただ祈ることだけだ。どうか、探索者の皆様、この世界を救ってください』。恭しく頭を下げるアルスに見送られながら、探索者達は門を潜った。――そして」
※リトライの際にこのイベントはない。また、アルスは『神の間・嘆きの宮殿』の廊下まで戻っている。
【描写】(最上階『神の間・終焉の神域』を初めて訪れた時)
「門を抜けると、そこは明るい世界だった。天井、床、周囲――その全てがガラス張りになっているような奇妙な部屋で、その先には澄んだ青空が広がっている。しかし、すぐ近くにある筈のガラスは少し歩くと遠退いたように錯覚する。狭いような、それでいて広いような……どこまでも続いているような、周囲だけで完結しているような、距離感覚が麻痺した奇妙な感覚に陥る。ザーッという音を立て、まるでバグが発生したかのようにテレビの砂嵐のような、或いはモザイクのようなそういったものが門を覆い、門は跡形もなく消えてしまった。最早退路はない。『ようこそ、探索者達よ。我が神域へ。まずは、ここまで至れたことを、褒めて遣わそうぞ』。荘厳で恐れ多く、今にもひれ伏してしまいそうな声が頭上より響いた。気がつくと、目の前に白衣を纏った男の姿が現れていた」
【会話イベント(通常):『狂神』アゼルクオン】
「我が名はアゼルクオン、ご存知だろうがこの世界の神だ。いや、唯一絶対なる神、唯一神と言い換えるべきだな。流石の文明が遅れた世界の者達の貧相な脳でも状況は理解できているだろうが、この我が貴様達をこの遊戯盤へと招待したのだ。我は最強だが、それ故に退屈なのだ。暇を持て余した我は我を倒せるかもしれない者達を攫い、集め、このゲームを始めた。実際、この地まで辿り着く者も多かったな。あゝ、不甲斐ない者達ならここに辿り着く者が現れる度に世界と共に復活させている。幾度となく世界は滅び、再び創造され、破壊され、繰り返し繰り返し破壊と再生を行ったものだ。まあ、矮小な奴らはその事実に気づけていないがな」
「だが、我もそろそろ飽きてきた。だから、これで最後にするつもりだ。飽きた箱庭も我が手で潰す。……だが、貴様達も流石にこの世界のために戦うという気にはなれんだろう? だから、特別に、我が直々に貴様達のやる気を出させてやろう!」
『狂神』アゼルクオンの目がキラリと輝いた気がした。すると探索者の脳内に恐ろしい光景が過ぎる。
それは、この神域に地球が落下する瞬間の光景であった。激しい爆発と共に地球は無数の石塊と化して崩れ去る。炎が激しく燃え上がり、海は一瞬にして蒸発した。そのような状況で生命など生きられる筈もない。人が死ぬ人が死ぬ人が死ぬ。大切な人も、そうでない人も、あらゆる生物が終わりを迎える。
そんな未来を探索者は幻視する。
『叡智の図書館』で『黒革の手帳』の中身を読み、『対三賢人』の特殊補正が入っている場合はここで正気度チェックは無し。それ以外の場合は<SAN値チェック:1D10/1D1,000>。
※なお、ここで狂気に陥ってもキャラロストにはならず、そのまま戦闘場面に突入する。
「貴様達に与えられたターンは1,000。私をそれまでに倒すことができれば、惨劇は止められ、二つの世界は救われるだろう。勇敢な者達よ! さあ、始めよう! 神話の一頁となる二つの世界の存亡を賭けた戦いをッ!!!」
【会話イベント(特殊):『狂神』アゼルクオン】
【SPECIAL CONVERSATION:ユミリア×藍華】のイベントシーンを確認後、ユミリアを仲間に連れてきた場合のみこちらとなる。
アゼルクオン「我が名はアゼルクオン、ご存知だろうがこの世界の神だ。いや、唯一絶対なる神、唯一神と言い換えるべきだな。流石の文明が遅れた世界の者達の貧相な脳でも状況は理解できているだろうが、この我が貴様達をこの遊戯盤へと招待したのだ。……どうやら招かれざる客がいるようだがね。勇者ユミリア。我に臆していると思っていたが……」
ユミリア「怖いわ。それは事実よ。……ずっと目を背けてきた。滅びを迎えては復活する世界で、私だけはその全てを認識していた。貴方の手によって滅ぼされるのを何度だって、何度だって見てきた。でもね、(探索者達の名前にさん付け)――ここにいるみんなが教えてくれたの。いつまでも、このままじゃいけないって。前を向いて生きていかなければならないんだって。だから、私も覚悟を決めたの。貴方を倒すって」
アゼルクオン「フハハハ! アハハハ! 面白い! 実に面白いことを言う!! 臆病ものの小娘風情が! お前さえ、お前さえ向き合っていればッ!! ……まあ、良い。話を進めよう。流石の文明が遅れた世界の者達の貧相な脳でも状況は理解できているだろうが、この我が貴様達をこの遊戯盤へと招待したのだ。我は最強だが、それ故に退屈なのだ。暇を持て余した我は我を倒せるかもしれない者達を攫い、集め、このゲームを始めた。実際、この地まで辿り着く者も多かったな。あゝ、不甲斐ない者達ならここに辿り着く者が現れる度に世界と共に復活させている。幾度となく世界は滅び、再び創造され、破壊され、繰り返し繰り返し破壊と再生を行ったものだ。まあ、矮小な奴らはその事実に気づけていないがな。その光景をこの小娘はずっと見てきたという訳だ。そして何もしなかったということだ。勇者なんて異名には相応しくない小心者よ」
アゼルクオン「だが、我もそろそろ飽きてきた。だから、これで最後にするつもりだ。飽きた箱庭も我が手で潰す。……だが、貴様達も流石にこの世界のために戦うという気にはなれんだろう? だから、特別に、我が直々に貴様達のやる気を出させてやろう!」
『狂神』アゼルクオンの目がキラリと輝いた気がした。すると探索者の脳内に恐ろしい光景が過ぎる。
それは、この神域に地球が落下する瞬間の光景であった。激しい爆発と共に地球は無数の石塊と化して崩れ去る。炎が激しく燃え上がり、海は一瞬にして蒸発した。そのような状況で生命など生きられる筈もない。人が死ぬ人が死ぬ人が死ぬ。大切な人も、そうでない人も、あらゆる生物が終わりを迎える。
そんな未来を探索者は幻視する。
『叡智の図書館』で『黒革の手帳』の中身を読み、『対三賢人』の特殊補正が入っている場合はここで正気度チェックは無し。それ以外の場合は<SAN値チェック:1D10/1D1,000>
※なお、ここで狂気に陥ってもキャラロストにはならず、そのまま戦闘場面に突入する。
アゼルクオン「貴様達に与えられたターンは1,000。私をそれまでに倒すことができれば、惨劇は止められ、二つの世界は救われるだろう。勇敢な者達よ! さあ、始めよう! 神話の一頁となる二つの世界の存亡を賭けた戦いをッ!!! ついでにそこの勇者にトドメを刺してやる!!」
ユミリア「私は……いえッ! 私達は負けないわ! アゼルクオン! 必ず貴方を倒す!! 貴方の思い通りには、もうさせないわ!!」
