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ダイエットとはり灸

一般的に皆が(特に女性が美容に関して興味を持ち始めたのは戦後、高度成長期に入った頃からの日本の経済状態とも無関係ではない気がします。大正時代、昭和20年代までの女性では肥満という人は少なかったという話を聞いたことがあります。

■「地の気」と「天の気」

人体内部において、臓腑及びその構成物の機能や働きを総合的に示しますと『地の気』と『天の気』があります。

・「地の気」は飲食物から得られます。食物を口でくだき食道を通って胃に送られ、さらに砕かれて小腸に送られます。胃・小腸は体の基本的栄養源となる精微な物質、つまり「精」をこの飲食物から選び分けます。不要である粕は、便は大腸、尿は膀胱へ送られ、そして『精』は脾を経由して、そのコントロールを受けながら全身へ配られ、それぞれの役割を果たします。

・「天の気」は呼吸によって得られます。そして生の一部はこの点の気と合体して、生命活動のもとである真気(天の気)となります。また精の一部は「営」となって脈中に入り血となり、生殖の源である精液に変わります。これが漢方の考えるメカニズムです。

分かりやすく言いますと、自分の胃・腸に負担にならない程度に飲食し、いい空気を吸い、自然の摂理に沿った生活をしていれば病もなく、天寿をまっとうできるというわけです。しかし、現代社会に生きている我々はそうは行きません。

■肥満は健康と美容の天敵!

今、美容に関して言うと、肌の状態と肥満に関しての相談が多いようです。ちまたでは膨大な情報、広告等でいろいろ なことは、ご存知の方が多いと思います。ここで気を付けなければいけないのは、一般に太りすぎが問題にされるのは、 肥満が成人病に直結するからです。太りすぎが、糖尿病・高血圧・心臓病などに深く関係しているこそ問題なのです。 中高年では、太りすぎが病気としての意味を持ち、死活問題煮にまでなってくるからです。例えば、糖尿病、腎臓病、 高血圧等がある方は、専門医に指導を受けてください。

■はりで胃腸を強く

肌の状態については、みずみずしく、シミもないのが理想ですが、吹き出物が出たり、カサカサしたり、シミが出たりと肌荒れに悩んでいる方も多いと思います。メカニズムについては前に述べたとおりですので、胃腸の状態の良し悪しが肌にも影響しているのがお分かりだと思います。食べ過ぎるのも困りますが、食欲不振、好き嫌いが多いのも困ります、鍼灸ではこの胃腸を整えることからはじめます。

■健康に気を付けてれば自然とダイエットに!!

摂取カロリーの絶対量を減らす。

適当に体を動かす、まず歩きましょう。

鍼灸で、全身の機能を整え、胃腸を丈夫にする。

1.腹八分目(ご飯とおかずの割合 7対3)多くの人に尋ねますと、ご飯は少しで、おかずが多い。

2.間食はしない。バランスよく、偏らない。

3.三食、きちんと食べる。よくかんで食べる。自分の地域で取れたものを食べる。季節に沿った物を食べる。果物を食べ過ぎない、体が冷えます。

4.夜遅く食べるときは、食べる量を減らす。時間が遅くなるほど減らす。(10時以降は)腹半分目にしてください。

5.精神状態の安定を図る、特に顔は気持ちの状態が出てきます。何事も健康を第一に!明るく、楽しくがモットーです。

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