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誰にも言えない本心をこじ開けようとする人

2000年代後半頃、前職で仕事上以外での会話をしなかった私は他の同僚達から

自分の殻に閉じこもらずに積極的になろうよ

という言葉を散々言われた。

当時から数えて数年前に未経験分野の職場に異動し、周囲の状況がわからなかったのは勿論、 #非正規社員 という立場上の関係で迂闊に意見が言えなかった。

仕事上としては、無知識の状態で意見を言えば責任能力を問われ、信頼できなくなることを承知して、敢えてしなかっただけだが、当時は元社員であった実父のことがあるために素性を出さないようにしていただけだ。

初職同様、 実父の紹介による #縁故入社 をしたために、少しでも羽目をはずすと実父の顔に泥を塗らないような配慮をしなくてはならないことで目立たぬ行為をしただけで

消極的

に見えて評価されなかったのは事実であり、何気ない話をしただけで実父に告げ口されたことを知ってから表題のように至った。

入社直後に総務に寄った時に、本体の #公務員 特有の同窓会をしているような旧態でかつ #家族ぐるみ の関係ででやっていることに対して馴染めなかったことから、心開いて対応すると #噂話 が立ち回ることを危惧していた。

社員数を多く占める #天下り 社員や #定年退職 を経て入社した社員に実父のことを訊かれる危機を察知して、

父の子

であることを公表しないで欲しいと言いたかったのだから。

特にひと回り年下で私と同じ班にいた元出向社員から仕事上の不備があって指摘をされた直後に表面上の性格に触れるような発言をされたことに対して激昂した。

口が裂けても家族の話をしたら親娘の居場所を失う危険性があることを伝えたかったものの、そのやり取りした場所の隣の部屋にいた当時の元管理職に知れる可能性大だ。

しかも間接的な形で家庭内に侵入されたことを感じて、

考えすぎだ

と非難され、デリケートな問題に対してこじ開けようとする行為をすること自体は無礼である反論した。

よく知らない私の過去をこじ開けることは貴方がすることではない

半ば他の同僚達と打ち明けたい気持ちはあったものの、仕事をしに行っているからその必要はないというスタンスを持っていだことに対する態度が気がかりだったかもしれなかった。

前述の話題を振る時は、過去のトラブルから無闇に他人に心を開いたことによって利用されることを警戒した上で、話す相手をよく知ってからした方が良い。







只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。