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魂年齢を高める

10月11日、藤井八冠が誕生した。

京都で誕生の藤井聡太八冠「苦しいシリーズ…この経験を糧にしてもっともっと実力を付けていかなければ」

将棋の藤井聡太七冠=竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖=が11日、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で指された第71期王座戦五番勝負第4局で、永瀬拓矢王座を後手番138手で破り、3勝1敗で王座を初奪取。将棋のタイトル全八冠を制覇した。

偉業達成となったが、藤井は終局後「苦しいシリーズだったので幸いしたのですが、この経験を糧にしてもっともっと実力を付けていかなければ。ここ1、2年でタイトル戦の結果は出たが、それに見合った力があるのかというと、まだまだ」と勝っても自分を戒めた。

藤井聡太さんは天才であろうが、その天才以上の人間性の素晴らしさに脱帽する。

ネバーギブアップ精神、謙虚で、穏やか。一層の高い極みに挑戦し続ける外連味のない内に秘めた闘争心は人間技とは思えない。

妻は、私によく、"魂年齢"について話す。人は全て、生まれ落ちて、その人の自然年齢はゼロ歳だが、魂年齢はと言えば、それは千差万別なのだと。
きっと、藤井聡太さんや大谷翔平選手については、彼らは高い魂年齢を持って生まれてきたのだろう。
そして、そのレベルの人たちは、そのレベルであるから、ごく当たり前に、日々、"人間を磨く"ことをしている。だから、一層、輪をかけて、その人の魂年齢は高くなる。
本当の天才とはそのような人たちなのだろう。

では、私たちのような、それ以外の99%の人間はどうなのだろうか。

その人の魂年齢は自然年齢同様だから、その成長は微々たるものだ。
まだ、歳相応に成長すれば良いが、魂のレベルが低いために、成長せずに、歳の流れに逆行する人も少なからずいる。
そのため、自らを叱咤激励して、魂を鍛える精進努力を自らに課していかなければならない。
そして、その精進努力を続けていけば、次第に加速度がついてきて、年齢を重ねていくにつれて、解脱するレベルにまで到達するだろう。

稲盛和夫さんは、そんな凡人たちに[6つの精進]を説かれたのだ。

[6つの精進]
1.誰にも負けない努力をする。
2.謙虚にして驕らず。
3.毎日の反省(利己の反省および利己の払拭)。
4.生きていることに感謝する(幸せを感じる心は"足るを知る"心から生まれる)。
5.善行、利他行を積む。
6.感性的な悩みをしない。


また、松下幸之助さんは、「経営に成功するには、3つの条件を満たすことだ」と仰っている。

⑴絶対条件
経営哲学、経営理念、志
⇒大義を持つこと

⑵必要条件
・一人ひとりの豊かな個性を最大限に生かし切れる環境の整備
・一人ひとりの内にある創造性を引き出すこと
⇒人を大切にすること

⑶付帯条件
戦略と戦術の駆使
⇒知恵と頭を使うこと

第二生の私は、黒子として若者をサポートする。
人生70年を生きてきて、まだまだのところはあるが、⑴絶対条件と⑵必要条件について、それなりの見識を持って、その入り口に辿り着くところまで来たのではないかと自負している。さらに、そのブラッシュアップを図ることだ。

これからは、⑶付帯条件の戦略と戦術の駆使を図らなければならない。チームのメンバー一人ひとりが、それぞれの得意技を持ち寄って、心を一にして夢に向かってチャレンジすることだ。

不動院重陽博愛居士
(俗名  小林 博重)

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