画像を販売できるサービスeluの進化の早さがおもしろい
デジタル作品をデータのまま、あるいはプリントして販売できるサービスeluというのがあります。
毎日のように大改修がされていて、ちょっと見ないうちにどんどん発展してるのでびっくりしています。基本的にはデジタルデータをそのまま売ったり、デジタルデータをプリントして売ったりみたいな感じなです。
今のところ購入導線が自分のSNSからなので、主にファンの方が自分のSNSから見つけて買ってくれる感じなのかなと思っていました。ところが最近、他の作品への導線ができてたんですね。
販売ページの下の方に、他の作品への購入導線がついています。今たぶん、キングコング西野さんの作品が圧倒的に人気なので、プペルに近いような作品を出せる人は出せたら売れやすいかもしれないですね。
１つ売れた段階でこの「eluで人気の作品」のリストにのりそうなので、載ってるとしばらく、記事下でプロモーションされてるかもしれません。
そのうち、「これも好きかも？」みたいに近い作品をサジェストされるようになったら、作品を気に入ってくれそうな人とマッチングしやすいかもとか思ってみました。
ちなみに、みじんこはキャラクターが好きなので、ロケスタくんはタイミングが合ったら欲しかったなぁなんて思いました。（Tシャツも持ってるんです）
NFTがつかないデジタルデータだと、アートとして売るのはちょっと難しくて（交換価値がないのと、デジタル＝＝NFTと思っている人がいるために誤解させてしまいそう、またアート作品として価値を出すにはサインや作品証明書が必要）、自分の場合は500円でみじんこを集めてもらうのがいいかもしれないです。
どちらにしろ、有名な人がちょっと何かを売ってくれることで、他の作品も見られるようになるかもっていうのは、とてもいい仕様だなぁって思いました。
しかし、有名な人からすると、自分のファンの人を他の人に流してしまうことになるので、他の人の作品が見えるような導線はつくらないほうがいいものなんですかね？
あるいは、いいなと思った人の作品購入ページをみたら、下の方に同じテイストでもっとうまい人の絵があったら、買おうと思った人はそっちに行ってしまうかもしれない（だとすると同じテイストの作品をサジェストしちゃだめなのか、、？）。導線づくりって難しい、、
noteは自分の記事の中で読まれている物をサジェストされる以外に、note内の類似記事とか、私が好きそうな記事をサジェストする機能がありますよね（他者の記事を掲載しないように選ぶこともできたはず）。本当にいい感じの記事が出てくるので、つい自分も読んでしまったりします。
でもなかなか、１回記事を読んだくらいで相手のことを覚えるということはありません。気になって、少し関わっても、覚えてもらうって本当に大変なことなんだなって思います。
知ってもらう機会が増えるといいけど、それによって誰かの知られる機会を奪ってもいけないわけですし。何かを「人気」とすることは、別のものが「人気でない」っていってる感じにもなってしまいそうですし。
ただ、そもそも大事なのは「お金を払ってくれるユーザー」がサービスを知ってくれないといけないわけで。そういう意味で、西野さんみたいな有名人がめちゃくちゃ使いまくってサービスの認知も売り上げもつくって、人を呼んできてるのはすごいアドバンテージだなぁと思っています。
ページにリリースに向けて準備中って書かれているので、正式なサービスリリースはまだだと思うのですが、どんな優先順位でどう改修していくのか、とても興味を持って見ています。
アーティスト向けの販売方法としてアリかもしれないなぁと思うのは、行いたいアートプロジェクトの企画書の販売とかかもしれないですね。
イメージとしては、いろんなものを包みまくっていたクリストの作品です。2021年の秋に凱旋門が包まれると思うのですが、このプロジェクトは本当に十年とかかけて資金を集めてコツコツやりつづけていたもの。資金調達の際に、支援者に手書きのスケッチとかを売ってたんですよね。
アート作品として売るとすると、あとで所有権うんぬんが問題になってきちゃうと辛いなぁと思ってたんですが、アートの企画書みたいな感じだと、買ってくれる人も応援の気持ちをもってもらいやすいかもしれません。
自分もいろんなサービスを使っていますが、サービスがどこに注力しているかに注目しておくと、サービスの目指す方向性がなんとなく感じられると思うのです。創る時間が大事だからこそ、それ以外の時間は自分の行動を後押ししてくれるものに賭けたいですよね。
eluも00:00 Studioも毎日なにかしら更新されているので、初期段階でこんなに変化が大きい状態を見られるっていうのは、とてもおもしろいです。
前にはなかった作品一覧ページもできてましたね！定期的に何かアップする気がするので、気が向いたら覗いてみてください！
個人的には、期間が過ぎてしまった作品を再販しやすいシステムできて欲しい気がしました。
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