【『狂神』アゼルクオン戦】
【会話イベント(通常):『狂神』アゼルクオン】or 【会話イベント(特殊):『狂神』アゼルクオン】が終了後にバトル開始。
勝利条件は『狂神』アゼルクオンのHPを削り切ることのみ。
なお、三連戦の舞台となる神域の広さは縦∞、横∞、高さ∞の大きさである。
※リトライの場合はHPと通算ターンのみ継続し、行動パターンは初手に戻る。
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(ラストボスエネミー)
『狂神』アゼルクオン
HP:200(固定) MP:9999(自動回復9999)
STR:200 CON:1500 SIZ:80 DEX:9999 INT:9999 POW:9999 DB:+2D10 SAN:-666 移動:12
備考:秘密組織『蛮神討伐研究会』の最高幹部『三賢人』の一人。父親は生まれる前に【大戦】への従軍で戦死。優しい母と自分を慕う二人の妹と幸せな暮らしをしていたが【大戦】激化に伴い、戦禍に巻き込まれて大切な家族を一度に亡くした。神への怒りを心の中で燃やしたアゼルクオンは同志を探し求め、ついに秘密組織『蛮神討伐研究会』を結成するに至る。最高幹部である『三賢人』との関係は極めて良好だった。激化する【大戦】、増え続ける死者……この状況を変えるべく試行錯誤する中、遂に仲間であるオルヴストゥラが方法を発見する。失敗確率が高く、危険も多い人体実験も成功の兆しが見えたが、カバルスターとオルヴストゥラは相次いで失敗。一縷の望みを託されたアゼルクオンは手術を受けて成功する。しかし、神の力をその身に取り込むことで精神は汚染され、遂に発狂。凶悪なる破壊神、傲慢で自らが嫌っていた神そのものへと成り果てた。『神』という共通属性による量子共振、そして、その同調状態による因果律への限定干渉を可能とする力を持ち、この世界――ポルナ=パルヴァド界の『神』に対して絶対的な優位性、強制的に死を確定させる力を有する。その力で武器を振るうことすらなく殺意だけで全ての神を殺した。また、『異界の神』の干渉を無効化する力を手に入れている。「死霊秘法がアザトホートという名称で慈悲深くも隠した、あの角のある空間の向うのもの凄い原子核の渾沌世界」ですらも彼にいかなる干渉も行うことは不可能だろう。彼にダメージを与えられるのは、まだ神の座に至っていない生命のみである。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:神の力を駆使する。
保有技能:<神技(99)> <魔法(99)> <物理学(99)> <化学(99)> <ポルナ=パルヴァド神話(99)> <回避(10)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
※神は下賎な人間如きの攻撃など痛痒にも感じない。故に<回避>を使う必要などなくこの数値である。要するに徹底的に舐められている。
行動は以下のサイクルで行われる。
※技能値が9999となっている技はダイスロールせずに確定で成功する。
一ターン目
<ダークマター・ディミニッシュ(9999)> 敵全体に攻撃を大幅にカットするバリアを貼る+敵全体に現在HPと同値の固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避不可能。1D9を振って出た目だけHPが残る。コストはMP1のみ。
※名前の由来はダークマター+音楽用語では減七度を意味する(diminish)。ちなみに、「減少させる」や「小さくさせる」という意味の他に「軽んじる」という意味もあり、技名は「軽んじる」の方に由来する。
※必ずそのターンの最後に行動する。
二ターン目
<神の施しをやろう(9999)> 敵全体のHP、MP、正気度を全回復させる+状態異常を回復させて狂気を消し去る+自身にあらゆる攻撃を三回だけ完全にカットするバリアを貼る。コストはMP1のみ。
※必ずそのターンの最後に行動する。
三ターン目から八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
十ターン目
<死の舞踏(9999)> 30D2×人数分+1D100で3以下と97以上の場合に瘴気のバッドステータスが発生する。この瘴気のバッドステータスが発生した場合、毎ターン1D10のダメージを受ける。万能薬を飲ませる方法以外でこの状態異常を回復させる方法はない。回避可能。
十一ターン目から十八ターン目
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
二十ターン目
<死を忘れること勿れ(9999)> 敵単体に最大HPと同値の固定ダメージを与える。回避可能。
二十一ターン目から二十八ターン目
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
二十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
三十ターン目
<聖なる審判(9999)> 次のターンまでにその場から一歩も動かなかった対象に1D100のがダメージを与える。回避不可能。コストはMP1のみ。
三十一ターン目から三十八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
三十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
四十ターン目
<天上の炎(9999)> 3D100+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
四十一ターン目から四十八ターン目
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
四十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
五十ターン目
<終末砲(9999)> 命中確率1/3で、命中した場合に1D1000+DBのダメージを与える。回避可能。コストはMP1のみ。
五十一ターン目から五十八ターン目
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
五十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
六十ターン目
