親ガチャ問題を勝手に考察

 私個人としてはどこの家に生まれたかによって子供の人生もある程度は決まってしまうと考えるのはあまりにも極論ではないか。そう感じて親ガチャ論争について今日は書きたいと思います。

 
 人生はくじ引きとは違うものですし、親も子供を子供も親を選べないのは明白。生まれた家のせいにして、どこか自分の人生を投げてしまっているような印象を受けます。私も昔は自分の親に対してというより、色んな方面に顔が効く親を持つ子供に対して羨ましいような感情を抱いたものです。


 きっと誰でもそういう時期はあるのでは無いでしょうか?おそらく如実に現れるのが就職問題かと思います。不況になると尚更やりたい仕事にありつくのも難しく、コネとかそういうものに敏感になりますもんね。


 ただ親が有力者であるが故の子供の苦労も忘れてはいけないとも思うんですね。何でもメリットデメリットは表裏一体ですから。はたから見るとエリート家族でも、どこの家にも悩みはそれなりに合って・・・。表に出すか出さないかだけの問題であって。


 あまりに立派な家系に生まれると、プレッシャーで道を踏み外しやすくなる事もありますし・・・。親がうちの子供にも名門一家の構成員としてエリートになってもらわなければとの思いも強そうです。裕福な家に生まれたから一生安泰とも限らず。


 ある人が「家には、浮き沈みがある」と話をされてて、成程と腑に落ちました。「ずっと何代にわたって良い状態が続く家は、ほとんど無い」と。徳川将軍を思い浮かべてもらうと分かりやすいでしょうか。


 良くなったり悪くなったり振り子のように行きつ戻りつを繰り返してその家の歴史が刻まれていくという風に私は解釈しました。不景気が続いて若い人達は将来を悲観する気持ち分からなくもありません。


 しかし自分の人生を親ガチャと偶発性に頼るような言い方は悲しい。子供だろうが大人だろうが、生きていれば圧倒的に理不尽な事の方が多い。それはこれからも変わらないでしょう。これからを生きる若者たちには、「金もコネも無ければ、コネは自分で作って見せる」くらいの気概や元気の良さが欲しい。


 良い評判が立って有名になった人には、力を貸してくれる大人も現れますから。他人を見て自分の運のなさを嘆くより、まだ出来る事は自分にもあるはず。「前向きな気持ちで、日々目標に向かって頑張って欲しいな」と思います。これは自分自身にも日々言い聞かせている事です。


 

 


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