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米国の最高裁で「中絶の権利」が否決
米連邦最高裁判所は6月24日、「人工妊娠中絶は憲法で保障された権利である」と認定した1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆しました。連邦レベルの「権利」は否定され、合法の是非は各州議会の立法に委ねられることになったため、すでに中絶が禁止された州もあります。
しかし、判決の影響は米国内にとどまりません。米国は良きにつけ悪しきにつけ、世界中の社会政策のトレンドをリードする存在であるため、アジアやアフリカなどの中絶規制が、この先、強化される可能性があるのです。
少子高齢化や人口減などで悩む先進国や中進国と同じ轍を踏みたくない途上国の一部の政治勢力の意図と併せ、米国の動きが各国にどう影響するのか分析します。
取り上げる国はベトナムやガーナ、マラウイなどです。ご一読ください。
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