<摩訶鉢特摩(9999)> 1D100×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
六十一ターン目から六十八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
六十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
七十ターン目
<死の舞踏(9999)> 30D2×人数分+1D100で3以下と97以上の場合に瘴気のバッドステータスが発生する。この瘴気のバッドステータスが発生した場合、毎ターン1D10のダメージを受ける。万能薬を飲ませる方法以外でこの状態異常を回復させる方法はない。回避可能。
七十一ターン目から七十八ターン目
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
七十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
八十ターン目
<死を忘れること勿れ(9999)> 敵単体に最大HPと同値の固定ダメージを与える。回避可能。
八十一ターン目から八十八ターン目
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
八十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
九十ターン目
<聖なる審判(9999)> 次のターンまでにその場から一歩も動かなかった対象に1D100のがダメージを与える。回避不可能。コストはMP1のみ。
九十一ターン目から九十八ターン目
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
百ターン目
<終末砲(9999)> 命中確率1/3で、命中した場合に1D1000+DBのダメージを与える。回避可能。コストはMP1のみ。
百一ターン目から百九十八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
二百ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
二百一ターン目から二百九十八ターン目
<アトミック・ドライブ(99)> 1D10×1D100 <魔法(99)>と<物理学(99)>の融合技。核エネルギーを収束して撃ち出す。コストはMP70のみ。オルヴストゥラの編み出した魔法。
<ケミカル・ジャグリング(99)> 1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+DB 1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、DBで一回、それぞれ個別に対象を指定することができ、それぞれに<回避>を振ることができる。化学物質を変化させた火の玉をお手玉して、次々と放つ。
二百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
三百ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
三百一ターン目から三百九十八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
三百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
四百ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
四百一ターン目から四百九十八ターン目
<アトミック・ドライブ(99)> 1D10×1D100 <魔法(99)>と<物理学(99)>の融合技。核エネルギーを収束して撃ち出す。コストはMP70のみ。オルヴストゥラの編み出した魔法。
<ケミカル・ジャグリング(99)> 1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+DB 1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、DBで一回、それぞれ個別に対象を指定することができ、それぞれに<回避>を振ることができる。化学物質を変化させた火の玉をお手玉して、次々と放つ。
四百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
五百ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
五百一ターン目から五百九十八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
五百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
六百ターン目
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
六百一ターン目から六百九十八ターン目
<アトミック・ドライブ(99)> 1D10×1D100 <魔法(99)>と<物理学(99)>の融合技。核エネルギーを収束して撃ち出す。コストはMP70のみ。オルヴストゥラの編み出した魔法。
<ケミカル・ジャグリング(99)> 1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+DB 1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、DBで一回、それぞれ個別に対象を指定することができ、それぞれに<回避>を振ることができる。化学物質を変化させた火の玉をお手玉して、次々と放つ。
六百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
七百ターン目
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
七百一ターン目から七百九十八ターン目
<燃え盛る炎舞(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に炎上発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D6のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<真紅の爆発(99)> 1D36+1D100で10以下の場合に炎上の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<解き放つ氷の槍(99)> 1D6×人数分+1D100で10以下の場合に凍傷の発生。何らかの処置を施さない場合、毎ターン確定で1D3のダメージを受ける。回避可能。コストはMP1のみ。
