推しの胸キュンペンサ10個書く④⑤ 2022/03/10
〜胸キュンペンサの思い出シリーズ〜
④他のメンバーとの会話を聞かれて焦った話
SHOWBOXの特典会のラストは、メンバー全員と撮った団体チェキへのサイン会だった。
推し以外のメンバーとも話せるお得な特典。
その日のサインは、私の推しの手前が友達の推しメンバーだった。
低音ラップがめちゃくちゃ素敵で、切れ長の一重が魅力のビジュアル担当メンバーでもある。
サインの時、「今日のラップすごくかっこよかった!」と言うと、『本当に〜?嘘でしょ〜』と照れながら否定していた。
「本当だよ!△△くんめっっちゃかっこいい!!」と強調すると、少しはにかみながら『ありがとう、嬉しい』と言っていた。(可愛い)
サインが終わり、隣の席の推しの前へ移動すると、下を向いてサインを書きながら
と拗ねる(フリをする)推し。
「ちょwwいや、ラップが、ラップがかっこいいって言ったの」
と言い訳めいたフォローをする私に推しは
と、昔の話を蒸し返して、拗ねる推しが可愛かった。
他の子にサインをしながら、隣の会話に聞き耳立ててるなんて器用だなと妙に感心してしまうけど。
こういう拗ね拗ね系のファンサービスも、楽しかったなぁ(懐古)
⑤韓国式の指切りげんまんで赤面した話
ある日の特典会。
数日後の公演が推しのソロステージの日だった。
(以前はソロの順番はランダムだったが、この時は順番が決まっていてソロの日が事前にわかった)
推しは、その日に私が来るかと訊いた。
行くよ、と答えると喜んでくれた。
風邪をひいて公演に来れなくなったら大変だから、絶対に風邪をひいちゃだめ、と念を押す推しが可愛い。
そして、『約束!』と言いながら小指を出す推し。
意味が分からず出された指を見ていたら、手を出してと催促した。
指切りげんまんで、風邪をひかないという約束をしようという意味だった。
日本の指切りは小指と小指を絡めるが、
韓国式はさらに親指と親指も合わせるものらしい。母印を押す、という意味のようだ。
小指を絡めて「約束」と言いながら、そのまま親指と親指を合わせた。
(この時点で私は照れまくっていた)
恥ずかしかったし後ろに並んでいる同ペンの目が怖かったから、すぐに指を離そうとしたのだが、推しは絡めた指を離そうとしなかった。
薄々気がついていたけど、推しは少しSっ気がある。
こちらが恥ずかしがると余計にぐいぐいくるタイプだった。
無言で小指を絡め親指を合わせたまま見つめ合う推しとヲタク。
なんで離さないんだろうと考えたが、こちらの反応を楽しんでいるようにしか思えなかった。
「あ、あの、、なんで、、?」と言ってみたものの、ニッと笑ってとぼけていた。
その時にふと公演中にやったゲームの罰則が生の長ネギを齧るというもので、長ネギを手に持った推しが「手がネギ臭いー!」と叫んでいたことを思い出した。
「あ、もしかしてネギ臭いから?」
ネギ臭いからわざと手を離さないのかなと思って訊いてみた。
と否定しながらも指を離してくれない推し。
それどころか、もう片方の手を掴み指を絡めるように握った。
たぶん私は耳が赤くなっていたと思う。
これって後ろから見たら、どう思われるだろう。
私が推しの手を離さないで粘ってるように見えるんじゃないかな。。
「ネギ臭いんでしょー?」と平静を装ってもう一度言うと、推しは
と言いながら指を離して、両手を私の顔の前に出した。
匂いを嗅いでみて、ということらしい。
くんくん、と嗅いでみたけど、テンパっていたから臭いなんて全くわからなかった。
推しはたまにこうやってわざとドキっとさせるようなことをする。
それが推しなりのテクニックなんだろうなと思いつつも、そんなファンサービスが嬉しかった。
それにしても、ネギ臭いかなんて私も他にもっと気の利いた反応が出来なかったのかな。。
そこはもっと可愛い反応をしておけばよかった。
ドラマで韓国式指切りのシーンを見ると、この思い出が蘇って思わずふふっと笑ってしまいそうになる。
楽しかった記憶。
次回へ続く
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