窃盗時効

20年以上前の話になるが、初職の先輩達に手取年収が少ない私に以下の手口で被害を受けた。

片道2時間の長時間通勤をしていた私をその理由で断らせないように予定を入れられ、私の名前を使用して店の予約を入れた。

先輩の一人が私の吃音のせいで他の社員と同じ仕事を与えられないことを盾にして外出する時に狂言を使って私の定期券を使用した。

酒が飲めない私に飲酒を強要され、酔った隙に高額な買い物をさせられた。

アッシー君扱いされてタクシー代を支払わされた。

その他にも何件か被害を受けたけど主だったものはこれくらいかな。

私は1992年入社のバブル末期に入社しているが、その当時は報道番組を今ほど見ておらず、政治・経済は無関心だったのが幸いだったというか、考え方は氷河期世代の同級生に近く、仲間内では浮いた存在だった。

彼女を含めた先輩達はバブルを引きずった生き方をしており、金あれば何でも使ってしまうという考え方についていけなかった。

ブランド物に身に纏い、給料日近くになると私の金を使いまくって、おごって当然という態度をされた。

最悪、通販で頼んでいないものの請求書が自宅に届き、実母に見つかってしまい叱責をされ、私がしていなく先輩達の仕業だと反論したものの激怒された。

私が離席中に無断で机の引き出しからシャチハタを使用して私名義で申し込みをされた他はない。

表面上では仲が良い振りして、会社や外に出ても一緒に遊ぶ仲間がいなくなる恐ろしさや仕事に支障が出ることことを危惧していたが、本当は嫌だった。

初めの頃は私の金を使っておごらされそうだと感じ、わざと咳払いしたり、父方の親戚の法事があると嘘の断り方をして逃げたのはよかったが、他の社員に頼んで捜していたという話を聞かされて、三週間無視されて、仕事に支障が出てしまった。

その事を当時の上司に相談しても理解されず、退職することも考えた。

先述の事例を検索したら、すべて窃盗犯に該当し、特に定期券の場合は記名式の磁気カードだったので最悪使用主の性別と年齢相違した場合は警察に捕まってしまう場合がある。

普段の行動をチェックしても彼女を警戒してズル賢い行為をしていることを理解しているのに何故言いくるめられるのかと思い悩んだが、誉め殺しの狂言から様子がおかしいと察知しても立場が弱い私は情にほだされて被害に遭うのは脇が甘かった。

職場から距離が離れた店を選んで他の先輩の悪口の情報サービス料として全て私の支払いになったのは彼女達の罠だというのか?!

それによる総被害額は30万ということは、貯金に回す金が不足していると感じ、前職の給料とポイント稼ぎで清算した。

そんなことをするんだったら民事裁判したらどうかと言われても仕方がない。

私は失業中で収入がなく、ストレスが溜まると彼女のことを思いだし、悪さをする動機が理解でき、決してそのようなことをしないと誓ったものの、金遣いの荒さが解っていたら自業自得であり、断り続けてそのまま別れた方が正解だったかもしれない。

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。