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blogの効用

blogを書き始めてからもう5年になるだろうか。ほとんど毎日書いている。
noteに引っ越ししたのが今年の6月1日だ。これからも生命の尽きるまで書き続けていきたいと思う。

私は、blogに日々感じたことを書いている。blogを始めたきっかけは、ホームページ制作を依頼したことからだった。担当者に勧められるままに、blogを書き始めた。
最初は日記のようなもので、取り止めもない日々の出来事を思いつくまま書いていた。

それがだんだん私なりの人生哲学の成長記録のようなものになってきた。そして、noteに引っ越しして、それは極まったというところだ。

また、blogは、私の場合、私の意思の弱さを克服する道具の意味もある。

"無言実行"と"有言実行"という言葉がある。
私が大学生の頃だから、もう半世紀くらい前になるだろう。
サッポロビールの「男は黙ってサッポロビール」というコマーシャルが流行った。三船敏郎が、黙ってこの台詞を言って、男っぷりよく、グッとビールを飲み干すシーンがあった。

三船敏郎

私は、新入社員の研修(S.51)のグループ発表で、このコマーシャルを題材にしたことを鮮明に覚えている。

昭和の時代は、男社会だ。「何だかんだ、口数が多いのは男ではない。そんな男は、女の腐ったような性格の男だ」「男なら、黙って、いい仕事をすることだ」「私はこんなことをやりますとか、これくらいの実績数字を達成しますとか、言葉に出して自らをアピールするのは、はしたないとは言わないが、男らしくない」「稼ぐのは男、女はそのサポート役と役割が別れていた」「男っぷりがいい男が日本を支えている」という風潮があったのだ。

しかし、今はそうではない。真逆だ。男臭さは全く売りにはならない。女性活躍の環境を整備して、男女が共同・協働して人間らしい社会を創っていく。みんなが自由闊達に、有言実行して、一致団結して、高く目標を掲げて、それに果敢にチャレンジすることが求められている。

すなわちSDGsとD&I社会で、性・人種・国籍等の差別なく、それぞれの個性をフルに活かして、人間らしい理想社会を創っていく時代になってきたのだ。

そのような時代背景を踏まえて、私はこれからの第二生を如何に生きるか。
私の「応援団長」としてのこれからの生き方を語るblogになってきた。

意思の弱い人間であれば、自らが語り、それを実行する「有言実行」が人間を強くする。言ったことは必ずやる。言い訳をすることができないように自分を追い込む。
まさにその通りと思う。口から発したことをしない人間は、人間の風上にも置けない人間になってしまう。
人間として強く生きたければ「有言実行」に限ると思ったのだ。

だから、最近のblogは、私がこうありたいという「生きざま」「生き方」であり、必ずしも全てできているわけではないが、まず、そう思うことで、少しずつだが、"なりたい人間"になっていっている。そのことを日々実感している。
こうなりたいと思って、そのために精進努力し続けていると、必ずなりたい人間になることができるのだ。

兎に角、上り坂の人生を全うすることだ。少しづつでもいい。ゆっくりでもいい。それを生涯に亙り、続けていくことだ。上り坂で前のめりで倒れ、次の世に旅立つ。そんな理想の最期を願っている。

どんな小さなことでもいい。人のためになることを少しずつでもすることだ。
人は人のために生きる。それが幸せな人生を生きるということである。

女性は「母なる大地」だ。
平塚らいてふは言った。「原始、女性は太陽だった」と。私もそう思う。
男性はカラ元気。それを助けているのが女性だ。そんな女性が男性と対等に働くことができない社会は、野蛮人の社会と言っても、今となっては過言ではないだろう。

そして、これからの21世紀は、寅さんのような「愛嬌ある男」が求められる社会になるのではないか。「女は度胸、男は愛嬌」とはよく言ったものだ。

こんなことを考えるようになったのはblogのおかげだ。
日々の活動と思索の整理を、blogを通してすることによって、私の「応援哲学」は確固としたものになっていく。
生涯に亙りこのblogを続けていこうと思う。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)


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