ストレスと、攻撃性と、SNSと、
こんにちは、もしくは、こんばんわ。
SNSの治安が悪いですね。
まあ状況が状況だけにしょうがないのかもしれません。慣れないリモートワークや外出自粛に疲弊されている方もいらっしゃるかと思います。多かれ少なかれ、ストレスをみんな抱えていると思うので、ソレについて駄文を書きます。
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僕の所属している会社は元々フルリモートのメンバーがいたり、オフィスに出社する人でも週1目安でリモートで仕事したりと、リモート体制が整っていたので、メンバーも慣れてはいるのですが、それでも「見えないストレス」はおそらく存在していて、当の本人が無自覚のまま蓄積する類のなかなか厄介なものだと思ったりします。
自由行動の制限はストレッサー(ストレスの原因になり得る要因)としてはかなり強いもので、自分はインドア派だとか、慣れてるから大丈夫、みたいな自己認識の人の方がストレスに気付かず、危ういのではないかなあ、と。
ストレッサーについて
心理学のちょっと古い知見ですが、ストレッサーとして、
・カタストロフ
・ライフイベント
・デイリーハッスル
みたいな分類があります。詳しくは「ラザルス」「ストレス理論」で検索してみると良いと思います。
カタストロフは、災害などの緊急時や世間の一大事に対してのストレス。
ライフイベントは配偶者との死別や転職などの個人の重大な出来事に対するストレス。
デイリーハッスルは日常におけるストレス、例えば満員電車や、例えば、歩きタバコを目撃した時のちょっとしたストレス。
「見えない」ストレスへの対策
これを踏まえて、今、僕たちの置かれている状況は、この全てのストレスが同時に大挙して押し寄せている状況と言えるかもしれません。
僕自身、ストレスへの耐性が強いかというと全くそうではなく、ひどく弱いので、「自分が(悪い)ストレスに晒されている」という自覚を持つようにしています。
自覚的であれば、対策も取りやすいものです。
似たようなもので、気圧の変化で体調を崩したりするのも、そういう体質に自覚的であれば、事前に気圧調べたり、薬飲んだり、そもそも無理しないようにする、とか対策できます。
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ストレスについても同じように、間違いなくこの状況では蓄積するので、無自覚でもストレス解消の方法を習慣化することが良いのではと思います。
ジョギングだったり、凝った料理に挑戦したり、普段しないところを掃除したり、1日のうちで何か心が晴れたり、整ったりするようなイベントを意識的に入れるというのが良いのではないでしょうか。
不安を煽る情報や匿名の不正確な情報、過度な攻撃や中傷を含む言説や議論を意識的に避けるというのも大事です。
ストレスと攻撃性
厄介なことに、過度なストレスは自分自身を痛めるばかりか、「無自覚に」人間性を攻撃的にします。生き残るための本能の名残とかでしょうか。
誰かの善意の行為が仮に間違ってたとして、平時であれば笑い飛ばせるレベルのものでも、この不安定で不確実な、ストレスフルな状況では人はいとも簡単に無差別な狙撃手となります。
冒頭に「SNSの治安が悪い」と書きましたが、SNSはストレスによる攻撃性の増幅器として、史上最高性能を持っています。
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僕たちの「善意」の批評や批判が誰かを殺すこともありえるという自覚を持つべきでしょう。言葉の力は想像よりも強力で、社会はいつでも言葉によって先導され、扇動され、多くの悲劇と喜劇を生んできたのは、歴史を紐解けば明らかです。
そしてSNSという増幅器のおかげで、僕はいつでもその当事者たりうることを自覚的でありたいと思っています。
終わりに
不要な買い溜めをしないようにしているので、家に食材が無くなり、夜にスーパー出かけたら、普段見ないような長蛇の列を見たので、無になりながらこれを書いています。
ストレス溜めないように、自分がイライラした時には一呼吸おけるよう、なかば自分のために書きました。
それでは、もしくは、また後日。
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