盛岡から横浜へ
一年も間があいてしまった。
今年の3月末に盛岡から横浜に引っ越した。あっという間に過ぎたけど遥か昔の出来事のようだなぁ。
旅立つ日、両親に挨拶した後車で号泣した。だって30年も盛岡で過ごしたんだもん。
寂しいし不安だったし、楽しみなこともたくさんあったけど実家から離れるのが心苦しかった。
その後は意外と楽しくやっている。
というか、楽しもうと必死かもしれない。(今も)
実際横浜に引っ越してきてみると、
都会的な場所とのんびりした田舎っぽい町との対比がすごくて驚いた。
とはいえ、やっぱりどこも電車は待ってればすぐ来るし
今まで「仙台まで行かないとないじゃん」みたいなお店はちょっと移動すれば行ける。
市内でも区によってカラーが全く違くて、不思議な街だと思った。
横浜に来て一番良かったと思うのは、
出会う人たちがいい人達ばかりということ。
「いい人」の定義は人それぞれだと思うけど、
私にとって「いい人」とは「適度な距離を保てる人」。
数年前から苦手な人付き合いを無理して続けるのをやめ、
友達なんていらない→友達は別にいらない→友達はいなくてもいい→友達1人できたらラッキー
みたいに徐々に考え方をマイルドにしつつ
不要な付き合いはしないというスタイルに変えた。
それがこの街は本当にしっくり来る。
不躾な質問をされたり、ズケズケプライベートに入られることもない。
かと言って完全に他人同士かと言われるとそんなことはない。
勇気を出して話しかけた人とは楽しく会話が続く。
自分のマインドを変えたおかげもあると思うけど、圧倒的に会話のキャッチボールが上手い人が多くてすごいなぁといつも思う。
社交的とはまた違う、スマートな会話というか。素敵だなと思う。
ホームシックには何度かなった。
正確にはちょっと違うのだけれど、離れて気付く盛岡の良さに『もっと堪能したかった』という気持ちが湧き出ることが何度かあった。
人々の生活の真ん中に大きな川があり、
ふと遠くを見ると山があり、
古いものと新しいものが共存してる街。
当たり前すぎて知らなかった。
書いていたら帰りたくなってきた…
まあ、そうは言いつつ、どちらの街も違った良さがあって好きだ。
引越し好きな我が家があと何年この地にいるか分からないけど、
しばらく横浜市民、神奈川県民として過ごしていこうと思います。
楽しみは尽きないなー
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