英語を学ぶと日本語が上手くなる話

ずっと憧れていたかっこいい吹奏楽部に入りたい!
と思い、部活だけ考え高校選びをした私だが、英文学科への入学を決めた理由は単純。

 一般に大学で学べる分野の中で一番興味があったのが英語だった。

高校の英語のテストで高得点をとるわけではないし、
もともと洋画や洋楽が好きだったわけでもない。むしろ苦手な方で。

 でもなんとなく英語を勉強する過程で、これがこうだからこういう文章になるのね、というプロセスが面白いなとはずっと思っていた。当時感銘を受けた「レミゼラブル」の劇中歌の歌詞をノートに写してみたり、英語を勉強する人のYouTubeを見ていたりはしていたから、もともと英語を好きではあったのかもしれない。

 ちなみに、母は学生時代英語を好きだったらしく、本を読む時も洋書が原書のものを好む。当時は洋楽を聴きながら歌詞をノートによく書き留めたという。それも一応関係しているのかもと思いつつ。

英文科への入学の準備期間、面接担当のおじいちゃん先生になぜ英語を勉強したいのか尋ねられた時
「洋画や洋書の日本語訳が不自然で、ニュアンスが合っているとは思えない。だから英語をダイレクトに受け取り、人の話や娯楽を楽しみたい」というようなことを話した。

 すると彼は、「気に入った!」と言ってくれた。なぜか気に入られた。

 大学で英語を学んで気づいたのは、自分が好きなのは英語だけではなく「言語」であること。

先日書いた”R"から教わったものの一つに、”paraphrase"がある。
ある言葉を違う言い方で表現することを意味する言葉。 

英語を話すときは、自分が日本語で話すならこう話す、という文章を翻訳しようとするのではなくて、自分の頭の中にすでにある英語だけを使って、話したいことを伝える。 

そのことを頭に置くと、流れるように英語が出てくる、
"ように"トレーニングをしている。

 それに必要なのは、より広い英語のボキャブラリーではなく日本語の語彙力だったなんて、まさかのまさかだった。

大学で勉強し始めて3年目。今もこのブログのように文章に起こす練習をしているけれど、明らかに私は日本語流暢ネイティブスピーカーになったと、高校の時に比べると自覚している。

 タイトル回収、本題に入るまでの文章が多く、前置きが長いこと、
書きたいことが相手に伝えることよりも先走ってしまうところ。

文章の構成においてはまだまだ改善の余地があるのは承知だが、

まず今は、頭の中で自分が何を考えているのか外に出す練習をさせてほしい。

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