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歌手の世界(強偏向)

本棚から見つけた昔の本を紹介します。
第2回目は「歌手の世界」です。ものすごく偏ってますが。

甲斐よしひろ『稲妻日記』(昭和63年3月10日初版第3刷)

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正しい書名は『甲斐よしひろスパーキング・エッセイ 稲妻日記』です。
真っ赤です。スパーキング。
NHK・FMの「サウンド・ストリート」で甲斐よしひろが話したものから構成された本です。1983年〜85年放送分だそうです。
このラジオ番組、高校の時から聴いていた記憶がありますが、1983年というと私はもう二十歳過ぎですね。
甲斐よしひろが自分の曲や歌詞の話、映画の話、本の話、なんかくだらない話をしてくれるので毎週聴いてました。

甲斐よしひろ『稲妻日記 PART2』(昭和63年6月1日初版第1刷)

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スパーキング・エッセイその2です。
PART2は真っ黒スパーキング。
こちらは1985年〜87年放送分からの構成です。最終回までですね。
書いてて思い出しましたが、途中で甲斐よしひろはお休みして誰か、烏丸せつこだったかがやっていたような記憶がうっすらあります。

ラジオでの甲斐よしひろはあまり若い者を煽るようなことは言わなかったと思います。番組の最終回の別れの言葉が「地道にみんなやろ」でした。

亀和田武。『愛を叫んだ獣。』(昭和61年6月30日第1刷)

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亀和田武が甲斐バンドについて書いたエッセイをまとめたものです。書き下ろしも多数収録しています。
評論やらコンサートの感想やらあるのですが、目次を見ていたら「ハンセン&ブロディ組のパフォーマンス・センス」の見出しが。なんじゃこりゃ?と初出を見ると「別冊ビッグレスラー'83年1月号」。プロレス雑誌じゃんか。
読むと、全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦の観戦記に「自分は甲斐バンドが好きだ」って話を織り込んだものでした。
1982年12月13日蔵前国技館(蔵前!)で行われた最強タッグの最終戦はザ・ファンクス対ハンセン、ブロディ組で、ハンセン組の反則負けで、ザ・ファンクスが逆転優勝を決めたそうです。そうだったのか。おめでとうドリーテリー。血まみれだったそうだけど。

えのきどいちろう編『井上陽水全発言』(1994年2月15日第1刷)

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えのきどいちろうと井上陽水の組み合わせでもう面白そうですよね。
本体は井上陽水の発言を集めたものですが、編者あとがきで5ページくらいえのきどいちろうの文章が載ってます。
「井上陽水という人は大傑作である。」から始まって、自分が井上陽水にインタビューして、なぜかえのきどいちろうの母親が経営している喫茶店に井上陽水が来ることになったエピソードを書き、「この本を作ることが出来て僕はとても嬉しい」と締めています。
割と最近の本だと思っていましたが、計算したら27年も前の本でした。歳とるわけだ。

というわけで今回は歌手関係の本4冊ご紹介しました。
それではみなさんごきげんようさようなら。

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