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3月5日(日):ウルトラうどんマラニック2日目

ウルトラうどんマラニック2023中讃スペシャルの2日目。

2日目はスタートが7時半と早く、1日目のうどん6杯とその後の交流会の食事でお腹の調子がよくなかったので、スタート前のうどんは断念した。ゼリー飲料でカロリーだけ摂取しておいた。

前日は45km走ってこれまでの最長距離だったにもかかわらず、足の痛みはなかった。マラソンは何度か走ったことがあるし、ペースがゆっくりめだったので、そこまで負荷は大きくなかったのだろう。

2日目は1日目よりも長い55km。しかも山の中を通るのでアップダウンが多い。ここからが本番だ。スタッフの人たちのコース説明も念入りだった。結論としては「がんばる」しかなかったわけだが。

もちろんうどん脳が説明してくれたわけではない

スタート後、まずは琴平へ。第一エイドは大庄屋だった。ここは昼に10分しか食べられないというお店で、4年前にロードバイクで来たときに前を通ったけど、時間が合わなくて営業していなかった。今回は、うどんマラニック向けに開けてくれたおかげでやっと食べることができた。

スタート直後なのでまだ人が多い
うどんは絶品だった

第一エイドまでは7km。大変なのはここからで、第二エイドまでの距離は20km。まんのう池沿いを抜けて山の方へ向かっていく。ちなみに大庄屋で前日一緒に走った人と合流して、また同行した。距離が長いので、話し相手がいた方が気が紛れる。1日目もおかげで45kmがあまり長く感じなかった。

まんのう池。天気が良くて最高だった
池沿いの遊歩道が走っていて気持ちよかった

まんのう池を抜けたところで、昨日最後に一緒に走った2人組に追いつかれた。競争しているわけではないので、自然と合流して昨日と同じ4人グループで走ることに。僕以外はみなウルトラマラソン常連なので、話を聞かせてもらう。ある程度知ってはいたけれど、すごい世界だ。基準が100kmとか100マイルなので、1日55km
程度では短い距離という感覚らしい。そして当たり前のように月に500km以上走っていたりする。

まんのう池の後はアップダウンの多い峠を抜けて、南へと向かっていく。第二エイドは三島製麺所。だいぶ山の奥まで入った集落にある。僕は4年前にロードバイクで来たときにも食べに行った。

中は広くないので屋外で食べた
卵は自由に取ってかけていいので釜玉にする

ここまでで27km。すでに半分の距離を走った。しかし大変なのはここからだった。それまでもアップダウンのある坂道を抜けてきたけれど、ここから先は本物の激坂だった。第三エイドまでの11km、走れなくて歩いてしまいそうになるほどの急な上り坂と、走るのは楽だけど足の筋肉が疲れる下りが何度も続いた。さすがにペースを落としたのでなんとか他の人たちに付いて走れたけれど、レースだったら一瞬で振り落とされただろうなあ。

山を抜けて平地に戻ったところで第三エイドの池内うどん。ここはうどんとそばを一緒に盛る「アベック」が有名。

これが意外と美味しい。そして久々のそばがいい気分転換になる

第三エイドから第四エイドは平坦路だった。しかし、38km走った後での13kmはかなり長く感じた。2日連続でフルマラソン以上の距離を走ったことなどなかったので、さすがにきつくなって身体が動かなくなった。45kmを過ぎたあたりから、他の人たちに付いていくのが厳しくなり始めた。僕には未知の距離だったので、もう限界だったのだろう。少しペースを落としてくれたのでなんとか付いていくことができたけど、疲労のために胃液が逆流しそうになって気分が悪くなってきた。

第四エイドの善通寺山下うどんに着いたところでギブアップ。走るのはペースさえ落とせばまだ走れたけど、身体が食べ物を受け付けなくなっていて、うどんを口に入れたら戻してしまいそうだったので、すぐに食べることができなかった。同行していた3人に少し休むからと先に食べてもらい、10分くらい水を飲んで休んだ。他の3人が出発するところで、だいぶお腹が落ち着いてきたのでうどんが食べられそうになったので、彼らには先に行ってもらい、僕はうどんを取りに行った。

胃が弱っているときには手強い剛麺

休んでいる間に少し回復したので、うどんを味わって食べることはできた。さすがの名店で、美味しい。しかし、胃が弱っているときにこのコシのあるうどんを食べるは大変だった。普段よりもしっかりかみ砕いてなんとか完食。

ちなみに休んでいる間に後から追いついてきた人に1人抜かれた。まあ僕は限界だったので仕方ない。足の方は痛みはなかったし、休んだおかげで少し楽になったので、残りの4kmは単独行でも問題なく走ることができた。一緒に走った人たちからは遅れてしまったけれど、なんとか完走・間食。無事2日間で100kmを走り、8杯のうどんを全て食べることができた。

順位は1日目より落ちて5位

このウルトラうどんマラニックは、長い距離を走って何杯もうどんを食べないといけないので、ハードではあるけれど、楽しいイベントだった。何より、スタッフの人たちが親切。エイドのうどん屋だけでなく、迷いそうな分岐点には必ず誰かいて案内してくれた。今後も日程さえ合えばぜひまた参加してみたい。

完走証は2枚繋がるようになっている

ちなみに、あれだけ胃がきつかったのに、ゴールした後、宿に帰って休んでいたらしっかりお腹は空いたので、夜はまた骨付鳥を食べた。

この時は「ひな」

香川にはもう1日滞在したので、次のエントリーもまだ香川旅行が続く。

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