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細胞アーティストOuma(オーマ)-画材代支援プロジェクト-

はじめまして、元獣医の細胞アーティストOuma(オーマ)です。
2013年頃から独学で現代アートを学び、日本だけでなく上海や韓国、フィンランドなど様々な場所で展示発表しています。

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直近だと、2019年に韓国のClayarch MuseumやF1963美術館での展示に参加したほか、2018年には銀座のニコラスGハイエックセンターで個展を行いました。

F1963での展示はこちらから3Dビューイングできるので、もしよければご覧ください。

代表作を紹介させてください

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作品名:系統樹
アクリル、ペン、紙, 各148×100mm 2017-, 全体サイズ3.3×28.5m, 2019
(作品全体も1つの作品として定義、サイズ可変)

ポストカードサイズの紙1枚を1つの細胞と見立てて制作する増殖的ペインティングシリーズです。

隣り合う作品と線がつながり、1ピースが1つの巨大な作品を構成する一部となっています。すでに一部の作品はフィンランド、中国、日本などで販売され、作者であるOuma自身も、その全体像を一度に見ることができません。

↓ 白く抜けているところがすでに売れた部分です。

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太い線で分けられた区画の色はすべて違う色で塗られており、また、数枚のグループをFamily(科)と見立て、一度に制作しています。同じ「科」の作品は似たようなトーンとなっていますが、隣り合っていても「科」が違う作品は全く違う色となっています。
1つの作品から自らと全体との関係性を想起させ、1つの小さなピースから、隣り合う「誰か」のことを想像できる作品です。

作家プロフィール

東京都出身、元獣医師。ある担当患者の死がきっかけで、亡くなった子の絵を描いて家族に送るようになり、その数は100以上に。2011年2月に獣医師を辞めた直後に震災に遭い、器具や薬品を使わずに獣医師の仕事の本質である「ヒトの心の癒し」が全うできる方法はないかと考え始めました。

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2013年に美術批評家、海上雅臣氏が主宰するUNAC TOKYOで行ったギャラリー内を画で覆う個展をきっかけにアート活動を本格化。体験と創造を鑑賞者と協働する創作者の不鮮明な作品を通じ、科学的知識も踏まえた新しい生命の定義を模索してきました。

 主な作品は、細胞のような小さな作品が増殖と喪失をつづけ、一つの巨大作品として成長し続けるオープンエンドプロジェクト「系統樹/Phylogenetic Tree」。複数の細胞膜のような紙作品を鑑賞者が破壊、結合することで不確実な形状を生み出し続ける「集合生命/Life Continuous」など。

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↑ 集合生命/Life Continuous@ニコラスGハイエックセンター

 2016年よりSwatch Art Peace Hotel(上海)、ACCR - ODYSSEE ARTIST-IN-RESIDENCY PROGRAM 2018(フランス)、Danish Art Workshops(デンマーク)など世界9カ国13か所のアーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加。実際に各地を渡り歩くことで集合生命としての世界のリアリティを作品に取り込みながら活動の場を広げています。

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↑ 上海のSWATCHアートピースホテル内のアトリエ

2017年11月から半年間、上海のSWATCHアートピースホテルという滞在型のレジデンスに参加しました。この滞在がきっかけで、2018年には銀座のSWATCHビルで個展、2019年にはSWATCHのデザインとして作品が起用されています。

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画材代支援プロジェクトとは

「画材代支援プロジェクト」を通じたあなたのサポートで、新しいアート作品が生まれます。
作家へ画材代をサポートする事で、作品が生まれる前から共に歩み、創作活動を応援し、作家の未来の夢を叶えます。
そして作品制作に集中できるアート環境と、複数の作家をサポートできる環境を作り、美術界全体を活性化したいと考えております。
詳しくはこちらを御覧下さい。
https://igblog.initialsite.com/art-support/

どうして画材代支援を必要としているのか

これまで廃材やアクリル絵の具やインク、ケント紙など極端に高価ではない画材を使っていましたが、あまり額装にお金をかけられませんでした。

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↑ HIRAGANA:SWATCHに使われたデザインの進化バージョン。オノマトペ語を切り取って重ねています。

作品を買ってもらう際にも額なしで販売することが多かったのですが、それではすぐに飾れないため、適切な額装をして販売したいと思っています。自身で額を選び試行錯誤した経験が少ないため、装丁についてこの機会に学びたいと考えています。

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↑ 集合生命Ⅲ:韓国のClayarch Museumで展示した和紙と韓国紙を使った作品です。韓国人のアーティストさんが展示設置を手伝ってくれました。

私は美大などを出たわけではないため、展示手技などもレジデンス同期のアーティストなどから教わるなどしてアートに関係するスキルを習得しています。そんなこともあり、基礎的な技術や知識がまだまだ不足しているのです。

支援金の使い道は?

作品本体をつくるための画材は低コストなので、主に装丁のために使いたいと考えています。さまざまな額装を行い、作品に合い作品の一部となるような額装方法・装丁の研究をしたいです。

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↑ 新生物:世界中の写真を切り絵して重ね合わせたインスタレーション

現在どのようなアート活動をしているか

独学で遅くにアートを始めたため、学校へ行き直すよりも実地で現代アートを学びたいという考えがあり、2016年から海外のアーティスト・イン・レジデンスプログラムに多く参加していました。(2020年3月までに世界9カ国13カ所のレジデンスに参加)

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↑ 青でもなく空でもない:世界中の雲のない空の画像を集めたインスタレーション

滞在を通じて発表機会を得るとともに、世界中のアーティストと話しながら制作方法やコンセプトなどについて学んできました。

また、自分自身もネット上のアート記事に助けられたことがあったため、自身が滞在したレジデンスの情報などをブログやnoteで発信しています。

美術を始めたきっかけは?

