【エッセイ】音楽「コロナショックの季節に音楽を想うということ」
自粛期間中、ヒマなのでなんとなぁく考えていることを書いてみました。
今回の構成
1.導入
2.本題
3.感想
それでは…
1.導入
コロナウイルスの感染拡大に伴い、影響を受けているひとつに音楽業界があります。実質、ライブやフェスを開催することが不可能な状況ですからね。この類の議論は割愛するとして…
私が考えていることは、
「コロナショックは聴かれる音楽に変化を与えるのではないか?」
ということです。
注1)コロナショックの定義
検索したところ、コロナショックの定義・定義元は分かりませんでした。そのため、この記事ではコロナウイルスの拡大感染が与えた経済への打撃をコロナショックと定義しています。
2.本題
ここからが本題です。
「コロナショックは聴かれる音楽に変化を与えるのではないか?」
について。
「聴かれる音楽が変化する」とは言っても、「テレビから流れる音楽が変化する」という意味ではありません。私が言いたいのは、「自発的に音楽を聴きかつ現場にも足を運ぶ人が聞く音楽が変化するのではないか?」ということです。
以後、
聴き手:自発的に音楽を聴きかつ現場にも足を運ぶ人
現場:ライブハウス、フェスなど
とします。
というのも、
「自発的に音楽を聴くこと」と「現場に足を運ぶこと」の順番が逆転した聴き手もいる、と感じるからです。
一般的には
①音楽を聴き、好きになったミュージシャンの現場に行く聴き手。
が大半ですが、
②現場で騒ぎたいから、音楽を聴く聴き手。
も一定数いると思います。
「現場で騒ぎたい」とはダイブやサークルがしたいということです。
これをするために現場に行っている人もいるでしょう。
実際に、「何回ダイブする!」宣言、「何回ダイブしたぜ!」報告などのつぶやきをSNSで見かけます。
私が言いたいのは②についてです。
つまり、本題の狭義は、
「コロナショックにより現場で騒ぐことを目的に音楽を聴く人が聴く音楽が変化するのではないか?」
ということです。
変化のパターンは3パターン考えられます。
ⅰ)音楽を聴かなくなる。
ⅱ)騒ぐ系からゆったり系の音楽に変化する。
ⅲ)変化しない。
「音楽を聴くこと」を手段と目的の2軸で考えます。
100%を最大とし、極端な数字で数値化してます。
例. 手段0%・目的100%:音楽が聴くのが好きだから音楽を聴く場合。
これは①に聴き手にあてはまります。
手段100%・目的0%:現場で騒ぎたいから音楽を聴く場合。
ⅰ)音楽を聴かなくなる。について
「現場で騒げないなら音楽を聴く必要はない」というパターンです。
この場合、「音楽を聴くこと」に対して
手段0%・目的100%:現場で騒ぎたいから音楽を聴く。
となります。
現場の環境が3密の条件を満たしていることは確かです。
そのため、コロナの余波がどれほど今後に影響するか分かりませんが、3密を避けるために現場に行かないという手段をとる人たちもいるでしょう。現場に行かないなら音楽を聴かないとなります。
これは、そのまま音楽離れに繋がります。
ⅱ)騒ぐ系からゆったり系の音楽に変化する。について
「現場で騒ぐのが好きで音楽聴き始めたけれど、音楽を聴くことが好きになった」というパターンです。
この場合、「音楽を聴くこと」に対して
手段50%・目的50%:現場で騒ぐために音楽を聴くし、音楽を聴くことも好き。
となります。
3密を避けるために現場に行かない、けれど音楽を聴くのは好き。この場合、「現場に行かないなら騒ぐ系の音楽を聴く必要はない」と考える聴き手も出てくると思います。そうすると、今まで聴いてこなかったゆったり系の音楽を聴くようになる可能性もあります。
また、この変化が音楽業界へ与える影響は大きいと思います。
騒ぐ系ミュージシャンの中には現場ありきで音楽を作成し、現場ありきで人気を獲得してきたミュージシャンもいると思います。現場に行かなくなると同時に騒ぐ系ミュージシャンの人気も下がる可能性があります。これは逆に現場需要の少なかったゆったり系のミュージシャンが人気になるという可能性でもあります。
ここらへんは程度の問題ですね。転換期なのか、多様化なのか。
ⅲ)変化しない。について
「現場に行ける時期が来たら、現場で騒ぐ」というパターンです。
この場合、「音楽を聴くこと」に対して
手段0%・目的100%:現場で騒ぎたいから音楽を聴く。
となります。
これについては言うことないですね。生粋の現場主義です。
自粛期間中もパソコンの前でヘドバンしていることでしょう。
3.感想
今回はコロナショックと聴かれる音楽の変化について書いてみました。やはりこのタイプの記事は難しいですね。考察をするためには情報収集をする必要があるのですが、これが面倒くさい!!情報がないと根拠がないため、考察も浅くなってしまいますね。情報収集の大切さを学びました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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