<閃く雷鳴(99)> 敵単体に3D3のダメージ。電撃による連続攻撃。あまりに攻撃が早過ぎるため回避不可。コストはMP1のみ。
<ダンシング・ブレイズ(99)> 1D6+3 魔術で操った魔術付与ナイフを飛ばして攻撃する。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ショット(99)> 1D6+6 魔術によって霊的エネルギーを生成して打ち出す。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・アローズ(99)> 4D3 魔術によって霊的エネルギーを無数の矢へと変化させて解き放つ。回避可能。コストはMP1のみ。
<アストラル・ジャベリン(99)> 1D6+1×人数分 全体攻撃。 魔術によって霊的エネルギーを生成して上空へと放ち、敵の頭上から無数の霊的な槍の雨を降らせる。回避可能。コストはMP1のみ。
<光なき世界(99)> 1D6×人数分。闇属性の魔力が敵を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
七百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
八百ターン目
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
八百一ターン目から八百九十八ターン目
<アトミック・ドライブ(99)> 1D10×1D100 <魔法(99)>と<物理学(99)>の融合技。核エネルギーを収束して撃ち出す。コストはMP70のみ。オルヴストゥラの編み出した魔法。
<ケミカル・ジャグリング(99)> 1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+1D10+DB 1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、1D10で一回、DBで一回、それぞれ個別に対象を指定することができ、それぞれに<回避>を振ることができる。化学物質を変化させた火の玉をお手玉して、次々と放つ。
八百九十九ターン目
<力を溜めている(9999)> 何もしない。
九百ターン目
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
九百一ターン目から九百九十九ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
千ターン目以降
<世界最期の日-インパクト・オブ・アース-(9999)> 地球が探索者の頭上に出現し、そのまま高速で神域に激突する。世界滅亡バッドエンドとなる。
バナナの皮を投げられた場合の反応
「この神域にバナナの皮を放るか! 神の御前であるぞ! 無礼者が!!」
この台詞の後、第一形態時と第二形態時の与えるダメージが二倍になる。
即死するほどのオーバーキルダメージを喰らって生存した場合
「神の力を受けて何故生きている! あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない!!」
※HPがゼロになると第二形態に移行する。
-----------------------------------------------
【描写】(最上階『神の間・終焉の神域』にて『狂神』アゼルクオン(第一形態)を撃破時)
「アゼルクオンは膝を突く。怒りと怨嗟が滲み出た顔を浮かべながら、アゼルクオンは吠えた。ムグムグと背中が動き、無数の顔や腕や足などが適当に寄せ集められたような肉の翼が形成される。黒かった瞳は銀色と金色のオッドアイに変化し、スーツのズボンに穴が空いてそこから大蛇が尻尾の如くにょきっと生えてくる。隆起した筋肉に耐えきれなくなり白衣と白いカッターシャツが弾け飛んだ。三つの光輪が形成され、まるで魔法陣のような幾何学模様の青い輝きが天使の輪の如くアゼルクオンの頭の上に出現する。『まさか、我が本来の姿を見せることになるとはな』……禍々しい剣をどこからともなく生み出した『狂神』アゼルクオン――否、『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオンは不敵な笑みを浮かべた」
【『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオン戦】
『狂神』アゼルクオン撃破後の描写終了後にバトル開始。
勝利条件は『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオンのHPを削り切ることのみ。
-----------------------------------------------
(ラストボスエネミー)
『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオン
HP:400(固定) MP:9999(自動回復9999)
STR:600 CON:9999 SIZ:80 DEX:9999 INT:9999 POW:9999 DB:+2D10 SAN:-666 移動:15/飛行:99
備考:アゼルクオンの第二形態。本人曰く神本来の姿。耐性含めて基本的な部分は変わっていないが、厄介さは増している。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:神の力を駆使する。
保有技能:<神技(99)> <近接格闘(刀剣)(99)> <魔法(99)> <天文学(99)> <ポルナ=パルヴァド神話(99)> <回避(10)>
※ただし、特定の技能値ではなく<回避>以外は各種技に振られた技能値で判定する。
一ターン目
<『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオンは翼に雷撃を溜め込んでいる(9999)> 行動無し。次のターンに確定で<ボルテージ・ウィングダイブ(99)>を使用する。
<『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオンは大気中から水分を凝縮している(9999)> 行動無し。次のターンに確定で<ボルテックス・ハイドロバースト(99)>を使用する。
