安心感と肯定感で必ず人は変わる
心が深く傷つけば、誰だって「これ以上傷つきたくない」と思いますし、「自分はなんてダメなんだ」と思います。
安心感を失い、自己肯定感を失っているところに、大切な人が苦しそうにしている姿を見れば、「自分はいない方がいい」と自暴自棄になるものです。
心が荒れているというのは、まさにそんな状態を指します。
これは何も子どもだけの話ではありません。
大人も同じ。
なので、イライラしている相手の心に必要なのは、子どもであっても、大人であっても「安心感」と「自己肯定感」になるのです。
安心感と自己肯定感を取り戻してもらうには、肯定的なメッセージのフィードバックが大切です。
「大丈夫よ」
「それでいい」
「よく頑張っている」
こういう気持ちが伝わる言動を増やすのです。
そして、大切なことがもう一つ。
早く立ち直って欲しいと思わないことも大切ですね。
なぜなら、いつまでこんな状態が続くのか、いつになったら前を向いて前進を始めるのかと、相手を責める気持ちが生まれてしまい、肯定しているつもりが、安心を奪ってしまうことになるからです。
意思が強く、自制心のある人は、人に対しても、ついコントロールを強めてしまいがちなので、気をつけた方がいいです。
仕事関係ともなれば、そうもいかないこともたくさんありますが、目的が一緒であれば、乗り越えていけます。
だから、目的が本当に一緒かどうかを、いろんな経験をしながら、すり合わせる必要があるのです。
相手が子どもであれば、大きな目的は同じでなければいけません。
「この子が幸せであってほしい(幸せになりたい)」
「自分の力で幸せを作り出せる力を持たせてあげたい(自分に力をつけたい)」
ここは同じなのに、なぜすれ違うのかというと、子どもの主体性を奪ってしまうことが原因となることがよく見られます。
コントロールの強い人は、自分の思い描くことが正しいに違いないと、思い込むことが多い傾向があります。
だからこそ、迷うことなく、強いリーダーシップを発揮できるのですが、同時に、相手の主体性を奪ってしまうリスクを負うということを、肝に銘じる必要があります。
相手のことを思い、良かれと思ってしたことが、相手の安心感と自己肯定感を奪ってしまうこともあるのです。
安心感を感じるのは、自分ではありません。
相手です。
自己肯定感を高めるのも、自分ではありません。
相手です。
だからこそ、相手の安心感がどれくらい満たされているのか、相手の自己肯定感がどれほど高められているのか、その見極めが大切になるのです。
そして、相手の安心感、自己肯定感を高めていくためにはどうするか。
それは、支え手となる、自分の中に育まれている「安心感」と「自己肯定感」の大きさが、相手を支える力となるのはいうまでもありません。
だから、子どもを育てる母親を、一番に支えてあげなければいけないのです。
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鶯千恭子(おうちきょうこ)
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