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耐え続けてきてくれたあなた達へ -AAA-

約7年前からaヲタをしている私。

昨年、終わりを迎えた休止前ラストツアーを観に行かなかったので、
今更ながら(今更すぎる!)plusを振り返ろうと思います。

5人になってはじめてのドームツアーは、
やっぱり「楽しい」「幸せ」という言葉だけでは片付けられませんでした。

WOGぶりにAAAのライブに参加したのだけれど、あの時の記憶が強くフラッシュバックしまして、、、

うまく表せない寂しさ。でも決して口に出してはいけないという暗黙の了解。
みんな心ではあの子のことを考えていて、あの空間は心地いいような、息が詰まるような感じ。

タイミングがあまりにも急だったし、女子メンツアーのこともあったので
きっとメンバーにもファンにも、許せない気持ちの人はいたと思うんですよね。
それも、大好きだったからこそではあるんだけど。

WOGは宇野ちゃんのプロ意識と強さと、そして儚さをとてつもなく感じたライブで、彼女が一人の女性としての幸せを、AAAのために諦めないでほしいと強く願ったのを覚えてます。


個人的に、plusでは日高さんがめちゃくちゃ頑張ってくれてるなあと感じました。

最後の挨拶といい、まとめ役といい、リーダーの代わりをすごくやってくれて。

あの頃、インスタにめちゃくちゃAAAのこと載せてくれてましたよね。
SKY-HIとしてSNSやブログは設立したからAAAのことを載せるのは心苦しい、といつか語っていたのにも関わらず。
あれはファンを愛する彼の、計り知れない優しさだったと私は思います。
リーダーのことがあって、解散してしまうのでは…という不安がファンの心にあった頃だったからこそ、


「必ずまた会いましょう」

「AAAはまだ道の途中、旅の途中」


という彼の言葉が温かくて本当に嬉しかったです。

でも日高さんは特にソロ活動にめちゃくちゃ力入れているメンバーだし、
何ならソロとしてはNissyより上説ありますよね(会場の広さや知名度というよりも、AAAの名を借りない個人としての成功)

実際SKY-HIがAAAのメンバーだと知らない人もいるみたいだし…

彼自身もSKY-HIは''AAAの日高光啓''ではなく
1人のラッパーでありたいんだろうな、という心意気が分かります。

その分、AAAファンから批判を買うこともよくあったように思うし、何なら今もそう。

宇野ちゃんと與さんがAAA愛を全面的に今でも出してくれるから、後の3人が叩かれがち。
正直、私も日髙さんが会社を設立すると知った時は、もうAAAとしてやっていく気はないんじゃないかと思いました。笑

最近で言えばオーディションですね。
どんどんAAAとしてではなく、''SKY-HI''として世間に知られていく彼を、
いつからか私の知っている日高さんではないと思うようになりました。
元々SKY-HIを追いかけていなかったのもありますが。


「全力で駆け抜ける」と言ってくれた2020年。
結局、そこまで活動がなかったファンの怒りの矛先は、やっぱりメンバーに、
そして特にAAAを疎かにしてると捉えられるメンバーになるのは仕方ない部分はあると思います。

私自身、悲しくもAAAに疑問を持ってしまったあの頃から今にかけて、
ずっと與さんや宇野ちゃんの言葉や行動に救われている人間として、
正直3人のことを複雑に思う気持ちは多少なりとも分からなくもないので。

元々アンチではなくて、ファンだった人が叩く方が、愛があった分きっと憎しみや傷も深いのかなあ、と思うんですよね。悲しいことですが…


自分で言っときながら、勝手な話ですよね。
あれだけplusで日高さんの言葉に、色々あっても何とか耐えてくれた5人に救われときながら、信じることができないなんて。

いつか西島さんが
''信じることは責任が伴う''というようなことを言っていたけれけど、
私達は「5人ならやってくれるはず」と信じて疑わなかった。
そして自分らが望んでいたような活動をしなかった5人を責めるのは、彼の考え方からすれば間違っているわけで。

勝手に信じて勝手に失望した、私たちの責任。自己責任。

私たちは幸せや感謝の気持ち、または憎しみや怒りまでも言葉にして彼らに直接届けることができてしまうわけだし、
発信する言葉には、自分が思っているよりずっと責任があるということを頭に入れないとですね。

それに、なんといっても、タイミング。

あの某国民的グループが、追いかけていない私にも分かるぐらい、ファンのために全力で駆け抜けてくれていた年だったのは、運が悪かったとしか言いようがない。

羨ましい、ファンは幸せそう、いいな、というツイートを何千何万と見たし、
私も大晦日は彼らのライブを観ていました。
AAAよりも彼らの活動休止を寂しがっている自分に気付きました。
あんなに大好きで追いかけたAAAではなく、活動休止前最後の日に違うグループを見ていたこと、なんとも言えない気持ちになったことを覚えています。

でも彼らは天下のJ事務所で、自分たちの番組があって、音楽番組にもバンバン出れるし、デビューからずっと人数体制が崩れなかった完全なグループ。
それに対してAAAはソロ活動を全員既にしていたし、地上波も難しくて、大黒柱が抜けたばかりの、何とか耐えて一歩でも歩こうともがいていた。