獣医をやめた直後に大震災が起こり、被災地にボランティアに行った際に歌ったりマッサージをしたりなど、身一つで人々を励ませる職業の人たちに尊敬を覚えました。
獣医の仕事の本質は薬や機器を使った治療ではなく「人の心の癒し」です。現在のアートは使用素材の指定もなく、誰でもどこでもアーティストとしてアートをつくることができます。そういったアートの可能性に魅力を感じています。

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↑ 2013年に開催した初個展「自己受容と自己治癒の美術」@UNAC TOKYO

また、最初に出会った美術批評家の海上雅臣さんが、ギャラリー全体を絵で覆うような大規模個展を企画してくださり、2013年に氏の主宰するギャラリーUNAC TOKYOで初めての個展を開催しました。アート作品の中に入るという異次元体験に自分自身がとてもワクワクし、こういうことを世界中でやり続けたいと思ったのがきっかけです。

作品のコンセプトは?

元獣医師として、生命の最小単位である「細胞」をモチーフとした治療の代わりになるアートを探求し続けてきました。ここ数年は医療概念としての「社会治療」について模索しています。医療はこれまで個人に向かっていましたが、世界のあちこちで自殺者が出ている昨今、これからの医療は個人だけではなく、個人を取り巻く社会に向かっていくのではないかと考えています。

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「社会治療」はすべての人が医者として、生命体としての社会を治療し、社会から癒されるという関係性を表した造語です。ヨーゼフ・ボイスは「社会彫刻」によってすべての人をアーティストにしましたが、「社会治療」はそれを推し進めた個人と社会とのインタラクティブな関係を表す用語です。
2020年3月現在は、集合生命としての社会との対話や細胞の集合体であるヒトが単体の生命である細胞と対話する方法について探求しています。

作品を制作する上でのこだわりや意識していることは?

他者とのつながりを想起させる、鑑賞者の創造性を刺激するということを考えており、人が触って関われるインスタレーション作品を多くつくってきました。
また、自身がもともと現代アートのコンセプチュアルすぎるところがよく理解できず、長く現代アートの魅力を掴めなかった経験から、現代アートの知識がなくても直感的に楽しめるものを意識しています。

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↑ 単細胞:模様がペアになった細胞がギャラリー内に隠されており、ペアを見つけると片方を持ち帰れる体験型作品

今後のアート活動においての展望や挑戦したいことは? 

世界中すべての国と地域で展示された作家になること、というのがアートを始めた当初からの目標でした。

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↑ 世界中の人から作品を集めて1つの大きな作品をつくるアートプロジェクトSORA

アートの発表は作家ひとりで行うものではなく、スタッフの協力が必ず必要です。海外で展覧会を行う場合には自分に知り合いがいるわけでもなく、地元の人たちに人を呼んでもらわなければなりません。

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世界中のすべての国と地域で展示されたということは、その地域の人たちに作品を愛し迎え入れてもらえたということ。また、優れたアート作品はその土地に人を呼び、町を活性化します。アート活動を通じ、世界に「好き」のはじまりとしての「知る」を増やし、訪れた町に価値を還元しつづけたいというのが私の目標です。

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作品を株のように持って楽しんでもらいたい

現代アートは株式と似て、作家が有名になれば20年後くらいに作品価格がとても上がっているということもありえるアートジャンルです。

単純にモノを買うのとは違い、作家の成長をアート作品を通じて身近に感じることができます。

画材代を支援していただけるのはとても嬉しいですが、単純支援では私がうれしいだけで、サポートしてくれたあなた自身へは将来的なお返しができません。

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↑ ブラジルで見つけた葉っぱをかたどったシリーズ

私がアーティストとして実績を積むことが、あなた自身にとっても得になるように、株のつもりで作品を手元におきながら応援してくださると、とても嬉しいです!(もしも私がすっごく活躍できたら、作品価格もちょっぴり上がるかもしれません)

みじんこショップでは、毎月「せりか基金」という医療支援をするファンドへの支援を兼ねた作品販売を行っています。
※せりか基金は「宇宙兄弟」というマンガから始まったALSという難病の治療研究をサポートする医療ファンドです。

毎月3265(みじんこ)円を「せりか基金」に支援。

寄付と同額の作品を2点つくり、ショップ上で販売。
(サイト手数料や郵送費などを賄い、継続して制作発表するために月に2点を発表)

価格もそんなに高くないので(数千円で購入可能)、アートを通じた医療貢献などはいかがでしょうか?

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もちろん、100円でもサポートしてくれたらとてもうれしいです!

そうでなくても、この記事をスキしたり、noteをフォローしてくれたりすると、今後の制作の励みになります。

よろしくお願いします!

その他の作品や活動履歴はホームページから。
https://oumavet.com

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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↑ 一緒に旅している黄色いイキモノ・みじんこです。

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喜びすぎるやつ!!♡(*´▽`*)♡
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元獣医の細胞アーティスト・Ouma(オーマ)と黄色のみじんこ。 世界10カ国13カ所のアートプログラムに参加のアーティスト。SWATCHデザインしたり、マンガサイト・アルでライターしたり。人と医療と社会をアートでつなげるような遊びに行きたい病院をつくりたい。

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