JPN→JPNの翻訳

椎名林檎の歌詞を卒論の題材にしようかと考えたことがある。

彼女の詞は日本語がほとんどだが、彼女なりの強いメッセージや皮肉、遊び心が表面ではなく奥にまっくろくろすけのように大量に隠れているため、
彼女の日本語を自分の日本語に翻訳する必要がある。

「神様、仏様」という曲があるが、この曲の英題は"God nor Budda"である。つまり、神様も仏様も「いない」という意味。

神様、仏様という単語が何度も出てくる若干思想の強めの歌詞なのに、
実はどちらの存在も信じていないということだろうか。

彼女の書く詩は、「愛」「女性」「日本」「自由」の四つが大きくテーマにあるように思う。

どんな人生を過ごして、どんな人と出会って、何を見てどう受け取ればそんな歌詞が書けるんだと不思議に思う。

「実は私は人間ではなく狐で、しかも人生は5周以上しているんです」

そう言われれば全て納得できる。

 0から1を創作する人たちはいつも尊敬するし、その点だけはいつまでもネガティブに、絶対私はできないし、しない人間だと言い張っている。

 

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