新卒1年目が実践する頭の中の整理方法~RPGの主人公になってみた~
Ateam cyma Adevent Calendar 2019 の17日目です。
本日は、株式会社エイチームEC事業本部でSEO対策をしている@ouka___が担当します!
この記事では、新卒1年目の私が実践している『自分に合った頭の中の整理方法』を、体験談を交えて紹介します。
方法が少しユニークなので、もし「おもしろい!」と興味をもってくれたなら、ぜひ試してみてください。
抽象的なことや、納得できていないことの理解を進めるヒントになれば幸いです。
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RPGの主人公になってみた
私が実践している頭の中の整理方法は、自分をRPGの主人公だと考えて行動することです。
自分の置かれている状況を物語の中の主人公に投影して考えたり、キャラクターのステータスを分析するように自分のことを客観的に見てみたりします。
なぜRPGの主人公とリンクさせて考えると頭の中が整理できるのかというと、自分が知っていることや経験のあることならイメージしやすいからです。
初めて食べた料理の味を一般的によく食べられている食べ物に例えると分かりやすいように。
服が好きな人には服で例えると理解してもらいやすいように。
私の場合、それがRPGの世界だったのです。
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では、どのようにRPGとリンクさせて考えているのかを、日々の業務を具体例にして紹介していきます。
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【業務をRPGに見立てたら理解しやすくなった経験1】初めての業務と始まりの村の初ミッションとを重ねる
私がエイチームでアルバイトとして働き始めたばかりのころ、とあるミッションが与えられました。
「何か売上を上げる施策を毎週提案してほしい。素案でいいから1週間で3つずつ」。
商売をしたこともビジネスに関することを学んだこともない私は焦りました。
考えようにも頭の中が真っ白で何もでてこない。
何から手を付けたらいいのか分からない。
その時、自分が『始まりの村にいる主人公』と同じ状態だということに気づきました。
商売の経験値がないビジネスパーソンレベル1、当然ミッションクリアに不可欠なマーケティング手法という武器もない自分の状態が、武器も装備も持っていないゲームを始めたばかりのRPGの主人公のように思えたのです。
「それなら」と、
「物語の中でキャラクターを動かすように自分も動いてみよう!」
「ゲームの中でなら次に何をするのか判断して行動できているのだから、同じように考えたら現実でも行動できるかもしれない!」というアイデアに結びついたのです。
もしあなたが始まりの村にいる主人公をコントロールするなら、まず最初に何をしますか?
きっとミッションを確認するために、村人に話しかけますよね。
ミッションに関わる情報が足りていなかったら、分かるまでいろんなキャラクターに話しかける、周囲のオブジェクトを調べるなどして情報を得ようとするでしょう。
私も同じように、周りのマーケターの人に「どうやって考えたらいいですか?」と訊いてみました。
すると、
「売り上げをあげるにはまず、その売り上げを構成している要素を考えるといいよ」
「この辺りの数字を見ていると施策の切り口見つけられるんじゃないかな」
と具体的なアドバイスをもらうことができました!
それまで手の付け方も分からなかった施策を3つ挙げるというミッションが、自分をゲームを始めたばかりの主人公に見立てることで、クリアに向けて動くことができたのです。
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【業務をRPGに見立てたら理解しやすくなった経験2】日々の業務をレベル上げと重ねる
入社して配属された先で、私はSEOを担うことになりました。
主な業務は記事を書くことなのですが、書いた記事が結果に結びつくには最短で1ヶ月から3ヶ月ほどかかります。
配属されてからの3ヶ月、結果が見えないまま毎日地道に記事を書き続けているうちに、段々と「これって本当に意味あるの?」とひねくれた思考に陥っていきました。
「成果を出すには泥臭い努力が必要だよ」
「どんな業務も必ずやる価値がある。大事なのはその業務を自分にとってどう価値あるものにするか」
と、再三上司や先輩からアドバイスをもらっていましたが、残念ながらそういった泥臭い経験がない自分には意識や行動を変えられるほどの納得感はありませんでした。
しかしこれもRPGと結びつけてみると、日々の業務が自分にとっても意味あるものだと思えるようになりました。
泥臭い地道な作業は、RPGで言うところの「レベル上げ」と一緒なのではと考えが至ったのです。
大抵のRPGゲームでは、ストーリーを進めていくと敵のレベルはどんどん上がっていきます。
レベルが高くなっていく敵を倒すためには、自分のレベルも上げないと勝てませんよね。
そのためゲームのタイトルによっては、故意に敵とエンカウントして、「レベルを上げていく作業」を必要とすることがあります。
それと同じように、仕事でより難易度の高いミッションに挑むには、日々の業務をこなして、少しずつ経験値を貯めていく必要があると気づきました。
このように自分の状況をRPGの主人公とリンクさせて考えるとこで、どんな業務も自分にとって価値のないものはないと納得して作業することができるようになったのです。
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おわりに
これらの経験から、自分の状況をRPGの主人公と重ねて考えるとこで、次の2つのメリットが得られました。
・物事を理解しやすくなり、行動に移しやすくなる
・1つ1つの業務に価値を見出して取り組める
私の場合、RPGが好きなのでゲームと重ねて考えていますが、重要なのは自分の好きなことや得意なことに絡めて考えることだと思います。
好きなことを考えるときは、楽しく意欲的に考えられることと同じです。
抽象的なことや理解できていないことも、好きなことと絡めるとイメージを掴みやすくなります。
もしあなたに好きなアーティストやアニメキャラクターがいるなら、その人達が歩んできたストーリーがヒントになるかもしれません。
学生時代に打ち込んでいた部活動があるなら、その経験と重ねて考えてみるのもいいでしょう。
この方法に興味を持った方は、ぜひ一度、あなたの好きなことや得意分野にリンクさせて考えてみてください!
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完読していただき、ありがとうございました!
Ateam cyma Advent Calendar 2019 の 17日目はこれにて終了です。
18日目は デザイナーの@minami-nuさんが、『デザイナーがSEOに関わったら想像以上にやれることあって楽しかった話』について記事を書かれるそうです!
残り8日程ですが、今後のAteam cyma Advent Calendar 2019もお楽しみに〜!
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