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ギャラリーでの展覧会におけるキュレーターの役割ってなんなん?ってアメリカ人キュレーターに聞いてみた

2019年3月、上海で開催中の林景秋とOumaの展覧会「INFINITE REPETITION / 无限循环」。こちらにはアメリカ人のPeter Haganさんという方がキュレーターとして参加しています。

展覧会自体の解説記事も書いてくださったんですが、美術館での展覧会でなく、ギャラリーでの展覧会にキュレーターさんが入るってどういことなんでしょう。ぶっちゃけ何しているのか分からなかったので、聞いてみました。

1.アーティストの仕事を理解する

Peterさんによると、キュレーターの仕事は大きく2つ。1つはアーティストの話を深く聞くこと。つまり、アーティストがしたいことがなんなのかを掘り下げ、歴史上の立ち位置や解釈を提起するのが仕事の1つです。

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こちらのページにPeterさんの解説記事をアップしてますが(英語・中文)、私の作品については「顕微鏡の中の世界観をベースに、拡大し続ける進化的作品であること。ラインはまるで繊毛運動のようだ」と書かれています。2018年に上海のSwatchレジデンスに滞在中に、アトリエビジットもしてくれたんですが、その時にこれが細胞だとしたら、ミトコンドリアみたいな器官はどこかにあるの?と質問をくれたのが彼ですね。生物学にかなり詳しいんですよ。生物学知識をもとに質問くれた人は、これまでに彼だけです。

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2.展覧会に人を呼ぶ

意外だったのはこちら。展覧会に人を呼ぶ、というのがキュレーターの役割なんだそうです。なんとなく、キュレーターの仕事って一般の人と難解すぎる作品との間を繋ぐ、みたいな役割がメインだと思ってたので。

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もちろんそういうのもあるんだそうですが、人を呼ぶというのもキュレーターの仕事なんですね。展覧会によっては、そのキュレーターがキュレーションしてるから、という理由で人がわーっとくるっていうこともあるみたい。日本だとたぶん、アーティストの名前で人を呼ぶことがほとんどじゃないかな。日本人キュレーターの名前って一般にあまり知られてないですよね?というか私も長谷川裕子さんくらいしか名前言えないですが。アメリカだともっとキュレーターさんの存在、名前が重要視されているのかもしれないですね。

作品は日本からでも購入できるので、気になる方はぜひ、ギャラリーに問い合わせ(英語、中国語)をお願いします^^
✓ 参考リンク  IINNOO gallery

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アート関係者と会えた時、こういうアートトークができるのは本当に楽しいのですが、一般英語とだいぶ違うので、英語がかなり難しいです。もっと話せるようになりたい!

特にニューヨークは美大が定期的に無料の市民向け講座をやってたりするので、参加したいなぁと思っています。

日本ではギャラリータグボートさんでお取り扱いいただいてるので、もしよければ作品も見てやってくださいませ!

ここまで読んでいただきありがとうございました^^

その他のアート関連情報はこちらから。

▼現代アーティストになりたい人のための~初心者の第一歩から海外展開まで役立ち記事まとめ
https://mijin-co.me/art_article_matome/

▼Oumaのこれまでの活動経過はこちらからどうぞ!
https://oumavet.com/artwork.php

▼作品はこちらからご購入いただけます!
https://ec.tagboat.com/eccube_jp/html/products/list.php?author_id=100354&tngs_flg=0

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▼みじんこのこともよろしくね!(ショップはこちら)
https://mijinco.base.ec/


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