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若さの秘訣は、"生前葬&出陣式"

皆さん、私を煽てるのが上手だ。
私は、誰よりも"人生"を深く考えていると思っているのだが、見かけは至極単純なところがあって、すぐ煽てに乗ってしまう。
煽てるのが上手な人ではなくても、「団長、70歳とは思えませんね。せいぜい還暦(60歳)にしか見えません。その肌の艶は50歳と言われても不思議ではないですよ」と、20歳も若返って言われることもある。そう言われて悪い気はしない。
現実に、身心一如と言われるように、身体の若さは心も若くする。逆に心が若いと、身体もそれに連れて若返るようだ。そして、若くあろうと思ってメンテナンスにも精が入る。
それには、一つ条件があって、自分の歳をしっかり自覚して、歳なりに行動を慎むことだ。

私が50歳とはちょっと褒め過ぎ、言い過ぎと思うが、心に関して言えば、それは歳が青春の時以上に若い。
それは、それまでの"くろうみやまのほととぎす"がそうさせる。それまでの七転八倒の人生が、心を若くしてくれているのだ。

お会いする皆さんから、「団長の若さの秘訣は何なんですか」とよく言われる。昨日も、ある社長にそんなことを言われた。

私は、その理由は、[OUEN Japan]の活動で、学生・留学生たちや若いベンチャービジネスの経営者たちと、同じ目線で付き合っているからなのだろうと思う。
私を何がそうさせているのかと言えば、それは昨年6月に70歳で生前葬&出陣式を行ない、一旦人生を区切って、"上り坂の新しい人生"をスタートさせたことによるのではないかと思っている。私は今、第二生の1歳4ヶ月なのだ。

一方、70歳にもなると、皆さんは、"しゅうかつ"を意識しだす。就活ならぬ"終活"だ。

終活とは、人生の最期に向けて行う活動、事前準備のことです。
今後の介護や医療についての意向、亡くなったときの葬儀やお墓に関すること、亡くなった後の遺産相続、身の回りの物品や財産を整理する生前整理など人生の最期を意識して準備を行うことをまとめて終活と言われています。
終活が注目されるようになった背景には少子高齢化が関係しています。年々加速する少子高齢化によって介護や看取りを担う人材が不足していること、そして社会保障制度が成り立たなくなる恐れがあることも心配されるようになりました。
こうした状況から高齢者自らが老後や自分の死後のために備える必要があるという考えが増えていき、終活に関心が集まるようになったのです。
終活は、遺された家族や周囲の人に苦労をかけないことも目的のひとつですが、それだけでなく実は自分自身のために行う前向きな活動でもあります。
自分がこれまで歩んできた人生を振り返り、気持ちを整理することで、これからの人生を自分らしくどう生きるかというライフプランを考えるきっかけになります。終活は、今後の人生をより充実させるためにも大切な活動なのです。

そして、終活を行なうメリットは4つあるという。

①死に対する不安解消につながる
②充実した老後生活になる
③遺産相続などのトラブルを防げる
④遺された家族の負担を軽減できる

私は経験から、それに一つを付け加えたい。

終活をするなら、"生前葬&出陣式"も考えたらどうか。

70歳という歳は、そろそろ、上記の4つのメリットから終活を考え始める歳であろうが、老後生活を一層充実あるものにするために、この終活と並行して、"生前葬&出陣式"を行なうことを検討してみてはどうか、ということだ。

五木寛之さんは、"下山の思想"で、充実した"下り坂の人生"を説いていらっしゃるが、それも悪くはないと思うが、私は、「70歳以降の人生こそ、なだらかな"上り坂の人生"を生きて、生涯現役のまま人生を終える」「仕事のさなかに、前のめりになって倒れて旅立つ人生を生きる」という"上り坂の人生"を選択肢のひとつとして、真面目に考えてみては如何かと提案したい。

これは、オーナー経営者や自由業・自営業の人のみならず、サラリーマンも同様だ。

そして、一般的には、生前葬は下り坂の途中で元気な時にするのだろうが、それも所詮は下り坂の人生でしかない。

生前葬を切っ掛けに上り坂の人生を生きるためには、生前葬と同時に第二の生の出陣式を行なうことがミソなのだ。

生前葬&出陣式を行なう年齢は、私は50歳〜70歳をお勧めする。天命を知る50歳から、古来稀なる70歳までだ。そして、70歳は、その最後のチャンスだと思う。

やってみないと分からない。やってみると、それはそれは元気が出る。気持ちの問題なのだろう。人間の心は弱いから、何事も"有言実行"、言ったことはやらねばならぬ。みんなに公言して、退路を断つのだ。

生前葬を行なうと、当然ながら戒名をいただくことになる。その戒名に意味があるのだ。
戒名は、これからの第二生をどう生きるのか、どのようなミッションを持って第二生を生き抜いていくのかを示してくれる。

私の戒名は[不動院重陽博愛居士]

その意味するところは、
①不動の心を持って生きる。
②多くの心清き陽のエネルギーを持った人たちが私の周りに集まってきてくださる。類は友を呼ぶのだ。
③集まってきて下さった人たちに広く愛を差し上げる。世間に愛を広める。
この①②③が、私の第二生の生き方であり、ミッションなのだ。

日々、戒名の意味を意識して生きることで、一層充実した人生を送ることができるのだ。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)



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