【不妊治療】第1子を授かるまでの約5年間をまとめてみた②

①の続きです。

〜①の簡単な振り返り〜
なかなか授からない私は、近所の産婦人科へ。
そこで「高プロラクチン血症」であると告げられる。
排卵日予測と投薬治療をしたが、うまくいかず。
不妊治療専門の病院への転院を決意。

詳しくはこちら。

《第1子を授かるまで まとめ》
1.排卵日ってなんぞや? 〜初めての病院 →①
2.不妊治療って何するの? 〜2つ目の病院 →この記事
3.漢方ってどうなん? 〜漢方薬局へ行ってみた →この記事
4.あの手この手でついに授かる 〜3つ目の病院 →③
5.これまでの治療費まとめ →④

2.不妊治療って何するの? 〜2つ目の病院
さて、勤務先の先生に紹介してもらったOクリニック。
ホームページを見てみると、なかなかすごい感じ。

《すごいところ》
・基本的に休診日がない。
・平日は19時まで受付OK。
・低刺激法で行うため、体に優しくローリスク。そして財布に優しい。


これは行くしかない!ということで、早速旦那と病院へ。

前の病院からは紹介状等は書いてもらわず、
血液検査の結果の紙だけを持って行きました。
病院の治療方針の説明を一通りしてもらい、
年齢がまだ若い(当時28歳)ので、3回ほど排卵日予測を続けよう、
その後人工授精をやってみようか、という話になりました。
そして、旦那の精子検査も同時に行うことに。
「やっと一歩進んだ、これできっと子どももできるだろう」
そうこの時は思っていました。

しかし、現実は甘くなかった…!

排卵日予測をしてもらうものの、妊娠することなく
子宮卵管造影検査をすることになり
(卵管に造影剤を注入して卵管の通過性を調べる検査、
卵管が詰まっていると、すっごい痛みを感じるそうなんですが
私はすげーーーーー痛かった。生理痛の激重なやつが一気にくる感じ。
その後、詰まりが取れて妊娠しやすいゴールデン時期がくると言われている。)
半泣きになりながら検査をしたものの、その後も妊娠せず。

旦那の精子検査は異常なし。やはり私に原因があるとしか思えない。

その後「子宮内膜症が少し見られるね、でもこれを治療しようとすると
生理を止めなきゃいけなくなって、妊娠が遠のくから治療はしないよ。
妊娠したら治るから大丈夫」と言われたり。

ついに人工授精にステップアップすることに。
しかし、これも3回するが妊娠せず。

カバサールもちゃんと飲んでプロラクチンの値はある程度
抑えられている(と言っても34.5、基準値オーバーだけど…)。

こんなに頑張っているのに。
なぜ?なぜ私だけ妊娠しないの…?

ここの病院は、妊婦さんも同じ待合室にいるため
妊婦さんを見るたびに、自分を責めてしまっていました。
また、この頃になると休日にショッピングセンターに行くのが苦痛に。
幸せそうな妊婦さんや、家族づれを見ると本当に辛かった。
旦那は「授かりものだからね。最悪、子どもができなくても
それはそれで良いと思っているよ」と優しく慰めてくれるのですが
でもやっぱり子どもを見ると、「旦那を父親にしてあげられないのか」と
思ってしまい、涙が出てくる。
かなり精神的に不安定になっていました。

そこで、勤務先の先生に再び相談すると意外な答えが。
漢方も併用したら?O先生と同級生の方が、隣町で漢方薬局をやってるの。
私、そこの漢方を飲むようになったら体質が変わったみたいで。
しかもここの漢方薬局、針治療もやっているから、
漢方だけで無理そうだったら針治療も受けられるよ。」

漢方…!?体質改善?そして、針?
なんか新しい治療が出てきたぞ!でもこれで妊娠できるのなら…!

