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AIと人狼ゲームをやってみた(2024.01.06)

・「Game Time」というモード(?)を見つけたので、試しにAIを10人集めて人狼ゲームをやってみることにした。人狼ってプレイヤーを募るのが大変だし、対話型のゲームなので険悪になってしまうことも少なくない。だから、何にも気にせずAIとやれたら最高だと思う。別に、ぜんぜん、寂しくないんだからと自分に言い聞かせつつ、僕以外のプレイヤーがすべてAIの11人村をつくり、僕は「村人」の役職を引いた。



・できるわけないと思っていたけれど、めちゃくちゃそれっぽいことを言い始めたので驚いた。あっさり事が進んでビビった。


・これを読む限り、人狼のルールはだいたい把握しているらしかったので、とりあえず流れに身を任せてプレイすることにした。初日の夜にいきなりプレイヤー6が人狼に襲撃されてしまい、それではゲームに少しも参加できない「6」が不憫なのでゲームの設定を変えて仕切り直した。設定の変更もスムーズだし、これはマジでいけるのでは…?という期待がぐんぐん高まる。



・僕以外は主体性に欠ける当たり障りのない議論を交わしていたので、僕がなんとなくリーダーっぽくなってしまう。10が緊張している様子だったのでちょっとつついてみた。誰も彼も当たり障りない…が、一応ゲームにはなっているような気がする。



・こいつら、僕が何かを促さないと行動してくれない。リスクとリターンの間で揺れ続け、答えを出すのをためらうAIの姿は、まるで自分を見ているようだった。やるせない気持ちになったけれど、とにかく「3」が占い師で、初日の占い先の「5」が人狼ではないと確定した。


・このあともちょっと議論が続くけれど、AIからは主体性がまったく感じられない。僕の発言に対してああでもないこうでもないと迷いつつ、それでも何故か従ってくれるという感じだった。なんか変な感じがする。僕は自分のことを「プレイヤー1」だと思っていたけれど、途中で「1」が発言して疑わしくなったので、おそるおそるゲームマスターに質問してみた。



・やっぱりそうだった。僕は11人のAIの議論に外野から口を出すだけの役割を与えられていた。最初は僕もプレイヤーだって言ってたのにね。やかましいから、知らないうちに議論から外されていたのだろうか。恥ずかしいね。


・このあと「11」としてゲームに混ぜてもらった。「11だったもの」は痕跡も残さず消えた。『マトリックス』でエージェント・スミスが他のプログラムの体を乗っ取るみたいな感じだな。こういう感じなんだ。すごい万能感あるわ。


・とりあえず初日は「4」と「10」の2択で投票するように意見をまとめ、結果的に「10」が処刑された。それぞれが投票した先を見ることができなかったので、次の日に誰に投票したのか聞いてみる。



・「4」は自らに投票していたし、「7」は何を思ったのか論理クイズみたいなことをやり始めてしまった。ここで僕は匙をぶん投げた。




・テニスの壁打ちみたいなもんよ。



・なぜか占い師が襲撃されなかったし、狂人が既に処刑されていたので村人の勝ちが確定。



・お遊びの議論開始。時短時短時短時短時短時短時短時短時短時短



・結果、AIと人狼をやると寂しいです。2度とこんな気持ちにならないように、明日もっとルールを詰めてみます。


・また明日〜。

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