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素直な心で生きる

何事も「案ずるより産むが易し」だ。
"こちらを立てればあちらが立たない"とか、"どうしたらいいんだろう"とか、独りで、ない知恵をあれこれと巡らせていても埒が明かない。
こんな時は、"素直に、そのまま"、相手にぶつかってみることだ。

決して、"策を弄する"ような姑息なことをしてはいけない。
"素直に、そのまま"とは、"当たって砕けろ"とか、"一か八か"とかいう、"オールオアナッシング"のような発想ではない。リスクがあるものではなく、一番の正攻法の問題解決方法ではないだろうか。
すなわち、"人間性をそのまま出す"ということ、"本音でぶつかる"ということだ。

人と人との関係は"合わせ鏡"だから、相手から、お返しに、"素直に、そのまま"、球が返ってくるものだ。
それが"問題解決のヒント"になる。そして、その時が"新たなスタート時点"になる。

おかしくしていたのは、ない知恵をひねくりまわしていたせいだ。素直でないことが、問題を複雑にしていたのだ。
腹の探り合いばかりしていると、何が本質なのかが分からなくなってしまい、どんどん泥沼にはまり込んでいくことになる。
何事も、"Simple is Best"が一番だ。

昨夕、(株)シャンティ社長の柴本信幸さんと、博多駅筑紫口の居酒屋[はすのうてな]で、懇親の一席を持った。
柴本さんの会社名も、居酒屋の名前も、私には珍しい名前だった。

[シャンティ]
本来の意味は憎悪の感情のない友愛に満たされた状態で、戦争の対義語である「平和」のことである。
社会的外面的「平和」から、内面的な「平穏」・「寂静」も意味し、ヒンドゥー教、ヨガ、仏教などにおいて追求される「心の平安」、「内なる平和」のことである。
英語では音訳でshanti、その訳としてinner peace、漢訳では「寂」、または「羼提」と訳される。

[蓮の台(はすのうてな)]
仏や菩薩など、極楽浄土に生まれ変わった人が座るといわれる蓮華の座(蓮の台)を分け合うということから、関係が深い相手と、良くも悪くも運命を共にするということ。一蓮托生。

いずれも、今の世界に求められている精神であり、人間同士のありようだ。
柴本さんご自身も、経営コンサルタントとして、[利他の心][自利利他の心]で、お客さまと接しておられる。

私たちは、お互いに信頼できる人を紹介しあい、その拡がりは広く深くなっていっている。
そして、人のつながりは広くなっていくと言っても、その中には共通の友人というケースもある。世の中は広いようで実に狭いところがある。

"自分のためは人のため、人のためは自分のため"

自分が一番大切ならば、兎に角、人を大切にすることだと痛感する。

私は、柴本さんとは昨年末に知り合った。そして、今年1月の[OUEN信念会]にもご参加いただいた。
まだたった1年の短い付き合いだが、人生を語り合う仲にまでなった。
柴本さんは60代前半。私より7歳若い。私の年代で、フルにビジネスをしている人は滅多にいない。柴本さんくらいがその歳の上限だろうか。サラリーマンならまもなく定年という歳だ。

プロティアン(株)社長の金澤美冬さんは、50〜60代のおじさんたち(サラリーマンたち)の応援団長をしているが、プロティアンキャリアこそが、超高齢化社会の日本において求められるキャリアのあり方ということだろう。

柴本さんも私も、定年を待たずに独立し、それぞれの"プロティアンキャリア"を積んできた。
かっこよく言えば、私たちは"時代の申し子"とも言えないだろうか。

私は100歳現役を目指している。あと29年もある(たった29年しかないとも言えるが、人間そんなに欲張ってはいけない。何事も、"足るを知る心"を持つことだ。
これからの人生は、心身ともに一層、健康に留意して、プロティアンキャリアに磨きをかけていこうと思う。
それが後悔のない人生を送ることにつながる。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)



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