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変に気にしいだから、レディ・プレイヤー1が楽しめなかった。

あと、直近だとブラックパンサーも楽しめなかった。

以下、ネタバレあります。


今週金曜日、レディ・プレイヤー1が地上波初放送。

めでたい。

しかも、放送は天下の金曜ロードショーだ。
CMでは、「あの話題作がついに!!」みたいなうたい文句。
監督はスティーヴン・スピルバーグだし、そんな彼が「日本のために作った」って言ってるし、よくわかんないけどガンダム出るらしいし。
とにかく楽しいVRゲームアクションムービーである。
是非みなさん見てほしい。

もちろん私も同意見だ。
ストーリーも面白いし、いろんなオマージュが入りまくっている映画はオタクとしては最高である。
ガンダムとキティちゃんが同じ画面内にいるなんて、奇跡じゃん!
こんなの日本じゃできないよ!!!

1年後に日本でもやられました。

でも、レディ・プレイヤー1はキティちゃんだけじゃないですからね。
呼吸と同じスピードで繰り出されるオマージュの数々
息する間もなく「これアレじゃん!」の連続
全てのオマージュを理解してしまうと、オタクは息をできずに絶命する
それが、レディ・プレイヤー1です。オタクじゃなくてよかった!


・・・なわけねえだろうが!!

俺はオタクなんだよ!!
絶命する側の人間だよ!!
でもなあ!!今もこうして生きてる!!
なんでかわかるか?!スピルバーグ!!!!

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ゲームオタクを馬鹿にしてると思ったから

ゲームオタクがゲームを攻略するというのが、この映画です。
つまり、そこにゲームへのリスペクトが無ければ、この映画はクソです
残念ながら、私は見ている最中にそのリスペクトを感じられない1シーンに出会ってしまったのです。
その瞬間から、私はこの映画に没頭できなくなりました

そのシーンが、こちらです。


オアシスの製作者の遺産が全て手に入るイースターエッグ探しを、世界中の人間が長年やっているって設定でしたよね…?

現在オアシス内では、創始者であるジェームズ・ハリデー亡き後公表された彼の遺言により、勝者にはオアシスの所有権と5000億ドル(日本円で約56兆円)相当のハリデーの遺産が授与される「アノラック・ゲーム」が開催されていた。ハリデーがオアシス内に隠したとされるアイテム“イースターエッグ”を探すプレイヤー“ガンター(エッグハンター)”達が日々3つの鍵を手にする為の関門となるゲームに挑んでいるが、始まって5年経っても誰も鍵を手に入れられなかった。
(Wikipediaより引用)

そのイースターエッグのひとつが、レースゲームのスタートでバックする。

ナメてんのか?

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レースゲームの逆走なんて、マリカーやってる小学生でも思いつきますよ。

それが、世界中のプレイヤーが5年間探しても全く見つからなかった???

これが、主人公たちが最初に見つけるイースターエッグです。
これ以降、ストーリーはゲーム上のみならず現実世界にも影響し、さらに面白くなっていくわけです。
しかし、むしろこの前半部分だったこと。
起承転結で言えば承の部分でこの気持ちになってしまったというのが、良くなかった
極論言えば、クライマックスのガンダムのポーズが違うとか、そのくらいの違和感は無視できます。
作品世界に没頭した後だから、多少おかしな部分があっても許せる。
でも、まだ導入部。「この作品はなんぼのもんじゃい」と見定めているくらいのタイミングで、違和感を覚えてしまったことで、作品自体の印象を悪くしてしまいました。

だから、僕はレディ・プレイヤー1がそんな好きじゃないです。



え?それだけ??


大塚、note書いて言いたいことそれだけ??
1シーンだけ?嫌な部分そこだけ??

はい。そうです。


設定はきちんと守ってほしい

それだけなんですよね。変な部分には理由付けが欲しい。
違和感があって、それの説明が最後までないと、終わった後もその違和感に囚われちゃうんですよ。
レディプレも、原作読んでなかったり映画を見てから2年経ってたりするから、ひょっとしたら私が知らない部分で解説があったかもしれないです。
この手順を踏まなければイースターエッグは発動しない、みたいな。
実際、主人公は推理とかしてたし、そうなのかもしれないですけど。

レディ・プレイヤー1は、クソか最高か。

その本当の姿は、自分で確かめろ!!

Check it Out!!!


ちなみに、ブラックパンサーで設定が変で気になったのは、
ワカンダ国は世界との関係を絶っているのに、
なぜかワカンダ人が全員英語をしゃべっていたこと。
でした。
ワカンダ語もあるのに、なぜか英語でコミュニケーションとってる。
結局アメリカだなあっていう…
てか、最初からワカンダ語無しでよかっただろ…

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