旧七帝大応援団同窓会『七朋会』のこと
アンナ(Flora CEO)のおかげで、京大応援団OBの吉森さん(S.55卒団)と武田さん(S.58卒団)と、青山グランドホテルのKAWAKAMI-ANにて懇親の席を持った。
勿論、アンナが2人を紹介してくれたわけではない。逆に、私が、Floraのサービス(flora for biz)拡販のために、アンナに2人を紹介したのだ。
それがご縁で、武田さんが3人で懇親の席を持とうと声を掛けてくれたのだ。
それは、Floraのビジネスが魅力的だったことに加え、アンナの人柄や生きざまがそれ以上に魅力的だったということだろう。アンナが京大の後輩であることも大きい。
私がOUEN blogに書いた「柳生家の家訓」にアンナは感じるところがあったらしい。
小才は、縁に合って縁に気づかず
中才は、縁に気づいて縁を生かさず
大才は、袖振り合う縁をも生かす
私は、「応援とはキャッチボール」と考えているが、「縁」も同様だ。
縁は一方通行ではない。投げたら投げ返される。大才は、相手のことを思い遣って、絶えず捕りやすい好球を投げる人なのだと思う。
だから、決して悪球を投げてはいけない。いつも好球を投げることを心掛けることだ。そうすれば、必ず捕りやすい好球が投げ返されてくる。
私がアンナに二人を紹介したという好球のお返しは、アンナからの「私たち三人の懇親を深める」という好球なのだ。
大学応援団(部)を4年間務めた人は、大才の素質を持っている人が多い。それを磨き続けていると、さらに光り輝く人になる。
東大応援部は東京六大学応援団連盟に属している。東京六大学とは、早稲田・慶應・明治・法政・立教・東大の6大学だ。
明治神宮球場で春秋に開催される東京六大学野球リーグ戦を応援することから、この連盟はできた。
東大が戦後、慶應と首位を争った時、東大応援部は創設された。それで、六大学全てに応援団(部)が揃った。そして、東京六大学応援団連盟ができた。昭和22年のことだ。76年の歴史がある。
一方、東大は旧七帝大応援団との交流も厚い。七大学とは、北から北大・東北大・東大・名大・京大・阪大・九大の7大学であり、旧制高等学校が前身だ。
特に、東大は、京大とは多くの競技の対抗戦をしていることもあって、応援団も京大とは特に交流が厚いものがある。
私たち昭和50年卒の同期は他の年代よりも特別仲が良く、「七朋会」というOB・OG会をつくった。それが先輩・後輩を巻き込む会にまで発展して、現在に至っている。
そして、毎年11月の最終土曜日に東大駒場(生協)で高歌放吟の会を開催している(コロナで、ここ3年、中止を余儀なくされているが、今年は何とか開催できるだろう)。
そんなことで、京大とは親しい間柄なのだが、それをアンナが一層強くしてくれたのだ。
「類は友を呼ぶ」
大才は大才を呼ぶ。
人とのご縁を大切にして生きていきたいと思う。そのためには、「友を大切にする」ことだ。
そして、有意注意、「意を以て意を注ぐ」ことを心掛けないといけない。
決して、思い遣りの『恕の心』を忘れてはいけない。
子貢問ひて曰く、
「一言(いちげん)にして以て終身之を行ふ可き者有りや」。
子曰く、
「其れ恕か。己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」。
(論語)
[口語訳]
子貢がたずねて言った、
「ただひとことで、一生行ってゆくに値することばがありましょうか」と。
子曰く、
「それはまず恕(じょ)(すなわち思いやりの心)だろうな。
(恕というのは)自分が(人から)されたくないことは、
人にもしてはならない(ということだよ)」と。
不動院重陽博愛居士
(俗名 小林 博重)