見出し画像

打倒『ZERO』-無名貧乳中堅録7-

事の発端は、下記の通りである。


※天鳳ルール説明 完全順位制(点数関係なし)
1着→やったー! 2着→まあまあ 3着→一安心 4着→ゴミ

麻雀牌表記:m→マンズ p→ピンズ s→ソウズ


クラシックの旋律はときに壮大で繊細で可憐だ。
初の試みといこう、クラシックと麻雀の融合。


【検証】

画像12

ゼロマガによると、4着を浮上させないように打つ行為を”天鳳名物・地獄のセレナーデ”と言うらしい。4着以外をアシストしたり、4着に和了らせないように辛く打つのだ。

これを検証する。
今回は、セレナーデにちなんでクラシックを太字で挟んだ。
クリックすると曲目のyoutubeに飛ぶので、さわりだけでも聞いて気分を盛り上げてほしい。


南3局 北家 ドラ9p 3着目

画像1


特に良い手牌とは言えない。ラス目が親番だ。
こんな手牌から親に放銃したくないし、親の手牌を進めたくもない。



画像2

場にピンズが切られ、自分の手が厳しくなった。
正直、自分の和了は難しい。
よって、下家の親に注意しながら打ち進めることにした。


画像3


親から東ポンの声。来た。
これが、”地獄のセレナーデ”始まりの合図だ。
ラス目の親を進ませないように打っていく。


画像5


ラス目に鳴かれないように捨てる。打赤5p。
下家の親の現物で、他家の危険牌。
これぞ、小夜曲の最高傑作アイネ・クライネ・ナハトムジーク


画像6


下家の現物がなくなった。そんな時上家が9sを捨てたので、ロンされたくない気持ちもあって、合わせた。エルガーより威風堂々


画像7


鳴かせてしまった!!最悪だ。
セレナーデなのに、マーチ(行進)してどうする
相手がトルコ行進曲を奏でている。
一方こっちは天国と地獄だ。


放銃したくないから、今通った牌を捨てる。
なんたる安易!!脳にお花が咲いている。
モーツアルトもオッフェンバックもビックリだ。

画像8


放銃こそしなかったが、これで2〜4着が三つ巴に。
そして、息を吸う様にラスったのである。


画像12

ヴェルディの”怒りの日が脳内再生されている。
差し込みやアシストという、他家に頑張ってもらう局面は、天鳳によくある。私には難しい。


今回のように、上家に合わせ打って鳴かれるだけではない。上家に合わせ打ってたら、のちに上家からリーチが入り、安全牌に窮して放銃することもよくある。

だが、プロなら弱点から目を背けてはならない!
日々、鍛錬鍛錬。


黄河と麻雀は、交響曲第5番。
そう『運命』なのだから・・・


**********************


【今日のすごいぞ!黄河の選出】

東1局 南家 ドラ1m 親が上家2mを捨てた場面

画像9

皆は、チーするだろうか?
昔の私は、鳴けなかった。その後、天鳳で東風戦を打つようになったら、鳴く以外の選択が見えなくなった。

しかし今は、東南戦である。一旦、落ち着こう。



画像10

このチーを褒めたい訳ではない。反省を込めて、選出した。
2mはすごくネックな所である。これを鳴くと三色は盤石だ。
だが打点が足りない。
まだ東1局なので、鳴かない選択肢があるように思う。

その後47mが鳴けて、マンズのホンイツに見せかけられたら、2pの和了もありそうだ。しかし、世の中そんなに甘くない。


画像11

対面から制裁を食らった。
打点が伴わない鳴きは、対リーチや仕掛けへの立ち回りが毎巡襲ってくる。

少しずつ鳴きも使いこなしていこう。


結婚出産だけの女流だって麻雀語れたぞ。

さすが中堅貧乳プロ・黄河さん!今日も背後に一歩近づいた。


読んで頂き有難うございます。とっても嬉しいです★競技麻雀界で仕事をし続けたいので、拡散やサポート、応援宜しくお願いします!母ちゃんがんばります