二ターン目
<ボルテージ・ウィングダイブ(99)> 2D50+DB+10以下の場合に麻痺の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能になる。回避可能。
<ボルテックス・ハイドロバースト(99)> 60D3+攻撃対象の敵単体をノックバックして30m後方まで吹き飛ばす。回避可能。
三ターン目から九ターン目
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
十ターン目
<パルサー・レーザー(9999)> 1D200+DB 宇宙の灯台の異名を持つパルサーの如く中性子エネルギーの奔流を放つ。回避可能。
十一ターン目から二十九ターン目
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
三十ターン目
<クエーサー ・カッター(9999)> 6D80+DB クエーサーを彷彿とさせる巨大な回転体を放つ。
三十一ターン目から四十九ターン目
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
五十ターン目
<グレート・アトラクター(99)> 1D1000+100+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。小規模な銀河を創造し、狙った目標の付近で銀河面の衝突を引き起こす。回避可能。コストはMP1のみ。
五十一ターン目から八十九ターン目
<メテオ・ストライク(99)> 1D320+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。隕石を落下させる。回避可能。コストはMP1のみ。
<ミーティア・レイン(99)> 1D320+DB×人数分 <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。無数の流星を降り注がせる。コストはMP1のみ。
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP1のみ。
九十一ターン目から九十九ターン目
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP1のみ。
<瞬間飛空剣(9999)> 1D50+DB 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<瞬間連続剣(9999)> 50D2 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
百ターン目
<カイパーベルト・ラッシュ(99)> 1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+DB 出現させた無数の小惑星を次々と敵にぶつける攻撃。1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一回<回避>を振ることが可能。また、攻撃対象も1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一人自由に選択することができる。
百一ターン目から百九十九ターン目
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP1のみ。
<瞬間飛空剣(9999)> 1D50+DB 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<瞬間連続剣(9999)> 50D2 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
二百ターン目
<ハビタブル・ゾーン(99)> 1D10個の半径9mの円をそれぞれ1D10mの距離に放つ。それぞれの円毎に1D10mを判定。この円形に三ターン以内に入れなかった場合、極寒と灼熱が交互に押し寄せ、毎ターン1D20と1D15ダメージを交互に受ける。
二百一ターン目から二百九十九ターン目
<ボルテージ・ウィングダイブ(99)> 2D50+DB+10以下の場合に麻痺の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能になる。回避可能。
<ボルテックス・ハイドロバースト(99)> 60D3+攻撃対象の敵単体をノックバックして30m後方まで吹き飛ばす。回避可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
三百ターン目
<カイパーベルト・ラッシュ(99)> 1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+DB 出現させた無数の小惑星を次々と敵にぶつける攻撃。1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一回<回避>を振ることが可能。また、攻撃対象も1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一人自由に選択することができる。
三百一ターン目から三百九十九ターン目
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP1のみ。
<瞬間飛空剣(9999)> 1D50+DB 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<瞬間連続剣(9999)> 50D2 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
四百ターン目
<ハビタブル・ゾーン(99)> 1D9個の半径9mの円をそれぞれ1D10mの距離に放つ。それぞれの円毎に1D10mを判定。この円形に三ターン以内に入れなかった場合、極寒と灼熱が交互に押し寄せ、毎ターン1D20と1D15ダメージを交互に受ける。
四百一ターン目から四百九十九ターン目
<ボルテージ・ウィングダイブ(99)> 2D50+DB+10以下の場合に麻痺の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能になる。回避可能。
