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原発の処理水放出計画で対日感情が悪化する太平洋地域 不信感を煽って取り込みを図る中国の狙いとは

ドットワールドに寄稿しました。

福島第一原子力発電所でたまり続ける放射性物質トリチウム(三重水素)を含んだ「処理水」の太平洋への放出開始が、早ければ2023年7月頃に開始される見込みです。

そうした中、太平洋島嶼国の日本に対する信頼が揺らいでいます。大国による核実験や核廃棄物の海洋投棄によってさんざん被害を受けてきたと感じている島嶼国の人々の対日感情が、処理水放出計画で悪化しているためです。

さらに悪いことに、日本の計画は太平洋への覇権拡大を狙う中国にとって格好の攻撃材料になっており、この地域の民主主義国家の団結にひびが入りかねない状況なのです。

大国の「核」に脅かされ続けてきた島国の人々が今回の計画に反発する歴史的な経緯を振り返り、処理水の海洋放出が太平洋の安全保障におよぼす影響を検証します。ご一読ください。


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