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中能登でウォーキングを愉しむ

11月15日、中能登町2日目。
宿泊先の古民家”みおやの里”を8時半に出て、中能登町役場(総務庁舎)に向かう。スマホのグーグルマップを頼りにウォーキング。距離にして6.2㎞、時間は1時間25分。8時半に出て10時前に到着する。

歩き始めて4分の3を過ぎたところで道を間違えた。そこで、近くにいた道路作業員の人に、「中能登町役場はどの道を行ったらいいですか」と聞いてみた(スマホがあるのでわざわざ聞かなくても良かったのだが)。「ここから歩いていくことなどできませんよ」と言う。
何を言っている。道があるから行けるに決まっているじゃないか。それもあと徒歩30分ばかりで役場に着く。
その作業員は私を”何と変わった人”だと思ったのだろうか。呆れたような目で見ていた。

「聞かなくてもいい意味のない質問をするんじゃなかったな」と思った。
能登の田舎では、30分歩いて行くことができる距離でも歩くことをせず車を使うのだろうか。こんなことは能登に限ったことではない。田舎はどこでもこんな反応になる。
田舎は車社会だ。中能登役場の女性の職員さんに聞いたところ、家族は1人に1台、大人の全員が車を持っている。役場の人は全員、車で出勤しているのだと。そりゃそうだ。
七尾線は通勤時間は1時間に2本走っているようだが、そうでない時間は1時間に1本。これじゃ通勤には使えない。

東京の人は良く歩く。健康のために、一つ前の駅に降りて出勤する人も珍しくはない。
私は出勤することはないが、人よりも歩くスピードは速い。2時間ウォーキングなど何でもない。週に2回はやっている。ウォーキングを愉しんでいる。そして、同年代の誰よりも健脚だと思う。
今朝の[みおやの里→中能登町役場]の歩数はそれでも1万歩弱。まだまだ少ない。

10時から役場で打ち合わせをして、1階のロビーで何人かの人に電話をかける。
そろそろお昼時だ。道の駅 "織姫の里 なかのと"でランチを摂ろうと思い、またウォーキングをスタートする。役場から道の駅まで、時間で36分、距離で2.7㎞。
今日の歩数は15千歩強。まずますの歩数になった。

昼は、”天ぷら定食(うどんと茶碗蒸し付き)”1,100円、価格はリーズナブル、味は悪くない。

14時に、坂井さゆりさん(石川バリアフリーツアーセンター理事長)が車で迎えに来てくださって、KIMONALL-BACE瀬戸花見月(キモノール)へ。

キモノールにて、義父の大島つむぎの採寸の再寸、OUEN Japan 信念会の打ち合わせと、これからの瀬戸花見月の観光(能登観光の拠点としての瀬戸花見月)について、約3時間弱に亙り、雑談を交えながら意見交換をする。

これからは、個々ではなく、トータルとして、中能登町の観光を考えることをしなければならない。石動山脈の"碁石ヶ峰"もいいが、眉丈山脈の"眉丈が丘休憩所"も捨てがたい。キモノールの近くにある後者は、七尾湾が一望できる絶景スポットなのだと。私は、全くこの施設のことは知らなかった。
"犬も歩けば棒に当たる"
どんどん知らないことが、雨後のタケノコのように出てくる。

360度の大パノラマが望める絶景スポットです。眉丈が丘休憩所一帯は、夏にはとても爽やかな風が吹くため心地良く、心身共にリフレッシュできます。また、眉丈山は日本海側の能登半島中央部にある山ですが、そこから眉丈が丘休憩所まで続く2kmの道の両側には約1,000本のソメイヨシノや八重桜などが植えられていて、桜の名所となっています。春は山菜と花見、秋はきのこ狩り等、季節を問わず自然を楽しめる場所として多くの人から愛されています。

坂井さんとはまだお会いして今回が3回目だが、なぜか気が合う。何でもザックバランに話すことができる。

中能登町は織物の町だ。キモノールを中能登町をアピールするエッジにしたいのだ。それだけの意味はあると思うと。
OUEN Japan 信念会では、私も、司会の裕美ちゃん(安藤裕美さん、西櫻亭副社長)もキモノール(洋服感覚で誰でも簡単に着ることができる"これからの着物")を1回お色直しする。これも中能登のアピールだが、信念会会場のコーナーで試着会をしてみてもいい。

坂井さんに民宿美来里まで車で送っていただく。美来里では、宮下町長とこれからの中能登町について語り合う。
OUEN Japan は中能登町のために何ができるのか、町長は何をお考えなのか、忌憚のない意見交換をする。

中能登町のためは、隣接する七尾市、羽咋市、志賀町、富山県氷見市のためでもある。広域の地方創生をしてこそ中能登町は発展する。OUEN Japan は、そのための"中能登町地方創生アドバイザー"なのだと改めて自覚する。

また、町長から、「明日、能登部上の墓参りをするときに、本家の喜市郎さんにご挨拶せんとあかんよ。ずっと小林さんの家の墓をお守りされておられるんだから。喜市郎さんには小林さんのことはよく話しておいてあるから」とありがたいアドバイスをいただく。

今日(11.16)、午前は先祖代々の墓参りと小林本家へのお礼のご挨拶。午後は金沢で、高校の古稀の同期会だ。
22時半過ぎの最終の七尾線で帰ってくるので、能登部駅着は11時半を過ぎる。能登部駅からみおやの里まで徒歩で40分(2.8㎞)、午前様になる。

今日は曇天の一日の予報だ。
今日も愉しいウォーキングを愉しもう。きっと有意義な一日になるだろう。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)


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