<ボルテックス・ハイドロバースト(99)> 60D3+攻撃対象の敵単体をノックバックして30m後方まで吹き飛ばす。回避可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
五百ターン目
<カイパーベルト・ラッシュ(99)> 1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+DB 出現させた無数の小惑星を次々と敵にぶつける攻撃。1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一回<回避>を振ることが可能。また、攻撃対象も1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一人自由に選択することができる。
五百一ターン目から五百九十九ターン目
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP50のみ。
<瞬間飛空剣(9999)> 1D50+DB 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<瞬間連続剣(9999)> 50D2 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
六百ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
六百一ターン目から六百九十九ターン目
<ボルテージ・ウィングダイブ(99)> 2D50+DB+10以下の場合に麻痺の状態異常の付与。何らかの処置を施さない場合、1/2の確率で行動不能になる。回避可能。
<ボルテックス・ハイドロバースト(99)> 60D3+攻撃対象の敵単体をノックバックして30m後方まで吹き飛ばす。回避可能。
<ゲート・オブ・ディメンジョン(99)> 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動する。コストはMP50のみ。
<瞬間飛空剣(9999)> 1D50+DB 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<瞬間連続剣(9999)> 50D2 時空を超越する門を生み出し、距離を無視して移動した後、斬撃を浴びせる。回避不可能。
<飛空剣(99)> 1D50+DB 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を浴びせる。回避可能。
<飛空連続剣(99)> 50D2 翼を広げて高速急降下し、至近距離から斬撃を連続で浴びせる。回避可能。
<ウィングリッパー(99)> 3D10+3D6+3D3+DB 翼で無数の飛ぶ斬撃を発生させ、敵単体に連続で切り裂く。3D10で一回、3D6で一回、3D3で一回、DBで一回それぞれ<回避>を振ることができる。
<メテオ・ストライク(99)> 1D320+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。隕石を落下させる。回避可能。コストはMP1のみ。
<ミーティア・レイン(99)> 1D320+DB×人数分 <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。無数の流星を降り注がせる。コストはMP1のみ。
七百ターン目
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
七百一ターン目から九百九十九ターン目
<パルサー・レーザー(9999)> 1D200+DB 宇宙の灯台の異名を持つパルサーの如く中性子エネルギーの奔流を放つ。回避可能。
<クエーサー ・カッター(9999)> 6D80+DB クエーサーを彷彿とさせる巨大な回転体を放つ。
<グレート・アトラクター(99)> 1D1000+100+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。小規模な銀河を創造し、狙った目標の付近で銀河面の衝突を引き起こす。回避可能。コストはMP1のみ。
<ハビタブル・ゾーン(99)> 1D10個の半径9mの円をそれぞれ1D10mの距離に放つ。それぞれの円毎に1D10mを判定。この円形に三ターン以内に入れなかった場合、極寒と灼熱が交互に押し寄せ、毎ターン1D20と1D15ダメージを交互に受ける。
<カイパーベルト・ラッシュ(99)> 1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+DB 出現させた無数の小惑星を次々と敵にぶつける攻撃。1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一回<回避>を振ることが可能。また、攻撃対象も1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一人自由に選択することができる。
<メテオ・ストライク(99)> 1D320+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。隕石を落下させる。回避可能。コストはMP1のみ。
<ミーティア・レイン(99)> 1D320+DB×人数分 <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。無数の流星を降り注がせる。コストはMP1のみ。
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
通算千ターン目以降
<世界最期の日-インパクト・オブ・アース-(9999)> 地球が探索者の頭上に出現し、そのまま高速で神域に激突する。世界滅亡バッドエンドとなる。
バナナの皮を投げられた場合の反応
「この神域にバナナの皮を放るか! 神の御前であるぞ! 無礼者が!!」
この台詞の後、第一形態時と第二形態時の与えるダメージが二倍になる。
即死するほどのオーバーキルダメージを喰らって生存した場合
「神の力を受けて何故生きている! あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない!!」
※HPがゼロになると第三形態に移行する。
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【描写】(最上階『神の間・終焉の神域』にて『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオン(第二形態)を撃破時)