最後の年に彼らほどの活動が不可能だったのは、すべてとは言えないけど理解できます。


何だか少し話が逸れてしまったので、plusの話題に戻りますね。

個人的にAAAの中で一番歌が上手いのは直也くんだと思っていたので、
歌の面で特に喪失感が半端なかったです。

特に『Lil'infinity』は明るい曲調なのに泣いてしまいました。
この曲は私的に、何故だか千晃と直也くんのイメージが強いんですよね。
ああ、いないんだ。と感じてしまって。

AAAの形が変わったことへの寂しさもあるけれど、
変わらずにAAAでいてくれた5人への想いも溢れました。

Forever and never
君がいたからこの日々を忘れないよ
愛で全ては希望になる

もう、なんて素敵な歌詞なのでしょうかね。。
あの二人に対して少し複雑な気持ちを抱いていた私ですが、
この時は素直に、ありがとう。って思えました。

かつては「ボーカルを外してくれ」と言っていた真ちゃん。
二人と一緒に歌っていた部分を大好きなみちゃこ姉さんと歌っているのも
胸にくるものがあります。

千晃がいなくなってから、
真ちゃんが宇野ちゃんにとても寄り添ってくれているのが伝わってきて
AAAにいてくれてよかったなあと心から思います。
そしてここ数年、ワンちゃんとのお別れやソロ活動休止という大変で苦しいことが多かった真ちゃんにとって、みちゃこは心の支えだったんだろうな。

というわけであたすえが、特に與さんがパートを引き継いでいた記憶がありますが、元々メインボーカルじゃなかった2人が直也くんのパートを歌うっていうのも、言葉にしづらい思いがこみ上げてきます。
やっぱり西島さんだけがリーダー分をカバーするのは負担が多すぎるし、全員が以前より遥かにレベルアップしたからこそ、成功したライブですよね。

そして全体を通して感じたのが、
「もう彼らは大人になった、戻れないところまで来てしまった」ということ。

(最年少與さんまでもが30代に入り、年齢的にってこともあるけど。笑)

彼は戻ってくるのか、戻ってこないのか。
許せない人、もう一度会いたいと願う人。
ファンにも、そしてきっとメンバーにも、
色々な想いがあるからこそ、全員が張り詰めるような空気の中で、
でも何とか耐えようと頑張っている感じ。

正直WOGとは比べ物にならないくらいの緊張感と切なさ。
グループにおいてのリーダーの存在って、
私たちには分かり得ないくらい大きいんでしょうね。

そうなると、FOが完成形だったのかな〜とか今更思います。

西浦、みさちあ、あたすえ、そして日高っていうシンメの感じや
西宇末、浦伊與、+日高というパート割りが私はやっぱり好きだったし
4人の男性ボーカルと女性メンバー二人、そしてラッパーという黄金比とも言えるバランスがAAAのイメージそもそもだったんじゃないかなあと。
(いつでも一人にしてしまってごめんね日高さん)

11年かけて掴んだ初ドーム。
7人の、最初で最後の大舞台。
がむしゃらに、全力で走り続けた彼らがたどり着いた憧れの場所。

あれは7人のというよりも、AAAの完成形だったのかもしれない。
実際、2016年頃から活動休止については話し合っていたみたいだし、
"7人のまま時を止める"という選択肢も彼らにはあったのかもしれないと思うと
何だか胸が苦しくなります。

千晃の卒業の時、メンバーの中で賛成派と反対派に別れたと言っていたし、
直也くん脱退時のコメントで「何が正解かわからなかった。でも彼の意思を尊重する」と言っていたので、
もしかしたら5人の中にはもう一度彼を迎え入れて一緒に頑張る気持ちもあったのかもしれないと思うと、私はとても嬉しかったです。

手に入れた夢は消えて
僕らはまた次を目指していく
/ charge & go!


plusを見て「この人たち、大人になっちゃったな」と思ったわけですが
正直WOGでも自分たちが楽しむ!はっちゃける!というAAAはいませんでした。


「ファンを楽しませなければ」

「AAAを守らなければ」

「踏ん張らなくては」


色々なことを乗り越え、悲しみながら、もがきながら、
切なくも大人になってしまった5人の決意がとても伝わってくるライブ。

いつまでも同じままではいられない。
どんな人間も、がむしゃらに頑張る時期を超えていつかは大人になるんですね。

10代の頃から共に行動しているわけですから、
アイドルやアーティストというのは大人になるという感覚が
私たち一般人よりも鈍いんじゃないかな?という気がしています。

30歳、40歳を超えても
じゃれ合ったり、ハグしたり、
「可愛い」と言われているアイドルは多いですよね。


それでもAAAは大人になりました。先に進まなくてはいけない時がきました。


「また必ず帰ってくる。」
そう言った彼らを信じているのは本当だけど、
全力で駆け抜ける日々はもう終わったのだと心では分かってます。

未来を信じて疑わなかったあの頃は、もう終わりを告げてしまったから。



彼らは一人で、どこまで行くんだろう。

この先どんな未来を歩いていくんだろう。

とてつもない幸せを感じる瞬間には、
私たちのことを思い出してくれるでしょうか。

AAAは私の青春でした。
きっと、これからも。


耐え続けてきてくれたあなたへ



頑張ってくれてありがとう。

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