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鍼は清潔・安全が命

 多くの人から鍼の安全性と鍼の消毒についてご質問を受けていますのでお答えします。鍼をまだ一度もしたことがない人の中には、「身体の中で折れたりしないか」「化膿しないか」「消毒はどうなっているの」と言う心配の声があります。

「身体の中で折れたりしない?」

その恐れはありません。鍼の材質には縫い針などと違って、丈夫で弾力性のある金や銀の合金と柔らかい質のステンレスが使われているからです。過度の心配をする必要はないと思います。

「化膿しない?消毒はどうなっているの?」

化膿しないかという心配ですが、これもほとんどないと言えます。

鍼の消毒は沸騰消毒法・高圧蒸気減菌法等を用い、患者の皮膚や施術者の手指の消毒は消毒用エタノール・ハンドサニター・殺菌消毒剤(5%ヒビテン液)などの薬液消毒が用いられています。病院で医療器を減菌消毒しているのとまったく同じように、鍼灸治療院でも鍼の完全減菌には十分注意を払っています。

最近では、ほとんどの治療院で「使い捨て鍼」(一本一本完全滅菌され梱包されています)を使用していますのでご心配はいりません。

当治療院では使い捨て鍼、個人専用鍼を設けて管理し、使用しています。

また、円皮針・皮内針等も(エチレンオキサイドガス減菌済)されていますので安心して使用できます。

「清潔な治療院」

皆さんの鍼灸院のイメージは、古くからあるハリやキュウのイメージからお年寄りだけが行くところ、暗くて汚いと思い込んでいる方も案外多いと思いますが、今の治療院は、お年寄りだけでなく、赤ちゃんや、学生、サラリーマン、若い女性など、いろいろな人が訪れています。最近の治療院は近代的な設備を整え、明るく清潔なイメージを心がけています。

来院の理由も、外傷の後遺症、病気の治療はもとより、病気の予防、健康管理、そして若さと美容を保つため、と様々な方が訪れていますので皆様も一度訪れてみてください。まさに鍼灸は、現代の生活状況にあった古くて新しい治療法なのです。


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