「アゼルクオンは勢いよく地面に叩きつけられた。『この……我が……矮小な者達に!? あり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬあり得ぬ』……アゼルクオンが呪詛の如く言葉を垂れ流す。目は血走り、焦点が定まらない。刹那、アゼルクオンの身体から赤いオーラが吹き出した。猛烈なエネルギーが迸る中、アゼルクオンの身体に変化が生じる。人の形を保っていた肉は急速に隆起し、身体から腕や足、人の胴体や顔などが現れる。少年の顔、少女の顔、老人の顔、老婆の顔、男の顔、女の顔、顔顔顔顔……翼は蝙蝠の如き翼へと生え変わり、その翼には無数の目玉が嵌っている。焦点が定まらずぐるぐると動く瞳は実に不気味だ。輝く光輪は闇に堕ち、赤きオーラはやがて黒々としたオーラへと変貌する。――神は狂った。狂いに狂った。ただ、全てを破壊する神と化した『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントは吠えた。獣の如く獣声という名の産声をあげた。最早そこに、世界の平穏を願った男の姿は欠片も見て取れない。――ロッシュ限界が間近に迫る。人と神、どちらかが砕け散る最期の戦いが幕を開けた」
【『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメント戦】
『狂える神翼』アゼルクオン=フェザリオン撃破後の描写終了後にバトル開始。
勝利条件は『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントのHPを削り切ることのみ。勝利すると「エンディングA」を見ることができる。
※ジェノメントとは、ジェノサイド+ジャッジメントを組み合わせた造語。全てを破壊し、生きとし生けるもの全てを殲滅する神に相応しい名。
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(ラストボスエネミー)
『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメント
HP:999(固定) MP:9999(自動回復9999)
STR:9999 CON:9999 SIZ:666666 DEX:9999 INT:0 POW:9999 DB:+1D100 SAN:-666 移動:256/飛行:256
装甲:全ての攻撃に対して200ポイントの魔術的装甲がある。
備考:アゼルクオンの第三形態。完全に狂い破壊神になった姿。耐性含めて基本的な部分は変わっていないが、厄介さは増している。
一ラウンド数の攻撃は一回。
攻撃方法:神の力を駆使する。
保有技能:<神技(99)>
※ただし、特定の技能値ではなく各種技に振られた技能値で判定する。
<暴走・殴り(9999)> 1D10000+DB 1D100振って5以下の時のみ成功。殴る。回避可能。
<暴走・殴りまくる(9999)> 10D10000+DB 1D100振って95以上の時のみ成功。殴りまくる。回避可能。
<暴走・破壊光爆(9999)> 部屋全体に1D1000のダメージ。1D1000振って5以下の時のみ成功。部屋全体を破滅の光で包み込む。回避不可能。
<暴走・破壊光線(9999)> 正面方向に1D1000のダメージ。1D1000振って995以上の時のみ成功。破壊光線を解き放つ。回避可能。
<暴走・ワープ(9999)> エリアのどこかにワープする。
<激シい苦しミ(9999)> 自身に1D100の自傷ダメージ。
<暴走・混迷(9999)> 1D10000×人数分+ 攻撃対象の敵単体をノックバックして3,000m後方まで吹き飛ばす。1D1000振って2以下の時のみ成功。回避可能。無数の黒い光の柱を打ち立てる。
<アゼルクオンは正気を取り戻しかけている(9999)> 行動無し。次のターンから行動変化①へ。
行動変化①
<パルサー・レーザー(9999)> 1D200+DB 宇宙の灯台の異名を持つパルサーの如く中性子エネルギーの奔流を放つ。回避可能。
<クエーサー ・カッター(9999)> 6D80+DB クエーサーを彷彿とさせる巨大な回転体を放つ。
<グレート・アトラクター(99)> 1D1000+100+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。小規模な銀河を創造し、狙った目標の付近で銀河面の衝突を引き起こす。回避可能。コストはMP1のみ。
<ハビタブル・ゾーン(99)> 1D10個の半径9mの円をそれぞれ1D10mの距離に放つ。それぞれの円毎に1D10mを判定。この円形に三ターン以内に入れなかった場合、極寒と灼熱が交互に押し寄せ、毎ターン1D20と1D15ダメージを交互に受ける。
<カイパーベルト・ラッシュ(99)> 1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+1D50+DB 出現させた無数の小惑星を次々と敵にぶつける攻撃。1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一回<回避>を振ることが可能。また、攻撃対象も1D50とDB、それぞれ一回の試行につき一人自由に選択することができる。
<メテオ・ストライク(99)> 1D320+DB <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。隕石を落下させる。回避可能。コストはMP1のみ。
<ミーティア・レイン(99)> 1D320+DB×人数分 <魔法(99)>と<天文学(99)>の融合技。無数の流星を降り注がせる。コストはMP1のみ。
<ダークマター(99)> 敵全体に9999固定ダメージ。完全暗黒物質が敵全体を襲う。回避可能。コストはMP1のみ。
<ブラックホール(99)> 敵全体をキャラロストに至らしめる。超重力場の形成によってブラックホールを生成しめ敵全体を飲み込む。この効果は神格にも有効。回避可能。コストはMP1のみ。
※いずれかの技一つを使用後、行動変化②に移行する。
行動変化②
<アゼルクオンの意識は再び闇の深淵に引きずり込まれた(9999)> 行動無し。次のターンから通常行動に戻る。
通算千ターン目以降
<世界最期の日-インパクト・オブ・アース-(9999)> 地球が探索者の頭上に出現し、そのまま高速で神域に激突する。世界滅亡バッドエンドとなる。
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ユミリアがいない場合
