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海外からの問い合わせ

先ほど、インスタアカウントに「(日本の)男子新体操の手具はどこで買えますか?」という問い合わせがありました。器械体操や、スペイン式の男子新体操をしている方からでした。

手具を販売しているサイトのURLをお教えしましたが、サイト自体が日本語なので購入は困難だと思われます。ロープについては女子と同じなので問題ないとして、リングはゴム(プラスティック?)のチューブで、スティックは木片から手作りできることをお教えしました(実際、バンクーバーではそのような手作りで代用しています)。ただ、クラブは手作りとなると難しいですよね…😅

最近、応援!男子新体操の動画がYouTubeやFacebookで多く見られていることから、海外からの問い合わせ(メディアへの出演依頼を含む)が多くなっています。「男子新体操はなぜ国際化されていないのか?詳しいことを教えてほしい」という、海外の報道関係者からの問い合わせもありました。

「なぜ国際化されていないのか」に対する明確な答えを、私は持っていません。FIG(世界体操連盟)に公式に認められていないから、と言ってしまえばそれまでですが、ではなぜ認められていないのか…。

「日本の男子新体操を、今のまま何も変えず、国内のみで発展させていく」も一つのあり方でしょうし、「世界で普遍的に行われるスポーツになるように、何かを変える」も一つのあり方でしょう。それは、どちらが良いと私が言えることではありません。

一つ私が明確に言えることがあるとすれば、これほど世界中から注目を集めているスポーツなのに、「世界へのオフィシャルな窓口」が事実上存在していないのはもったいない、ということです。つまり、海外の人々が情報を欲した時に簡単にアクセスできる窓口です。そこに問い合わせれば正確かつ的確な情報が得られる窓口があれば、このスポーツにはもっといろんなチャンスが生まれると思います。

ところで…
リングと言えば。
私はつい最近まで、リングは白いものが販売されていると思っていました。
国士舘の向山選手が「黒い状態で売られているものを、自分で白くしたり装飾したりするんです」と教えてくださいました😅

トップの写真は安藤梨友選手(青森大)のリング、下は向山選手のリングです。(どちらもカッコイイ!!)

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実はリングは男子新体操の手具の中で、もっとも遅く取り入れられた手具です。平成元年(1989年)に、それまで個人にもあった「徒手」が廃止され、「輪」が導入されたのです。

今後、男子新体操はどのように変わっていくのか(変わらないのか)。期待とともに見守りたいと思います。

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