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アーティストステートメントの基本的な考え方~なかったら今日決める

こんにちは、元獣医の細胞アーティスト、Ouma(オーマ)です。
2013年にアートをやりたいな!と思い立ってから、独学で現代アートを学び、現在は世界8カ国12カ所のアーティスト・イン・レジデンスに参加したりしています。

アーティストステートメントっていうのは、「アーティストとして自分が探求してるのはこれですよー」みたいな宣言文のこと。キャリアを短くまとめたプロフィールとは違うものです。

とりま、決める

アーティストステートメント?まだ決まってないーっていう人は、とりあえず「世界平和」でも「愛」でもいいので決めちゃいます。

なんかね、一度決めると一生変えちゃいけないと思っているのか、「まだ悩んでる」ともじもじしちゃう人が多いかもしれない。いや、アーティストステートメントって何万回でも修正していいので、とりあえず決めてしまったほうがいいです。そこはスタート地点なので、決めないといつまでもスタートできないんですよね。

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決まってない、まだない、というアーティストさんは、今すぐ3秒で決める。最初がしょぼいのなんて当たり前なんです。でも、決めないと進めないから。早く決めて、そこから少しでも「考えて」いったほうが1年後には大きな差がついてる。なので、とにかく決める。それから、決めたこと疑問を投げかけていく感じで深めていきます。

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一番簡単な深め方は「疑問を投げかける」と「反対意見を述べる」。特に「反対意見をもらう」っていうのがけっこう前進の推進力になるので、アーティストさん同士ならお互いに「疑問点を挙げる」ってのをやるとけっこう早く深堀りできます。たぶん、昔のアーティストさんたちがサロンとかでやってた「議論」の価値ってこういうことだろうなと。

一人でやりながら深めるのってけっこう難しいんですよね。私は月2本くらい海外レジデンスの応募資料を書いていますが、資料をまとめるために言語化することが、ステートメントを深めたり、新作について考えたりすることに活きています。)

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ステートメントは作者そのものでもあるので、日常生活の中から発見することもできます。「自分探し」って言っちゃうとちょっとしょぼい感じしますが、自分がどういうものか分かっていたほうが、作品づくりは芯がしっかりします。自分が日常にどんなことを「選択」しているか。あるいは、何かと比べてどっちのほうがいいか、などを考えていくと、ヒントになるかなと思います。

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自分で自分のことってけっこう分かってないです。だから、最初のステートメントって、どうしても「誰かが言った言葉」の引用になりがち。でも最初なのでそれでもいいのです。

雑に決めたほうが、自分の成長も実感しやすい。いつまでも「言い切らない」でいるほうが、モヤモヤ―としたまま伸びない理由かなと思います^^ とりま決める、大事!

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https://mijin-co.me/art_article_matome/

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