(→エンディングAへ)。
ユミリアが仲間にいる場合
(→エンディングCへ)。
エンディング
※エンディングを迎えるにあたり
シナリオをクリアした際には、所持していたアイテムは全て没収となる。
また、チカラツヨナール、タイリョクソダーツ、ハヤクウゴケール、ウツクシナール、カシコナーレ、ココロツノナールを飲むことで増えたステータスやゲンカイトッパーの効力も消える。『黄金の林檎』の効果でHPとMPが100以上に増えている場合は99にする。また、正気度も100以上の場合は99に留める。
ドーピングアイテムなどのアイテムを使わずに成長した技能については成長したままで問題ない。
獲得した魔術は、各セッションのKPが許可した場合は持ち込むことができるものとする。
なので、基本的にはセッション開始時のステータスに報酬を加算することとなる。
<万象言語理解>などセッション内で獲得した技能を持ち帰りたい場合は一律20%とする。ただし、<ポルナ=パルヴァド神話>の技能についてはセッションで獲得した値で問題ないものとする。
【エンディングA】
「【『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントは再び地面へと叩きつけられた。その衝撃で【『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントの肉体はひしゃげる。すると、肉の内部から膨大なエネルギーが噴き出した。そのエネルギーは眩い光と化して探索者の視界を塗り潰す。探索者達はそれぞれの自室で目を覚ます。窓からさす光は柔らかく、部屋の状況も寝る前から一切変わっていない。異世界で負った傷も綺麗さっぱり消えている。あの異世界にいたことを指し示すものも、共に戦った探索者達との繋がりを示すものもない。だが、あの時、確かに二つの世界を救うために戦ったのだと、不思議な経験が決して夢やニセモノではないのだと、そう実感することができた」
◆報酬
・異世界から脱出した
正気度+1D10(初期の正気度を下回っていた場合のみ)
CON+5(正気度が初期の正気度を超えた数値のままゲームを終えた場合)
・『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントを倒した
正気度+1D100(初期の正気度を下回っていた場合のみ)+初期に持っていた好きな戦闘技能に+1D3 +【神殺しの英雄】の称号を獲得。
・【SUB QUEST】と書かれたシナリオを全て見た。初期に持っていた好きな技能に+1D3
・『黒革の手帖』を読んで補正が入った 初期に持っていた好きな技能に+1D3
【エンディングB】
「――カッコーカッコー、カッコーカッコー。歩行者信号の音が耳朶を打つ。気がつくと、探索者達は揃って交差点にいた。服装は先ほどまでとは違い寝巻きになっている。どうやら、元の世界に戻ってくることができたらしい。『君達にとっては暫くぶりの現実世界だね。……ところで、自分達の家には帰れるかい?』。藍華の言葉に探索者達はハッとなる。着の身着のままで探索者達には自分のことを証明できるものも財布もスマホもない。ここがどこかも分からなければ、帰る方法もない。『君達の家を教えてくれないかい? 今からタクシーを呼んで送り届けるよ。一応、これでも売れっ子画家だからね、お金はあるんだ』。藍華の言葉に甘え、探索者達は帰路につく。それぞれの家は、自分達が異世界に行く前のまま特に変化が無かった。――数週間後、探索者達はふとあの奇妙なな出来事を思い出す。あの異世界は一体どうなったのか? そんなモヤモヤが探索者達の心に残った」
◆報酬
・異世界から脱出した
正気度+1D10(初期の正気度を下回っていた場合のみ)
CON+5(正気度が初期の正気度を超えた数値のままゲームを終えた場合)
・【SUB QUEST】と書かれたシナリオを全て見た。初期に持っていた好きな技能に+1D3
・『黒革の手帖』を読んで補正が入った 初期に持っていた好きな技能に+1D3
【エンディングC】
「「【『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントは再び地面へと叩きつけられた。その衝撃で【『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントの肉体はひしゃげる。すると、肉の内部から膨大なエネルギーが噴き出した。そのエネルギーは眩い光と化して探索者の視界を塗り潰す。その刹那、一人の女性の声が聞こえた気がした。『貴方達のおかげで世界は救われたわ。……この世界の復興は私達が責任を持ってしていく、【大戦】を生きた一人の人間としてね。本当にありがとう。……もう会うことはないでしょう。貴方達の未来が良いものになることを、遠い世界から祈っているわ』。その戦友の声も次第に立ち消えていき――。探索者達はそれぞれの自室で目を覚ます。窓からさす光は柔らかく、部屋の状況も寝る前から一切変わっていない。異世界で負った傷も綺麗さっぱり消えている。あの異世界にいたことを指し示すものも、共に戦った探索者達との繋がりを示すものもない。だが、あの時、確かに二つの世界を救うために戦ったのだと、不思議な経験が決して夢やニセモノではないのだと、そう実感することができた」
◆報酬
・異世界から脱出した
正気度+1D10(初期の正気度を下回っていた場合のみ)
CON+5(正気度が初期の正気度を超えた数値のままゲームを終えた場合)
・『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントを倒した
正気度+1D100(初期の正気度を下回っていた場合のみ)+初期に持っていた好きな戦闘技能に+1D3 +【神殺しの英雄】の称号を獲得。
・【SUB QUEST】と書かれたシナリオを全て見た。初期に持っていた好きな技能に+1D3
・『黒革の手帖』を読んで補正が入った 初期に持っていた好きな技能に+1D3
・『勇者』ユミリアと共闘して『破壊神翼』アゼルクオン=ジェノメントを倒した 好きな技能に+1D10
※長期間のセッション、お疲れ様でした。
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本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「新クトゥルフ神話TRPG ルールブック」
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