見せるか見せないか

先日、お店に置いてある募金箱を見てはっとしました。
募金箱は、透明でした。
とても当たり前なことなのですが、透明であることがいいなと感じました。

募金箱は、透明な素材でできていることが多いです。
なので、どれだけのお金が支援されているかが可視化されています。
それを見ると、こんなに募金されているんだ、何への募金なのかなと興味を持たせてくれます。そして、募金へとつながります。なので、募金箱はお金を見せることで、新たな募金者へとつないでいるのだなと感じました。

貯金箱は、不透明な素材でできていることの方が多いと思います。
よく、アニメで貯金箱をふって中身がどのくらいか、音を聞いているシーンをあります。不透明な素材でできているのは、自由に使える私有のお金と私有のお金の貯金という目的を果たすためだと思います。もちろん個人差はあると思いますが、目に見えるとついついお金を使いたくなります。しかも小銭だとなおさら使ってしまいたくなります。そこで、目に見えなくすることでお金の存在が頭を過ぎることがなくなり使いたい欲を抑えることができます。

お金を箱にいれるという同じ行為でも、募金ではお金を見せた方が貯まりやすく、貯金ではお金を見せない方が貯まりやすいというのはおもしろいなと思いました。