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「空の愛」 たとえどんな私になろうとも たとえどんな姿になろうとも 空は何も言わない えらくなっても みじめでも 空は私から逃げない どんな人にも どんな日にも 生まれる時も 死ぬ時も 空は平等に愛を与える 未来が見えないような時期、私は這うように過ごしていた。 ある日、地下から地上に上がった。 空は青く、雲は大きい。暑い日の眩しい空だった。空の存在を久々に感じ、まるで打ちのめされたかのような強い衝撃に身体の力を失った。 ずっとずっと、空はそこに