藁をもすがる気持ちで、私は漢方薬局へ向かうのでした。

3.漢方ってどうなん? 〜漢方薬局へ行ってみた

予約をして、旦那と一緒にドキドキしながらW先生と初対面。
初回はカウンセリング。優しく丁寧に今までの治療歴を聞いてくれる
先生の前で大号泣。辛い気持ちを全て吐き出させてもらいました。
そして、鹿の角を配合した漢方により
「瘀血(おけつ)=流れが悪くよどんだ血」を
改善することで、妊娠しやすい体質へと変えていく
ことを提案されました。

早速、処方していただき(保険効かない…1回2万円くらいだった)
飲み続ける毎日。効き目はゆっくりだから、すぐに効果は出ないよとは
言われたけど、本当に効果はわからなかった(笑)
強いていうなら、体がポカポカする?くらい。

半年以上飲み続けた頃に
(これと並行してOクリニックで排卵日予測はしてもらっていた)
「そろそろ体は準備できたのでは。さらにステップアップしてみるか。」
と決意。先生に「体外受精を、お願いします」と伝えたのでした。

2017年(当時29歳)11月、ついに初めての体外受精。
自然周期での採卵のため、
5日間クロミッドを飲み内診

卵胞の育ち具合を見て、イトレリンという点鼻薬を左右に1回ずつ行い、
最終的な排卵を促す。

翌日、座薬を午後3時と午後10時に入れて排卵を寸前で止める。

さらに翌日に採卵

というスケジュール。

何が辛かったって、座薬を入れる時間が時間ぴったりでないと
いけないんだけど、ちょうど授業の時間(笑)
先生、ちょっとだけ抜けるね〜すぐ帰ってくるよ〜と
ダッシュで入れに行った(笑)(生徒たち、ごめんね!)


そして増える通院回数と、当時の部署が休日出勤が多かったこともあり
ストレスはMAX。
この仕事をしながら本格的な体外受精は難しい
と本気で考えるようになり、管理職に退職を願い出ました。
すっごい止められたし、来年度は治療に専念できるように担任外すから!と
言われたけど、担任以外の業務が休日出勤の原因だったこともあり
「いや、やっぱり辞めます。来年度は非常勤でお願いします。」と
退職を希望し続けました。5回くらい管理職と面談したところで、
ようやく退職が叶いました。

さて、初の採卵の時。
この病院の方針は、採卵は局所麻酔で行い即帰宅、というもの。
旦那に送ってもらって、旦那は採った精子を容器に入れて
受付で提出して、私の採卵を待ちます。

結論から言います。めちゃくちゃ痛い!!!!!!!

まず子宮内に刺される麻酔の注射が痛いよね。
そしてその注射、意識があるから見えてるw
その後、採卵は太い注射器みたいなのを入れて行うのですが
もう刺さってる感覚わかるwww局所麻酔とは何だったのかwww


先生の隣にいる看護師さんが
「入ってます、入ってます、入ってません、入ってません、入ってます、
入ってません…」と採れてるかどうかを教える声が聞こえてくるんですが
そのたびに私の内臓がすべて引っ張ってもっていかれるような感覚。
「ぎゅううううううううう」ってするんですw
思わず呻き声が出ちゃう。「うあああああああ」ってずっと言ってたw


そして最終的には、私の隣にいたもう1人の看護師さんが
お腹の上に乗って(!)奥の方にいる卵を採ろうとするw
これがすごく痛い!叫ぶと「もうちょっとだから頑張って〜」で終わるw

終わった後は抜け殻のようになってました。
でも無慈悲なことに
「では、台から降りて着替えて診察室の前で待っててください〜」と
言われて、そのように動くしかない…。
(しかも採卵は2階、診察室は1階。遠いぞ!)

ヘロヘロになりながら診察室に行くと、先生から採卵の結果が。
「今回は、4つ採れたよ。また2日後にきて。」

あんなに頑張って、4つ…

自然周期だから刺激を与えていないので仕方がないものの
ちょっとショックを受けたのでした…。

(③へ続く)

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