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FPの勉強したら「人生資産運用ありき」でしか考えられなくなった女の15年間の物語〜2008-2023〜
2008年、大学3年生だった私は「良き妻になるべく」FP2級の試験に挑んだ。
ろくに就活もせず。
そして私は今、「資産運用歴13年」の女になっている。
そう、ファイナンシャル・プランニングを学ぶと、「資産運用ありきで人生設計をしないといけない」という脳に入れ替わるのだ。
それはなぜか、以下で説明したい。
初っ端から「複利運用」での計算問題練習の壁
FP試験は計算問題がたくさんある。
その一番マストかつスタンダード問題が「係数の問題」である。(2008年当時は間違いなく)
それは、ベースとして「年利○%で複利運用した場合、◯年後にはいくら?」といった、「運用」がガチの大前提問題なのである。
つまりは、「1%以上の運用しか考えとらんわ!!!」と頭っから言ってきてるようなものなのだ。
「資産」は「殖やす」。
これは最低限の常識であるのだ。
ライフプラン表は運用ありき
私は3級を受けずに2級を受検したので、受検資格を得るための課題があった。
それがライフプラン表作成である。
これは大学3年生という生ぬるい脳みその私にも大いに作用した。
預貯金に対して「何%で運用しますか?????」とパーセンテージ記載欄がある。
ここの設定は自由だが、FPの勉強をしていく中でローリスクローリターンを学ぶため、そう高い利率は書けない。
安全性のある「3%」と私は記載した。
するとどうだろう、退職金2,000万円を手に入れた架空の家庭(4人家族だが子ども2人は大学卒業後独立)は運用によって旦那さん100歳になるまで困らない家庭となったのである。
すっっげーーーー!!!!
しかし、「退職後も3年に1回くらい海外旅行行きたいな」「10年に1回は車買い替えるのでは?」など退職後の理想プランを書き換えるとお金は足りなくなるので妻もパートするハメになるのだが・・
雪だるま式に増える複利効果
これは効いた。
ガツンとやられた。
複利効果というのは、もらった利息を翌年以降元金に入れていくことで、元金が知らぬ間に増え→利息が増え→またまた元金が増え→・・・というどんどん資産が増えていく方式なのである。
たとえば100万円を年利3%を複利運用すると
1年目・・・元本100万円 利息3万円
2年目・・・元本103万円 利息3.09万円
3年目・・・元本106.09万円 利息3.1827万円
4年目・・・元本109.2727万円
5年目・・・
と、「元本自体」が利息が足されていくことで雪だるまのように増えていくのだ。
すっっっっげーーー!!!!!!
その日、私は「利息は絶対『再投資』に限る」と悟ったのである。
と、まあFPの勉強を通じて「投資・運用はやるしかないやないかい!!」と私の真髄となるアイデンティティが生まれた結果、社会人一年目からお給料の一部をひたすら投資に回したのである。
しかしまあ一人暮らしの新卒OLが運用に回せるお金なんて微々たるもので、ひぃひぃ言いながら毎月1万円を投資に回していた。
それから結婚、2回の妊娠と出産を終えたものの、私は資産運用とともに過ごしてきた。
2014年に日本版ISA制度が始まり、2017年にはつみたてNISAが。
それまで利益には20%の課税だった投資の世界に非課税枠ができた。
真っ先に利用した。
小さな額ながら一生懸命運用した。
iDeCoにも加入した。
そして産後また働き始め、毎月3万円ずつ積み立てるようになった。
2019年、ジュニアNISAが2023年で終わることと同時に、いつ解約してもいい改変を知る。
ジュニアNISAにも加入。
しかし翌年2020年3月、コロナによる打撃を受けることとなる。
株式下落のタイミングで我が家はお金を投入した。(旦那が)
その後私は転勤に伴い引越し、転職をし、毎月5万円を積み立てられるようになった。
2023年、私の年収は、1年間の資産運用運用益に抜かされた。
私を抜いてくるまでに成長したか。
私の収入以上に、資産が増えていたのだ。
積み立てた額は60万であるのに。
2010年に購入した一つ一つの株たち(投資信託ではあるが)が成長したのであろう。
ものすごい派手な投資をしたわけではない。
ベーシックな運用だけでここに来た。
FPの知識は「稼げる」。
簿記2級よりも(個人的には)活きてる。
これはもう社会に出る前に、性教育とともにマストで学んだ方がいい。
金銭教育と性教育はマストだ。
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