〜統合失調症体験記⑥〜読書ってこんなに難しかったか?

こんにちは。
お月見もちもちです。

私は昔からそこそこ読書が好きで、小さい頃はとにかくいろんな本を読んでいました。
小学館の図鑑だったり児童文学だったり、大人向けの文庫本だったり自己啓発書だったり…。
国語の教科書に載っている物語だったり試験で出題されている文章だったりも楽しんで読んで、年月が経っても内容を覚えていたりしました。

そんな私ですが、いま思い返せば大学生あたりから文章が読めなくなってきていたと思います。
大学で読む文章が論文にシフトしたのも大きな原因だと思いますが、文章を読んでも全く頭に入らなくなってきました。
当時はなんとなく、「読みづらい文章だなぁ…」としか思っていませんでした。

そして大学を卒業して社会人になってから、しばらく読書習慣から離れていました。
社会人ってどうしてあんなにギリギリのリソースで生きているんでしょう。
家に帰ったらご飯を食べてお風呂に入って明日の支度をしてもう寝るしかなくなる気がします。

そんな私ですが、先日久しぶりに読みたい本ができたので図書館に行って借りてきました。
今の私にどう役立つだろう、と思ってわくわくしながら本を開きました。

ところが、全く内容が頭に入ってきません。
その本の文体が難しかったのでしょうか、内容が脳みその上をツルツル滑るように、全く頭に入ってこないのです。
前は難しい本も楽しんで読めたのに、楽しいとも感じられません。

なぜ………?

読みたかった本とは別に図書館で見かけて面白そうだった本も借りて読みましたが、それも脳みその上を滑っていくようでした。

とにかく理解力が落ちているようでした。著者の言いたいことが理解できず、一行前の文章さえすぐに忘れてしまうのです。

認知機能障害のせいでしょうか…。
こんなに文章が読めなくなってしまうものなのですね。


統合失調症になるとできないことが増えるように感じますが、こんなにあからさまに一つのことができなくなるのはとても悲しいです。

もうちょっと内容の簡単な本からリハビリすべきでしょうか。

好きだったことが一つできなくなって悲しくなる私なのでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?