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脆弱系魔術 ✑ その理論と実践

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#ニコッと

脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション10

脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション10

ファニー「顧問さん、明日、村のリーダーと魔物を鎮める儀式をするんだけど、一緒にお手伝いして頂けますか?」
ファニーと顧問は席を外し、別の場所へと移動した。
ベラ「娘さんと会うためにはお父さんもご同行頂けなければなりません。明日、明けの明星が見える時刻に交易路に起こしください」
娘の父親「そうか、わかったぞ。魔物に娘がさらわれた!そういうことだな。よし、精鋭を連れて行くことにしよう」

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脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション9

脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション9

ファニー「なんで皆して心にもない謝罪してるの?可笑しい♪」クスクスクス
いや、ファニー!謝れ!
話しを変えよう。いやこの機会を利用して不和を起こしてみようか。
ベラ「娘さんが行方不明になった原因が、そちらの顧問さんだという心当たりはありませんか?」
ファニー「顧問さんで決まりっ!」
娘の父親「それは、どういうことですかな?」
顧問(なんなんだ。藪から棒に私にどんな手違いがあったっていうんだ!全ては

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脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション3

脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション3

「あれ~、顧問さん。やっぱ訳あり~?」
私が弟子を肘で小突いて黙らせようとするのだけど……
「だって、ベラ。今、顧問さんの顔がホッとした顔したんだよ」
私は、私の弟子にベラと呼ばれている。私がベラベラ喋るからではない。
「もう!ファニー!ちょっと静かにして!あっち行ってて」
そして、このちょっとおしゃべりな、というかスンゴイおしゃべりな弟子を、私はファニーと呼んでいる。ファニーが似合わない。
顧問

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脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション2

脆弱系魔術 ~その理論と実践「第二話:森林性出現憑依型のケース」セクション2

「続きまして、ご報告があります。ある交易路にて魔物が出現した可能性で調査依頼が入っており、すでに上層部より木霊使いが派遣されたとのことで、その後の統制をお願いされています」
通信係が事件についての資料を召喚士に手渡した。
「護符の力で執着していたものを忘れられるか、私の過去もほんの少し忘れさせてもらいたいものだね」
召喚士はボソリと呟いたが、通信係の耳には届いていなかった。
「今、何か言いましたか

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脆弱系魔術 ~その理論と実践「第一話:サエワタリ草中毒者のケース」セクション6

脆弱系魔術 ~その理論と実践「第一話:サエワタリ草中毒者のケース」セクション6

この前来た青年が、柱に縛られている青年だとしたら、元々はここの村の人物じゃないということなのか?彼はどこから来て、この村で何をしようとしていたのだろう?

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