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トマトは、トマトらしく光り輝け!!!

年末年始に人さまに集まっていただいて、望年会(or信念会)をし始めたのは、もう十数年前からだろうか。何かに託けて、イベントをするようになったのは、私が個人会社を立ち上げた55歳の頃からだ。その時は京王プラザホテルで約100名の方々にお集まりいただいた。

それから、10名前後の忘年会から始まって、NPO OUEN Japan を設立(平成26年、2014年)した頃から、年末に望年会をすることが定例化したのだ。
会場は、まい泉(表参道)から始まって、JALシティ四ツ谷(四ツ谷)〜学士会館(神保町)〜東京ガーデンホテル(お茶の水)と点々とした。
コロナ禍があって中止を余儀なくされたが、一昨年6月には生前葬を南麻布了聞にて、出陣式を日本青年館ホテルにて開催した。
コロナ禍が明けた昨年の年始からは、信念会を日本青年館ホテルで行なった。そして、今回の第2回信念会も、前回同様に日本青年館ホテルで開催した。

このホテルにしたのは、立地が、大学時代、東京六大学野球応援で青春の火を燃やした明治神宮球場の向かいであることだ。また、私の事務所と自宅から徒歩5分の至近距離にあることも、ここに決めた理由である。

第1回の信念会は出席者が143名だった。今回は40名増えて183名。日本青年館ホテルの一番広いホールは着席形式では20卓がアッパーであり、1卓は多くても10名なので、最大200名。190名台が上限だ。

OUEN信念会は、ビジネス&ボランティアで人と人をつなぐことが目的だ。リアルな面会・名刺交換をしていただき、私もフルに動き回るので、この人数が限界だろう。
その意味でも、日本青年館ホテルのホールがOUEN信念会にはピッタリだ。

私のような超凸凹人間は、たった一つの得意技を磨き続けることで、そして、その得意技を人のために使うことで、正々堂々と世の中を渡っていくことができる。今はそんな時代だ。いい時代になったと思う。

松下幸之助さんや本田宗一郎さん、稲盛和夫さんのようなカリスマ経営者であっても、一人で世界的企業をつくったわけではない。右腕、左腕、その他彼らを支えてくれた多くの人たちがいてくれて、今のパナソニックやホンダや京セラ・KDDIができているのだ。
そこには人間くさい人間哲学がある。揺るぎのない人間哲学がある。人を大切にする温かい人間哲学がある。

相田みつをさんが言っている。

トマトとメロン                  

トマトにねえ
いくら肥料やったってさ
メロンにはならねんだなあ

トマトとね
メロンをね
いくら比べたって
しょうがねんだなあ

トマトより
メロンのほうが高級だ
なんて思っているのは
人間だけだね
それもね
欲のふかい人間だけだな

トマトもね メロンもね
当事者同士は
比べも競争もしてねんだな
トマトはトマトのいのちを
精一杯生きているだけ
メロンはメロンのいのちを
いのちいっぱいに
生きているだけ

トマトもメロンも
それぞれに 自分のいのちを
百点満点に生きているんだよ

トマトとメロンをね
二つ並べて比べたり
競争させたりしているのは
そろばん片手の人間だけ
当事者にしてみれば
いいめいわくのこと

「メロンになれ メロンになれ
カッコいいメロンになれ!!
金のいっぱいできるメロンになれ!!」
と 尻ひっぱたかれて
ノイローゼになったり
やけのやんぱちで
暴れたりしているトマトが
いっぱいいるんじゃないかなあ

トマトはトマト、そのトマトがメロンになろうとしても、不幸になる。私もメロンになろうと、稲盛和夫さんに憧れたこともあった。しかし、それは所詮無理なことだ。トマトはトマトだ。ひっくり返っても、メロンにはなれない。

トマトもメロンも、それぞれに与えられた自分の生命を精一杯生きている。百点満点に生きていることは同じだ。
私はトマトだ。稲盛和夫さんのようなメロンになることを目指すのではなく、自分の天から与えられた生命、ミッションを、自分らしく、真っ直ぐに、素直に生かして、生命を燃やすこと、ミッションを果たすことなのだ。

まさに、ソクラテスの"汝自身を知れ"は箴言だ。

そう考えるようになって、急に肩の荷が軽くなったような気がした。
政治家が偉いわけじゃない(今は、とんでもない政治家が多すぎるじゃないか)。大社長が偉いわけじゃない。そう思うと、今まで見えていた世界がガラッと違う色に見えてきた。
人間みな平等、ジェンダー平等、それを一歩進め、ジェンダー公平を目指す。

私の得意技は、人と人をつなぐこと。今は、これに特化して生きることができる、ありがたい時代だ。
そして、仲間たちの支えをいただいて、全く不得手なITを駆使して、人と人をつなぐ得意技を磨くことだ。

凸凹人間であることが、寧ろ、その人間を"謙虚"にし、人に"感謝"する心を持つ人間になる。

何でもできる人間でないほうが、もっと大きな、世のため人のために尽くす人間になる近道なのかもしれない。

そんな凡人に生まれたことを天に感謝しよう。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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