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医療と福祉を繋ぐ:稲見様インタビュー【なないろインタビュープロジェクト#12】

こんにちは🍀
栃木法人子ども応援なないろのいおりです🌈
なないろインタビュープロジェクト第11回目は済生会宇都宮病院・稲見様にお話しを伺いました!

済生会宇都宮病院様は当会の学生服支援事業である「なないろ学生服回収BOX」の設置にご協力いただいております。

【稲見様略歴】
宇都宮市内の病院や地域包括支援センター等の経験を経て、2018年4月より済生会宇都宮病院にて、医療ソーシャルワーカーとして勤務。


事業内容


-----稲見様の事業内容について教えてください。

「医療ソーシャルワーカーとして、病気やケガに伴って生じる様々な不安や困りごとについて患者さんやご家族のご相談に対応させていただき、地域の皆様を医療の面のみならず福祉的な面からも支えております。」


-----貴社がSDGsに関わることで取り組んでいらっしゃる事はありますか?

「済生会は生活困窮者を医療で救済する「施薬救療」を目的に明治44年に創立しました。その精神は現在でも受け継がれ、ソーシャルインクルージョン(誰一人取り残さず、すべての人が社会で共に生きていく)の理念のもと、全国各地の済生会で『なでしこプラン(生活困窮者支援事業)』として具体的な事業を展開し、誰も排除されない街づくりに取り組んでいます。当院では、生活困窮者や刑余者、在留外国人の方、最近では困難を抱える女性など、社会的支援を要する方々のために無料相談会や健康診断を行っています。その他、災害時等では炊き出し支援活動を行ったこともあります。」


-----稲見様がお仕事をされていて、喜びを感じることを教えてください。

「やはり一番は、関わらせていただいた地域の方々の笑顔が見られた時です。相談支援で関わらせていただいたことで、相談者の方の心配ごとが減り、その方の表情が柔らかくなるのを目にすると、この仕事をやっていて良かったと思います。」



-----稲見様自身がSDGsに関することで、取り組んでいらっしゃることはありますか?

「ゴミの分別をしっかりしていますね。また、毎日マイボトルを持って出勤しています。あとは、あまり物を買わないことですかね。」


なないろとの歩み


-----当会との取り組みをスタートした理由を教えてください。

「とあるNPO法人の方が、皆川さん(当会理事)を紹介してくださったことがきっかけです。なないろさんを通じて、『つなサポ(女性支援事業)』の普及活動やつなサポ事業における生理用品の配布を行うことができました。」



-----ありがとうございます。当会との取り組みを通じて、得られることはありますか?
「多角的な視点から活動に取り組んでいらっしゃるなないろさんが加わることで、支援の幅が広がったと実感しております。また、支援活動を通じて、地域の方々の喜んでいる姿を目の当たりにし、新しい支援の必要性も感じました。」



-----今後当会に期待することはありますか?
「積極的に活動していただき、いろいろな団体とつながって、活動をさらに拡大していただけますと幸いです。」


子どもに優しいまちづくりに向けて

-----子どもに優しいまちづくりを目指して、ひとりひとりができることを教えてください。
「子どもだけではなく、他者に関心を持つことが大切だと思います。ネットの中の世界に入り込みがちですが、現実の世界にも目を向け関心を持って見る。そして、困っている人を見つけたら勇気を出して声をかける。助けを求めている子どもを見つけたら、頼れる大人につないでいく。こういうことって見ようとしなければ見えないもの。皆が関心をもって物事を見て、行動に移すことで誰にとっても優しいまちに繋がるのではないかと思います」


-----最後に、この記事を読んでくださっている方に一言お願いします。

「一人で出来ることには限りがありますが、他者と協働すれば、活動の規模を2倍3倍と広げていくことができます。何か抱えている課題や取り組みたいことがあれば、明確なビジョンがなくても構いませんので、声をかけていただければ幸いです。一緒に活動できることを楽しみにしております。」



済生会宇都宮病院
HP:http://www.saimiya.com/

住所:栃木県宇都宮市竹林町911−1
TEL:028-626-5500
FAX:028-626-5594


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