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タグボートアートフェア2022~翻訳できない言葉をオノマトペと色と形で視覚化する

2019年くらいから、オノマトペを使った作品を試行錯誤しています。

最近、翻訳できない言語表現が世界にはいっぱいあるよっていう話を聞きました。そこで、翻訳の難しい言語をオノマトペと色と形で表現できないかというのが、今回の作品シリーズでの試みです。

この本、めちゃくちゃ素敵だったのでお勧めです!ことわざバージョンもあるよ。

たとえば、Gökottaという言葉は、スウェーデン語で「朝一番に鳴く鳥の声を聴くために早起きすること」という意味なんだそうです。一単語で表される言葉があるっていうことは、鳥の声を聴くために早起きをするっていうのがスウェーデンでは大事なことなんじゃないかなって思っていて。

言葉になることにより、その行為の大事さが伝わったり、複雑な感情が認識できたりするというのは、とてもおもしろいですよね。

日本語だと、幽玄や侘び寂び、もったいない、などが外国語には訳しにくい言葉なんだそうですよ!

そんなわけで、今つくっている作品シリーズは、そういった翻訳の難しい言葉の視覚化です。

Gezellig / ヘゼリヒ

オランダ語で、物理的な心地よさ以上の心の心地よさを表す感情です。

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MERAKI / メラキ

ギリシャ語で何かに自分の魂と愛情をめいっぱいかけている様。

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GOYA / ゴーヤー

ウルドゥー語で、全てが真実のように感じられるほど信じ切っている様子のこと。

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Saudade / サウダージ

ポルトガル語で、郷愁や愛する人への想いなどを意味する言葉です。

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NAZ / ナーズ

ウルドゥー語で、無条件の愛に支えられて湧き出す自信と心の安定のこと。

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もうちょっと直しますが、今のところはこんな感じ。時間をあけて見ると、ちょっと違うな―っていう感じがしてくるので、何度か見返しながら修正し、キャンバスプリントしてからさらにアクリル絵の具で加工予定です。

…ちなみに、めちゃくちゃ締め切り遅れているのでだいぶピンチです。タグボートのスタッフさんに申し訳ない、、!

タグボートアートフェア2022の詳細はこちらです。

■開催時間
2022年3月11日(金) 16:00-19:00 プレビュー
*インビテーションをお持ちの方、もしくは当日チケットをご購入いただいた方はどなたでもお入りいただけます。
2022年3月12日(土) 11:00-19:00 パブリックビューイング
2022年3月13日(日) 11:00-17:00 パブリックビューイング

■会場
〒105-7501
東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝
東京都立産業貿易センター 浜松町館 4F,5F

通常、入場料が1000円かかりますが、こちらから事前登録すると無料チケットがもらえるので、ぜひぜひ、無料で遊びにきてくださいませ~。私は3日間いるつもりです!!

ギャラリータグボートさんのOumaページはこちらから。

自分に限らず、気に入った作家さんがいたら、基本的には「ギャラリー経由」で買ってあげるのがおすすめです。ギャラリーに手数料は取られるのですが、ギャラリー側に「よく売れる作家」とイメージがつくと、ギャラリーがより積極的に推してくれるようになるんですね。

アーティストは一人では生きていけないです。ギャラリー経由で作品購入することで、アーティストの味方を増やせる、みたいな感じです。

タグボートさんはいつも、作家をすごく大事にして、どんなチャレンジングな作品でも、良さを伝えていけるように尽力すると言ってくださるスタッフさんたちばかりなので、とても心強く、いつも支えられています。ありがとうございます!・・・いつも締め切り遅れがちでほんとごめんなさい!!!

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