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成功への抜け道「サードドア」を見つけるにはどうしたらいいか

テレビ番組の優勝賞品でもらったヨットを売って、世界有数の成功者たちにインタビューをした大学生アレックス・バナヤンの『サードドア』を読みました。

超忙しい超有名人が、なにも持たない大学生に会ってくれるわけはなくて。どうやったら会ってもらえるのか、すごくたくさんのNOを突き付けられながらインタビューを成功させ、出版にまでこぎつける物語です。

小説風に語られているので、かなり読みやすい感じになっています。作中で特に勉強になったことをご紹介します。

エネルギーと粘り強さはすべてを制す

作中ではカーネル・サンダースがケンタッキーを立ち上げた時に1009回断れた話が引用されています。もしも彼が1008回で諦めていたら、KFCは世界的なブランドにはなっていないんですよね。

何かがうまくいってる人でも、最初の頃はものすごく苦労していますよね。ただ、難しいのは2000回チャレンジしてうまくいかないこともあり、撤退したおかげで別のことがうまくいくことだってあるっていうことですよね。

創作がらみの話をするとしたら、この作品シリーズは売れたけど、次のは売れないとかも全然あるはずですよね。ネームバリューでなんでも売れるようになった人のほうがずっと少ないはずです。諦められることは諦めていいのかもしれないと私は思っています。どうしても諦められないことと、予想よりうまくいっていることをやり続けるというのが今の自分の方針だったりします。

柳川-(1)

成功とは自分の欲求に優先順位をつけた結果

一番叶えたいことを達成するためには他のことをやめるべき、ということが書かれています。優先順位のトップ5に集中して、残りの20をやめなさい、と。これもとても難しいことなんですが、どんなことでもすごく細かく考えると、やりたいことに通じてるところがあるんですよね。

ライターをやっていれば、物語を気をつけて読めるようになる、とか、歩くことは運動になるので健康維持によい、とか。

一番叶えたいことを1つに決めて、間接的に役に立ちそうなことは全部やめてしまって、夢に直結することにぜんぶの時間をかけるくらいでいいのかもしれないと思ったのでした。でもなかなかやめられないところが困りものです。

自分が何者かは自分の能力ではなく選択によって決まる

小説家だったら、たぶん毎日、物語について考えていると思うのです。毎日、物語を考えると選択した段階で、それは小説家への道を一歩踏み出したということ。

能力ではなく選択によって自分が決まるっていうのは、とても優しい考えだなと思いました。能力で決まるのなら、努力が意味をなさないことになってしまうから。

今の自分を支えてくれているのは、やっぱりアートなので、もっとアートにちゃんと時間をかけてやらないといけないと改めて思ったのでした。毎日考えているんですが、なかなかアイデアって思いつかないんですよね。そんなに簡単に作品は深まらないです。

思いつかないとやりやすいことに逃げてしまいがちです。というのも、考えている時間に何も生み出せてないので、時間だけ無駄になってる気がしちゃうんですよね。ウォーレン・バフェットが考えることに時間を使えと作中で言っていたので、諦めずに考え続けようと思いました。本書では世界的有名人に出会うためにしたことが具体的に書かれているので、ぜひ参考にしてみてください!

甲府-(2)

ANDARTでも作品取扱いいただけ始めたので、もしよければのぞいてみてください!

タグボートのOumaページはこちら。

2021年3/6-7日に東京開催のタグボートアートフェアに出展するので、お時間あるかたはぜひお越しくださいませ!^^


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