「音って大事」に気づいた

ウォークマン世代である。
にほんざるがヘッドフォンをつけて佇む、あのCMも、
聖子ちゃんが和服の胸元にウォークマンをいれて
”こんなとこにも入るくらい小さくなった”アピールしたあのCMも、
バイトで稼いだお金で買った、くらいの世代だ。

ただし、最初に買ったのはAIWA製。
赤い、ポータブルカセットデッキだった。

カセットテープをいくつかと予備の単三乾電池と、ヘッドフォンとその赤いカセットデッキが、
教科書や筆記具と同じくらい大切な標準装備だった。

思えば、音がずっと近くにある、最初の世代かもしれない。

しかし、結婚して、
子どもができると最新の音楽には疎くなるし、
仕事中には音楽は聞けないし、
しばらく家でも音楽を聴くこともなくなってしまっていた。

それなのに、音環境を気にし始めたのには、きっかけがあるはずで、
思い返してみると、恐らくこの記事の取材の時ではないだろうか。

音は自分一人で楽しむものでなく、
音はそこにいるすべての人が共有する、インテリア要素かもしれない。
そんな風に感じたのが始まりだったのだと思う。

そして、その後取材した、この記事で、
音は心地よい空間づくりの要素であり、
誰でも簡単に取り入れられるインテリアだと確信した。
https://success-interior.jp/otodamari-3/

その反面、外からの音によって、室内のいろいろなものによって、
人によって、
簡単に崩されしまうものでもある。

音環境を整えるすべを身につけたら、
人は快適な空間を手に入れやすくなるはずだと思っている。


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