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男脳と女脳〜違いが生まれるメカニズム

男女の脳の違いがどのように作られるかご存知ですか?
性染色体XXは女の子、XYは男の子。
このY遺伝子が妊娠3ヶ月頃より精巣を作り始め、男性ホルモンを大量に分泌するようになるのです。
その結果、男の子特有の脳が形成されていくといわれています。
男女でどんな違いが作られるのか、一般的によくいわれている内容を整理してお伝えしましょう。

男性ホルモンシャワーを浴びて作られる違い

男性ホルモンを大量に浴びる脳は、特徴だった構造を持ち始めます。
その一つが、左脳の発育を緩めて、右脳を大きくさせるというもの。

右脳を大きく育てる

左脳は、言葉を用いた思考を司り、論理的で合理的な思考を担当しているといわれています。反対に右脳は、感覚や芸術性を司る創造力や直感力を担当しています。
つまり、直感力が優れていると、決断判断が早く、ピンとくる感覚を持ち、思いつきですぐ行動に出るという反応の良さにも現れてきます。

狩りをしたり他部族と闘う役割を負ったXY(男性)は、常に緊張して、素早く行動することを求められてきた結果、進化したのかも知れませんね。

左右の脳をつなぐ脳梁の幅の違い

もう一つは、脳梁の太さの違いです。
脳は大きく左右に分かれています。
そして、右脳と左脳をつなぐ部分を脳梁といいますが、その太さに男女の差があるといわれているのです。
男性の脳梁は全体的に細く、女性の脳梁は後ろ三分の一が、やや太くなっているのです。
この差は、どんな違いを生むのでしょうか。

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細い=左右の情報の行き来が少ない

まず男性の脳から解説していきますね。
五感から入力された情報刺激は、脳全体に伝わり、必要な箇所で情報処理されます。
視覚野は後頭部、運動野は頭頂葉、聴覚野は側頭葉といった具合です。

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そこで、左右の脳の連結菅である脳梁が細いということは、左右の脳に届けられた情報が行き来しにくいということになります。

つまり、情報が行き来しにくいということは、好きなことに没頭しやすいとか、高い専門性を極めやすいという傾向を生みます。

集中したいときは、余計な情報が入らない方が没頭しやすいので、気持ちが落ち着くという男性は多いです。

ショックなことがあると、一人になって落ち着きたいというのも男性が圧倒的に多いです。

一つのことに集中しやすい傾向は、状況に合った的確な決断判断を素早くこなしていかなくてはならないとしたら好都合です。
それは、脳の構造が影響しているのかも知れませんね。

太い=情報の行き来が盛んになる

では、女性はどうかというと、連結菅がやや太いわけですから、盛んに情報のやりとりができるという特徴を持ちます。

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つまり、四方八方に気を配ることを得意とし、しかも重要な情報を見逃すこともありません。
子どもを見ながら仕事をすることも、男性よりはこなせる範囲が広いかもしれませんね。

それだけでなく、目新しい情報を見つけると、気分が高揚する傾向を持つのも特徴。
常に新しい情報にアンテナを張り、敏感に反応するセンサーを持つのです。

女性は子どもの面倒を見ながら、家事を器用にこなしたり、掃除をしながら料理の手を止めなかったりしますが、男性からみると、なんて器用にこなすんだろうと思う人も多いかも知れませんね。

でもそれは、長い歴史の中で、子孫を残す役割を負った女性は、子どもを生み無事に育て上げ、不在がちな男性の代わりに、情報を頼りに集団で身を守ってきた証かもしれません。

違っていい、違うからいい

脳の構造に違いを生んだのは、生き延びに有利だったから。
だとすると、違うからいい、ということになります。
自分と同じように器用にこなすことを相手に求めるのはやめた方がいいですね。
男性が女性と同じように家事・育児を器用にこなすことを求めるのはコクかもしれませんのでご注意を。

鶯千恭子(おうち きょうこ)

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