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私の仕事 – 「これまで」と「これから」⑫

⑫今の自分、そしてこれから(最終回)

今、自分のこれからを見直すタイミングにいると思っています。

これまで「退職時に引き留められるまで!」を合言葉に
派遣でお仕事をしてきました。

ただ、職場がプロジェクト終了とともになくなったり、
部署が解散してしまったり、と、
私が仕事をしている間だけ、英語の業務が存在していて、
その後も人とのご縁はつながっても、仕事のご縁が続く、ということが
難しいところもありました。

でも、その都度、自分の目の前にあることに全力投球してきたことに
後悔はまったくありません。
それが今の自分を育ててくれたのですから。

とはいえ、
最近、これまでのやり方を変えていかないといけないな、と感じています。

それはどうしてなのか。

派遣社員として与えられるお仕事だけに頼っていていいのかな、と
感じることが増えてきたのです。

以前は、派遣のお仕事を始める度に新しいことや人とのいい出会いがあり、
自分の世界が広がっていくのを感じていました。

でも最近、職場が変わっても、そう感じることが少なくなりました。

できることが増えてきていることの裏返しかもしれませんが、
自分が培ってきたことを「必要としてくれている」というよりは、
「ただスキルが見合えばいい」と感じる場面が
増えてきたような気がします。

人と人のつながりも、より事務的にシフトしてきているように思います。
「この人に是非お願いしたい」というよりは、
「こちらがお願いする仕事をやってくれさえすればいい。
それをやってくれる人なら、誰でもいい」
そんな雰囲気も感じます。

それは、私の本意ではありません。

仕事だから割り切ればいい、という考え方もあるでしょう。

私の気のせいかもしれませんし、
ここ数年で大きく変化した時代の流れで致し方ないところも
あるのかもしれませんが、
その状況を目の前にすると、
これまで通りでは難しいのかな、と感じています。

でも、せっかくご縁があったなら、
「この人にお願いしてよかった」と思っていただきたいのです。

でも、この状況を乗り越えて、その先に行きたいのです!
黙ってこの状況を眺めているだけではダメだと思っています。

自分なりに考えてみました。

出てきた答えは、
これからは、心躍る場所を自分で作っていく、
そういう方向に大きく舵を切る時が来ている、ということでした。

しばらくは、これまでの働き方は何らかの形で続けていくとは思います。

でもこれからは、オフィスのお仕事からは少しずつ距離を置いて、
時代遅れかもしれませんが、
一人の人間として、
相手の喜ぶ顔を直接見ることのできる、
丁寧で気持ちのこもった仕事もやっていけたら、
と思っています。

私なりの仕事のスタイルを作り上げる。

それを実現するために、
その一歩として、この文章を書くことにしました。
決意表明です。

英語との出逢いがなかったら、今の私になっていません。
仕事はもちろん、本当に私の世界を広げてくれました。
いや、今も広げ続けてくれています。
大切な存在です。
これからも仲良くやっていきたい。

私はネイティブじゃないし、
それに、コンプレックスがあっても、
留学や海外生活に頼らずにどこまで英語を磨けるか、に挑戦してきた
へそ曲がりです。
でも、何とか曲がりなりにここまでたどり着くことができました。
仕事を続けていく中で、それぞれの仕事に見合う条件も
クリアしてきたと思います。

でも一方で、いつも思うのは、スキルがあればそれでいいのか、と。

留学や海外生活の経験、資格試験のスコアなどは確かに大事ですし、
大きな強みではあります。
でも、お仕事の場では、それだけでは計れないものもあります。
それだけではない何かが確かにあります。

最近、「日本でずっと働いてきたからこそ分かること」というのが
確かに存在しているとも感じています。
それがもしかしたら私の大きな強みかもしれません。

また、経験を年数や属性(正社員とか、派遣社員とか)、
その業務を専門にやってきたかそうでないか、だけでも計れないな、とも
思っています。

決して一般的に優秀と言われる経歴やバックグラウンドではなく、
どのくらい密度の濃い仕事をしてきたのか、
どれだけ一緒に働いている皆さんに喜んでいただけたか、が
重要ではないかって。

そこでは誰にも負けないと思っています。
出逢ってきた仕事や関わってきた人たちが、
私をこう思わせてくれています。
本当にこれまで経験させていただいたこと、出逢ってきた方々には、
感謝しかありません。

これまでの私と英語とのつながりを振り返る中で、
もしかしたらこれなら私も心が躍り、相手にも喜んでもらえるかも、
と思えることを最近一つ見つけました。

まだ、今は準備段階ですが、皆さんにお伝えできるタイミングになったら、
またここでお知らせしたいと思います。

これまで長い時間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
もし何かコメントがありましたら、是非お聞かせください。

こんな不器用な私にも、いや、私だからこそ、
できることもあるんじゃないかと思っています。

いつかどこかでご一緒できる日が訪れることを祈りつつ…。
その日を心から楽しみにしています!
(おしまい)

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