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怪しい短歌

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怪しい短歌記事
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記事一覧

怪しい短歌 ク 4首

とりとめのないことばかり話してる彼の額に浮かぶ冷や汗 店員にお一人ですかと尋ねられ目を見…

音郷
3週間前
5

怪しい短歌 オ 3首

優しめの短歌 病院の帰り道日は穏やかでカマイタチの刃も柔らかだった 笑ってたはずだったけ…

音郷
4週間前
5

怪しい短歌 ノ 5首

きれいめの短歌 しょーもない救いようのない愚かさで話の最後まで突っ走れ 青空を溶かしたラ…

音郷
1か月前
4

怪しい短歌 ゐ 4首

これでいい皆が思った瞬間に貧乏神が両目を上げた 極寒の地こそ互いに相応しい憎しみ合って共…

音郷
1か月前
5

怪しい短歌 ウ 3首

望むもの全て飲み込み返さぬと言われし沼に沈む揺りカゴ あの人は鉄条網に飾られたことを知ら…

音郷
1か月前
11

怪しい短歌 ム 5首

耳鳴りと共に廊下は暗くなり近づいてくる低い呼び声 清流を濁して浮かぶそれを皆確かに笑って…

音郷
1か月前
4

怪しい短歌 ラ 5首

喉の奥渇きて窓の向こうには一面の雪息ができない 万葉の涙沁み入る砂漠よりそう結ばれた短い手紙 荒海の津軽三味線から出る波は千鳥になって飛び去る 昨夜見た夢から沁みた湧き水の跡が残った床を拭く 朝 吐き出した煙は願い安らかな夢をあなたは見てるようにと その他の怪しい短歌はこちら

怪しい短歌 ナ 5首

春頃作った歌。寒さが(暑さも)苦手な自分が春の気配にうかれた様子がわかる歌。 トウトウと…

音郷
1か月前
3

怪しい短歌 ネ 5首

盛大な行進曲が不意にやみ衣ずれの音がおおきく響く 桃よりも痛みやすくて紫に変色してく君の…

音郷
1か月前

怪しい短歌 ツ 5首

青色のセロファンを透かし見た部屋に怯えた顔の人影のあり 崩れ落ちた白壁に苔の柔らかく木漏…

音郷
1か月前
3

怪しい短歌 ソ 5首

どこまでも足跡は続き途絶えぬと空を仰いで北を指差す 坂半ば息を切らして振り返る私を見送る…

音郷
1か月前
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怪しい短歌 レ 5首

ラジオから流れ続けるすすり泣き違うこれはただの雑音 太古から続く命の一瞬の儚さの間に出る…

音郷
1か月前
3

怪しい短歌 タ 5首

五月雨に唐傘お化けと歩き出す閉じたあなたとカッパの私 星々に忘れ去られた灯台で不知火とな…

音郷
1か月前
3

怪しい短歌 ヨ 5首

横顔が寄せては返す波になり心の岸辺をさらっていった 花は白香りはたかく雲は白空はつつまれ立ちつくす白 空の下若草の上無造作に見上げた先の雲に語ろう 海を超え山越え谷越え屋根超えて季節よ巡れどこまでも行け 愛してる愛していない恋してる恋していない好きにさせてよ