『中世ヨーロッパ生活誌』からのメモ
中世ヨーロッパの生活について学んでいます。なんかいろんなことを学びすぎて逆にバカになりそう。
今日はこちらの本からのメモ。
1)中世の結婚と出産
裕福な家庭の娘たちは14歳くらいで結婚させられ、多くの女性が20歳くらいで産褥熱のために亡くなる。
夫がかなり年長なことも多く、妻が子どもを産める年齢で寡婦になるケースも少なくなかった。男やもめの場合は再婚したが、女性の場合は再婚は難しかった。妊娠年齢の女性が少なかったことからベビーブームのようなことも起こらず、婚外出産が罰せられたことから避妊や故意の流産も多かった。
また、19世紀はじめころは初潮が17歳ころ、19世紀終わりごろには初潮が13歳ころと、初潮年齢が遅いこともあったよう。
2)栄養不足によるサン・ローランの火
病気の名前がなんかかっこよかったのでメモ
湿疹=サン・ローランの火
丹毒=サン・シルヴェストルの火
壊疽性麦角中毒=サン・タントワーヌの火
3)女性の地位
女性が根本的に劣っているとして、夫を持つ女性が法律上の力をもたないとされることはなかった。夫が資産を管理できなくなった時は妻が代わって管理し、夫の領主が軍事遠征している間は妻が城も領地も管理していた。夫の許可があれば妻が取引を行う権利も認められており、女性の地位は1100年~1300年の間に明らかに改善された。
4)獣の多くは冬の前にトサツ
冬を超えて飼育するためには、希少で高価な飼料を大量に必要としたので、獣の多くは冬を迎える前にトサツされていた。そのため、11月が別名「血の月mois sanglant」と呼ばれたよう。こわ。
5)水上輸送
陸上輸送よりも河川や海上のほうがずっとはやかった。障害のない海域では夜間も航行でき、分量でも従量でも陸路よりずっとたくさんの荷物が運搬できた。中世末には500トンも運べる船が活躍している。安全性や快適性、楽しさという面でも船の方が優れていたよう。
歴史は勉強するほどおもしろいですね!おもしろい物語にしていきたい!
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