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がんの一歩手前。不幸中の幸いな出来事。

出産後、子宮頸がんの検査をしました。
妊娠中、精密検査の結果、”軽度異形成”だと診断を受けた。
正直、出産したら消えるだろうと甘くみていた。

ところが先日の精密検査の結果、”高度異形成”と新たな診断を受けた。
このまま放っておくと、がんになるリスクが高いから、治療をしましょうとのこと。
前の検査から10ヶ月しか経ってないぞ・・・?なんでえええええ。

でも。1番最初に感じたのは、無事に息子を出産できてよかった。本当にそれだけが救いで。

息子を妊娠してなければ今も気づかなかったかもしれない、
あのとき妊娠してなければ、もっと進行して、子どもを授かれなかったかもしれない、もしもの話を考えると、今で、まだよかったんだと思えた。不幸中の幸いである。

なんだけど、家に帰って高度異形成の治療について考えたら、怖くなった。

円錐切除という手術をするか、レーザー蒸散術をするかの2択。LEEP法という治療もあるらしいが、だいたい円錐切除かレーザーが主流のよう。

円錐切除は、子宮頸部を円錐状に切り取ってウイルスをとるから、再発率が低い。かわりに、次回妊娠の際、切迫早産のリスクが高くなる。子宮頸部を切り取るわけだから、子宮の入り口が短くなるため。

レーザー蒸散術は、ウイルスがある部分をレーザーで焼いてウイルスをやつけるらしい。円錐切除の逆で、再発率は円錐切除よりも高いけど、次回妊娠の際、切迫早産のリスクはない。

どちらにするか。

まだ27。二人目どうするのかなんて、今考えられないけど、その先あり得なくもない話。
今は、4ヶ月になったばかりの息子を育てるのに必死だから、先のことなんてまだ考えられないけど、兄弟を作ってあげたいと思う日が来るかもしれない。
そうなると円錐切除じゃなくてレーザーがいいなと思う。

けど、再発のリスクが高いのも嫌だしなあ。

こうして悩んでいるうちに、次のステージに進行しないのかが超不安。
5〜10年かけてがんに進行すると言われているものの、私の進行スピード早すぎるもん。

診断を受けてから、調べて悩んでは、焦って。調べて悩んでは、焦って。
その繰り返し。

現状、レーザーの選択をする可能性が高いけど、今の病院だとその治療はやってないから、紹介状が必要。その発行にも2週間ほど、時間がかかるらしい。

命に関わるんだから、早くしてほしいもんだよ、、お医者さんも忙しいのはわかるけど。私としてはこの時間が怖いし焦る。

早く治療をして安心したい。

がんの一歩手前で気づけてよかったとは思うけど、治療をしてウイルスが消えてくれないと、このモヤモヤした気持ちは消えないんだろうな。

これから結婚式のドレスを決めたり、楽しいことも待っているのに、なんだか心から楽しめない。夜は毎晩、子宮頸がんのことが頭をよぎるー。

無事に治療に進めますように。


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